JPS59196395A - 液体洗浄剤組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は優れた起泡力、洗浄力及び低温安定性を有し、
しかもその粘度の低い液体洗浄剤組成物に関する。

食器用洗浄剤等の液体洗浄剤の基本的性能として、洗浄
力、起泡力が優れていること、皮膚に対する刺激性が低
いこと等が要求されており、現在これらの性能を満足さ
せるため、例えば、主成分として陰イオン性界面活性剤
及び非イオン性界面活性剤を含有する液体洗浄剤が提供
されている。そしてこの非イオン性界面活性剤の中でも
３級アミンオキシイドは非常に優れた効果を与えること
が知られている（特公昭３９−１４９７９号、同３８−
３２６４号）。

しかし、３級アミンオキサイドと陰イオン性界面活性剤
とを併用して液体洗浄剤とした場合、一般に低温安定性
が悪くなり、かつ粘度が高くなるという欠点があった。

この欠点を防ぐために、エタノールやパラトルエンスル
ホン酸塩の配合がおこなわれているが、少量の配合では
効果がすく、また大量に配合した場合は泡の感じが劣化
したり、引火の危険性が増加するという問題が生じる。

木発明者らは、□これらの問題点を改善すべく鋭意研究
を重ねた結果、陰イオン性界面活性剤と３級アミンオキ
ザイドを含有する液体洗浄剤に特定のα−スルホ脂肪酸
塩（モノ及び／又はジ塩）を配合すれば、優れた起泡性
能及び洗浄性能を有し、かつ低温安定性が良く、シかも
適度な粘度の液体洗浄剤組成物が得られることを見出し
、本発明を完成した。

すなわち、本発明は次の三成分、（Ａ）、（Ｂ）及び（
Ｃ）、 （Ａ）ホリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ア
ルキルベンゼンスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン
酸塩、アルカンスルホン酸塩及びエーテルカルボキシレ
ートからｆる群より選ばれる１種又は２種以上の陰イオ
ン性界面活性剤１０〜４０重量％ （Ｂ）　　次の式（１） ％式％（１） （式中、Ｒ１は炭素数１０〜１８のアルキル基又はアル
ケニル基を示し、Ｒ２及びＲ３は炭素数１〜２のアルキ
ル基を示す） テ表ワサれる３級アミンオキサイド０，２〜５Ｍ景％ （Ｃ）次の式（Ｉｔ）、 　　　０ Ｒ４−ｃ　−ｃ　−ｏｘ　　　　　　（Ｉｌ）Ｏ３Ｙ 〔式中Ｒ４は炭素数４〜８のアルキル基又はアルケニル
基を示し、Ｘ、Ｙは各々水素原子、アルカリ金属、アン
モニウム又は水溶性アルカノールアミンを示す（ただし
ともに水素原子である場合を除く）〕 で表わされるα−スルホ脂肪酸塩０，２〜５重量％ を含有する液体洗浄剤組成物を提供するものである。

従来から、ある種のα−スルホ脂肪酸誘導体が洗浄剤の
一成分として使用されている。

すなわち、特公昭４３−３０１８９号には、（１１）式
中のＲ４が炭素数６〜２２の炭化水素基で表わされる化
合物を、液状又はペースト状の脂肪アルコールサルフェ
ートの減粘剤として使用することが記載されている。ま
た、特公昭４５−２３０４号には、（ＩＩ）式中のＲ４
が炭素数８〜１０の炭化水素基で表わされる化合物を、
液状又はペースト状の石鹸に減粘剤として添加すること
、更に、また、特開昭５３−４１３１０号には、（■）
式中のＲ４が炭素数８〜２０の炭化水素基で表わされる
化合物を洗浄剤の洗浄活性主成分として使用することが
記載されている。しかしながら、上記公報には本発明で
使用する特定の陰イオン界面活性剤及び３級アミンオキ
サイドを含有する液体洗浄剤にα−スルホ脂肪酸塩を配
合した場合の減粘及び低温安定効果については全く記載
されていない。

一方、特開昭５０−１５１９０５号には炭素数６〜２４
のα−スルホ脂肪酸エステル塩が洗浄剤として使用でき
ることが記載されている。

しかし、これらのエステル塩は、特定の陰イオン界面活
性剤及び３級アミンオキサイドを含む本発明の系におい
ては減粘及び低温安定効果は不充分である。しかも同公
報では本発明のα−スルホ脂肪酸塩は洗浄剤に配合され
ると悪影響を与えるため、これが不純物として含まれて
いる場合には精製して除くのが好ましいとさねている。

斯くの如き情況において、■）式で表わされるα−スル
ホ脂肪酸塩を特定の陰イオン界面活性剤及び３級アミン
オキサイドを含有する系に少量配合すれば優れた減粘、
低温安定効果が得られるということは驚くべき新知見で
ある。

本発明の液体洗浄剤組成物の（Ａ）成分である陰イオン
性界面活性剤は、ポリオキシエチレンアルキルエーテル
”ｆｉｌｅ　ｅ　垣、アルキルベンゼンスルホン酸塩、
α−オレフィンスルホン酸塩、アルカンスルホン酸塩又
はエーテルカルボキシレートであるが、この中でも皮膚
温和性の点からポリオキシエチレンアルキルエーテル砧
酸塩が好ましい。

好−ｔしいポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩
としては、次の式（２）、 Ｒ５−０＋ＣＨ２ＣＨ２Ｏ→ｍｓ０３Ｍ（Ｉｌｌ）（式
中、Ｒ５は炭素数８〜１８のアルキル基又はアルケニル
基を、Ｍはアルカリ金属、アンモニウム又はアルカノー
ルアミンを示し、よけ１〜５の数を示す） で表わされるものが皐げらハるＣまた、好ましいアルキ
ルベンセンスルホン酸塩としては、洗浄力、価格の両面
〃・ら、次の式（ＩＶ）、（式中、Ｒ６は炭素数１０〜
１６のアルキル基を示し、Ｍ′はアルカリ金属、アンモ
ニウム又はアルカノールアミンを示す） で表わされるものが挙けられる。更に、好ましいエーテ
ルカルボキシレートとしては、次の式■、 Ｒ７０−ｅ　ＣＨ４ＣＨ２Ｏ＋ｎａＨ２ｃｏｏＭ”　　
　　（Ｖ）（式中、Ｒ７は炭素数８〜１６のアルキル基
又はアルケニル基を、Ｍ″はナトリウム、カリウム又は
アルカノールアミンを示し、ｎは１〜５の数を示す） で表わされるものが単けられる。

本発明の液体洗浄剤組成物中に、上記陰イオン性界面活
性剤は１０〜４０重量％（以下単に％で示す）配合され
る。

本発明の液体洗浄剤組成物の（Ｂ）成分である３級アミ
ンオキザイド（１）においてＲ１で表わされる長鎖アル
キル基又はアルケニル基としては、洗浄力の点からはよ
り長鎖のものが好ましいこと、起泡力の点からは炭素数
１２のものが最適であること、また低温安定性の点から
はよ抄短鎖のものが好ましいこと等に鑑み、炭素数１０
〜１８のものが使用される。本発明の液体洗浄剤組成物
中に３級アミンオキザイドは０２〜５％配合される。

本発明の液体洗浄剤組成物の（Ｃ）成分であるα−スル
ホ脂肪酸塩は、例えば炭素数６〜１０の脂肪酸と無水硫
酸を反応させ、更に水溶性塩にすることにより得られる
。水溶性塩としてはアルカリ金属塩、モノ−、ジー、又
はトリエタノールアミン塩、アンモニウム塩が挙げられ
る。ここでα−スルホ脂肪酸塩とは、α−スルホ脂肪酸
のモノ−若しくはジ塩、又はこれらの混合物を意味する
。本発明の液体洗浄剤組成物中にα−スルホ脂肪酸塩は
０．２〜５％配合される。

本発明の液体洗浄剤組成物は、常法によつて上記三成分
を水等に溶解することによって調製される。

本発明の液体洗浄剤組成物には、上記必須成分の他にポ
リオギシアルキレンアルキル（又はポリオキシアルキレ
ンアルキルフェニル）エーテル、脂肪酸アルキロールア
ミド等の７ニオン性活性剤；アルキルベタイン、アルキ
ルスルホベタイン等の両性活性斉１；可溶化削、ヒドロ
トロープ剤、濁り剤、キレート剤、防腐剤、色素、香料
、紫外線吸収剤、酸化安定剤、増粘剤等が配合出来る。

本発明の液体洗浄剤組成物は主として、食器、調理器具
、食品、住居、衣料（＠質）等の洗浄剤及びシャンプー
等として使用出来るが、これに限定されるものではない
。

以下に本発明を実施例により説明する。

実施例１ 次の組成の液体洗浄剤組成物を調製し、その濁り温度及
び粘度を測定した。この結果を第２表に示す。

〔組成〕

ラウリルジメチルアミンオキザイド　　　　　　　１０
可溶化剤　　　　　　　　　　　　　（第１表〕水　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　バラ
ンス＊粘度：液体洗浄剤組成物の２倍希釈品の２５℃に
おける粘度（ｃｐ　：センチ ポイズ）でＢ型粘度計により測定 したもの。

＊＊対照品：可溶化剤を含まない液体洗浄剤組成物。

上記結果から明らかな如く、α−スルホカープリン酸・
ナトリウム塩の少量の添加で液体洗浄剤組成物の減粘、
低温安定化を図ることができる。

実施例２ 第３表に示す組成の液体洗浄剤組成物を調製し、その洗
浄力、起泡力及び低温安定性を調べた。

〔試験方法〕

（イ）洗浄力 牛脂に指示薬としてスダンＨ（赤色色素）を０．１％添
加し、この５１を磁器製の皿に塗布したものを、洗剤１
０１、水２０２をしみ込捷せたスポンジでこすり洗いし
、もはや皿より牛脂が清浄に取れなくなる迄の洗浄され
た皿の枚数をもって示す。

（ロ）起泡力 汚れ成分として市販のバターを洗剤濃度０．５％の洗剤
溶液ＫＯ０１％添加した時の起泡力を測定する。測定法
は直径５Ｃｒｎのガラス円筒にバターを添加した上記洗
剤溶液４０　ｃｃを入れ、１０分間回転攪拌を行ない、
停止直径の泡高を測定する。

（ハ）低温安定性 一５℃の恒温室にｌｏ日間試料を保存後評価する。

〜評　価　　　　内　容 ○　　：　変化なし △　　：　やや白濁 ×　　：　分離もしくは沈殿 以下宗白 （表中、Ｂはバランスを意味する。） 実施例３ 次の組成の液体洗浄剤組成物を調製し、その洗浄力、起
泡力及び低温安定性を実施例２と同様にして調べた。こ
の結果を第４表に示す。

〔組成〕

ラウリルジメチルアミンオキザイド　　　　　　　　　
３α−スルホ脂肪酸誘導体　　　　　　　　　（第４表
）水　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
バランス以下余白 （Ｐ中、組成物番号２２〜２６は本発明品、他は比較品
である。） 参考例１ 次の組成の液体洗浄剤組成物を調製し、その洗浄力及び
起泡力を実施例２と同様にして調べた。結果を第５表に
示す。

〔組成〕

ヤシ脂肪酸ジェタノールアミド　　　　　　　　　　　
　５α−スルホ脂肪酸誘導体　　　　　　　　　　２水
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　バラ
ンス〔結果〕 第５表 上記結果から明らかな如く、本発明の効果は（Ａ）、（
Ｂ）及び（Ｃ）の三成分の組み合せによるものであり、
（Ｂ）成分である３級アミンオキザイドを他のアミンに
置きかえたものでは洗浄力、起泡力が似下してし壕う。

以上 出願人　花王石鹸株式会社 ・、、″゛ ｉ）−゛が−・・。

ｉ　　　　　　、。

ｔ：、、Ｊ

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）次の三成分（Ａ）、（Ｂｌ及び（Ｃ）、（Ａ）　
   　ポリオキシエヂレンアルキルエーテル硫酸塩、アルキ
   ルベンゼンスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩
   、アルカンスルホン酸塩及びエーテルカルボキシレート
   からなる群より選ばれる１種又は２種以上の陰イオン性
   界面活性剤１０〜４０重量％、 （Ｂ）次の式（１）、 ２ Ｒ１−Ｎ→０（１） ３ （式中、Ｒ１は炭素数１０〜１８のアルキル基又はアル
   ケニル基を示し、Ｒ２及びＲ３は炭素数１〜２のアルキ
   ル基を示す） で表わされる３級了ミンオキサイド（１２〜５常量％ （Ｃ１次の式（！Ｉ） Ｏ３Ｙ 〔式中Ｒ４は炭素数４〜８のアルキル基又はアルケニル
   基を示し、Ｘ１Ｙは各々水素原子、アルカリ金属、アン
   モニウム又は水溶性アルカノールアミンを示す（ただし
   ともに水素原子である場合を除く）〕 で表わされるα−スルホ脂肪酸塩０．２〜５重量％ を含有する液体洗浄剤組成物。
2. （２）仏）成分が次の一般式（額、 Ｒ５−０４ＣＩ（２ＣＨ２０＋ｍｓｏ３Ｍｌｉｐ（式中
   、Ｒ５Ｕ炭素数８〜１８のアルキル基又はアルケニル基
   を、Ｍはアルカリ金属、アンモニウム又はアルカノール
   アミンを示Ｌ／、ｍｌ（１１〜５の数を示す） で表わされるポリオキシエチレンア／Ｌ、キルエーテル
   砒酸塩である特許請求の範囲第１項言己載の液体洗浄剤
   組成物。
3. （３）　　（Ａ）成分が次の一般式（ＩＶ）、て＞ｓｏ
   ３Ｍ’　　　（Ｉ’Ｖ） ６ （式中、Ｒ６は炭素数１０〜１６のアルキル基を示し、
   Ｍ′はアルカリ金属、アンモニウム又は１ルカノールア
   ミンを示す） で表わされるアルキルベンゼンスルホン酸塩である特許
   請求の範囲第１項記載の液体洗浄剤組成物。 （４ｊ　　（Ａ）成分が次の一般式（９）、Ｒ７（７Ｃ
   Ｈ２ＣＨ２Ｏ＋ＣＨ２Ｃ００Ｍ″（Ｖ）（式中、Ｒ７は
   炭素数８〜１６のアルキル基又はアルケニル基を、Ｍ″
   はナトリウム、カリウム又ハアルカノールアミンを示し
   、ｎけ１〜５の数を示す） で表わされるエーテルカルボキシレートである特許請求
   の範囲第１項記載の液体洗浄剤組成物。