JPS5919916B2 - 液相エピタキシヤル成長法 - Google Patents

液相エピタキシヤル成長法

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JPS5919916B2
JPS5919916B2 JP7324677A JP7324677A JPS5919916B2 JP S5919916 B2 JPS5919916 B2 JP S5919916B2 JP 7324677 A JP7324677 A JP 7324677A JP 7324677 A JP7324677 A JP 7324677A JP S5919916 B2 JPS5919916 B2 JP S5919916B2
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JP
Japan
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crystal
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liquid phase
grown
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JP7324677A
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JPS548181A (en
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昭夫 山口
三郎 中井
健 小谷
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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  • Liquid Deposition Of Substances Of Which Semiconductor Devices Are Composed (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は液相エピタキシャル成長法に関するものであり
さらに詳しく述べるならば多層エピタキシャル成長法に
関するものである。
従来の液相エピタキシャル成長法では、何れの方式でも
、いつたん基板の全面を結晶成長用溶液と接触させ、一
定時間溶液と基板が静止した状態で結晶成長を行い、そ
の後基板から溶液を除去しエピタキシャルウェハーを得
ていた。
このため、大面積のエピタキシャルウェハーを得るには
最低限基板の全面を被覆する溶液溜めを必要とし、しか
もその広い範囲を極めて均一な温度に保つ必要があつた
。このことが液相エピタキシャル法では大面積を得る際
の障壁になつていた。特に、多層エピタキシャル成長法
においては、2種以上の溶液溜めが設けられたボートを
使用しなければならないために、極めて大型の液相成長
装置が必要になつていた。よつて、大面積のウェハーを
従来の装置で得ることには事実上限界があつた。本発明
はこのような障壁を克服して、限られた量の溶液を使用
しているにもかかわらず溶液溜めの大きさを超えて、こ
の大きさとは関係なく大きな面積の多層エピタキシャル
ウェハーを得ることを可能にするものである。
本発明に係る方法は、液相エピタキシャル成長法におい
て、結晶を成長さすべき基板の表面領域の一部を複数の
小領域に想定上分割し、これらの小領域が2種以上の結
晶成長用溶液のそれぞれと同時に接触している状態で該
基板を前記小領域の配列方向に一定速度で移動させ、且
つ前記基板面に対し垂直方向に前記基板が最低温度にな
り且つ基板と反対側が最高温度になるような温度勾配を
前記溶液に設定uさらに前記最高温度部にソース結晶を
配置することによつて、前記基板上に各結晶層を遂次多
層に成長させることを特徴とする。
この方法は特にGaAs,.GaAlAs,.GaPl
GaAsSbなどの成長に採用されるが、広く液相エピ
タキシヤル成長可能なすべての結晶の成長に応用するこ
とができる。以下、本発明を図面に基いて詳しく説明す
る。
第1図において、基板ホルダー1に載せられた基板2、
例えば・GaAs基板に多層液相エピタキシヤル成長が
行われている。基板2の一部の領域は溶液溜め3によつ
て被覆されている。溶液溜め3は中空体であつて、その
横断面は矩形又は正方形を呈する。溶液溜め3は3個の
小室3a,3b及び3cに分割されている。したがつて
これらの3個の小室3a,3b及び3cがそれぞれ長さ
Ll,L2及びL3の領域を基板2の表面に形成してい
る。これらの領域は図面においては一直線状に相互に連
接しているが、円その他の曲線に沿つて相互に連接して
いてもよい。距離Ll,L2及びL,が等しい場合は以
下に説明されるように、各溶液の結晶成長速度が等しい
ならば厚さが等しい3層が形成され、これらが異なる場
合は異なる厚さの三層が形成される。基板ホルダ1、基
板2及び溶液溜め3は、無酸化雰囲気の加熱炉(図示せ
ず)の中に挿入されており、この加熱炉の温度T℃で表
わされている。溶液溜め3の上方にヒーター5が配置さ
れている。このヒーターは加熱炉の内部に通常は収納さ
れており、溶液溜めに入れられた溶液4の上部を付加的
に△T℃に加熱する。したがつて、溶液4の内部には垂
直方向にT+△℃からT℃に下降する温度勾配が作られ
る。温度勾配を設定するためにはヒーター5に替えて又
はこれに加えて冷却手段を溶液溜め3の下部又は基板ホ
ルダー1に配備することができる。溶液溜め3の上部に
おいて溶液4と接触するようにソース結晶基板6が配置
されている。ソース基板6の材質は成長しようとする層
の種類によつて異なり、溶液4の中に溶け込んで結晶成
長に費消された成分を補充するものである。ソース基板
6は溶液溜めの壁体に嵌着されている。溶液4の上部が
ヒーター5によつて加熱されるために、最高温(T+Δ
T℃)部に置かれたソース基板6と、最低温(T℃)部
に置かれた結晶成長基板2とでは、接触する溶液4中に
溶け込むソースの平衡濃度には差異が生じ、前者はC+
△Cであり後者はCであると表わすことができる。
濃度CはT℃における飽和濃度であるようにC,.Tを
定めることができる。この結果C+△C−+Cなる濃度
勾配が生じ、これを液相成長過程全体にわたつて保つこ
とができる。すなわち、ソース6の量が多く、ヒーター
5が常時所定の加熱を行い且つソース6からの溶出量と
溶液4からの晶出量がほぼつり合うように晶出が行われ
ると各小室3a,3b,3cにおいて△Cとなる濃度差
が常に維持される。このような晶出が行われるようにΔ
Tを溶液の高さ10mmの時1〜50℃に定めることが
好ましい。さて、n層(図面においては3層)成長用ボ
ートにおいて、基板1が一定速度υで移動するとする。
そうすると、基板上の任意の点では、n種の溶液の何れ
か1種と接触した時から成長が始まり、その接触が終る
時まで成長が続く。この成長継続時間はL1/V,L2
/V,L3/V,・・・・・・Ln/vにて表わされる
。任意のn層において結晶成長速度Dn(単位時間当り
成長する結晶の厚さ)は先に述べたように時間には関係
なく常に一定で、それは△Cによつて決定される。よつ
て任意のn層の厚さはdυ・Ll)/V式によつて各層
独立して定められる。移動速度vの大きさは所望結晶層
7の厚さにより定められる。
例えば、CaAsの成長において、T=800℃、△T
=10℃、L=10mm,溶液の高さ10mmの場合に
0.5〜1ミリロンの厚さの結晶を得る場合は、v−5
〜21L11L/Minである。基板1を速度υで矢印
方向に移動させると、図面の左側から右側に向かつて基
板1の表面が先ず小室3cの溶液と順次接触し、次に、
小室3bそして小室3aの溶液と同様に接触する。した
がつて、順次上方に向かつて結晶層7,8及び9が順次
積み重ねられる。小室の幅L,L2,L3は結晶層7,
8,9の厚さに対応する相互の厚さの関係さえ満たして
いるならば、加工精度、溶液の粘性などの実際的制約を
受けるとはいえ、理論的にはいくら小さくともよい。し
たがつて、小さなボートを使用し、溶液だめも小さくし
て、広いウニハ一に多層成長を行うことができる。以上
の特色に加えて、加熱炉の均熱ゾーン、すなわちT℃な
る温度を設定するゾーンは基板全体に及ぶ必要がなく、
溶液溜め3の長さLをカバーするだけでよい。
溶液中の濃度差によるソース成分の拡散によつて基板表
面の濃度をCに保つことができるため温度Tは成長中に
変えなくともよい。また溶液溜め3の長さLは基板2の
大きさとは関係なく小さくすることが可能である。ソー
ス成分の基板2への移動は拡散によつて行われる場合は
、溶液4の底面と基板2が接するように溶液溜め3と基
板2が配置されてもよく(第1図)、あるいは溶液4の
上面が基板と接するように溶液溜めと基板2の上下関係
を逆転させてもよい。
しかし、CaInAsの結晶の如くソース結晶の比重が
溶液(溶媒)の比重よりもかなり小さいために、溶液中
の濃度差に起因する拡散よりも比重差に起因するソース
結晶成分の浮上が結晶成長の律速段階である場合は、第
2図の如き配置が好ましい。第2図の装置は、結晶を成
長さすべき基板の一部の領域が結晶成長用溶液の底面と
接触している伏態で該基板を一定方向に一定速度で移動
させ、且つ前記溶液の下面部にソース基板を配置するこ
とによつて、前記基板上に前記溶液より比重が小さい結
晶を前記基板の全ての領域に同一の厚さに成長させる方
法を実施する一態様に係るものである。
第2図は第1図の溶液と基板の配置を上下関係において
逆転させた図面であつて、溶液4の上面が基板2と接触
している。
第2図においては、ヒーター5は使用されていず溶液4
は全体にT℃に加熱されている。T℃において溶液4が
飽和濃度Cまでソースを溶かし込んでおり、次に溶出し
たソース結晶成分が上向きに移動して基板2の上に成長
する。基板2は第1図の場合と同様に一定速度vで移動
して基板2の上に一定の厚さのエピタキシヤル層7が成
長する。逆にソース結晶の比重が溶液比重よりも大きく
、比重差によるソース結晶成分の沈降を生じるようなと
きは、第1図の如き配置が好ましい。以下、本発明の実
施例を説明する。
実施例 第1図の構造において溶液溜め3の長さL=10mm,
.L2=5mm1L3−10Ttm1横幅15mm1高
さ25mmにそれぞれの大きさを定めた。
小室3aにはGal5.5fl.Sn2.l9ソースG
aAs3.59を装入し、小室3bにはGa7,5l,
.SnO.l9ソースGaAsl.89、を装入し、そ
して小室3cにはGal5.59、Zn29ソースGa
As3.59を装入した。ソースとしては4.5mm厚
GaAs単結晶を用いた。基板としてGaAs((10
0)面)15×60mm(但し15×30中の片を2枚
連続させたもの)を使用した。
基板温度(1)を800℃に一定に維持した。溶液中の
温度勾配を1『C/C7lLに設定し、基板のスライド
速度が5mm/Minの条件で成長を行い、第1層には
厚さ1.5ミクロン、第2層には厚さ0.6ミクロン、
第3層には厚さ1.2ミクロロンの均一なエピタキシヤ
ル結晶を得た。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る方法を説明するための溶液溜め及
び基板の断面図、第2図は他の具体例を説明するための
第1図と同様の図面である。 1・・・・・・基板ホルダー、2・・・・・・基板、3
・・・・・・溶液溜め、4・・・・・・溶液、5・・・
・・・ヒーター 6・・・・・・ソース、7・・・・・
・エピタキシヤル結晶。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 液相エピタキシャル成長において、結晶を成長さす
    べき基板の表面領域の一部を複数の小領域に想定上分割
    し、これらの小領域が2種以上の結晶成長用溶液のそれ
    ぞれと同時に接触している状態で該基板を前記小領域の
    配列方向に一定速度で移動させ、且つ前記基板面に対し
    垂直方向に前記基板が最低温度になり且つ基板と反対側
    が最高温度になるような温度勾配を前記溶液に設定し、
    さらに前記最高温度部にソース結晶を配置することによ
    つて、前記基板上に各結晶層を遂次多層に成長させるこ
    とを特徴とする液相エピタキシャル成長法。 2 結晶を成長さすべき基板の一部の領域が結晶成長用
    溶液の上面と接触している状態で該基板を一定方向に一
    定速度で移動させ且つ前記溶液の底面部にソース結晶を
    配置することによつて、前記基板上に、前記溶液より比
    重が小さい結晶を、前記基板の全ての領域に同一の厚さ
    に成長させることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載の液相エピタキシャル成長法。 3 結晶を成長さすべき基板の一部の領域が結晶成長用
    溶液の底面と接触している状態で該基板を一定方向に一
    定速度で移動させ、且つ前記溶液の上面部にソース結晶
    を配置することによつて、前記基板上に前記溶液より比
    重が大きい結晶を前記基板の全ての領域に同一の厚さに
    成長させることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の液相エピタキシャル成長法。
JP7324677A 1977-06-22 1977-06-22 液相エピタキシヤル成長法 Expired JPS5919916B2 (ja)

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JPS548181A JPS548181A (en) 1979-01-22
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