JPS59208460A - 癌罹病に由来する細胞からの高ラジカルの発生を検知する方法 - Google Patents
癌罹病に由来する細胞からの高ラジカルの発生を検知する方法Info
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- JPS59208460A JPS59208460A JP8365183A JP8365183A JPS59208460A JP S59208460 A JPS59208460 A JP S59208460A JP 8365183 A JP8365183 A JP 8365183A JP 8365183 A JP8365183 A JP 8365183A JP S59208460 A JPS59208460 A JP S59208460A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はガンの診断の際に用いて好適な測定方法に関し
、特に生体外(in VitrO)において細胞とヘマ
トポルフィリンとの結合度合を測定する方法に関するも
のである。
、特に生体外(in VitrO)において細胞とヘマ
トポルフィリンとの結合度合を測定する方法に関するも
のである。
急増しつつあるガンの診断法として最近脚光を浴びてき
たものの1つに光感受性物質とレーザー光線を用いた方
法がある。これは、腫瘍に親和性を有した光感受性物質
を静脈内投与し、長vf間かけて腫瘍に蓄積させた後、
レーザ光線を患部に照射し、例えばレーザ光照射によっ
てヘマトポルフィリンが発生する蛍光を観察することに
より、腫瘍を判別するものである。
たものの1つに光感受性物質とレーザー光線を用いた方
法がある。これは、腫瘍に親和性を有した光感受性物質
を静脈内投与し、長vf間かけて腫瘍に蓄積させた後、
レーザ光線を患部に照射し、例えばレーザ光照射によっ
てヘマトポルフィリンが発生する蛍光を観察することに
より、腫瘍を判別するものである。
ところが、この方法は生体内(in vivo )での
測定であり、蓄積までに3日間程度必要であり患者の苦
痛はもちろんのこと、多くの手間がかかつていた。
測定であり、蓄積までに3日間程度必要であり患者の苦
痛はもちろんのこと、多くの手間がかかつていた。
本発明は上述した点に鑑みてなされたものであり、ヘマ
トポルフィリンのガン細胞及びリンパ球による摂取率が
高いことに着目し、ヘマトポルフィリンと細胞との結合
の度合を正確に測定することのできる方法を提供するこ
とにより、ガンの診断容易ならしめることを目的として
いる。
トポルフィリンのガン細胞及びリンパ球による摂取率が
高いことに着目し、ヘマトポルフィリンと細胞との結合
の度合を正確に測定することのできる方法を提供するこ
とにより、ガンの診断容易ならしめることを目的として
いる。
本発明にかかる方法は、取出された細胞又は組織にヘマ
トポルフィリンを混入し、標識化されているヘマトポル
フィリンの量を測定するようにしたことを特徴としてい
る。以下、本発明を詳述する。
トポルフィリンを混入し、標識化されているヘマトポル
フィリンの量を測定するようにしたことを特徴としてい
る。以下、本発明を詳述する。
第1図はヘマトポルフィリンの構造式を示す。
ヘマトポルフィリンは光照射を受けるとπ−カチオン
ラジカルを生成し、このラジカルを電子スピン共鳴装置
(ESR装置)で測定することができる。第2図は上記
ラジカルのESRスペクトルの測定例を示し、q値は2
.0015である。第3図は、ヘマトポルフィリンのリ
ン酸バッファ溶液約100μ込に光(紫外線)を照射し
て測定したESRスペクトル強度と希釈濃度との関係を
示しており、高濃度領域に飽和現象がみられるものの、
全体としてヘマトポルフィリン濃度とESR信号強度と
の間に良好な直線関係が存在することが分る。尚、測定
は、室温では感度が低下するため、−100℃の低温で
行われている。
ラジカルを生成し、このラジカルを電子スピン共鳴装置
(ESR装置)で測定することができる。第2図は上記
ラジカルのESRスペクトルの測定例を示し、q値は2
.0015である。第3図は、ヘマトポルフィリンのリ
ン酸バッファ溶液約100μ込に光(紫外線)を照射し
て測定したESRスペクトル強度と希釈濃度との関係を
示しており、高濃度領域に飽和現象がみられるものの、
全体としてヘマトポルフィリン濃度とESR信号強度と
の間に良好な直線関係が存在することが分る。尚、測定
は、室温では感度が低下するため、−100℃の低温で
行われている。
第4図は、ESR装置を用いて本発明にかかる3一
方法を実7I!!iする際の手順を示す流れ図である。
(1)被検細胞(例えばリンパ球)を用意し、(2)こ
れを例えば0.005モルのへマドポルフィリン50μ
込と混合し、(3)37℃で約10分インキコベートし
、(4)5分間1500rr1m、で遠心分離してリン
パ球のみ取り出して生理食塩水にて洗浄し、(5)洗浄
後、リンパ球を300μ込の生理食塩水に浮遊させた状
態でEl装置に導入し、光(紫外線)照射しつつ定量測
定する。
れを例えば0.005モルのへマドポルフィリン50μ
込と混合し、(3)37℃で約10分インキコベートし
、(4)5分間1500rr1m、で遠心分離してリン
パ球のみ取り出して生理食塩水にて洗浄し、(5)洗浄
後、リンパ球を300μ込の生理食塩水に浮遊させた状
態でEl装置に導入し、光(紫外線)照射しつつ定量測
定する。
第5図は赤面球系腫瘍細胞に562について−F記手順
で測定した時の、細胞数とESR信号の相対強度との関
係を示す。細胞数と相対強度との間には良好な直線関係
があることが分る。
で測定した時の、細胞数とESR信号の相対強度との関
係を示す。細胞数と相対強度との間には良好な直線関係
があることが分る。
第6図は正常健康者のマクロファージによる貧食作用の
影響を調べたものである。図中黒丸はリンパ球中にマク
ロファージが混在している場合について第4図の手順で
測定した結果を示し、白丸はマクロファージを完全に除
去した場合である。
影響を調べたものである。図中黒丸はリンパ球中にマク
ロファージが混在している場合について第4図の手順で
測定した結果を示し、白丸はマクロファージを完全に除
去した場合である。
マクロファージの存在がヘマトポルフィリンのり=4−
ンバ球中への摂取量を高めることが明らかである。
これは、マクロファージによるヘマトポルフィリンの貧
食作用によるものと考えられる。そこで正確を期するた
めには、測定に際しては、マクロファージを例えばシリ
カゲル等で除去したリンパ球又は細胞を用いることが望
ましい。
食作用によるものと考えられる。そこで正確を期するた
めには、測定に際しては、マクロファージを例えばシリ
カゲル等で除去したリンパ球又は細胞を用いることが望
ましい。
第7図は、第4図の手順に従って測定した正常健康者(
下)とガン患者(上)のリンパ球についてのESRスペ
クトルを示す。ガン患者は、正常者に対し約2倍の強度
となっている。
下)とガン患者(上)のリンパ球についてのESRスペ
クトルを示す。ガン患者は、正常者に対し約2倍の強度
となっている。
第8図は、正常健康者7名、ガン患者(卵巣ガン、子宮
ガン及び消化器系ガン)19名、HBB炎患者6名の各
々のリンパ球と、前記に562及び膵ガンセルラインで
あるHGC−25について第4図の手順で測定した測定
結果を示す。
ガン及び消化器系ガン)19名、HBB炎患者6名の各
々のリンパ球と、前記に562及び膵ガンセルラインで
あるHGC−25について第4図の手順で測定した測定
結果を示す。
ガン患者の平均値は2.04.l5D0.86であり、
正常健康者の平均値0.74.l5D0゜28に比し極
めて大きく、はっきりと区別することが可能である。
正常健康者の平均値0.74.l5D0゜28に比し極
めて大きく、はっきりと区別することが可能である。
ガンの培養細胞であるに562及びl−I G G −
25も伴に正常健康者に比し極めて高い値を示した。
25も伴に正常健康者に比し極めて高い値を示した。
従って、上記第4図の手順によって細胞とヘマトポルフ
ィリンとの結合の度合を定量的に測定すれば、その測定
結果に基づいて患者がガンであるか否かを正確に判別す
ることが可能である。
ィリンとの結合の度合を定量的に測定すれば、その測定
結果に基づいて患者がガンであるか否かを正確に判別す
ることが可能である。
又、非ガン性疾患であるHB感感想患者平均値0.74
.l5D0.22と正常健康者との間には差はほとんど
認められなかった。
.l5D0.22と正常健康者との間には差はほとんど
認められなかった。
以上詳述した如く本発明によれば、細胞とへマドポルフ
ィリンとの結合度合を測定する方法が提供されるため、
その測定結果に基づきガンの診断を精度良く行うことが
可能となる。
ィリンとの結合度合を測定する方法が提供されるため、
その測定結果に基づきガンの診断を精度良く行うことが
可能となる。
尚、上述した実施例ではESR装置を用いてヘマトポル
フィリンの試料を測定したが、ヘマトポルフィリンを標
識化して検出できる装置であれば他の手段を用いること
も可能であり、例えば予め放射性同位元素によって標識
化したヘマトポルフィリンを用い、第4図における(5
)のステップにおいて放射線検出器を用いてヘマトポル
フィリンの量を測定するようにしても良いことは言うま
でもない。
フィリンの試料を測定したが、ヘマトポルフィリンを標
識化して検出できる装置であれば他の手段を用いること
も可能であり、例えば予め放射性同位元素によって標識
化したヘマトポルフィリンを用い、第4図における(5
)のステップにおいて放射線検出器を用いてヘマトポル
フィリンの量を測定するようにしても良いことは言うま
でもない。
第1図はへマドポルフィリンの構造を示す図、第2図は
へマドポルフィリンのESRスペクトルの一例を示す図
、第3図はへマドポルフィリン濃度と電子スピン共鳴信
号相対強度どの関係を示す図、第4図は本発明にかかる
方法を実施するための手順を示ず流れ図、第5図は赤面
球系腫瘍細胞に562について上記手順で測定した時の
、細胞数とESR信号の相対強度との関係を示す図、第
6図は正常健康者のマクロファージによる貧食作用の影
響を調べた結果を示す図、第7図は第4図の手順に従っ
て測定した正常健康者(下)とガン患者(上)のリンパ
球についてのESRスペクトルを示す図、第8図は正常
健康者、ガン患者、1」B肝炎患者の各々のリンパ球と
、K562及びHGC−25について第4図の手順で測
定した測定結果を示す図である。 7− 手続補正書 く自利 1.事件の表示 昭和58年特許願第83651号 2、発明の名称 m胞とヘマトポルフィリンの結合度合を測定する方法 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住所 東京都昭島市中神町1418番地(T E L
0425 (43) 1165)4、補正の対象 明細書全文 5、補正の内容 (1)明細書全文を別紙の通り補正する。 以 上 訂 正 明 細 書 1、発明の名称 細胞に関J−る6監別テスト 2、特許請求の範囲 3、発明の詳細な説明 [産業上の利用分野] 本発明は細胞に関する鑑別テストに関し、特に癌の診断
の際に用いて好適な鑑別テストに関づるものである。 [従来の技術] 急増しつつある癌の診断法として最近脚光を浴びてきた
ものの1つに光感受性物質とレーザー光線を用いた方法
がある。これは、腫瘍に親和性を右した光感受性物質を
静脈内投与し、長時間かけて腫瘍に蓄積させた後、レー
ザ光線を患部に照射し、例えばレーザ光照射によってヘ
マトポルフィリンが発生する蛍光を観察することににす
、腫瘍を判別覆るものである。 [発明が解決しようどする問題点] ところが、この方法は生体内(in vivo )での
測定であり、蓄積までに3日間程度必要で患者の苦痛は
勿論のこと多くの手間がかかっていた。 [問題点を解決するための手段] 本発明者は、被験者から取出した細胞にヘマトポルフィ
リンを添加し、インキコベ−1・後細胞のみを分離し、
分離した細胞に含まれるラジカルの量を電子スピン共鳴
装閥を用いて測定することにより、癌に関する鑑別を行
うことができることを見出した。 従って本発明は、生体外(in vitro)において
実施することができ、癌の診断に利用できる鑑別−]− テストを提供するものである。以下、本発明を詳述する
。 [実施例] 第1図はへマドポルフィリンの構造式を示づ。 ヘマトポルフィリンは光照射を受けるとπ−カチオン
ラジカルを生成し、このラジカルを電子スピン共鳴装置
(ESR装置)で測定することができる。第2図は上記
ラジカルのESRスペクトルの測定例を示し、q値は2
.0015である。第3図は、ヘマトポルフィリンのリ
ン酸バッファ溶液約100μ込に光(紫外#りを照射し
て測定したESRスペクトル強度と希釈濃度との関係を
示しており、高濃度領域に飽和現象がみられるものの、
全体としてヘマ[−ポルフィリン濃度とFSR信丹強度
との間に良好な直線関係が存在することが分る。尚、測
定は、室温では感度が低下するため、−100℃の低温
で行われている。 第4図は、ESR装置を用いて本発明にかかる方法を実
施する際の手順を示す流れ図である。 (1)被検者からIII胞(例えばリンパ球)を取出−
3−鼎 2− し、(2〉これを例えば0.005モルのヘマトポルフ
ィリン50μg、と混合し、(3)37℃で約10分イ
ンキュベートし、(/I)5分間1500 ppm、で
遠心分離して細胞のみ取り出して生理食塩水にて洗浄し
、(5)洗浄後細胞を3001t 9゜の生理食塩水に
浮遊させた状態でESR装買に導入し、光(紫外線)照
射しつつ定量測定する。 第5図は赤血球系肝癌細胞K 562について上記手順
で測定した時の、細胞数と1SR信号の相対強度との関
係を示づ゛。mIII数と相対強度との間には良好な直
線関係があることが分る。 第6図は正常健康者のマクロファージにJ:る貧食作用
の影響を調べたものである。図中黒丸はリンパ球中にマ
クロファージが混在している場合について第4図の手順
で測定した結果を示し、白丸はマクロファージを完全に
除去した場合である。 マクロファージの存在がヘマトポルフィリンのリンパ球
中への摂取量を高めることが明らかである。 これは、マクロファージによるヘマトポルフィリンの貧
食作用によるものと考えられる。そこで正、
−4− 確を期するためには、測定に際しては、マクロファージ
を例えばシリカゲル等で除去したリンパ球又は細胞を用
いることが望ましい。 第7図は、第4図の手順に従って測定した正常健康者(
下)と癌患者(上)のリンパ球についてのESRスペク
トルを示す。癌患者のリンパ球が示す強度は、正常者の
リンパ球が示す強度の約2倍となっている。 第8図は、正常健康者7名、癌患者(卵巣癌。 子宮癌及び消化器系癌)19名、HB肝炎患者6名の各
々のリンパ球と、前記に562及び膵癌セルラインであ
るHGC−25について第4図の手順で測定した測定結
果を示す。 癌患者の強度平均値は2.04.1SDO,,86であ
り、正常健康者の平均値0.74.l5DO028に比
し極めて大きく、はっきりと区別することが可能である
。 癌の培養細胞であるに562及びHGC−25も、共に
正常健康者に比し極めて高い値を示した。 一方、非癌性疾患であるHB肝炎患者は、平均値0.7
/l、13r)0.22と正常健康者との間には差はほ
と/υど認められなかった。 従って、上記第4図の手順によってリンパ球又は細胞に
含まれるラジカルmを測定寸れば、その測定結果に基づ
いて被検者が癌であるか否かを正確に判別することが可
能である。 以上詳述した如く本発明によれば、生体外(invit
ro)において実施することができるヘマトポルフィリ
ンを用いた細胞に関する鑑別テストが提供されるため、
その測定結果に基づき癌の診断を正確に行うことが可能
となる。 4、図面の簡単な説明 第1図はへマドポルフィリンの構造を示す図、第2図は
へマドポルフィリンのFSRスペクトルの一例を示す図
、第3図はへマドポルフィリン濃度ど電子スピン共鳴信
号相対強面との関係を示す図、第4図は本発明にかかる
方法を実施するための手順を示す流れ図、第5図は赤血
球系腫瘍細胞に562について上記手順で測定した時の
、細胞数とESR信号の相対強度との関係を示す図、第
5− 6図は正常健康者のマクロファージによる貧食作用の影
響を調べた結果を示す図、第7図は、第4図の手順に従
って測定した正常健康者(下)と癌患者(上)のリンパ
球についてのESRスペクトルを示す図、第8図は、正
常健康者、癌患者、11B肝炎患者の各々のリンパ球と
、K2O2及び1」GC−25について第4図の手順で
測定した測定結果を示す図である。 特許出願人 日本電子株式会社 代表者 伊脛 −夫 株式会社 スベシアル レファレンス ラボラトリ−代表者 藤1
)稽治 6−
へマドポルフィリンのESRスペクトルの一例を示す図
、第3図はへマドポルフィリン濃度と電子スピン共鳴信
号相対強度どの関係を示す図、第4図は本発明にかかる
方法を実施するための手順を示ず流れ図、第5図は赤面
球系腫瘍細胞に562について上記手順で測定した時の
、細胞数とESR信号の相対強度との関係を示す図、第
6図は正常健康者のマクロファージによる貧食作用の影
響を調べた結果を示す図、第7図は第4図の手順に従っ
て測定した正常健康者(下)とガン患者(上)のリンパ
球についてのESRスペクトルを示す図、第8図は正常
健康者、ガン患者、1」B肝炎患者の各々のリンパ球と
、K562及びHGC−25について第4図の手順で測
定した測定結果を示す図である。 7− 手続補正書 く自利 1.事件の表示 昭和58年特許願第83651号 2、発明の名称 m胞とヘマトポルフィリンの結合度合を測定する方法 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住所 東京都昭島市中神町1418番地(T E L
0425 (43) 1165)4、補正の対象 明細書全文 5、補正の内容 (1)明細書全文を別紙の通り補正する。 以 上 訂 正 明 細 書 1、発明の名称 細胞に関J−る6監別テスト 2、特許請求の範囲 3、発明の詳細な説明 [産業上の利用分野] 本発明は細胞に関する鑑別テストに関し、特に癌の診断
の際に用いて好適な鑑別テストに関づるものである。 [従来の技術] 急増しつつある癌の診断法として最近脚光を浴びてきた
ものの1つに光感受性物質とレーザー光線を用いた方法
がある。これは、腫瘍に親和性を右した光感受性物質を
静脈内投与し、長時間かけて腫瘍に蓄積させた後、レー
ザ光線を患部に照射し、例えばレーザ光照射によってヘ
マトポルフィリンが発生する蛍光を観察することににす
、腫瘍を判別覆るものである。 [発明が解決しようどする問題点] ところが、この方法は生体内(in vivo )での
測定であり、蓄積までに3日間程度必要で患者の苦痛は
勿論のこと多くの手間がかかっていた。 [問題点を解決するための手段] 本発明者は、被験者から取出した細胞にヘマトポルフィ
リンを添加し、インキコベ−1・後細胞のみを分離し、
分離した細胞に含まれるラジカルの量を電子スピン共鳴
装閥を用いて測定することにより、癌に関する鑑別を行
うことができることを見出した。 従って本発明は、生体外(in vitro)において
実施することができ、癌の診断に利用できる鑑別−]− テストを提供するものである。以下、本発明を詳述する
。 [実施例] 第1図はへマドポルフィリンの構造式を示づ。 ヘマトポルフィリンは光照射を受けるとπ−カチオン
ラジカルを生成し、このラジカルを電子スピン共鳴装置
(ESR装置)で測定することができる。第2図は上記
ラジカルのESRスペクトルの測定例を示し、q値は2
.0015である。第3図は、ヘマトポルフィリンのリ
ン酸バッファ溶液約100μ込に光(紫外#りを照射し
て測定したESRスペクトル強度と希釈濃度との関係を
示しており、高濃度領域に飽和現象がみられるものの、
全体としてヘマ[−ポルフィリン濃度とFSR信丹強度
との間に良好な直線関係が存在することが分る。尚、測
定は、室温では感度が低下するため、−100℃の低温
で行われている。 第4図は、ESR装置を用いて本発明にかかる方法を実
施する際の手順を示す流れ図である。 (1)被検者からIII胞(例えばリンパ球)を取出−
3−鼎 2− し、(2〉これを例えば0.005モルのヘマトポルフ
ィリン50μg、と混合し、(3)37℃で約10分イ
ンキュベートし、(/I)5分間1500 ppm、で
遠心分離して細胞のみ取り出して生理食塩水にて洗浄し
、(5)洗浄後細胞を3001t 9゜の生理食塩水に
浮遊させた状態でESR装買に導入し、光(紫外線)照
射しつつ定量測定する。 第5図は赤血球系肝癌細胞K 562について上記手順
で測定した時の、細胞数と1SR信号の相対強度との関
係を示づ゛。mIII数と相対強度との間には良好な直
線関係があることが分る。 第6図は正常健康者のマクロファージにJ:る貧食作用
の影響を調べたものである。図中黒丸はリンパ球中にマ
クロファージが混在している場合について第4図の手順
で測定した結果を示し、白丸はマクロファージを完全に
除去した場合である。 マクロファージの存在がヘマトポルフィリンのリンパ球
中への摂取量を高めることが明らかである。 これは、マクロファージによるヘマトポルフィリンの貧
食作用によるものと考えられる。そこで正、
−4− 確を期するためには、測定に際しては、マクロファージ
を例えばシリカゲル等で除去したリンパ球又は細胞を用
いることが望ましい。 第7図は、第4図の手順に従って測定した正常健康者(
下)と癌患者(上)のリンパ球についてのESRスペク
トルを示す。癌患者のリンパ球が示す強度は、正常者の
リンパ球が示す強度の約2倍となっている。 第8図は、正常健康者7名、癌患者(卵巣癌。 子宮癌及び消化器系癌)19名、HB肝炎患者6名の各
々のリンパ球と、前記に562及び膵癌セルラインであ
るHGC−25について第4図の手順で測定した測定結
果を示す。 癌患者の強度平均値は2.04.1SDO,,86であ
り、正常健康者の平均値0.74.l5DO028に比
し極めて大きく、はっきりと区別することが可能である
。 癌の培養細胞であるに562及びHGC−25も、共に
正常健康者に比し極めて高い値を示した。 一方、非癌性疾患であるHB肝炎患者は、平均値0.7
/l、13r)0.22と正常健康者との間には差はほ
と/υど認められなかった。 従って、上記第4図の手順によってリンパ球又は細胞に
含まれるラジカルmを測定寸れば、その測定結果に基づ
いて被検者が癌であるか否かを正確に判別することが可
能である。 以上詳述した如く本発明によれば、生体外(invit
ro)において実施することができるヘマトポルフィリ
ンを用いた細胞に関する鑑別テストが提供されるため、
その測定結果に基づき癌の診断を正確に行うことが可能
となる。 4、図面の簡単な説明 第1図はへマドポルフィリンの構造を示す図、第2図は
へマドポルフィリンのFSRスペクトルの一例を示す図
、第3図はへマドポルフィリン濃度ど電子スピン共鳴信
号相対強面との関係を示す図、第4図は本発明にかかる
方法を実施するための手順を示す流れ図、第5図は赤血
球系腫瘍細胞に562について上記手順で測定した時の
、細胞数とESR信号の相対強度との関係を示す図、第
5− 6図は正常健康者のマクロファージによる貧食作用の影
響を調べた結果を示す図、第7図は、第4図の手順に従
って測定した正常健康者(下)と癌患者(上)のリンパ
球についてのESRスペクトルを示す図、第8図は、正
常健康者、癌患者、11B肝炎患者の各々のリンパ球と
、K2O2及び1」GC−25について第4図の手順で
測定した測定結果を示す図である。 特許出願人 日本電子株式会社 代表者 伊脛 −夫 株式会社 スベシアル レファレンス ラボラトリ−代表者 藤1
)稽治 6−
Claims (3)
- (1)取出された細胞又は組織にヘマトポルフィリンを
混入し、標識化されているヘマトポルフィリンの量を測
定するようにした細胞とへマドポルフィリンの結合度合
を測定する方法。 - (2)混入後へ71ヘボルフイリンに光を照射し、光照
射により生成されたラジカルを標識として電子スピン共
鳴により宝船測定するようにした特許請求の範囲第1項
記載の測定方法。 - (3)ヘマトポルフィリンは予め放射性同位体によって
標識化されており、細胞又は組織との混入後放射線検出
手段により定量測定するようにした特許請求の範囲第1
項記載の測定方法。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8365183A JPS59208460A (ja) | 1983-05-13 | 1983-05-13 | 癌罹病に由来する細胞からの高ラジカルの発生を検知する方法 |
US06/608,996 US4696905A (en) | 1983-05-13 | 1984-05-10 | Method for diagnosing cancer using ESR |
EP84105337A EP0125651B1 (en) | 1983-05-13 | 1984-05-11 | A method for detecting cancerous cells |
DE198484105337T DE125651T1 (de) | 1983-05-13 | 1984-05-11 | Verfahren zum nachweis von krebszellen. |
DE8484105337T DE3483493D1 (de) | 1983-05-13 | 1984-05-11 | Verfahren zum nachweis von krebszellen. |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8365183A JPS59208460A (ja) | 1983-05-13 | 1983-05-13 | 癌罹病に由来する細胞からの高ラジカルの発生を検知する方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59208460A true JPS59208460A (ja) | 1984-11-26 |
JPH0213270B2 JPH0213270B2 (ja) | 1990-04-03 |
Family
ID=13808350
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8365183A Granted JPS59208460A (ja) | 1983-05-13 | 1983-05-13 | 癌罹病に由来する細胞からの高ラジカルの発生を検知する方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59208460A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6025452A (ja) * | 1983-07-23 | 1985-02-08 | Supeshiaru Refuarensu Lab:Kk | 罹癌患者由来のリンパ球の測定方法 |
JPS60135765A (ja) * | 1983-12-23 | 1985-07-19 | Jeol Ltd | 癌罹病由来のリンパ球の測定方法 |
JPS62182663A (ja) * | 1985-10-23 | 1987-08-11 | Nippon Mejifuijitsukusu Kk | 放射性金属標識癌診断剤 |
-
1983
- 1983-05-13 JP JP8365183A patent/JPS59208460A/ja active Granted
Non-Patent Citations (3)
Title |
---|
BIO CHEM BIOPHYS RES COMMUN=1977 * |
PHOTOBIO CHEM PHOTOBIO PHRS=1982 * |
PHOTOBIO CHEM PHOTOBIO PHRS=1983 * |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6025452A (ja) * | 1983-07-23 | 1985-02-08 | Supeshiaru Refuarensu Lab:Kk | 罹癌患者由来のリンパ球の測定方法 |
JPH0249663B2 (ja) * | 1983-07-23 | 1990-10-30 | Esu Aaru Eru Kk | |
JPS60135765A (ja) * | 1983-12-23 | 1985-07-19 | Jeol Ltd | 癌罹病由来のリンパ球の測定方法 |
JPH035551B2 (ja) * | 1983-12-23 | 1991-01-25 | Nippon Denshi Kk | |
JPS62182663A (ja) * | 1985-10-23 | 1987-08-11 | Nippon Mejifuijitsukusu Kk | 放射性金属標識癌診断剤 |
JPH0424661B2 (ja) * | 1985-10-23 | 1992-04-27 | Nippon Mejifuijitsukusu Kk |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0213270B2 (ja) | 1990-04-03 |
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