JPS5921031Y2 - 信用限度表 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は信用限度衣の改良に係り、改さ゛んを完全に防
止しうる信用限度衣に関する。

近年、クレジットカードの著しい普及に伴い、該カード
による融資システム、物品購入等が盛んであるが、かが
るカード利用の流通機構はカード保有者一般に対する金
融機関、販売店等における信頼関係の上に成り立ってい
るものであり、一度、カード保有者が詐欺的行為に出る
と随所に混乱を生ずるのが一般である。

特に、カード所有者が該カードと一体となっている限度
表に記入されている金額欄の数字を改ざんした場合には
少なからざる混乱を生ずる結果となる。

従来、ががる結果を防止するため、例えばカード保有者
がインク消しを用いると用紙が発色するというような方
法も提示されてはいるが、分散された金融機関、販売店
等において使用される筆記具には様々なものがありうる
一方、改ざん者の手口は極めて巧妙なる故、かかる方法
によっては使用額の改ざんを完全には防止しえなかった
。

本考案は、従来の限度表におけるかかる難点を極めて簡
単且つ確実に除去するものである。

図により本考案の一実施例を説明すると、第１図は本考
案に係る信用限度衣の平面図であって、通常の信用限度
衣の右端に与信残数字１と使用金額数字２とを設けたも
のである。

本実施例においては、限度額二十万円で金融機関から融
資を受ける場合を例示している。

与信残数字１は２０より順に１宛減少させて１まで上方
から下方に向けて記載してあり、使用金額数字２は１よ
り２０まで上方から下方に向けて各与信残数字１に対向
させて記載しである。

而して、与信残数字１と使用金額数字２との境界には切
取りミシン目線ａを穿設してあり、各使用金額数字２間
には切取りミシン目線すを穿設しである。

使用に当っては、取扱金融機関等において、通常の限度
表におけるように取扱年月日、取扱金融機関名、金額等
を記入し、捺印すると同時に、金額欄に記入した金額と
同額の万円数に当たる使用金額数字２の欄の数を切取り
ミシン目線ａ、 ｌ）により切り取る。

すなわち、使用金額数字２の最後に取られた数字が当該
カード保有者に対してそれぞれ貸し付けた金額の累計を
表わすことになる。

而して、使用金額数字２切り取り後、最上部にある使用
金額数字の左側に表示されている与信残数字１が当該カ
ード保有者が、今後借りられる金額の限度を示すことと
なる。

本考案は上述の構成を有し、切取りミシン目線ａ、
ｌ）により与信された都度、信用限度衣の一部を物理的
に破壊してしまうため、カード保有者が使用金額を改さ
゛んすることは全く不可能であり、又、最上段の使用金
額数字２の隣りの与信残数字１を見るだけで、当該カー
ド保有者の与信残高か分かるから、金融機関等によって
も、カード保有者にとっても便利であるという顕著な効
果を有する。

【図面の簡単な説明】

図は本考案の一実施例を表し、第１図は平面図である。 図の主要な部分を表わす符号の説明、１・・・・・・与
信残数字、２・・・・・・使用金額数字、ａ、 ｌ）
・・・・・・切取りミシン目線。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 信用限度額より万円単位で減少する与信残数字の外側に
   、切取りミシン目線を介して与信限度額まで万円単位で
   増加する使用金額数字を該数字相互間に用紙端辺にまで
   達する切取りミシン目線を介在させて設けたことを特徴
   とする信用限度衣。