JPS59199462A - 易開封性ヒ−トシ−ル蓋 - Google Patents

易開封性ヒ−トシ−ル蓋

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JPS59199462A
JPS59199462A JP6838683A JP6838683A JPS59199462A JP S59199462 A JPS59199462 A JP S59199462A JP 6838683 A JP6838683 A JP 6838683A JP 6838683 A JP6838683 A JP 6838683A JP S59199462 A JPS59199462 A JP S59199462A
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heat
opening
score
plastic
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JP6838683A
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忠彦 葛良
博 上野
広田 和実
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はプラスチック製の易開封性ヒートシール蓋に関
するもので、より詳細には、透明性、保存性、易開封性
及び密封性能に優れたプラスチック製のヒートシール蓋
に関するものである。
従来透明性が要求されるヒートシール蓋としては、通常
のヒートシール蓋の他に、ピーラブルシール蓋、射出成
形による易開封性ヒートシール蓋等が知られているが、
これらの蓋は罐詰に使用されるイーシイ・オープン端蓋
に比して保存性、易開封性、密封信頼性の何れかの点で
未だ欠点を有している。例えば、ピーラブルシール蓋は
、プラスチックフィルムにヒートシーラントの層を設け
たものであり、ヒートシーラントとしては、ポリエチレ
ン等のオレフィン系樹脂にワックス、粘着付与剤、エラ
ストマー等を配合することによって、シール強度をI 
Kf/ 15 runのオーダーに調節したものが使用
されている。この種のピーラプルシール蓋は、内容物を
充填した包装体を加熱殺菌した場合の密封信頼性に欠け
ており、厚生省告示17号(昭和52年8月1日施行)
においても、ヒートシールにより密封され、加圧加熱殺
菌される食品用の容器は、2.3 K?/ 15M以上
のヒートシール強度を有することを義務づけている。
一方、このような高いシール強度で密封された通常のヒ
ートシール蓋では、ヒートシール界面での手による剥離
は到底困難であり、現状ではナイフ、端切等の工具を用
いて開封を行っている。
また、蓋のパネノペ開封すべき部分を区画するリブ及び
開封用タブをプラスチックの射出成形により一体に成形
して成るヒートシール蓋も既に提案されているが、この
ような射出成形蓋はヒートシール性のあるポリエチレン
等で形成されることに関連して、パネルを通してのガス
透過が無視し得ないオーダーで生じ、内容物の長期保存
性の点で未だ問題があると共に、パネルの引裂きが容易
でなく開封性の点でも未だ問題がある。
従って、本発明の目的は、上述した欠点が解消され、透
明性、保存性、易開封性及び密封性能の組合せに優れた
プラスチック製のヒートシール蓋を提供するにある。
本発明の他の目的は、積層構造のプラスチックパネルと
、該パネルに刻設された弱化線と、該弱化線で区画され
た開口すべき部分に設けられた開封タブとを備えた新規
構造のプラスチック製ヒートシール蓋を提供するにある
本発明によれば、容器本体とヒートシール部を形成して
該容器本体を密封するだめの易開封性ヒートシール蓋に
おいて、該蓋は、少なくとも内面側周辺部がヒートノー
ル性であり且つ実質上全面にガスバリヤ−性樹脂層を備
えたグラスチックパネルから成り、該蓋のヒートシール
すべき周辺部よりも中心側には開口すべき部分を区画す
る弱化線がプラスチックパネルの厚み方向の途中に達す
るように設けられ、該プラスチックパネルの開口すべき
部分には、これと一体にプラスチックの開封タブが固着
されていることを特徴とする易開封性ヒートシール蓋が
提供される。
本発明を、添付図面に示す具体例に基いて以下に詳細に
説明する。
本発明の易開封性ヒートシール蓋を容器に適用した状態
を示す第1図、蓋を分解して示す第2図及び蓋の要部断
面を拡大して示す第6図において、この蓋は、以下に詳
述する積層構造のプラスチックパネル1;該プラスチッ
クパネル1に、開口すべき部分7を区画するように設け
られたスコア8;及びこの開口すべき部分7にこれと一
体に設けられた開封用タブ9を有することが重要な特徴
である。
プラスチックパネル1は、この具体例において、ヒート
シール性熱可塑性樹脂内面材2、耐湿性の熱可塑性樹脂
外面材4及びこれらの中間にサンドインチされたガスバ
リヤ−性樹脂層6から成っている。
このパネル1ば、周状のリム部6を介してヒートシール
用の周辺部5を有しており、この中心側には、前述した
如く、開口すべき部分を区画するスコア8が設けられて
いる。
このヒートシール用蓋を適用する容器10は、例えば、
第1図に示すように、ヒートシール性熱可塑性樹脂の内
面材20、耐湿性熱可塑性樹脂外面材21及びこれらの
間にサンドイッチされたガスバリヤ−性樹脂層22の積
層体から形成され、底部11、これに一体に連なる側壁
部12及びこの開口端に連なる7ランノ部16から成っ
ており、この7ランノ部16と蓋体周辺部5との間でヒ
ートシールによる密封が行われる。
本発明においては、第6図の拡大図に示す通り、スコア
8をパネル1の外側からパネル1の厚さの途中に迄達す
るように設けると共に、このスコア8の中心側に且つス
コアの開封開始部14に近接して、パネル1を貫通する
孔15を設ける。開封用タブ9は、開封用リング16と
りベット17とから成っており、この開封用リング16
は一端部に押裂き用先端18?有している。リベット1
7ば、パネル1の内面材2とヒートシール可能な熱可塑
性樹脂から成っていて、このリベット17は、図面に示
す通り、パネル10貫通孔15内に挿入され且つ蓋材の
内面側に突出された先端部19が水平面方向に広げられ
ることによりタブ9の蓋材への固定が行われる。このリ
ベット17の内面側に突出した先端部19と蓋材内面材
2とは熱融着により密封係合される。
第6図に示すように、開封用タブ9の一端部、押裂用先
端18ば、蓋材1のスコアの開封開始部14と実質上型
なる位置関係で設けられる。第1乃至6図に示す具体例
においては、開封用リング16及びリベット17は共に
ヒートシール性樹脂で一体に形成されている。
本発明においては、プラスチックパネル1を、ヒートシ
ール性樹脂内面材2とガスバリヤ−性樹脂層6との積層
体で構成したことにより、プラスチックの特徴である透
明性を維持しながら、蓋の容器への密封に必要なヒート
シール性と、内容物の長期保存に必要なガスバリヤ−性
とが得られる。
本発明の好適態様においては、第6図に示されるように
、プラスチックパネル1のスコア8の位置においてもガ
スバリヤ−性樹脂層6が実質上連続するように、スコア
8の刻設を行うことによって、一層優れたガス遮断効果
が得られるものである。
本発明においては、易開封性の見地から、この積層プラ
スチックパネル1にスコア8を刻設するととが重要であ
ろ6即ち、蓋の分野において(d、スコア8を設けるこ
とによって、この部分を破断し易くすることは公知であ
るが、本発明においては、ガスバリヤ−性樹脂層ろを、
スコア8を刻設するプラスチックパネルに設けることに
より、スコア8の破断による開封性を向上させるもので
ある。即ち、ポリエチレンの如きヒートシーlし性樹脂
単独から成るプラスチックノくネルの場合には、このパ
ネルに仮りにスコアを設けたとしても、このスコア位置
でパネルの剪断を行うことが困難なことが多い。これは
、ポリエチレン等のヒートシール性樹脂においては、引
張り弾性率<ASTMD−668)が概して低く、前述
したスコア位置においても樹脂が伸びすぎるために、そ
の剪断力玉困難となるだめである。これに対して、例え
ばエチレン−ビニルアルコール共重合体等のガスノ(1
ツヤ−性樹脂は、例外なしに重合体鎖に水酸基、ニトリ
ル基、エステル基、アミド基、ハロゲン原子等の極性基
を含有しており、これらは分子鎖間に強い水素結合が形
成されているために、前記ポリエチレン等に比して高い
引張り弾性率を示すのである。かくして、ガスバリヤ−
性樹脂層6を備えたプラスチックパネル1にスコア8を
入れ、このスコア8に剪断力を加えると、スコア8があ
ること及びこの樹脂層乙の伸びが抑制されることによっ
て、剪断開始点が固定され、極めて円滑にしかも容易に
開封操作が行われることになるのである。
次に、プラスチックパネル1を切裂いて開封を行うため
には、前述したスコア8の開封開始部14に切目を入れ
ることが問題であり、スコア8に一旦切目が入ると、こ
の切目からスコア8に沿って積層体の破断が比較的容易
に進行するようになる。開封に際してスコア8に切目を
入れるには鋭利で大きい剪断力が必要となり、そのため
には強固な支点が必要となる。本発明においては、開封
用タブ9がこの強固な支点を提供し、スコア8の開封開
始部14への切目形成を容易にするものである。
一層具体的には、第1乃至6図に示す具体例では、開封
開始部14に近接して貫通孔15を設け、この貫通孔1
5に開封用タブ?のリベット17を挿入し、このリベッ
トの先端部18を広げて熱融着により固定したため、開
封え対して強固な支点が形成され、タブ9のリング16
を上方に持上げたときタブ9の先端がスコアの開封開始
部14に押込まれてスコアの剪断による切目の形成が容
易に行われる。即ち、リベット先端の広げられた部分1
8は、蓋材1が可撓性の比較的柔かい材料である場合に
も、支点となるべき部が過度に変形するのを防止する作
用を行うものである。
本発明のヒートシール蓋においては、貫通孔15の断面
積、即ちリベット17の断面積をS。
とし、リベット先端部分19と内面材2との間のシール
面積を51としたとき、sQ:slの面積比が20=1
乃至1:20、特に5:1乃至1:10となるように設
けるのが奸才しい。
即ち、ヒートシール部の面積比率が上記範囲よりも小さ
い場合には、密封不良や開封用タブのズレや抜は等が生
じる傾向があり、一方ヒートシール部の面積比率が上記
範囲よりも大きい場合には、押裂き用先端8をスコアの
開封開始部14に有効に押込むことが困難となって、易
開封性が損われる傾向がある。本発明の好適態様によれ
ば、ヒートシール部の面積比率を前述した範囲に選ぶこ
とによって、密封信頼性及びタブの固着と易開封性との
組合せが得られる。
本発明のこの態様において、蓋材1に設ける貫通孔15
の断面積は、開封用タブの固定が有効に行われるもので
あり、一般に2乃至100−1特に4乃至ろ0−の範囲
にあることが望ましい。
本発明において、ガスバリヤ−性の見地からは、37r
及びO%RHの条件下で測定した酸素透過係数CPO2
)が2 X 10 ”CC・cm/crri ・sec
 ・cmllgよりも小さい、特にlXlQu頭・on
 / ad−気・、H9よりも小さく、且つ引張り弾性
率(ASTMD−668)が12000Kg/−以上、
特に15000 Ky、/ctr1以上である任意の高
ガスバリヤ−性樹脂が好適に使用される。高ガスバ11
ヤー性樹脂の最も好適か例は、エチレン−ビニルアルコ
ール共重合体(エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物
)であり、特にビニルアルコール含有−緻が20乃至8
0モル係□、特に50乃至75モル係、換言するとエチ
レン含有量が25乃至50モル係の範囲にあり、またケ
ン化度が96φ以上、特に99襲以上のものが好適であ
る。
高ガスバリヤ−性樹脂の他の例としては、重要な順に、
塩化ビニリデン樹脂、ナイロン類、ノ・イニ) IJル
樹脂、塩化ビニル樹脂を挙げることができる。これらの
樹脂は所望によっては2種以上のポリマーブレンドの形
で用いることもできる○酸素バリヤー性樹脂層6は、成
る一定値以上の厚みを有することが、ガスバリヤ−性の
点でも、また引裂性の点でも好1しく、一般に5ミクロ
ン以上、特に10ミクロン以上の厚みを有するべきであ
るが、経済性の点では50ミクロン以下の厚みとするの
が望ましい。
ヒートシール性内面材2としては、ヒートシール可能な
任意のオレフィン系樹脂、例えば低−1中−或いは高−
密度ポリエチレン、アイツタクチイックポリプロピレン
、結晶性プロピレン−エチレン共重合体、エチレン−ブ
テン−1共重合体、エチレン−ブテン−1共重合体、エ
チレン−酢酸ビニル共重合体等が使用される。内面材層
の厚みは、一般に10乃至100ミクロン、特に20乃
至60ミクロンの範囲にあるのがよい。
外面材4としては、内面材2と同種の樹脂が、バリヤー
性樹脂保護の目的で使用される他に、二軸延伸ポリプロ
ピレンフィルム、二軸延伸ボ1ノエステルフイルム等も
使用される。外面材の厚みは一般に10乃至600ミク
ロン、特に50乃至200ミクロンの範囲にあるのがよ
い。
内面材2或いは外面材4とガスノ(リヤー性樹脂層6と
の積層接着は、例えば無水マレイン酸変性ポリエチレン
、無水マレイン酸変性ポリプロピレン等の酸変性オレフ
ィン樹脂類や、ウレタン系或いはエポキシ系接着剤等を
用いて行うことができるO プラスチックパネルの全体の厚みは、一般的に言って、
02乃至30酉、特に0.5乃至2.Oflの範囲にあ
ることが好ましく、また)(ネルに設けるスコアの深さ
は、易開封性とスコアの耐@撃性等の見地から、パネル
全体の厚みの1/ろ乃至6/4、特に1/2乃至2/ろ
の範囲内にあることカー望ましい。
蓋パネルの成形は、それ自体公知の手段、例えば前述し
た積層シートを、所定のサイズに剪断し、この剪断パネ
ルを、絞り成形、張出成形成いはプレス成形等の手段で
所望の蓋形状に成形し、次いでスコアの刻設を行うこと
により行われる。前述した成形時及びスコアの刻設には
、加工すべきプラスチックパネルを、構成樹脂が軟化温
度、一般に樹脂の種類に対応して50乃至200Cの温
度範囲から選択される温度に加熱しておくこと力玉望ま
しい。スコアの刻設け、スコアダイを加熱されたパネル
に押圧させることにより行われる力;、=h述した酸素
バリヤー性樹脂は、このスコアタ゛イ先端と係合された
場合でも、破断されずにむしろ薄く拡がる傾向を示し、
スコア部においてもガスバリヤ−性が維持される亀のと
認められる。
開封用タブ9il−1′、内面材2に対してヒートシー
ル可能な樹脂を射出成形等の手段で成形することにより
行われ、リベット17の先端の熱変形や内面剤との融着
は、超音波照射、輻射熱、熱伝導等による加熱下に押圧
すること、さらにプレス成形などにより容易に行われる
本発明の容器蓋におりては、前述した精神を満足する限
り多くの変更が可能である。例えば、開封用リング16
の一端に押裂き用先端を設ける代りに、第4図及び第5
図に示す通り、リベット17の広げられた先端部分19
aの端縁26をスコア8αの開封開始部14.Zと重な
る位置関係で設けて、リング16を上に持上げることに
より、開封開始部14αにおけるスコアの剪断による切
目の形成を行ってもよい。
また、スコア8の形状は、雨滴形成いは小円形の形状の
みならず、第6図及び第7図に示す通り、シール部の内
側全体を開口する所謂フルオープン形状とすることがで
きる。第6図及び第7図に示す具体例では、スコア8h
はパネルの内面側となる面から厚み方向の途中に達する
ように設けられている。
本発明の蓋は、透明性と内容物の長期保存性とが要求さ
れる蓋体として有用であり、特に真空成形によるプラス
チックカップ、プラグアシスト成形、圧空成形等による
一軸或いは二軸延伸プラスチックカップ等と組合せて全
体が透明な包装体とl〜で用い得る他に、勿論不透明な
容器、例えば金属罐、プラスチック容器、金属箔容器、
金属箔/プラスチック複合容器、紙/プラスチック複合
容器、紙/金属箔/プラスチック複合容器等の各種の容
器の密封にも使用し得る。
本発明を次の例で説明する。
実施例上 第1表に示す材料を用いて5層共押出ラミネーション法
によ2り構成がエチレン−プロピレン・ランダム共重合
体層(厚さ600μm)/無水マレイン酸変性ポリプロ
ピレン層(J110μrn)/エチレンービニルアルコ
ール共重合体層(厚す20μm)/無水マレイン酸変性
ポリプロピレン層(厚さ10μm)/エチレンープロピ
レン・ランダム共重合体層(200μm)の積層シート
を得た。
次にこの積層シートから円形の板を打抜いた。
この円形板を1400に加熱してプレス成形により落I
−蓋状に成形し、さらにスコアダイによりリキッドポー
型のスコア加工を施こし、パネル部に第1表に示すよう
な径の小孔を打抜くことにより第2図に示すような落j
7蓋状の直径が60rrrynφである蓋中間体を作成
した。
次に第2図に示すような開口リングとリベットが一体と
なった開口用タブを第1表に示す材料によって射出成形
法により作製した。
この開口用タブのリベット部を前記蓋中間体の中心部の
小孔に挿入し、第1表に示す方法により、リベットの頭
部を第1〜6図の19のように成形し、かつ内面樹脂層
に溶着させた。
次に、ポリプロピレン/無水マレイン酸変性ボリグロピ
レン/エチレン−ビニルアルコール共重合体/無水マレ
イン酸変性ポリプロピレン/ポリプロピレンの多層シー
トから成形された口部内径が52開、高さが162廐、
フランジ部の巾及び厚さが3m+++と[1,8mmの
嬉1図に示すようなカップにオレンジジュースを熱間充
填し、前記蓋を容器本体開口フランジ部にヒートシール
した。
内容品が充填された容器を蓋の開口部においてリングタ
ブより開口したところ、所定のスコア線に沿って円滑に
開口が実施できた。開口後の開口部の状態は、フェザー
リング等の欠陥がなく良好であった。
実施例2゜ 第1表に示す材料を用いて5層共押出ラミネーション法
により6種5層の積層シートを作成し、得られた積層シ
ートを冷間圧延によりシートを高透明化し、構成が中密
度ポリエチレン(250i1m、)/無水マレイン酸変
性低密度ポリエチレン(1’ 0μm)/エチレン−ビ
ニルアルコール共重合体(20μm)/無水マレイン酸
変性低密度ポリエチレン(10μm)/中密度ポリエチ
レンの積層シートを得た。
次にこの積層シートを用いて実施例1と同様の蓋を作成
した。
中密度ポリエチレン−/無水マレイン酸変性低密度ポリ
エチレン/エチレン−ビニルアルコール共重合体/無水
マレイン酸変性ポリエチレン/中密度ポリエチレンの多
層シートから成形された実施例1と同様の形状のカップ
にオレンジジュースを熱間充填し、前記蓋を容器本体開
口フランジ部にヒートシールした。
内容品が充填された容器を蓋の開口部においてリングタ
ブより開口したところ、所定のスコア線に沿って円滑に
開口が実施でき、フェザーリング等の欠陥は生じなかっ
た。
実施例6,4゜ 第2表に示す材料を用いてドライラミネーション法によ
り構成が実施例乙についてはポリアクリルニトリル(1
50μm)/ウレタン系接着剤(4μm)/ポリプロピ
レン<70μ)、実施例4についてはポリエチレンテレ
フタレート(200μm)/ウレタン系接着剤(4μ7
TL)/ポリプロピレン(70μm)の積層シートを得
た。
次にこれらの積層シートから円形の板を打抜いた。この
円形板を共に260Cに加熱してプレス成形により落し
蓋状に成形し、さらにスコアダイによりリキッドポー型
のスコア加工を施こし、中心部に第2表に示すような径
の小孔を打抜くことにより第4図に示す下うな落し蓋状
の直径が60間φである蓋中間体を作成[〜だ。
次に第4図に示すような開口リングとリベットが一体と
なった開口用タブを第1表に示す材料によって射出成形
法により作製した。
この開口用タブのリベット部を前記蓋中間体の中心部の
小孔に挿入し、第2表に示す方法により、リベットの頭
部を第4,5図の19αのように成形し、かつ内面樹脂
層に溶着させた。
次に実施例1で使用したカップに日本酒を熱間充填し、
前記蓋を容器本体開口フランジ部にヒートシールした。
内容品が充填された容器を蓋の開口部においてリングタ
ブよシ開口したところ、所定のスコア線に沿って円滑に
開口が実施でき、フェザーリング等の欠陥は生じなかっ
た。
実施例5゜ 第2表に示す材料を用いて押出サンドイッチラミネーシ
ョン法により構成が硬質塩化ビニル(200μm)/ウ
レタン系アンカー剤層/低密度ポリエチレン(30μm
)/エチレンー酢酸ビニル共重合体(40μ771)の
積層シートを得た。
次にこの積層シートから円形の板を打抜いた。
この円形板を100Cに加熱して真空成形法により外周
部に断面が半円状の溝を有する落し蓋状に成形し、さら
にスコアダイにより内面樹脂層側からフルオープン型の
スコア加工を施こし、パネル部に第2表に示すような径
の小孔を打抜くことにより直径が150mmφである蓋
中間体を作成した。
次にこの蓋中間体を射出成形金型に挿入し、中密度ポリ
エチレンを射出成形することにより第6゜7図に示すよ
うな開口用タブを形成し、内面樹脂層に溶着させた。
また、ブリキの一方の面に印刷が施され、スチレン化エ
ポキシエステルを主成分とする仕上ニスが塗布された罐
胴ブランクから溶接偏組成形機により外径が148mm
X罐ノ・イトが50叫の偏組を製造し、得られた偏組の
一方の開口端に内側に向いたカール部を設け、他方の開
口端にフランジ部を設けた。さらにこのフランジ部にブ
リキの蓋を2重巻締めした。
かくして得られた餞本体にパイを充填し、前記蓋を罐本
体カール部に高周波シーラーによりヒートシールした。
内容品が充填された罐を蓋の開口部においてリングタブ
より開口したところ、所定のスコア線に沿って円滑に開
口が実施でき、フェザーリング等の欠陥は生じなかった
比較例1゜ 実施例5において引張弾性率28,000 Kq/cr
!の硬質塩化ビニルの代りに、引張弾性率1,200に
9/ crtt 、融点109U、密度0.921 f
//a:、。
Ml 1. Of/1 []TfuAの低密度ポリエチ
レンを使用したところ、開口時にフェザーリングが生じ
円滑な開口が実施できなかった。
また、パイを充填した罐を6週間保存後、開封してパイ
のフレーバーを実施例5のものと比較例1のものとを比
較したところ、実施例5のものは良好であったが、比較
例1のものは主として油脂の酸化のひめフレーバーが悪
化した。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一具体例である容器の構造を示す断
面図であり、 第2図は、第1図の蓋体の分解斜視図であり、第6図は
、第1図の蓋体のタブ取付部の拡大断面図であり、 第4図は、本発明の他の具体例である蓋体の分解斜視図
であり、 第5図は、第4図の蓋体のタブ取付部の拡大断面図であ
り、 第6図は、本発明のさらに他の具体例である蓋体の平面
図であり、 第7図は、第6図の蓋体のタブ取付部の拡大断面図であ
って、 引照数字1は蓋本体、2は樹脂内面材、6はガスバリヤ
−性樹脂層、4は熱可塑性樹脂外面材、8はスコア、9
は開封用タブ、10は容器本体、16はフランジ部、1
4はスコアの開封開始部、15は小孔、16は開封用リ
ング、17はリベット、18は押裂き用先端、19はリ
ベットの内面側に突出した先端部、20は容器本体内面
材、21は容器本体熱可塑性樹脂外面材、22は容器本
体ガスバリヤ−性樹脂層22をそれぞれ示す。 特許出願人  岸 本   昭 第1図 第2図 915 第4図 第5図 190                   ン3第
6図 第7図 8b         2

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)  容器本体とヒートシール部を形成して該容器
    本体を密封するだめの易開封性ヒートシール蓋において
    、 該蓋は、少なくとも内面側周辺部がヒートシール性であ
    り且つ実質上全面にガスバリヤ−性樹脂層を備えたプラ
    スチックパネルから成や、該蓋のヒートシールすべき周
    辺部よりも中心側には開口すべき部分を区画する弱化線
    がプラスチックパネルの厚み方向の途中に達するように
    設けられ、 該プラスチックパネルの開口すべき部分には、これと一
    体にプラスチックの開封タブが固着されていることを特
    徴とする易開封性ヒートシール蓋。
  2. (2)  ガスバリヤ−性樹脂層がプラスチックパネル
    の弱化線位置においても実質上連続していることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載のヒートシール蓋。
JP6838683A 1983-04-20 1983-04-20 易開封性ヒ−トシ−ル蓋 Pending JPS59199462A (ja)

Priority Applications (1)

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JP6838683A JPS59199462A (ja) 1983-04-20 1983-04-20 易開封性ヒ−トシ−ル蓋

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018501163A (ja) * 2014-12-22 2018-01-18 テトラ ラバル ホールディングス アンド ファイナンス エス エイ 包装材及び当該包装材で形成された包装容器

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57163641A (en) * 1981-03-31 1982-10-07 Toyo Seikan Kaisha Ltd Vessel cover, which is made of plastic and easily unsealed

Patent Citations (1)

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