JPS5920083Y2 - ゴムラテックス製オ−バ−ブ−ツ - Google Patents

ゴムラテックス製オ−バ−ブ−ツ

Info

Publication number
JPS5920083Y2
JPS5920083Y2 JP3379181U JP3379181U JPS5920083Y2 JP S5920083 Y2 JPS5920083 Y2 JP S5920083Y2 JP 3379181 U JP3379181 U JP 3379181U JP 3379181 U JP3379181 U JP 3379181U JP S5920083 Y2 JPS5920083 Y2 JP S5920083Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
overboots
boots
rubber
shoe
latex
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP3379181U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57146502U (ja
Inventor
良三 長井
Original Assignee
株式会社 ダンロップホ−ムプロダクツ
住友ゴム工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社 ダンロップホ−ムプロダクツ, 住友ゴム工業株式会社 filed Critical 株式会社 ダンロップホ−ムプロダクツ
Priority to JP3379181U priority Critical patent/JPS5920083Y2/ja
Publication of JPS57146502U publication Critical patent/JPS57146502U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS5920083Y2 publication Critical patent/JPS5920083Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、携行するのに便利なように折りたたみ可能で
あって、着装容易かつ雨雪や水滴の侵入を能く防止しう
る柔軟性に富むオーバーブーツに関する。
周知のゴム製長靴は、第二次大戦前及び戦後の十数年頃
までは、降雨降雪時の防水履物として一般に広く用いら
れてきたが、最近では舗装道路の普及に因る生活様式や
ファッション感覚の大きな変革に伴って、部会の一般家
庭からは殆んど姿を消し、今日では、土木作業場、魚介
類取扱作業所、農家あるいは降雪地域等においてのみ依
然として賞用されているに過ぎない。
しかし、積雪時は兎も角として、土木作業者等にしても
、該長靴を現場まで収容袋等に入れて携行した上、これ
を着装するのが常とされている。
その理由は、長靴の不体裁さもさることながら、一般に
は保型性の点から靴全体が比較的肉厚なゴム弾性体によ
り形成されているため、軽快な作業動作を行なうには余
りにも重く、かつ柔軟性に欠け、しかも通気性が悪いた
めに足指部が不衛生になり勝ちである等の欠点をもって
いることに在る。
一方、婦人靴用のオーパージユーズとして、透明な合成
樹脂製フィルムで形成されたものが一部市販されてはい
るが、これは飽くまでも一時的使用に供する防水履物で
あって、動きの激しい土木作業、魚介類取扱作業、農作
業等のための作業用履物としての用に供するには、耐摩
耗性、引裂強度、モジュラスなどの機械的強度の点で充
分ではなく、又、酷寒時には柔軟性が失われるため、作
業適応性、履き心地が悪化する。
したがって、現在まで、合成樹脂フィルムにより造られ
た作業用オーバーブーツは未だ実用化されていない。
さらに、前記ゴム製長靴は、降雪地や田植え作業、ある
いは魚市場での集荷作業等の際に使用する場合、その履
口から水滴が侵入して作業衣服を濡らし、又足指を不潔
にする等の欠点がある。
本考案は、上述の現状に鑑み、小容積に折たたんで携行
することができると共に、通常の履物の上に更に重ねて
着装することができ、しかも激しい作業動作に対応でき
る柔軟性と耐摩耗性に加えて、さらに着装の容易性と完
全な防水性とを具備するオーバーブーツを提供すること
を目的とする。
本考案は上記目的を達成するため、先づ第一にオーバー
ブーツ全体をゴム状弾性体のラテックスを用いて浸液法
により形成することによって、極めて薄肉にして柔軟性
に富むものとする。
使用されるゴムの種類は天然ゴム又は合成イソプレンゴ
ムを最適材料とするが、耐候性、耐摩耗性等を考慮して
、クロロプレンゴム、スチレン・ブタジエゴム等、他の
合成ゴムラテックスをブレンドすることもできる。
例えば、天然ゴム・ラテックスで造られた本案ブーツは
、薄肉で柔軟性に富む上に、機械的強度、例えば引張強
度が少なくとも300kgf/cm2又はそれ以上に達
する。
これに対して、例えば塩化ビニルフィルムによって同様
の薄肉ブーツを造った場合、いずれも硬度40°のもの
として、後者の引張強度は、精々100 kgf/cm
2でしかない 本案ブーツは上述の強靭な材質に加え、加硫ゴムチップ
又はプラスチック砕片等が充填され、かつ、本体と一体
化した比較的肉厚の靴底部を備える。
本靴底部は、従来の長靴のそれ程剛直ではなく、比較的
柔軟で、伸縮性に富むが、内蔵する加硫ゴムチップ又は
硬質プラスチック砕片等のため充分な滑り止め効果及び
耐摩耗性を備える(第1図の靴底部3参照)。
因みに、この靴底部分は、予め成形された本体の底部分
を前記加硫ゴムチップ又は硬質プラスチック砕片を混合
したラテックス組成物中に浸漬、加硫することにより得
られる。
本考案ブーツの本体部は、従来の長靴と同様に上方に向
うに従い末拡がりに形成されるが、その上部では、逆に
上方に向って縮小する襞付きの覆口部を備える(第1図
の履口部4参照)。
この襞付履口部は、本体部の構成材料と同じゴムテック
スにより一体成形されるものであるので、伸縮性に富み
、ブーツ着装に際して容易に押し拡げることができ、着
装後は脚部周面に対して緊密に密着して、該履口部から
の水滴や雪片等の侵入を阻止する。
本考案ブーツは通常の短靴、作業靴、運動靴等を着用し
たまま、更にその上に着装するものであるので、上述の
ように伸縮性に富むゴムラテックスで構成されることに
加えて、その足首部の形状に格別の工夫を凝らしている
即ち、従来の長靴は、一般に、本体部へのズボン等の裾
部の装入を容易にするため太目に形成されているので、
歩行の際の締りの無さを解消するため、第2図中点線で
示すように足首部前面5 a’を、脛部6の延長線Y−
Yより後方へ喰い込むように湾曲形成されている。
これに対して、本考案ブーツでは、該足首部前面5aを
、脛部6の延長線Y−Yより前方へ向は突出する内向き
の弧状として胛皮部7へ連接させている。
その結果、通常の靴を履いたままでも前記足首部を通す
のに支障を感ぜしめない。
なお、足首部を上述のように拡げても、足先部2の内法
寸法を通常の靴の外径と等しいか、又は僅かに小さく形
成しておけば、本考案ブーツの伸縮性が極めて大きいの
で、前記足先部2は、その収縮力で内部の粒表面に密着
すると共に、履口部4は脛部周面に密着し、かくして歩
行時の締り無さの問題は完全に解消しつる。
しかも、足先部2が、常時伸長状態で着装されても、先
述した通りその引張り強度は少なくとも300 kgf
/ cm 2もあるので、従来の塩化ビニル等の合成
樹脂フィルム製オーパージユーズに起り勝ちの、内装靴
の尖端部分の擦過により簡単に切り裂かれることもない
以下本考案の一実施例を図示するオーバーブーツにつき
説明する。
第1図において、本例のブーツ1は、天然ゴムラテック
ス中に、浸液法の常法に従って浸漬型を所要回数浸漬す
ることにより該ブーツ本体1を形成された後、加硫ゴム
チップ3b混入天然ゴムラテツクスを収容する別な液槽
(図示せず)中に、前記浸漬型上に被着されたままの本
体1の靴底部分のみを更度浸漬することにより、微細凹
凸面を有する靴底部3を形成される。
本例ブーツ1に、既述のように形成された襞付履口部4
と拡径足首部5とを備えているので、襞付履口部4を押
し拡げ、鉄部から通常の靴を履いたま・で足先部を挿入
し、漸次拡径足首部5を経てブーツ1の足先部2まで挿
し込めば、該足先部2の収縮力と、襞壁履口部4の収縮
力とにより、脚部上にピッタリと装着できる。
しかも、本例ブーツは柔軟で伸縮性に富み、かつ引張強
度も優れているので、激しい作業動作に能く追随し、敏
速な作業動作を全く阻害しない。
なお、所望により襞付履口部4に通気小孔を設けて、通
気性を良好とすることもできる。
さらに、靴底部3の表面は加硫ゴムチップによる微細突
起3aの滑り止め面を形成しているので、殊に水濡れ床
面上での作業時には、単に波形やその他形状の凸条3a
’を形成した従来長靴と異なり、優れたスベリ抵抗性を
発揮する。
即ち、第3図イに示すように、本案ブーツの各微細突起
3aの頂点と広平面とは点接触であるので、両者間に水
膜が形成されることはないのに対して、従来長靴の波形
突条は第3図口に示すように、その頂面が微小幅である
とは云え、該頂面と広平面とは面接触となる。
したがって該突条頂面と広平面との間に、水膜Wが存在
することになり、自動車タイヤの接地面と地面との間に
おけるハイドロプレーニング現象と同様の現象が該突条
頂面と広平面との間に生じる。
このため、従来の波形突条を備えた長靴においては、水
濡れ床面上では殆んどスベリ抵抗機能を果しえないので
ある。
本例ブーツは以上の利点に加えて、全体が薄肉で柔軟な
ゴムラテックス製であるので、第4図に示すごとく、最
小容積に折り畳むことができ、これをカバン等の片隅に
収納して作業場所まで携行し、その場で通勤用靴のよ・
その上に本案ブーツを着用して作業を行なうことができ
るという利点を有する。
本考案は、以上に詳述した通り、柔軟にして伸縮性に富
み、機械的強度の優れた、かつスベリ抵抗性大なる折り
畳み可能なオーバーブーツを提供するという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例によるオーバーブーツの側面
図、第2図は前記ブーツの部分拡大側面図、第3図は前
記ブーツの靴底面部の拡大側面図イ及び従来長靴の靴底
面部の拡大側面図口、第4図は前記ブーツの折り畳み状
態を示す斜視図である。 1:ブーツ本体、2:足先部、3:靴底部、4:履口部
、5:足首部、6:脛部、7:胛皮部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ゴム弾性体のラテックスを用いて浸漬法により全体を一
    体的に形成された薄肉で柔軟性に富むオーバーブーツで
    あって、下記各部が下記のごとく構成されていることを
    特徴とするゴムラテックス製オーバーブーツ。 (a)比較的肉厚に形成された靴底部が、その底面に加
    硫により一体的に固着された加硫ゴムチップ又は硬質プ
    ラスチック砕片よりなる滑止め面を形成されていること
    。 (b)上方に向かって末拡がりとなる本体部の上端から
    一体的に形成された履口部が、上方に向かって縮小する
    襞付筒状に形成されていること。 (C)足首部が脛部の延長線より前方へ突出して胛皮部
    へ連接する内向きの弧状を呈するごとく形成されると共
    に、前記胛皮部は内装する靴の外径と等しいか、又は僅
    かに小さく形成されていること。
JP3379181U 1981-03-10 1981-03-10 ゴムラテックス製オ−バ−ブ−ツ Expired JPS5920083Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3379181U JPS5920083Y2 (ja) 1981-03-10 1981-03-10 ゴムラテックス製オ−バ−ブ−ツ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3379181U JPS5920083Y2 (ja) 1981-03-10 1981-03-10 ゴムラテックス製オ−バ−ブ−ツ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57146502U JPS57146502U (ja) 1982-09-14
JPS5920083Y2 true JPS5920083Y2 (ja) 1984-06-11

Family

ID=29831132

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3379181U Expired JPS5920083Y2 (ja) 1981-03-10 1981-03-10 ゴムラテックス製オ−バ−ブ−ツ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5920083Y2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0327450Y2 (ja) * 1986-12-29 1991-06-13
JPH0327449Y2 (ja) * 1986-12-29 1991-06-13
US20210337930A1 (en) * 2020-04-29 2021-11-04 UA Thomas Co. Ltd. Slip resistant shoe cover

Also Published As

Publication number Publication date
JPS57146502U (ja) 1982-09-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4194310A (en) Athletic shoe for artificial turf with molded cleats on the sides thereof
US5315767A (en) Shoe sole saver
US6035554A (en) Asymmetrical reversible article of footwear
US4255877A (en) Athletic shoe having external heel counter
US3566487A (en) Cast shoe
US20050229428A1 (en) Stowable overshoes traction soles
US20090211113A1 (en) Water-resistant and floatable footwear and method of manufacture therefor
US20230157414A1 (en) Boots with gusset
US4183157A (en) Overshoes for spiked shoes
JPS5920083Y2 (ja) ゴムラテックス製オ−バ−ブ−ツ
US20020148138A1 (en) Smart tread boot covers
US20220322783A1 (en) Article of Footwear for Sand Surfaces
US2761159A (en) Last for footwear
JPH0630801A (ja) 地下たび及びその製造方法
CN207590147U (zh) 一种雨靴
CN212994814U (zh) 一种防水、防滑鞋套
CN210630734U (zh) 一种便捷拖鞋
CN217958971U (zh) 低帮安全鞋
JP3478373B2 (ja)
CN212994832U (zh) 一种防脱落施工专用胶鞋
JP2001128705A (ja) 指間に仕切部材を設けた靴
JPH0432966Y2 (ja)
KR200294911Y1 (ko) 휴대용 덧장화
CN206744685U (zh) 一种雨鞋
US1840241A (en) Article of footwear