JPS5920842A - 核磁気共鳴分光分析装置を作業する方法 - Google Patents

核磁気共鳴分光分析装置を作業する方法

Info

Publication number
JPS5920842A
JPS5920842A JP4404483A JP4404483A JPS5920842A JP S5920842 A JPS5920842 A JP S5920842A JP 4404483 A JP4404483 A JP 4404483A JP 4404483 A JP4404483 A JP 4404483A JP S5920842 A JPS5920842 A JP S5920842A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pulse
radio frequency
spin
spins
sequence
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4404483A
Other languages
English (en)
Inventor
デヴイツド・テ−・ペツグ
デヴイツド・エム・ドツドリ−ル
エム・ロビン・ベンド−ル
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
GURIFUISU UNIV
Original Assignee
GURIFUISU UNIV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by GURIFUISU UNIV filed Critical GURIFUISU UNIV
Publication of JPS5920842A publication Critical patent/JPS5920842A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は核磁気共鳴(NMR)試験で化学構造情報を決
定するため2つの異種核スピン系へ適用しうるラジオ周
波数パルスの新規シーケンスに関する。生ずるNMRス
ペクトルにより2つの核スピンの化学的状態に関する情
報および2つの核スピンが見出される化合物の構造に関
する情報が得られる。 この明細書に使用する技術用語はNMRの文献に常用さ
れる。しかしこの用語の例はこの明細書に引用される出
願人の最近の刊行物に見出すことができる。 本発明は1つのパルスシーケンス内の2つの現象の組合
せである。第1はポーラリゼーショントランスファーの
現象である。これはJour−nal of Magn
etic Resonance 44 、32(198
1)にPegg等により、Journal of Ma
fngnetic Res−onance 45,8(
1981)にBendnll等によりおよびこの2つの
文献に他の著者により記載される。第2現象は2重回転
フレーム断面内における2つの異種核系の相関連動であ
る。この相関連動は最近特殊な系に関してBendal
l等によりJournal of Magnetic 
Resonance 46,43(1982)に記載さ
り、、さらに他の特殊系に関してBendall等によ
りJournal of Magnetic Re−g
onance(1983)に記載される。 本発明によるパルスシーケンスの1例は次のとおりであ
る: π/2〔S、x〕−l/2J−π/2〔I〕〔S〕−l
/2J−θ〔S,y〕π〔I〕 −l/2J−(アクワ
イヤ(acquire)I、場合によりデカプリング) このパルスシーケンスはJ結合スピン系ISm(nは整
数)のすべてに適用され、ここに1およびSは1/2ス
ピン粒子である。π/2〔S、x〕は2重回転フレーム
のX軸上でSスピンに適用される90°ラジオ周波数パ
ルスを表わす。θパルスは要求する結果に応じて変化し
うるパルスである。Jは異種核■とSの間のスカラー結
合定数である。 そのもつとも簡単な形(■およびSパルスが共鳴)の場
合、本発明のパルスシーケンスは下記のとおりである: π/2[S,x]−l/2J−π/2〔I〕−l/2J
−θ〔S,y〕−l/2J−(アクワイヤI、場合によ
りデカプリングS)このように本発明は時間間隔によっ
て分離され、異種核のスカラー結合相互作用が生じうる
時間間隔が続く3つのシーケンスパルスの適用にある。 第1時間間隔の間Sスピンは第2固有状態にあるIスピ
ンとの異種核スカラー結合相互作用を介して(2J)^
−^1秒の時間才差運動することができる。次にIスピ
ンも横断面内に配置され、異種核スカラー結合相互作用
により(2J)−1秒の第2時間間隔の間才差運動する
ことができる。最後にSスピンは部分的または完全に横
断面からz軸へ回転され、Iスピンが異種核スカラー結
合相互作用を介して第3の(2J)−1秒の時間間隔の
間発生し、この時間の後に1スピンから信号が得られる
。デカプリングスペクトルまたは結合スペクトルを得る
ことができる。 非共鳴時の化学シフトに基くSスピンの才差運動を最初
の2つの(2J)−1秒時間間隔の間に再フォーカシン
グし、化学シフトに基くIスピンの才差運動を最後の2
つの(2J)−1秒時間間隔の間に再フォーカシングし
なければならない。 本発明の範囲には前記3つの(2J)−1秒時間間隔を
保持する本発明のパルスシーケンスの前記例のすべての
変化が含まれる。たとえば、(a)パルス位相の位相循
環をスペクトル改善のため使用することができる(たと
えば求積法検出またはたとえばBodenhausen
等によるJour−nal of Magnetic 
Resonance 27,511(1977)に記載
の方法)。 (b)最初のH[S、x〕パルスまたは最後のθ〔S、
y〕パルスのいずれかの位相変化をスペクトル改善のた
め使用し、次に交互スキャンの控除が続く。 (c)I核の前照射または最初のπ/2〔I〕−l/2
J−π〔I〕パルスシーケンスの使用による自然■−磁
化の前飽和をスペクトル改善のため使用することができ
る。 (d)再フォーカシングパルスπ〔S〕、π〔I〕を使
用せず、または各(2J)−1秒間隔の中心に置くこと
ができる。ゲートしたデカプリングを使用する化学シフ
トの再フォーカシングは最初または最後の自由才差運動
時間のためにこの時間を2倍にして使用することができ
る。たとえばゲートデカプリングを最初および最後の自
由才差運動時間の両方に使用する場合、パルスシーケン
スは π/2〔S■■l■il/2Jの時間Iをデカプリング)
,π〔S〕−l/2J−π/2〔I〕−l/4J−π〔
I〕π〔S〕−l/4J−θ〔S,y〕−l/2J−π
〔I〕,(l−2Jの時間Sをデカプリング),(アク
ワイヤI、場合によりSデカプリング)デカプリングは
他の自由才差運動時間の中心に使用されるπ〔l〕π〔
S〕パルスにより最初または最後の自由才差運動時間の
1つの間使用することができる。 (e)(2J)−1秒の才差運動時間およびπ/2のパ
ルス角の正確なセットおよび理想的θ値により最大信号
が得られる。この方法は小さい不所望の信号がスペクト
ル中に現れるけれど、なおこれらパラメータの誤セット
を少なくするために役立つ。 (f)たとえばπ/2〔l〕π(S)またはθ[S,y
〕π〔I〕またはπ〔I〕π[S]のように順に記載し
た前記シーケンスのいずれの場合もパルスの順序は逆に
し、またはパルスを同時に適用することができる。 (g)復号パルス(たとえばFreeman等によりJ
−ournal of Magnetic Reson
ance 38,453(1980)に記載されるよう
な)を実験パルスの不均質性を補償するために使用し、
前記シーケンスを改善することができる。 本発明のパルスシーケンスの最適形は一般に前記例(a
)および例(b)、(c)の1つまたは両方を含む。本
発明によるパルスシーケンスの前記例からの結果と例(
d)による変化例を使用した相当する結果の直接比較に
よれば、変化例は得られる信号振幅をほとんど改善しな
い。 通常使用の場合、スカラー結合定数は化学的非等価IS
n群の間で変化するので、才差運動時間を正確に(2J
)−1秒(例(e))にセットすることはしばしば不可
能である。一般にこの時間は理論述の20%の才差範囲
内にセットされる。そのため最終I信号が減少し、スペ
クトル中に不所望の信号が現れる。この不所望信号が同
じ栄件下に普通のポーラリゼーショントランスファーに
よって得られる場合より著しく少ないことが本発明の主
要な利点である。この事実はさらに後述の使用例で説明
する。 前記例は■およびSが1/2スピン粒子であるISn系
によって与えられるけれど、本発明は1つだけのJ結合
定数を有する任意のlmSn(IおよびSは任意のスピ
ン数を有する。)系を含むように容易に一般化される。 このようなImSn系のもつとも簡単な形(IおよびS
パルスが共鳴)の場合、本発明のパルスシーケンスは下
記のとおりである: π/2[S,x]−l/2J−φ〔■〕−l/2J−θ
[S,y〕−l/2J(アクワイヤI、場合によりデカ
プリングS)θパルスと同様φパルスは要求する結果に
応じて変化しうるパルスである。さらに一般的な形の場
合本発明の範囲には前記のように3つの(2J)−1秒
時間を保有するすべての変化が含まれ、このような変化
は前記(a)〜(g)に例示される。 さらに本発明の範囲には2次元的適用における第2の周
波数ディメンションを得るために使用しうる長さt秒の
増加時間を3つの(2J)−1秒遅延時間間隔に付加す
ることも含まれる。本発明のこの2次元的適用は前記J
ournal of M−agnetic Reson
ance 45,8(1981)のようなM−orri
sおよびFreemanによるJournal of 
theAmerican Chemical Soci
ety 101,760(1979)に記載のINEP
Tシーケンスの拡張によって得られるものと同様である
。もつとも有用な2次元パルスシーケンスは付加的t時
間の中心にπ〔I〕パルスまたはπ〔I〕π〔S〕パル
スを使用することによって得られる。場合によりゲート
デカプリングをこれらのパルス代りに使用することがで
きる。 MorrisおよびFreeman(Journal 
of theAmerican Chemical S
ociety101,760(1979))のINFP
Tシーケンスを介するポーラリゼーショントランスファ
ーの出願人による研究(Journal of Mag
netic Resonance 45.8(1981
)によれば、試料中のすべての分子全考慮して正常信号
と強調信号の和である理論的Iスピン信号が得られた。 正常信号は熱平衝ポルツマン過剰■スピンポーラリゼー
ションから生じ、強調Iスピン信号はポルツマン過剰S
スピンポーラリゼーションから生ずる。本発明のパルス
シーケンスの機構に関する出願人の理論はポーラリゼー
ショントランスファーの■NEPT機構に関する理論の
ように簡単でないので、初めから試料中の強調信号を生
ずる分子のサブクラスのみ全考慮することによって問題
を簡単にする。このサブクラスは等しく分布するエスピ
ンレベルを有するけれど、ポルツマン過剰Sスピンポー
ラリゼーションを保持する。 先の研究(Pegg等、Journal of Mag
neticResonance44、238(1981
))と同様出願人は再び2重回転参照フレーム内で研究
する。ラジオ周波数パルスが正確に共鳴する場合、この
フレーム内でIスピンおよびSスピン両方の自然才差運
動周波数はゼロに低下する。共鳴しない場合、運動は化
学シフトのドリフトを含む。しかしこの全体的ドリフト
はπパルスによって第1にSスピン、第2にIスピンに
関して再フォーカシングされる。したがって次記の理論
では再フォーカシングパルスおよび化学シフトドリフト
の両方を無視し、すなわち共鳴ケースを扱う。 次に記載する本発明によるパルスシーケンスの詳細な理
論的研究はもつとも普通の異種植系すなわちIおよびS
が1/2スピン核である3つのケースIS、IS2およ
びIS5に関する。この研究の場合パルス角φは各ケー
スともその最適値π/2が与えられる。本発明のパルス
シーケンスの後述の理論的研究は■およびSが任意スピ
ンの核である一般的ImSmケースに関し、その際φは
可変角である。さらに続く記載においては本発明による
パルスシーケンスの理論的研究はIおよびSが1/2ス
ピン核であるImSn系に対する2次元的適用に関する
。 次に述べる各ケースに標準Zスピンマトリックス表示を
使用するため、Zが研究室のZ軸と一致する2重回転フ
レーム内のx、y、z軸の代りにX=z,Y=x、Z=
yによって定義される新たな軸を使用する、この軸によ
れば2重回転フレームHamiltonian(Peg
g等,Jouranlof Magnetic Rso
nance44、238(1980))は J−C=2πJIxSx〔1〕 であり、ここに常用のように高速振動項は無視される(
PeggおよびSeries、Proceeding 
ofthe Royal Society、Serie
sA、332.281(1973))。Jはヘルツで示
す結合定数、1xはIスピンオペレータのX成分、IS
n群に対するSxは個々の8スピンオペレータのX成分
の和である。群のSスピン間の結合は観測し得す、かつ
無視可能である。 ISケース: 最初のπ/2パルスは各Sスピンを2重回転フレームの
横断面へ、静的場に対する初めの配向に応じてX軸(Y
軸)と平行または反平行に配置する。まず+x軸に沿う
スピンを有するたとえばN+側の分子を考える。これら
の半数は+z方向のIスピンを有し、半分は−z方向の
Iスピンを有する。そこで第1(2J)−1秒時間間隔
の間のSスピン才差運動により、これらSスピンの半数
は+y軸に活って、半数は−y軸に沿って残される。π
/2〔I〕パルスはIスピンをそれぞれ+yおよび−y
方向置く。このようにy固有状態(すなわちZ固有状態
)によればこれらの分子は等しく。|+.+>状態にお
ける1/2N+|−.−>状態における1/2N+に分
割され、ここにコンマの前の符号はI状態、コンマの後
の符号はS状態に関する。 第2(2J)−1秒時間間隔の間にこれら2つの状態は
U(t)|+、+>およびU(t)l−,−>へ進展し
、ここに時間偏位オペレータはによって与えられ、co
sおよびsin函数はそのシリースによって決定される
。特殊ケースt=(2J)−1に関心がある。 U(t)|+,+>を評価するため、l+,+>は単位
固有値を有さるオペレータ(4IxSX)2m固有状態
であることが指摘され、ここにmは正整数である。 したがって ある。さらに (4IxSx)2m+1|+,+>4IxSxl+,+
>=|−,−)〔3〕 および が続く。それゆえ U(t)|+,+>=cos(1/2πJt)|+,+
>−isin(1/2πJt)|−,−>[5]であり
、t=(2J)−1に対しては U(t) ++、−1−>=2弓′H−++)−12’
イI−,−>〔6〕 および対称的に U(t)l+,+>=2−1/2|+,+>−12−3
/6|−,−>〔7〕 が得られる。 最後の重畳状態は|+,−>の形の項を含まず、それゆ
えSスピンがZ軸に対してフリップしていることが測定
によって見出される場合、付加された■スピンもフリッ
プしていることが見出されなければならないことが指摘
される。 単独のフリップはない。 シーケンス内の最後の(2J)−1秒時間間隔はI信号
成分の位相を変化するだけなので、差当りこれを無視し
、θパルス直後の測定の効果を考える。この測定は付加
されたSスピンがθパルスの後z軸(X軸)に沿って上
または下、すなわちθパルス直前にy軸(Z軸)に対し
φ=1/2π−θの角を有する軸に対し平行(↑)また
は反平行(↓)に見出されるかに応じて2つの周波数の
エスピン才差運動を検出する。それゆえ信号を計算する
ため、状態〔6〕式および〔7〕式をX−Z平面内のZ
軸に対し角φの軸に対しSスピンベースの状態|↑>お
よび1↓>によって表わさなければならない。基本的量
子論から適当な変換は |+>=cos1/2φ|↑>+sin1/2φ1↓>
|−>=−sin1/2φ|↑>+cos1/2|↓>
 〔8〕である。 〔8〕式を〔6〕式および〔7〕式に代入すれば U(t)|+,+>=2−1/2|↑>(cos1/2
φ|+>+isin1/2φ|−>)+2−1/2|↓
>(sin1/2φ|+>−icos1/2φ1−>)
U(t)l−,−)=2−1/2|↑>(−1cos1
/2φ|+>−sin1/2φ|−>)+2−1/2|
↓>(−1sin1/2φ|+>+cos1/2φ|−
>)[9] が得られ、ここに1+>および|−>はなおZ表示のI
状態である。 最終信号を決定するためには一般的状態cos1/2α
l+>+isin1/2α|−>がY−Z平面(x−y
平面)内でZ軸(y軸)に対し角αのIスピンを画くこ
とを認識することだけが残る。というのはこのスピンは
回転オペレータexp(iIxα)の|+>に対する作
用によって生ずるからである。そこで
〔9〕式からS状
態1↑>の分子によって形成されるアップフィールドI
信号ベクトルは2つの等しいベクトルからなる;1つは
状態U(t)l+,+>の1/2N+分子のy軸に対し
信+φのベクトルであり、他は状態U(t)l−,−>
の1/2N+分子の角−φのベクトルである。Sスピン
が状態1↑>で見出される確率は〔9)式において適当
なモジュラスの平方からちょうど1/2である。ネット
アップフィールド信号ベクトルはこのようにy軸に沿う
、1/2N+cosφ(=1/2N+sinθ)に比例
する。同様ダウンフィールド信号ベクトルは同じ振幅を
有するけれど、方向は反対である。最後の(2J)−1
時間間隔で2つの信号成分はx軸に沿う位相にもたらさ
れる。 個数N−の第2組の分子は初め前記N+分子に対し反対
方向のSスピンを有する。そこで第1π/2[I]パル
スの直後、1/2N−分子はI+.−>状態、1/2N
−分子はl−、+>状態にある。前記と同様の誘導を進
めることができるけれど、U(t)|+,−>およびU
(t)|−、+>の結果が|↑>と|↓>およびφと−
φの交換によって直接
〔9〕式から得られることは明ら
かである。N−分子からの信号ベクトル成分はN+分子
からの同じ周波数成分ベクトルと反対方向であることが
明らかになる。 このように全信号は1/2(N_−N+)sinθに比
例する等しい成分を有するタブレットである。 (N_−N+)はもちろんちょうどSスピンボルツマン
過剰である。これに反しIポーラリゼーションから生ず
る普通のI信号はそれぞれIスピンボルツマン過剰の1
/2に対し同じ比例係数で比例する2つの等して成分を
有する。そこで強調は常用の高温近似では(γS/γI
)sinθであり、ここにγSおよびγ■はぞれぞれの
磁気回転比である。それゆえ最大強調は(γS/γI)
であり、θ=π/2で生ずる。 IS2ケース: 両方とも初め静的場に対し平行のSスピンを有するIS
2群を含む分子の数をN++とする。N+−,N−+お
よびN−−は同様の意義を有する。この過程で簡単にす
るため下記と同様の誘導によって証明しうる2つの結果
を示す。N+−およびN−+分子からの信号に対するネ
ット貢献はない;N++分子からの信号ベクトルはN−
−分子からの信号ベクトルと反対方向である。したがっ
てISケースで明示したように1つの群の分子から住す
る信号を考え、これにN++とN−−の間の差を乗ずる
ことだけが必要である。 それゆえ第1(2J)−1秒時間間隔の後、観察すべき
状態は|+,++>およびl−、−−>であり、この分
離はISケースと正確に同様に生ずる。次にU(t)|
+、++>およびU(t)|−,−−>を計算しなけれ
ばならない。もつとも簡単な方法はcosおよびsin
シリーズの項を計算することである。は再び〔1〕式に
よって与えられるけれど、Sxは2つのSスピンオペレ
ータのX成分の和である。 J−C|+,++>=1/2πJ(|−,+−>+|−
,−+>)J−C2|+,++>=2(1/2πJ)2
(|+,++>+|+,−−>)J−C3|+,++>
=4(1/2πJ)3(|−,+−>+|−,−+>)
=(πJ)2J−C|+,++> J−C4|+,++>=(πJ)2J−C2|+,++
>が得られる。 明らかな漸化関係により少数の計算で U(t)|+、++>=1/2(|+,++>−|+,
−−>)+1/2(|+,++>+|+,−−>)co
sπJt−1/2i(|−,+−>+|−,−+>)s
inπJt〔10〕が得られる、 よってt=(2J)−1のとき U(t)++,++>=1/2(|+,++>−|+,
−−>)−1/2i(|−,+−>+|−,−、+>)
[11]対称的に U(t)|−,−−>=1/2(|−,−−>−|−,
++>)−1/2i(|+,−+>+i+,+−>)[
12]S状態を角φの軸に関する基本状態|↑↑>,|
↓↓>,|↑↓>,|↓↑>,によって表わすため、S
状態関係|++>=|+>|+>等を使用し、〔11〕
式および〔12式〕の各S状態に対し〔8〕式から|+
>および|−>に代入する。 U(t)|+,++>=1/2|↑↑>(cosφ|+
>+isinφ|−>)+1/2|↓↓)(−cosφ
l+>−isinφ|−>)+1/2(|↑↓>+|↓
↑>)(sinφ|+>−icosφl−>)〔13〕 および U(t)|−,−−>=1/2|↑↑>(isinφ|
+>−cosφ|−>)+1/2|↓↓>(isinφ
l−+>+cosφl−>)+1/2(|↑↓>+|↓
↑>)(−icos φl+>−sinφl−>)〔1
4〕 が得られ、 ここに再び|+>および1−>はI状態を
表わす。 状態|↑↑>のSスピンを有する分子からのネットアッ
プフィールド信号ベクトルはx−y平面内のy軸に対し
て2φおよび180°〜2φの角度の2つの成分を有す
る。それゆえネット信号成分はsin2φ(=sin2
θ)に比例し、x軸に沿う。同様|↓↓>に伴うネット
信号ベクトルは同じ振幅で−x軸に沿う。中心線に伴う
全ベクトルは2倍の大きさでx軸に沼う。最後の(2J
)−1秒時間間隔はそれゆえ3つのすべての信号成分を
x軸に沿う位相にもたらす。この比は1:2:1であり
、デカプリングした信号の振幅は(N−−−N++)s
in2θに比例する。 最大強調はそれゆえ(γS/γI)であり、θ/4で生
ずる。 IS3ケース: この場合信号は2つのネット貢献を有し、1つはN−−
−−N+++に比例し、他はN−−+−N++−に比例
する。これらの貢献度は等しい。というのは第1の差は
第2の差の3倍であるけれど、N−+−およびN+−−
はN−−+と同じ信号に貢献するからである。第1(2
J)−1秒時間間隔の後それゆえ状態|+,+++>,
|+,++−>,|−,−−+>および|−,−−>の
等しい数(No)の分子から生ずるような信号を考える
。 U(t)|+,+++>を求めるため、漸化関係が簡単
に求められないことを除いてIS2ケースに対する場合
と同じ方法を使用する。 U(t)|+,+++>=1/4(cos3ω1+3c
osωt)|+,+++>+1/4(cos3ωt−c
oSωt)(|+,−−+>+l+,−+−>+|+,
+−−>)−1/4i(sin3ωt−3sinωt)
(|−,−−−>)−1/4i(sin3ωt+sin
ωt)(|−,−++>+|−,+−+>+|,++−
>)〔15〕 が得られ、ここにω、=1/2πJである。t=(2J
)−1に対しては U(t)|+,+++>=1/22−1/2|+>(|
++−>−1−−−>−|−++>−|+−+>)+1
/2i2−1/2|−>(|−−+>−|−+−>−|
+−−>−|++−>)〔16〕であり、ここにかつこ
外の|+>および|−>はI状態である。同様に U(t)l+.++−>=1/22−1/2|+>(|
++−>−|−−−>−|−++>−|+−+>)+1
/2i2−1/2|−>(|−−+>−|−+−>−|
+−−>−1+++>)〔17〕|+++>=|+>|
+>|+>等を使用し、〔8〕式から代入および再配置
により 2■U(t)|+.+++>=|↑↑↑〉>(cos3
/2φ|+>+isin3/2|−>)|↓↓↓>(−
sin3/2φ|+)+icos3/2|+>)+(|
↑↑↓>+|↑↓↑>+|↓↑↑>)(sin3/2φ
|−>−icos3/2l−>)+(|↓↓↑>+|↓
↑↓>+|↑↓↓>)(−cos3/2φl+>−is
in3/2φ|−>)[18]および 2■U(t)|+,++−>=l↑↑↑>(sin1/
2φ|+>−icos1/2φ|−>)+l↓↓↓>(
−cos1/2φl+>−isin1/2φ|−>)+
(|↑↑↓>−|↑↓↑>−|↓↑↑>)(cos1/
2φ|+>+isin1/2φ|−>)+(|↓↑↓>
+|↑↓↓>−1↓↓↑>)(sin1/2φl+>−
icos1/2φ|−>)[19]が得られる。 U|−,−−−>およびU|−,−−+>に対する相当
する式はそれぞれ〔18〕式および〔19〕式から+と
−,↑と↓およびφと−φの交換によって得ることがで
きる。 y軸に対し3φ,180°+φ、−3φおよび180°
−φの角度のS状態|↑↑↑>の分子からのI信号成分
からなるNo/8に比例する振幅の4つの等しいベクト
ルがある。この成分は1/4No(cosφ−cos3
φ)に比例してy軸に沿う。最後の(2J)−1秒時間
間隔の後このベクトルはx軸に沿うように才差運動する
。同様に他の3つの信号成分のベクトルもこの時点でX
軸に沿う位相にあり、成分比1:3:3:1を得るよう
な振幅を有する。 数値的にNoはN−−−とN+++の差の半分であり、
これはポルツマンIスピン過剰数の1部3γS/(4γ
■)、であり、その1部1/3はIポーラリゼーション
から生ず証常Iスペクトルの外側ラインに貢献する。強
調は(cosφ−cos3φ)3γS/(4rI)また
はθで示せば(sinθ+sin3θ)3γS/(4γ
I)である。最大強調は1.15(γS/γI)であり
、0.196πで生ずる。 3つのケースのそれぞれで強調信号成分を表わすベクト
ルは1線にあり、すなわちx軸に沿う位相にある。成分
の比はそれぞれのケースで1:1,1:2:1,1:3
:3:1である。 それゆえすべての特殊な群に対して強調信号はπ/2〔
I,y〕パルス直後の正常I信号と正確に同じ形および
位相を有する。振幅だけは(γS/γI)sinθ■i
γS/γ■)sin2θおよび(sinθ+sin3θ
)(3γS/4γI)の強調によって異なる。 一般的シーケンス 上記3つのケースは1/2スピン系のみに適用する。単
一J結合定数によって表わされる一般群ImSn(但し
ImおよびSnは任意数の任意スピンの系である)に関
して、角φを可変に保つシーケンスを使用する。 n/2〔S,−y〕−l/2J−φ〔I,x〕π〔S,
y〕−l/2J−θ〔S,x〕π〔I,x〕−l/2J
−(アクワイヤI,場合によりデカップリングS)ここ
で、数学上の便宜のため、Sスピンに関しZ軸を中心に
さきに使用したものに対して90°回転した軸を使用す
る、つまりyがxになりかつxが−yになることに注意
。二重回転構造におけるハミルトニアンは2πJIzS
zにとどまり、ここで1およびSの双方は個々の核運動
量演算子の和である。再フォーカシングπパルスも保持
されている。その化学シフトに加えて、再フォカシング
関数がドリフトし、π[I,x〕が最初の2つの(2J
)−1時間間隔において生起するカップリング運動の効
果を逆にしがつ最初の1ポラリゼーション(これはどの
みち零である)を逆にする。π[S、y]パルスは最初
の(2J)−1時間の間カップリング運動を逆転する作
用をし、最初の(π/2)〔S,−y〕パルスヲ有効な
(π/2)〔8,y〕パルスに変える。これにより、全
シーケンスに関する時間変位演算子Uを■演算子および
S演算子の項において化学シフトドリフトを有し、πパ
ルスが省略されている次の形に記載することができる:
U=exp(−iIzSzπ)exp(−iSxθ)e
xp(iIzSzπ)exp(−iIxφ)×exp(
−iIzSzπ)exp(−iSxπ/2)〔20〕 さきの3つの特別なケースにつき使用したシュレジンガ
ーの式は、一般的ケースに対してはあまりに使い難いの
で、その代りに、ハイゼンベルグの式を研究し、信号は
ハイゼンベルグの演算手Ix(t)およびIy(t)の
期待値、つまりI+(t)の実数部分および虚数部分の
項中に見出され、I+(t)はまた標準ハイゼンベルク
式の量子力学から I+(t)=U−1I+U〔21〕 によって与えられる。手順は〔20〕を〔21〕に代太
し、得られる式を、角運動量交換関係式から得られる回
転演算子式によって簡略化することである。これは次式
により与えられる:I+(t)=exp(iSyπ/2
)exp(iIzSzπ)exp(iIxφ)I+ex
p(−iIzSzπ)exp(−iSx2θ)×exp
(iIzSzπ)exp(−iIxφ)exp(−iI
zSzπ)exp(−iSyπ/2)〔22〕 |mj>によってI系の正規z微視的状態の完全な組を
表わし、|mi>によって切状態を表わし、次のように
記載する: 但し、mjはIzの固有値である。Tの全スピンが整数
であるかまたは整数+1/2であるので、mj−miは
常に整数でなければならない。従って、〔23〕式は場
合によりA+Bの形に書くことができる、旦し であり、Aは期値<I+(t)>を零にするのに寄与す
る。Bは次のように簡略化することができる B=−isin(Sz2θ)<mi|exp(iIxφ
)Iexp(iIxφ)|mi>〔25〕I+がIxお
よびIyの項で増大すると、Iyからの項は1+(t)
を零にするのに寄与し、結局信号<I+(t)>=<I
xsin(21xφ)>0<sin(2Szθ)>0〔
26〕 が得られる、但し級数展開から生じる <mi|Ixcos(2Ixφ)|mi>0 〔27〕
を使用した。〔26〕は実数であるので、信号ベクトル
はx軸に沿っている。 [26]において下方に記載された零の数字は、ハイゼ
ンベルクの式によれば期待値は最初のI状即およびS状
態の項で得られることの注意書である。〔26〕から強
調Eは次のとおりであることが容易に認められる: E=<Izsin(2Izφ)>0<sin(2Szθ
)>0<Iz>−1 0〔28〕定義により、〔26〕
における最初のファクタは球面対称分布に関するもので
あり、これにより〔28〕中のxをzに代えることがで
き、第2のファクタは一般に高温のポルツマン分布の項
で計算されることが認められる。式〔26〕および[2
8]は完全に一般的なものであり、任意の系ImSnに
つき率直に計算することができる。 たとえばIが1/2スピンまたは1スピンの単一核であ
る場合、<Izsin(2Izφダ)>0はそれぞれ(
1/2)sinφおよび(2/3)sin2φになり、
これは直らに、φ2がπ/2に固定されている討論した
シーケンスの最初の特殊なケースはポラリゼーションが
単一の1スピン核に伝達しないことを示す。 かかる伝達に関するφの最適値はπ/4である。 11/2の2つのスピンに関しては、<Izsin(2
Izφ)>0は(1/2)sin2φであることが見出
される。任意スピンの単一核■に関しては丁度Σjmj
sin(2mjφ)である。 ファクタ<sin(2Szθ)>0は2とは独立であり
、1つ、2つおよび3つの1/2スピン核の3つのケー
スにおいてφ=π/2を有するシーケンスの前述の特殊
なつ−スにつき得られた結果に約分する。高次系に関す
るこのファクタの計算は率直に妥当である。ISn群(
但し■は任意であるが、Sは1/2スピンである)に関
するシーケンスは、φおよびθがそれぞれ第1および第
2のINEPT時間のπJ倍に等しいとした場合、ペグ
(Pegg)および協働者(Jolnal of Ma
gnetic Resonance、第44巻、第32
頁〔1981年〕)によって計算されたINEPTシー
ケンスと同じ信号を与える。 Iポラリゼーションからの正常信号 さきに述べたように、強調された信号に加えて、シーケ
ンスは正常信号を生じる。これはφ〔I、x〕パルスか
ら生じ、Iポルツマン過剰をy軸に沿った零でない横方
向ポラリゼーションに変える。2つの(2J)−1時間
間隔後に、S系のスピンにより、±y軸に沿って正常の
Iポラリゼーションの非零成分が存在し、該成分は強調
された信号を有する相から90°離れており、総合用の
ゆがみを惹起する。こうして、正常信号を除去するのが
最良である。これは、π/2〔I〕−(2J)−1−π
〔I〕パルスシーケンスまたは該パルスシーケンスに丁
度先立つ飽和照射〔上記例(C)〕による■スピン母集
団の最初の等化によって行なうことができる。また、正
常信号は、たとえば最初のπ/2[S]パルスにおいて
それぞれ交番走査信号を差引いた適当な相交番によって
除去することもできる(上記例(b))。 2次元NMR分光学への本発明の拡大 本発明のシーケンスは、3つの(2J)−1時間間隔の
いずれか1つに増加した遅れ時間を加えることにより、
2次元NMR分光学における使用のために拡大すること
ができる。一般に、有用な2次元シーケンスは、最初の
2つの(2J)−1時間間隔のいずれかにシーケンス部
分−t/2−π〔I〕−t/2−を付加するかまたは3
つの(2J)−1時間間隔のいずれかに−t/2−π〔
I〕π〔S〕−t/2−を付加することによって得られ
る。 前者の付加は、Sスピンの化学シフトにおける最終信号
を変調し、こうして化学シフト相関シーケンスを生じる
時間を生じ;後者の付加はJ変調時間を生じる。 最初の(2J)−1時間にこれらの増加した時間のいず
れかを付加するのは、INEPTシーケンスの最初の才
差時間に対するそれらの付加と同様であり、その理論は
ISn系(IおよびSは1/2スピン核)につき適切に
記載されている(Bend−all等、Journal
 of Magnetic Resonance、第4
5巻、第8頁(1981年)。最後の(2J)−1時間
に対する−t/2−π〔I〕π〔s〕−t/2−の付加
は、1/2スピン系につき適切に記載されている(たと
えばTurner等、Journal of Magn
etic Re5onance第29巻、第587頁[
1978年〕)単一スピンエコーシーケンスにより得ら
れる信号のJ変調と類似である。従って、これ以上の理
論的記載はここには含まれていない。しかし、J変調例
に関する1つの再フォーカシングパルスが不静定であり
、シーケンスが適当な形で記載される限り除去すること
ができる。たとえば、次のシーケンスに関して π/2〔S,x〕−l/2J−t/2−π〔I〕π〔S
〕−t/2−φ〔I〕π〔S〕−l/2J−θ〔S,y
〕π〔I〕−l/2J−アクワイヤI最初のπ〔S〕パ
ルスは最初の2つの(2J)−1時間およびt時間にお
けるSスピン化学シフトを再フォーカシングし、第2の
π〔S〕パルスを不必要にし、実際に***させる。 同様の再フォーカシングパルス不静定は、第2の(2J
)−1時間に2つの型の増加した時間のいずれかを付加
するときに得られる。こうして π/2〔S,x〕−l/2J−φ〔I〕π〔S〕−l/
2J−t/2−π〔I〕−t/2−θ〔S,y〕π〔I
〕−l/2J−アクワイヤIは π/2〔S、x〕−l/2J−φ〔I〕π〔S〕−l/
2J−t/2−π〔I〕−t/2−θ〔S,y〕t−l
/2J−アクワイヤIとなり、明らかではないが、シー
ケンス π/2〔S,x〕−l/2J−φ〔I〕π〔S〕−l/
2J−t/2−π〔I〕π〔S〕−t/2−θ〔S■凵
l−l/2J−アクワイヤIは π/2〔S■■l−l/2J−φ〔I〕−t/2−π〔
S〕−l/2Jπ〔I〕−t/2−θ〔S,y〕−l/
2J−アクワイヤIになる。 これら後者のシーケンスはさきに記載した2次元シーケ
ンスと類似ではないので、ここで1/2スピン系ISn
に対するその理論的根拠を記載するが、該系は最も多く
使用される系である。また、実験による証明も上記に記
載した不静定再フメーカシングパルスの原理を立証する
。 再びハイゼンベルクの式につき研究し、まず双方の化学
シフトが再フォーカシングパルスによって除去される上
記最後のシーケンスを考察する。従って、パルスおよび
化学シフトの双方を無視し、シーケンスを、一般的に明
らかであるが数学的に便利な軸変換により、次のように
書きかえる。 π/2〔S,y〕−l/2J−π/2〔I〕−r−θ〔
S,x〕−l/2J−アクワイヤ■、デカップリングS
ダにその最適値を与えるためにIに対しπ/2の1/2
スピンを選択したことに注意。 一般的には、このケースに関する信号中にエキストラ7
アクタsinφが生じるだけである。また、r=t+(
2J)−1と記載し、さらに符号α=2πJTを使用す
る。 式〔21〕におりるように、 I+(t)=U−1I+U〔29〕 が得られた、但しU=U2U1である〔30〕U_2=
exp(−iIzSzπ)exp(−iSxθ)exp
(−iIzSzα)〔31〕 U_1=exp(−iIxπ/2)exp(−iIzS
zπ)exp(−iSyπ/2)〔32〕 上記に使用したような角運動量転換式から誘導される回
転関係式の使用により、 が見出される 但しF(S)=exp(iSzβ)exp(iSy2θ
)exp(iSzβ)〔34〕 β=(α+π)/2、即ちβ=π+πJt、I+のIx
項は<I+(t)>を零にするのに寄与する。iIyの
項は I+(t)2=−iIzexp(−iSxβ)exp(
iSzIzθ)exp(−iSxβ)〔35〕 と簡略化しうる印象を与える。I11/2スピンに関し exp(iSzIz4θ)=cos(iSz2θ)+i
2IzsinSz2θ〔36〕 と記載し、<Iz>0が零でありかつI2z=1/4で
あることに着目すれば、最終的に信号 <I+t)>=(1/2)<−iSxβ)sin(Sz
2θ)exp(−iSxβ)〉〔37〕 が得られ、これは実数であればx軸に沿っている。 まず〔37〕をS単一1/2スピンにつき、1/2スピ
ン恒等式 exp(iSxβ)Szexp(iSxβ)=Sz[3
8)の使用により計算し (1/2)<exp(−iSxβ)sin(Sz2θ)
exp(−isxβ)>=<Sz>sinθ     
           〔39〕が得られ、これはβと
は独立である。 ロケの11/2スピンに関する計算を進める前に、1/
2スピン関係式 exp(−iSxβ)cos(Sz2θ)exp(iS
xβ)=cosθ(cosβ−i28xsinβ) に着目し、<Sx>が零である場合、この量の期待値は
丁度cosθcosβである。 必要とするもう1つの点は、高温ポルツマン分布に関し
<Sz>はKrS(但しKは小さい定数)であることで
ある。 ロケの1/2スピンに関し、〔37〕中の演算子Sはロ
ケの個々の1/2スピン演算子の和として拡大すること
ができる。ロケの演算子の和の正弦は次の型の項: sin(Sz2θ)cosn−1(Sz2θ)=2Sz
sinθcosn−1θ(41)(但しSzは1つの核
の1/2スピン演算子を表わす)を包含し、他の項は無
視することのできない、高幅数の小さい定数Kの項を生
じるsin(Sz2θ)を包含する。得られたロケの項
のそれぞれを用いると、その右側および左側にファクタ
(−iSxβ)が存在し、(39)および〔40〕使用
し、ロケの核は最初は独立であることを想起すれば、次
の信号が得られる: Krs(n/4)sinθcosn−1θcosn−1
β〔42〕信号[42]は、再フォー力シングノぞルス
の非再フォーカシング効果を無視することにより得られ
た。これらを算入すれば、cosθは〔42〕において
−cosθに変わり、この効果は明らかにβをβ+πに
変えることによって補強することができる。こうして、
再フォーカシングパルス効果を包含する最終的信号は時
間tの項で次のように記載することができる: Krs(n/4)sinθcosn−1θcosn−1
(πJt)[43]最後のファクタ、変調ファクタは三
角法の恒等式から次のように記載することができる:こ
うして、第2次元(t次元)において、周波数Jにより
nヶのピークが分離され、ピークの高さは普通の2項計
数B(n、M)比である。 他のシーケンスを研究するために、エキストラファクタ
exp(−iSzωSt)(但しωSはS化学シフト周
波数である)を時間変位演算子中に挿入しなければなら
ず、該演算子に対しαをπにして〔30〕■k31〕お
よび〔32〕を使用することができる。 これは〔34〕のF(S)を次のように変える; F(S)=exp〔isz(β+wSt)〕exp(i
Sz2θ)exp[iSz(β−ωSt)]  [45
〕 βに対するこの付加を〔38〕を通じて行ない、ファク
タcosωStをSzおよび他の項SysinωSt(
その期待値は零である)に導入する。〔40〕の重要な
項cosθcosβに対する全面的効果は存在せず、最
終的効果は丁度〔43〕に対するファクタcosωSt
の導入であって信号 Kr5(n/4)sinθcosn−1θcosn−1
(πJt1)cos(ωSt2)〔46〕 が得られ、この場合2つのシーケンスにおける2つのt
時間を区別するためtlおよびt2が使用されている。 明らかにt2=0、t1=tについてさきのJ変調シー
ケンスが得られ、t1=0、t2=tとすれば、第2次
元におけるS化学シフト周波数でωSおよび−ωSの双
方に明らかにピークを生じる研究せる第2シーケンスが
得られる。 明らかに〔46〕はt1およびt2双方の同時変化を包
含する組合せシーケンスに適用可能である。 たとえばt1=t2=tとすれば、tの変化は第2次元
においてnヶのJ−分離ピーク(それぞれはJ>ωSで
ある場合ωS分離二重線に分かれている)が生じるか、
またはωS>Jである場合には、たとえば第2次元のプ
ラス側だけを考察すればω8だけずれたJ多重線が得ら
れる。 注目すべきもう1つの点は、β=0に関して、つまり丁
度化学シフトシーケンスを有する場合には、上記理論を
I単一1/2スピン核に限定する必要がなく、ファクタ
cosωStはIスピンと独立になす、化学シフトシー
ケンスはより多く一般的な適用可能性を有する。 本発明の他の有用な2次元拡大は、シーケンス部分−t
/2−π〔S〕−t/2−を最初の(2J)−1時間に
付加することによって得ることができる。 もとのπ〔S〕パルスは不静定であり、シーケンスは次
のように書くことができる: 増加したt時間間隔は、Sスピン間の等核カップリング
のため最終的信号を変調する。IおよびSが1/2スピ
ン核である場合、このシーケンスは、モリス(Morr
is、”Journal of MagneticRe
sonance”、第44巻、第277頁[1981年
〕)によって発表されたINEPTシーケンスの第1才
差時間に−t/2−π〔S〕−t/2を付加し得られる
シーケンスと類似である。 本発明のこの拡大は、π/2〔S、x〕パルスに先立ち
π/2〔S〕−t′/2−π〔S〕−t′/2−(但し
t′は2次元応用に対しては増加せずかつtは一定に保
たれる)を付加することによってさらに拡大することが
できる。これは、ボルトン(Bolton、”Jour
nalof Magnetic ResonanceI
l、第48巻、第336頁(1982年)およびケスラ
ー等(Kessleret al、”Journal 
of the American ChemicalS
ociety”、1983年発行)によって発表された
INEPTシーケンスの拡大と類似である。 1/2スピン粒子に関するINEPTパルスシーケンス
との比較 異種核スカラーカップリング相互作用を生じつる第2の
差運動時間を従えるINEPTシーケンスのデカップル
したスペクトル強調は、1/2スピンIS、IS2及び
IS3に関して以下の式で表わされる: (γS/γI)sinπJΔ(γS/γ■)sin2π
JΔおよび(sinπJΔ+sin3πJΔ)(3γS
/4γI)〔ペッグ(Pegg)多著、”ジャーナル・
オシ・マグネチック・リゾナシス(Jounal of
 MagneticResonance )”、第44
巻、32頁(1981年)〕。本発明のパルスシーケン
スでは、マルチブルー1スピン糸snに対しては無ひず
み特性を有するが故に、直接的にデカップルした強調は
前記のカップルした強調と一致すると見なすことができ
る。この注目すべき結果により、これらの強調はθにπ
JΔを代入すればINFPTの強調に一致することにな
る。この見解が正しいことは、本発明のパルスシーケン
ス(この場合、■≡C及びS≡H)を使用したθの関数
としてのCM_3COOHのCH_3基の13C信号強
調の変差によって立証されかつ第1図に示されている。 これらのデータを得るためには、正常13C信号を除去
した(前記に詳細したように)。プロトンデカップル1
3C信号の強度をリバース・ゲーテッド・デカップルし
た(すなわち、比核オーバホイザー(Overhaus
er)強調)信号で割算して強度をγH/γCの形で得
た。θに対する理論的(sinθ+sin 3θ)(3
rH/4γC)依存度からの偏差は実験的不均一性から
θ〔C〕パルスになる。 更に、シーケンス内の他のパルスにおける不均一性に基
づき総強調に約15%の減少が生じる。 従来、多数の有効なINEPTの適用形が記載された〔
ベンダル(Bendall)他著、”ジャーナル・オブ
・マグネチック・リゾナシス(Jounal ofMa
gnetic Resonance)”、第45巻、8
頁(1981年)及び該文献に引用された文献〕。前記
の強調式によって与えられる特殊な強調に一致させるた
めに第2の才差運動時間Δを正確に調整することが必要
である適用形のためには、本発明のシーケンスは明らか
な利点を有する。通常、異種核J値は任意の分子内で化
学的不対等のISn基間で変動する、従って一般にIN
EPTシーケンスのΔ時間を試料内の全てのISn基の
強調の特殊な所望の集合に正確に一致するように設定す
ることは不可能である。しかしながら本発明における対
等変数θはJに依存しない、従って試料内の全てのIS
n基の強調の特殊な所望の集合を達成することができる
。θパルスにおける不均一性に基づく、本発明のシーケ
ンスの理論的式からの実験的強調の偏差は実験的には許
容することができる、それというのも該不均一性は試料
内の全ての■Sn基に関して同じであるからである。従
って、本発明のパルスシーケンスはこのような適用形に
とってはINEPTよりも優れた結果をもたらす。 本発明のパルスシーケンスとINFPTの間の最も顕著
な相異は、Snがマルチプル1/2スピン系である場合
にカップルしたスペクトルを比較することにより明らか
にすることができる。本発明のシーケンスは、各ISn
マルチプレト内もしくは異なったISnマルチプレット
間で、S−カップルしたIマルチプレットのマルチプレ
ット成分間で相対的位相の変化を伴うことなく、■分極
からの正常I信号に匹敵する無ひずみ拡大もしくは強調
を生じる。このことは正常IS21:2:1トリプレッ
トをΔ=0で−1=1ダブレットにかつ正常IS1:3
:3:1トリプレットをΔ=0で比−1:−1:1:1
に変化するINEPTの結果と対照させることができる
。更に、INEPTの場合には、マルチプレット成分の
位相はΔに従いかつそれぞれn値が異なったそれぞれの
ISn基毎に異なった形式で変化する。本発明のシーケ
ンスの場合には、信号風はθに依存するにすぎない。こ
の特性が本発明のシーケンスをカップルしたスペクトル
を研究するためにINEPTに対して著しく優れたもの
にしている。 極めて有効であることが立証された本発明のパルスシー
ケンスの簡単な直接的適用形は、デカップルした13C
スペクトルのエディティング(editing)、すな
わちメチン(CH)、メチレン(CH2)およびメチル
(CH3)分離である。 このためにまずINEPT[ドッドレル(Doddre
ll)およびペグ(Pegg)著、”ジャーナル・オブ
・ノ・アメリカン・ケミカル・ソザイエテー(Jour
nal of the American Chemi
cal Society)”第102巻、6388頁(
1980年)]を適用し、かつINPETのπJΔの代
りに本発明のパルスシーケンスの変数θを使用すること
により明らかに同じ結果が得られた。この実験で立証さ
れた本発明のシーケンスの利点は、θはJの関数でなく
、従ってエディティングが試料内のJの変動に左右され
ないことにある。また、INEPTのΔ値が異なってい
る場合には、異なった緩和効果がΔの2つの異なった値
での減算による信号の相殺を困難にする。他面、本発明
のパルスシーケンスのθの1つの関数としてパルス不均
一性に基づき信号に減衰が生じるが、この減衰は実質的
に制御可能である。それというのも、この減衰は試料内
の全ての分子基に対して同じであるからである。13C
スペクトルをエディテイングするためには、本発明のシ
ーケンスを使用するとθの3つの異なった値、θ1=π
/4,θ2=π/2およびθ=3π/4に関するスペク
トルが選られる。θパルスが完全に均一であれば、θ2
スペクトルはCIH13Cベクトルであり、かつ3つの
スペクトルを1/2(θ1−θ5)および〔1/2(θ
1+θ3)−θ2sinπ/4]の形式で加算及び減算
すると、それぞれCH2およびCH3サブスペクトルが
得られる。しかしながら、経験的に、θパルスは決して
完全には均一ではない。このことを克服するために、十
分な実験的方法を以下に示す:公知の化合物を使用し、
かつ平均的J13C−1H値(約135Hz)を仮定す
ることによって設定した(2J)−1第2の時間周期を
用いて、θパルス時間を約5%の精度範囲でCH2信号
をゼロにすることにより試料全体に対して平均π/2に
正確に調整する。θ¥π/4及びθ=3π/4は、直接
このπ/2パルス時間から得られる。次いで、CH、C
H2およCH3スペクトルは、それぞれの組合せ、すな
わち〔θ2−Z(θ1+x・θ3)]、1/2(θ1−
X−θ3)および〔1/2(θ1+X・θ3)−y・θ
2〕(該式中、経験的パラメータx、yおよびzは公知
化合物のサブスペクトル内の好ましからぬ信号の最適な
相殺状態を達成することによって規定される)によって
発生させることができる。これらの同一パラメータを未
知の化合物のサブスペクトルを発生させるために使用す
ることかできる、それというのも該パラメータは特定の
1つのスペクトロメータ構成に対しては一定であるから
である。例として、コレステロールのサブスペクトルが
第2(a)図〜第2(c)図に示されておりかつ第2(
d)図のθ=π/4を使用して得られたスペクトルと対
比されている。後者のスペクトルでは、全てのCH,C
H2およびCH3信号は、それらの最大寸法のsinπ
/4に還元したCH倍信号示されている。これらのスペ
クトルは、x=1.15、y=0.75およびz=0.
03に設定したプルカー(Bruker)CXP−30
0スペクトロメータ(xおよびy^1Hパルス位相を生
じるように変調)で標準10mm広帯域試料を使用して
得られたものである。もう1つの例として、上記装置お
よび上記パラメータ値を使用して得られたヒムガリンの
CHサブスペクトルが第3(b)図に示されかつ第3(
a)図のINEPTシーケンス(このためには平均的J
13CI1H値135Hzを使用した)を使用して得ら
れた好ましくないスペクトルと対比されている。パルス
不均一性の有害効果を消去ないしは減少させるために他
の補正方法(例えは合成パルスを使用)も適用可能であ
る。 結合スペクトルの分析における本発明のパルスシーケン
スの実施例として、π/4に設定したθパルスで得られ
た2−クロルブタンのカップルした13Cスペクトルが
第4(a)図に示されかつ第4(b)のΔ=(2J)−
秒でINEPTシーケンスを使用して得られたスペクト
ルと対比されている。 図面から、INEPTの場合には、CH、CH2および
CH3の間およびその内部に位相干渉性が見られないが
、本発明のシーケンスを使用した場合には、位相干渉性
が完全である、少なくともパルス不均一性によって惹起
される誤差の範囲内にあることが認識される。この所見
は既述の相対的位相干渉性に関する言明を実験的に立証
するものである。これらのスペクトルは前記のエディテ
ィング適用例におけると同じ装置を使用して得られたも
のである。該エディティング適用例と同じ手順を使用す
ると、本発明のシーケンスを使用してエディットしたカ
ップルスペクトルを得ることができる。このことはIN
FPTシーケンスを使用する場合には極めて困難なこと
である。 既述のように、ISn系(この場合、■は任意スピン、
Sは1/2スピン信号である)に関して、本発明のシー
ケンスのφ/(πJ)およびθ/(πJ)はINEPT
シーケンスのそれぞれ第1および第2の時間周期を決定
すると同じ方法で信号を決定する。この対応は強調をこ
の特殊なケースのINEPT強調から直接的に得ること
ができることを意味する。1例として、2.147(γ
S/γI)の強調は本発明のシーケンスを使用してθ=
0.093である場合のIS12基のカップルしたIス
ペクトル内の各マルチプレット成分であると予測するこ
とができる。この例は第5(b)図に示されており、こ
の場合にはθを0.093πに設定した本発明のシーケ
ンスを使用した(CH3)4Siの29SiNMRが示
されている。 パルス不均一性に基づき、信号強度はπ/2〔Si〕パ
ルスの後で得られた正常もしくは定常信号よりも約15
%小さい。このスペクトルは比較のために第5(a)図
に示されている。同様に、第5(c)図には、INEP
Tシーケンスを使用して得られた劣った、ひずみを有す
るスペクトルが示されている。これらのスペクトルは、
アスペクト(Aspect)−200コンピユータでグ
レードアップしかつx及びy1Hパルス位相を得るため
にCXP−シリーズパルス変調技術を組合せたプルカー
HX−90スペクトロメータ及び標準10mm広帯域試
料を使用して得たものである。 1/2スピン粒子以外のものに関する本発明の実施例 第6図には、イオン10BH4−(この場合、1=10
B、スピン3、S≡1H)に関する本発明のパルスシー
ケンスの実施例が示されている。φパルスの不均一性を
無視すれば、φパルス角度の実験的信号強度の依存度は
明らかに理論的連続曲線に一致する(強度は3sinφ
+2sin4φ+sin2φに比例する)。 BH4−例が特別に有用な1つであるとは見なされない
が、有効適用形は手近にある。例えばジューテリウム(
スピン1)から13C(1/2スピン)への分極転移は
化学におけるジューテリウムラベリング研究において極
めて有用であると見なされる。それというのも、まさに
それらのジューチリウムに直接結合した炭素の13Cス
ペクトルが得られるからである。 1/2スピン粒子以外のものを含む系に関する若干の適
用は、INEPTシーケンスを使用して実施することも
できる。しかしながら、本発明のシーケンスは、1/2
スピン粒子だけを含む系に関して既述したとおり、パル
ス数が少なくかつシーケンス遅延時間をJカップリング
定数に一致させる必要性に対する依存度が少ないという
一対の利点を有する。 2次元的NMR分光分析に関する本発明の実施例 本発明のシーケンスの適用範囲は2次元的NMR分光分
析まで拡大することができることを実例をもって示すた
めに、3つの例を全て13C1Hn系の見地から説明す
る。 シーケンス: π/2〔H、x〕−1/2j−t/2−π〔C〕−t/
2−π/2〔C〕−l/2J−θ(H,y)π〔C〕−
l/2J−(あくあいや13C,デカップル1H)は、
第2次元でプロトン同種核カップリングによって分割さ
れた単結合13C−1HのJ値で共鳴を生じる。このこ
とは拡大INEPTシーケンス〔ベンダル(Benda
ll)他著、”ジャーナル・オシ・マグネチック・リゾ
ナンス)″第45巻、.8頁(1981年)〕を使用し
て得ることができる同型の2次元スペクトに類似してい
る。しかしながら、本発明のシーケンスはそのような拡
大IMEPTシーケンスに比して、2個少ないパルスを
含むという利点を有する。更に、エディットした2次元
的スペクトルはエディットした1次元的スペクトルと同
じ方法で得られる、かつこれらは拡大INEPTシーケ
ンスを使用して得られるよりも正確である。 シーケンス: π/2〔X、x〕−l/2J−π/2〔C〕π〔H〕−
/2J−θ〔H,y〕−t/2−π〔C〕π〔H〕−t
/2−l/2J−(アクアイア13C、デカップル1H
)は、正常カップルした13C−1Hマルチプレットを
第2次元に生じる。このシーケンスは対等INEPTシ
ーケンスよりも1つ少ないパルスを含み、かつINEP
T(上記引用文献第45巻、8頁(1981)参照〕と
は異なり、無ひずみマルチプレットを生じる。このシー
ケンスはシンプルスピン−エコー技術とは異なり分極転
移を含みかつ対等INEPTおよびスピン−エコー技術
の両者とも異なり正確にエデットした2次元的スペクト
ルを得ることができる。 シーケンス: π/2〔H、x〕−l/2J−π/2〔C〕π〔H〕−
l/2J−t/2−π〔C〕−t/2−θ〔H,y〕−
l/2J−(アクアイヤ13C、デカップル1H)は、
2次元的化学的シフト相関スペクトルを生じる。このシ
ーケンスは対等INFPTシーケンス(上記引用文献第
45巻、第8頁(1981年)参照〕よりも2個少ない
パルスを含み、この場合も対等INFPT技術とは異な
り正確にエデイットした2次元的スペクトルを得ること
ができる。第7図は、で本発明の上記シーケンスを使用
して得られたコレステロールアセテートの2次元的スペ
クトルの正の輪郭プロットを示す。従って、CH2基は
負のピークを生じるが故に、図示のスペクトルにはCH
5およびCH基のみが現われる。このスペクトルは標準
ブルカー(Bruker)WM−250スペクトロメー
タ及び標準10mm広帯域試料を使用して得られたもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に基づくパルスシーケンスを使用した、
θの関数としてCH3COOHのCH3基の13C信号
強調の変動を示すグラフ上のプロットを示す図、第2(
a)図〜第2(c)はθ=π/4で本発明を使用して掛
られたスペクトルを示す第2(d)図と対比させて本発
明を使用して得られたコレステロールのサブスペクトル
を示す図、第3(a)図および第3(b)図はINEP
Tシーテンスを使用して得られたヒムガリンのCHサブ
スペクトル(第3(a)図)と本発明に基づく同スペク
トル(第3(b)図)とを対比させて示す図、第4(a
)図は第4(b)図のINFPTシーケンスを使用した
場合と対比させてθ=π/4で本発明を使用して得られ
た2−クロルブタンのカップルした13Cスペクトルを
示す図、第5(a)図は(CH3)4Siの29SiN
MRスペクトルを第5(b)図の本発明を使用して得ら
れたスペクトルおよび第5(c)図のINEPTシーケ
ンスによって得られたスペクトルに対比させて示ず図、
第6図はパルス角度θを30°に設定した本発明による
パルスシーケンスを使用してφの関数としてイオン10
RH4−の10BNMRスペクトルの系列を示す図、第
7図は本発明に基づく化学シフト相関パルスシーケンス
を使用して化合物のコレステロールアセテートの2次元
的13CNMRスペクトルの正の輪郭プロットを示す図
である。 図面の浄書(内容に変更なし) 第1頁の続き 優先権主張 01983年2月15日@米国(US)■
466543 手続補正書(方式) (特許出願人名称更正を含む) 昭和58年8月25日 特許庁長官殿 】・ 事件の表示 昭和58年特許願第44044号2
、発明の名称 核磁気共鳴分光分析装置を作業する方法3、補正をする
者 事件との関係 特許出願人 名称クリフィス・ユニヴアーシティ 4、 代理人 住 所 〒100東京都千代田区丸の内3丁目3番1号
6、補正の対象 7、補正の内容

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.2つの異種核からなる試料に対する核磁気共鳴分光
    分析装置を作業する方法において、この試料に対して3
    つのシーケンシアルラジオ周波数パルスを適用し、その
    際その第1パルスが第1種の核に適用され、第2パルス
    が第2種の核に適用され、第3パルスが第1種の核に適
    用され、隣接パルスが時間間隔によって分離され、最終
    パルスの次に2種の核の間の異種核スカラー結合相互作
    用が発生しうる時間間隔が続いていることを特徴とする
    核磁気共鳴分光分析を装置を作業する方法。 2、試料が液体の形である特許請求の範囲第1項記載の
    方法。 3、時間間隔が1/2J秒(Jは異種核間のスカラー結
    合定数である。)である特許請求の範囲第1項または第
    2項記載の方法。 4.非共鳴時の化学シフトによる第1種核のスピンの才
    差運動を最初の2つの時間間隔の間に再フォーカシング
    し、非共鳴時の化学シフトによる第2種核のスピンの諸
    差運動を最後の2つの時間間隔の間に再フォーカシング
    する特許請求の範囲第1項記載の方法。 6、パルスシーケンスが (アクワイヤ■、場合によりデカプリングS)の形であ
    る〔ここにJはIおよびSで示す異種核間の結合定数で
    あり、■およびSはJ結仔スピン系ISn(nは整数で
    ある。)のすべての1/2スピン粒子であり、π/2〔
    S、x〕は2重回転フレームの1つの軸(x)上でSス
    ピンに適用される90°ラジオ周波数パルスを表わし、
    θ〔S,y〕はπ/2〔S,x〕の適用軸(x)と直交
    する軸(y)上でSスピンに適用されるθ°ラジオ周波
    数パルスを表わし、π/2〔I〕は1スピンに適用され
    る90°ラジオ周波数パルスを表わし、アクワイヤエは
    1スピンによって発せられるうジオ周波数信号の検出を
    表わし、デカシリングSは1スピンによって発せられる
    ラジオ周波数信号の検出の間、Sスピンに対するラジオ
    周波数エネルギーの連続的適用を表わす。 〕特特請求の範囲第1項記載の方法。 6、パルスシーケンスが ワイヤI、場合によりデプリング8) の形である〔ここにJは■およびSで示す異種核間の結
    合定数であり、IおよびSはJ結合スピン系ImSn(
    nおよびmは整数である。 )のすべてのスピン数の粒子であり、π/2〔S,x〕
    は2重回転フレームの1つの軸(x)上でSスピンに対
    し適用される90°ラジオ周波数パルスを表わし、θ〔
    S,y〕はπ/2〔S、x〕パルスの適用軸(x)と直
    交する軸(y)上でSスピンに対し適用されるθ°ラジ
    オ周波数パルスを表わし、φ〔1〕はIスピンに対し適
    用されるφ°ラジオ周波数パルスを表わし、アクワイヤ
    ■はスピンによって発せられるラジオ周波数信号の検出
    を表わし、デカシリングSはIスピンによって発せられ
    るラジオ周波数信号の検出の間、Sスピンに対するラジ
    オ周波数エネルギーの連続的適用を表わす。〕特特請求
    の範囲第1項記載の方法。 7、非共鳴時の化学シフトによるSスピンの諸差運動を
    最初の2つの時間間隔の間に再フォーカシングし、非共
    鳴時の化学シフトによる[スピンの諸差運動を最後の2
    つの時間間隔の間に再フォーカシングする特許請求の範
    囲第5項または第6項記載の方法。 8、パルスシーケンスの形が (アクワイヤI、場合によりデカ プリングS)であり、 またはパルスシーケンスの形が (アクワイヤI、場合によ りデカプリングS)であり、 またはパルスシーケンスの形が (アクワイヤI、場合によりデカ プリングS)であり、 またはパルスシーケンスの形が (アクワイヤI、場合によ りデカプリングS)であり、 または/パルスシーケンスの形が りデカプリングS)であり、 (アクワイヤI、場合によ りデカプリングS)であり、 またはノパスジ−ケンスの形が (アクワイヤI、場合によ りデカシリングS)である 〔ここにJはIおよびSで示す異種核間の結合定数であ
    り、■およびSはJ結合スピン系lmSn(nおよびm
    は整数である。)のすべてのスピン数の粒子であり、π
    /2〔S,x〕は2重回転フレームの1つの軸(X)上
    でSスピンに対し適用される180ラジオ周波数パルス
    を表わわし、デカプリング8はIスピンによって発直交
    する軸(y)上でSスピンに対し適用されるθ°ラジオ
    周波数パルスを表わし、φ(I)はIスピンに対し適用
    されるφ°ラジオ周波数パルスを表わし、アクワイヤ■
    はIスピンによって発せられるラジオ周波数信号の検出
    を表わし、デカプリングSはIスピンによって発せられ
    るラジオ周波数信号の検出の間、Sスピンに対するラジ
    オ周波数エネルギーの連続的適用を表わし、π〔8〕は
    Sスピンに対し適用される180°ラジオ周波数パルス
    を表わし、π〔I〕はIスピンに対し適用される。18
    0°ラジオ周波数パルスを表わし、π〔I〕π〔S〕と
    記載したパルスの順序は逆にすることができ、寸たはこ
    のパルスは同時に適用することができ、付加的時間間隔
    tは2次元核磁気共鳴分光分析法のための第2時間次元
    を得るため増加される。〕特許請求の範囲第1項記載の
    方法。 9、非共鳴時の化学シフトによるSスピンのオ差運動を
    最初の2つのI/2J時間間隔の間に再フオーカシング
    し、非共鳴時の化学シフトによるIスピンの才差運動を
    最後の2つのI/2j時間間隔の間に再フォーカシング
    する〔ここに−I/2J−t/2π(S)と記載したす
    べてのシーケンスは−t/2−π〔S〕−I/2Jと変
    え、または−I/2J−t−2−π〔I〕と記載したす
    べてのシーケンスは−t/2−t/2−π〔I〕−I/
    2J−と変え、または−I/2J−t/2−π〔S〕π
    〔I〕と記載したすべてのシーケンスは−t/2−π〔
    I〕π〔S〕−l/2J−と変えることができ、かつ−
    t/2−π〔S〕−l/2J−π〔I〕π〔S〕−t/
    2−もしくは−t/2−π〔I〕π〔S〕−l/2J−
    t/2−と変えることができる〕特許請求の範囲第8項
    記載の方法。 10、パルスシーケンスの形が π/2〔S,x〕−l/2J−π/2〔S〕−l/2J
    −θ〔S,y〕π〔I〕−l/2J−(アクワイヤI、
    場合によりデカプリングS)である〔ここにJはIおよ
    びSで示す異種核間の結合定数であり、IおよびSはJ
    結合スピン系ISn(nは整数である。)のすべての1
    /2スピン粒子であり、π/2〔S,x〕は2重回転フ
    レームの1つの軸(x)上でSスピンに対し、適用さh
    る90°ラジオ周波数パルスを表わし、θ〔S,y〕は
    π/2〔S,x〕パルスの適用軸(x)と直交する軸(
    y)lでSスピンに対し適用されるθ°ラジオ周波数パ
    ルスを表わし、π/2〔■〕はIスピンに適用される9
    0°ラジオ周波数パルスを表わし、アクワイヤ■はIス
    ピンによって発せられるラジオ周波数パルス信号の検出
    を表わし、デカプリングSはIスピンによって発せられ
    うるラジオ周波数信号の検出の間、Sスピンに対するラ
    ジオ周波数エネルギーの連続的適用を表わし、π〔S〕
    はSスピンに対し適用される180°ラジオ周波数パル
    スを表わし、π〔I〕はIスピンに対し適用される18
    0°ラジオ周波数パルスを表わし、π/2〔I〕π〔S
    〕またはθ〔S,y〕π〔■〕と記載したパルスの順序
    は逆にすることができ、またはこのパルスは同時に適用
    することができる。〕特許請求の範囲第1項記載の方法
    。 11、パルスシーケンスの形が π/2〔S,x〕−l/2J−(アクワイヤI、場合に
    よりデカプリングS)である〔ここにJはIおよびSで
    示す異種核間の結合定数であり、■およびSはJ結合ス
    ピン系ImSn(nおよびmは整数である。)のすべて
    のスピン数の粒子であり、π/2〔S,x〕は2重回転
    フレームの1つの軸(x)上でSスピンに対し適用され
    る90°ラジオ周波数パルスを表わし、θ〔S,y〕は
    π/2〔S、x〕パルスの適用軸(x)と直交する軸(
    y)上でSスピンに対し適用されるθ°ラジオ周波数パ
    ルスを表わし、φ〔I〕はIスピンに対し適用されるφ
    °ラジオ周波数パルスを表わし、アクワイヤIはIスピ
    ンによって発せられるラジオ周波数信号の検出を表わし
    、デカプリングSはIスピンによって発せられるラジオ
    周波数信号の検出の間、Sスピンに対するラジオ周波数
    エネルギーの連続的適用を表わし、π〔S〕はSスピン
    に対し適用される180°ラジオ周波数パルスを表わし
    、π〔■〕はニスビンに対し適用される180°ラジオ
    周波数パルスを表わし、φ〔■〕π〔S〕1だはθ〔S
    、y〕π〔■〕と記載したパルスの順序は逆にすること
    ができ、またはこのパルスは同時に適用することができ
    る。〕特許請求の範囲第1項記載の方法。 12.パルスシーケンスの形が π/2〔S,x〕−l/2J−t/2−π〔S〕−t/
    2−φ〔I〕−l/2J−θ〔S,y〕π〔I〕−l/
    2J−(アクワイヤI、場合によりデカプリングS)で
    あり、 またはパルスシーケンスの形が π/2〔S,y〕−l/2J−t/2−π〔I〕−t/
    2−φ〔I〕π〔S〕−l/2J−θ〔S,y〕π〔I
    〕−l/2J−(アクワイヤI、場合によりデプリング
    S)であり、 またはパルスシーケンスの形が π/2〔S,x〕−l/2J−t/2−π〔I〕π〔S
    〕−t/2−φ〔I〕−合によりデカプリングS)であ
    り、 l/2J−θ〔S,y〕π〔I〕−l/2J(アクワイ
    ヤI、場合によりデカプリングS)であり、 またはパルスシーケンスの形が π/2〔S,x〕−l/2J−t/2−π〔S〕−t/
    2−φ〔I〕−l/2J−θ〔−π〔I〕π〔S〕−t
    /2−l/2J−(アクワイヤI、場合によりデカプリ
    ングS)であり、 またはパルスシーケンスの形が π/2〔S,x〕−l/2J−t/2−π〔S〕−t/
    2−φ〔I〕−l/2J−θ〔l/2J−θ〔S,y〕
    π〔I〕−l/2J(アクワイヤI、場りデカプリング
    S)である 〔ここにJはIおよびSで示す異種核間の結合定数であ
    り、■およびSはJ結合スピン系ImSn(nおよびm
    は整数である。)中のすべてのスピン数の粒子であり、
    π/2〔S、x〕は2重回転フレームの1つの軸(X)
    上でSスピンに対し適用される90°ラジオ周波数パル
    スを表わし、θ〔S、y〕はπ/2〔S、x〕パルスの
    適用軸(x)と直交する軸(y)上でSスピンに対し適
    用されるθ°ラジオ周波数パルスを表わし、φ〔■〕は
    Iスピンに対し適用されるφ°ラジオ周波数パルスを表
    わし、アクワイヤIは■スピンによって発せられるラジ
    オ周波数信号の検出を表わし、デカプリングSはIスピ
    ンによって発せられるラジオ周波数信号の検出の間、S
    スピンに対するラジオ周波数エネルギーの連続的適用を
    表わし、π〔S〕はSスピンに対し適用される180°
    ラジオ周波数パルスを表わし、π〔I〕はIスピンに対
    し適用される180°ラジオ周波数パルスを表わし、φ
    〔I〕π[S〕もしくはπ〔I〕π〔S〕もしくはθ〔
    S、y〕π〔I〕と記載した。パルスの順序は逆にする
    ことができ、またはこのパルスは同時に適用することが
    でき、付加的時間間隔tは2次元核磁気共鳴分光分析法
    のための第2時間次元を得るため増加される。〕特許請
    求の範囲第1項記載の方法。 13、パルスシーケンスの形が π/2〔S,x〕−l/2J−t/2−π〔S〕−t/
    2−φ〔I〕−l/2J−θ〔l/2J−θ〔S,y〕
    π〔I〕−l/2J(アクワイヤI、場合によりデカプ
    リング8)であり、 またはパルスシーケンスの形が π/2〔S,x〕−l/2J−t/2−π〔S〕−t/
    2−φ〔I〕−l/2J−θ〔〔S〕−l/2J−θ〔
    S,y〕π〔I〕−l/2J−(アクワイヤI、場合に
    よりデカプリングS)であり、 π/2〔S,x〕−l/2J−t/2−π〔S〕−t/
    2−φ〔I〕−l/2J−θ〔l/2J−θ〔S,y〕
    π〔I〕−l/2J(アクワイヤI、場またはパルスシ
    ーケンスの形が 場合によりデカプリングS)であり、 またはパルスシーケンスの形が π/2〔S,x〕−l/2J−t/2−π〔S〕−t/
    2−φ〔I〕−l/2J−θ〔l/2J−θ〔S,y〕
    π〔I〕−l/2J(アクワイヤI、場合によりデカプ
    リングS)であり、 またはパルスシーケンスの形が π/2〔S,x〕−l/2J−t/2−π〔S〕−t/
    2−φ〔I〕−l/2J−θ〔〔I〕−t/2−θ〔S
    ,y〕π〔I〕−l/2J−アクワイヤI、場合により
    デカプリングS)である 〔ここKJは■およびSで示す異種核間の結合定数であ
    り、■およびSはJ結合スピン系lmSn(nおよびm
    は整数である。)中のすべてのスピン数の粒子であり、
    π/2〔S、x〕は2重回転フレームの1つの軸(x)
    上でSスピンに対し適用される90°ラジオ周波数パル
    スを表わし、θ〔S、y〕はπ/2〔S,x〕パルスの
    適用軸(x)と直交する軸(y)上でSスピンに対し適
    用されるθ°ラジオ周波数パルスを表わし、φ〔■〕は
    Iスピンに対し適用されるφ°ラジオ周波数パルスを表
    わし、アクワイヤIはIスピンによって発せられるラジ
    オ周波数信号の検出を表わし、デカプリングSはIスピ
    ンによって発せられるうラジオ周波数信号の検出の間、
    Sスピンに対するラジオ周波数エネルギーの連続的適用
    を表わし、π〔S〕はSスピンに対し適用される180
    °ラジオ周波数パルスを表わし、π〔I〕はIスピンに
    対し適用される180°ラジオ周波数パルスを表わし、
    π/2〔I〕π〔S〕もしくはπ〔I〕π〔S〕もしく
    はθ〔S,y〕π〔I〕と記載したパルスの順序は逆に
    することができ、またはこのパルスは同時に適用するこ
    とができ、l/2J−t/2−π〔S〕と記載したすべ
    てのシーケンスは−t/2−π〔S〕−l/2Jと変え
    、または−l/2J−t/2−π〔I〕と記載したすべ
    てのシーケンスは−t/2−π〔I〕−l/2Jと変え
    、または−l/2J−t/2−π〔I〕π〔S〕と記載
    したすべてのスーケンスは−t/2−π〔I〕π〔S〕
    −l/2J−π〔I〕−t/2と記載したシーケンスは
    −t/2−l/2J−π〔I〕π〔S〕−t/2または
    −t/2−π〔I〕π〔S〕−l/2J−t/2−変え
    ることができ、付加的時間間隔tは2次元核磁気共鳴分
    光分析法のための第2時間次元を得るため増加される。 〕特許請求の範囲第1項記載の方法。 14、パルス位相が連続的スキャンの間に循環する特許
    請求の範囲第1項、第4項〜第6項、第8項、第10項
    〜第13項の1つに記載の方法。 15、第2種の核(I)からの前記定義による正常信号
    が第1種の核(S)に対して適用されるパルス(π/2
    )のいずれかの位相変化および交互スキャンから生ずる
    信号の控除によって抑制され、かつ(または)第2種の
    核(I)からの正常信号が第2種の核(I)の前照射に
    よる第2種核(I)の磁化の前飽和によって抑制される
    特許請求の範囲第1項、第4項〜第6項、第8項、第1
    0項〜第13項の1つに記載の方法。 16、パルスπ/3[S,x]またはパルス〔S、y]
    が交互スキャンの控除と関連して位相変化され、かつ(
    または)■核の自然I磁化が前照射またけメーンシーケ
    ンス直前のπ/2〔I]−l/2J−π〔I〕の形の初
    期シーケンスによって前飽和される特許請求の範囲第5
    項、第6項、第8項、第10項〜第13項の1つに記載
    の方法。 17、パルス不均質性捷たはパルスの誤セットを補償す
    るため、個々のパルスの代りに複合パルスを使用する特
    許請求の範囲第1項、第4項〜第6項、第8項、第10
    項〜第13項の1つに記載の方法。 18、パルス位相を連続スキャンの間に位相循環し、複
    合パルスを個々のパルスの代りに使用し、第2種の核(
    I)からの正常信号を抑制する特許請求の範囲第1項、
    第4項〜第6項、第8項、第10項〜第13項の1つに
    記載の方法。 19、非共鳴時の化学シフトによるSスピンおよびIス
    ピンの才差運動を各時間間隔の中心でπ〔I〕π〔S〕
    パルスを使用することによって各時間間隔の間に再フォ
    ーカシングし、または第1時間間隔の長さを2倍にし、
    この時間間隔の中心でπ〔S〕パルスによりこの時間間
    隔の前半の間Iスピンに対しゲートデカプリングを適用
    することによって再フォーカシングし、または最後の時
    間間隔の長さを2倍にし、この時間間隔の中心でπ〔I
    〕パルスによりこの時間間隔の後半の間Sスピンに対し
    ゲートデカプリングを適用することによって再フォーカ
    シングする〔ここにπ〔S〕はSスピンに対し適用され
    る180°ラジオ周波数パルスを表わし、π[I]はI
    スピンに対し適用される180°ラジオ周波数パルスを
    表わし、π(I〕π〔S〕と記載したパルスの順序は逆
    にすることができ、またはこのパルスは同時に適用する
    ことができ、パルス位相は連続スキャンの間位相循環す
    ることができ、複合パルスを個々のパルスの代りに使用
    することができ、第2種の核(I)からの正常信号は抑
    制することができる。〕特許請求の範囲第5項または第
    6項記載の方法。 20、非共鳴時の化学シフトによるSスピンおよびIス
    ピンの才差運動を各l/2J時間間隔の間に各l/2J
    時間間隔の中心でπ〔I〕π〔S〕パルスの使用によっ
    て再フォーカシングし、または最初のl/2時間間隔の
    長さを2倍にし、この時間間隔の中心でπ〔S〕パルス
    によりこの時間間隔の前半の間Iスピンに対しゲートデ
    カシリングを適用することによって再フォーカシングし
    、または最後の1時間間隔の長さを2倍にし、この時間
    間隔の中心でπ〔■〕パルスによりこの時間間隔の後半
    の間Sスピンに対しゲートデカプリングを適用すること
    によって再フォーカシングする〔ここにπ[S]はSス
    ピンに対し適用される180°ラジオ周波数パルスを表
    わし、π〔I〕はIスピンに対し適用される180°ラ
    ジオ周波数パルスを表わし、π〔I〕π〔S〕と記載し
    たパルスの順序は逆にすることができ、オたはこのパル
    スは同時に適用することができ、、パルス位相は連続ス
    キャンの間位相循環することができ、複合パルスを個々
    のパルスの代りに使用することができ、第2種核(I)
    からの正常信号を抑制することができ、−l/2J−t
    /2−π〔s〕と記載したシーケンスは−t/2−π〔
    S〕−l/2J−と変え、または−l/2J−t/2−
    π〔I〕と記載したシーケンスは−t/2−π〔I〕−
    l/2J−と変え、または−l/2J−t/2−π〔I
    〕π〔S〕と記載したシーケンスは−t/2−π〔I〕
    π〔S〕−l/2J変え、または−l/2J−t/2−
    π〔I〕π〔S〕と記載したシーケンスは−t/2−π
    〔I〕π〔S〕−l/2J−と変えることができき、−
    t/2−π〔S〕−l/2J−π〔I〕−t/2と記載
    したシーケンスは−t/2−l/2J−π〔I〕π〔S
    〕−t/2−または−t/2−π〔I〕π〔S〕−l/
    2J−t/2−と変えることができる。 〕特許請求の範囲第8項記載の方法。 21、非共鳴時の化学シフトによるSスピンの才差運動
    を最初の2つのl/2J時間間隔の間に再フオーカシン
    グし、非共鳴時の化学シフトによるIスピンの才差運動
    を最後の2つの2/2J時間間隔の間に再フオーカシン
    グする〔ここにl/2J時間間隔が最初のこのような時
    間間隔である−l/2J−t/2−π〔I〕−t/2−
    と記載したシーケンスは時間間隔tの間Iスピンに対し
    ゲートデカプリングを適用する−t−l/2J−と変え
    ることができ、またはl/2J時間間隔が最初のこのよ
    うな時間間隔である−l/2J−t/2−π〔l〕π〔
    S〕−t/2−と記載したシーケンスは最初のt/2時
    間間隔の間Iスピンに対しゲートデカプリングを適用す
    る−t/2−π〔S〕−t/2−l/2J−と変えるこ
    とができ、またはl/2J時間間隔が最後のこのような
    時間間隔である−l/2J−t/2−π〔I〕π〔S〕
    −t/2−と記載したシーケンスは最後のt/2時間間
    隔の間Sスピンに対しゲートデカプリングを適用する−
    l/2J−t/2−π〔I〕−t/2−と変えることが
    でき、パルス位相は連続スキャンの間位相循環すること
    ができ、複合パルスを個々のパルスの代りに使用するこ
    とができ、第2種核(1)からの正常信号は抑制するこ
    とができる。〕特許請求の範囲第8項記載の方法。 22、パルスシーケンスの形が π/2〔S〕−t/2−π〔S〕−t/2−π/2〔S
    ,x〕−l/2J−t/2−π〔S〕−2−φ〔■〕−
    L/2J−θ〔S、y〕π〔I〕−l/2J−(アクワ
    イヤI、場合によりデカシリングS)であり、 またはパルスシーケンスの形が π/2〔S〕−t′/2−π〔S〕−t′/2−π/2
    〔S,x〕−l/2J−t/2−π〔S〕−t/2−φ
    〔I〕π〔S〕−l/2J−θ〔S,y〕π〔I〕−l
    /2J−(アクワイヤ■、場合によりデカシリングS)
    であり、 またはパルスシーケンスの形が π/2〔S〕−t′−π〔S〕−t′/2−π/2〔S
    ,x〕−t/2−π〔S〕−t/2−l/2J−φ〔I
    〕π〔S〕−l/2J−θ〔S,y〕π〔I〕−l/2
    J−(アクワイヤI、場合によりデカプリングS)であ
    る 〔ここにJはIおよびSで示す異種核間の結合定数であ
    り、IおよびSはJ結合スピン系ImSn(nおよびm
    は整数である。)のすべてのスピン数の粒子であり、π
    /2〔S,x〕は2重結合フレームの1つの軸(x)上
    でSスピンに対し適用される90°ラジオ周波数パルス
    を表わし、θ〔S,y〕はn/2〔S,x〕パルスの適
    用軸(x)と直交する軸(y)上でSスピンに対し適用
    されるθ°ラジオ周波数パルスを表わし、φ〔I)はI
    スピンに対し適用されるφ°ラジオ周波数パルスを表わ
    し、アクワイヤ■はIスピンによって発せられるラジオ
    周波数信号の検出を表わし、デカプリングSばlスピン
    によって発せられるラジオ周波数信号の検出の間、Sス
    ピンに対するラジオ周波数エネルギーの連続的適用を表
    わし、π〔S〕はSスピンに対し適用される180°ラ
    ジオ周波数7eルスを表わし、π[I)はlスピンに対
    し適用される180°ラジオ周波数パルスを表わし、φ
    〔I〕π〔S〕もしくはπ〔I〕π〔S〕もしくはθ〔
    S,y〕π〔I〕と記載したパルスの順序は逆にするこ
    とができ、またはこのパルスは同時に適用することがで
    き、付加的時間間隔t′は2次元的核磁気共鳴分光分析
    法のための第2時間次元を得るため増加され、tは固定
    的時間間隔であり、パルス位相は連続スキャンの間に位
    相循環することができ、復号パルスを個々のパルスの代
    りに使用することができ、第2種核(I)からの正常信
    号を抑制することができる。〕特許請求の範囲第1項記
    載の方法。
JP4404483A 1982-03-16 1983-03-16 核磁気共鳴分光分析装置を作業する方法 Pending JPS5920842A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US35863682A 1982-03-16 1982-03-16
US358636 1982-03-16
US466543 1983-02-15

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS5920842A true JPS5920842A (ja) 1984-02-02

Family

ID=23410454

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4404483A Pending JPS5920842A (ja) 1982-03-16 1983-03-16 核磁気共鳴分光分析装置を作業する方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5920842A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS618650A (ja) * 1984-03-29 1986-01-16 バリアン・アソシエイツ・インコーポレイテッド 核磁気共鳴スペクトロメ−タを動作する方法
JPS6116211A (ja) * 1984-07-04 1986-01-24 Toshiba Corp 非常トリツプ装置のテスト装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5289379A (en) * 1975-12-15 1977-07-26 Varian Associates Method of spectroscopically analyzing twoodimensional magnetic resonance

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5289379A (en) * 1975-12-15 1977-07-26 Varian Associates Method of spectroscopically analyzing twoodimensional magnetic resonance

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS618650A (ja) * 1984-03-29 1986-01-16 バリアン・アソシエイツ・インコーポレイテッド 核磁気共鳴スペクトロメ−タを動作する方法
JPS6116211A (ja) * 1984-07-04 1986-01-24 Toshiba Corp 非常トリツプ装置のテスト装置
JPH0544522B2 (ja) * 1984-07-04 1993-07-06 Tokyo Shibaura Electric Co

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4521732A (en) Pulse sequence for use in performing nuclear magnetic resonance spectroscopy
Blümich et al. Essential NMR
Mueller Analytic solutions for the time evolution of dipolar-dephasing NMR signals
Mandal et al. A comprehensive discussion of HSQC and HMQC pulse sequences
Kurbanov et al. The nuclear magnetic resonance relaxation data analysis in solids: general R1/R1ρ equations and the model-free approach
Gan Spin dynamics of polarization inversion spin exchange at the magic angle in multiple spin systems
Brutscher et al. Quantitative investigation of dipole–CSA cross-correlated relaxation by ZQ/DQ spectroscopy
JPS60242352A (ja) サンプルのnmr像を発生する方法とnmr作像装置
Derome The use of NMR spectroscopy in the structure determination of natural products: two-dimensional methods
Müller et al. Solid state NMR: principles, methods, and applications
JPS618650A (ja) 核磁気共鳴スペクトロメ−タを動作する方法
Mezei La nouvelle vague in polarized neutron scattering
Lundin et al. Solid-State NMR Free Induction Decay, Simulated by the System of Classical Magnetic Moments and Quantum Correlations
Allard et al. A method for simulation of NOESY, ROESY, and off-resonance ROESY spectra
Tseytlin Concept of phase cycling in pulsed magnetic resonance using sinusoidal magnetic field modulation
Nishiyama et al. Development of modulated rf sequences for decoupling and recoupling of nuclear-spin interactions in sample-spinning solid-state NMR: application to chemical-shift anisotropy determination
JPS5920842A (ja) 核磁気共鳴分光分析装置を作業する方法
Naito et al. Two‐dimensional nuclear magnetic resonance studies on a single crystal of l‐alanine. Separation of the local dipolar fields; and 2D exchange spectroscopy of the 14N relaxation processes
Wang et al. A pictorial operator formalism for NMR coherence phenomena
Bengs et al. The Aharonov–Anandan phase and geometric double-quantum excitation in strongly coupled nuclear spin pairs
Maas et al. Heteronuclear correlation spectroscopy with rf gradients
US5521504A (en) Pulse sequence and method for creating a radio-frequency magnetic field gradient with a spatially independent phase for NMR experiments
Devience Nuclear magnetic resonance with spin singlet states and nitrogen vacancy centers in diamond
Derome et al. Low-temperature solid-state NMR of proteins
Dittmer et al. Multiple refocusing in NMR spectroscopy: Compensation of pulse imperfections by scalar couplings