JPS5919017A - 鋼片移載装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、鋼片の移載装置および移載・たばね装置、た
とえば、高温の鋼片を複数本同時に移載し、１．た固定
架台上に移載された高温の鋼片を一つにまとめるために
用いて好適々装置に関するものである。

たとえば、連鋳機で製造されたビレットその他の鋼片を
圧延するに際し、従来は、製品品質、圧延能力のバラン
ス、圧延工程上の都合などの理由により、連鋳終了後の
鋼片に検査、手入れを施す必要があり、また圧延能力差
を吸収する必要があったととから、高温の鋼片が温片ｔ
たは冷片となってからそれを連鋳工場から圧延工場へま
たは圧延工場間で受は渡して゛いた。ここで、かかる受
は渡しにおいては、これらの各工場をテーブルその他で
ｉ！接的に接続できないことが多いため、トレーラドシ
ック、台車などで温片−またげ冷片を各工場へ搬送する
ことが一般的であり、この搬送に際してはそこへの鋼片
の積み降しの／こめの移載が必要である。そしてこの移
載は鋼片が温片首たは冷片である場合には、リフマグそ
の他の移載手段にて比較的製品に行うことができ／ζ。

ところが、近年に至っては、連鋳および出廷技術の向上
、工程管理技術の向上などによって、圧延能力の差が縮
少するとともに、熱間探傷および手入れ技術が発達し、
圧延能力差を吸収するための時ｒｕｊ待ちおよび連鋳の
後工程での鋼片の検査、手入れが不要になったこと、オ
た一方において、製造工程の合理化、省力、省エネルギ
ー化などの要求が高甘つ念ことなどにより、連鋳終了後
の高温の鋼片をそのま＼しかも、鋼片の熱損失をできる
だけ少なくしてトレーラトラック、台車などで能率的に
搬送する必要が生じてきた。

しかし々から、高温（６００℃以上）の鋼片のこの搬送
のための移載においては、それがとくに高温であるとと
から、従来のリフマグを使用することができないのみな
らず、仮りにそれが可能であったとしても、す７マグで
ｑ片を一本づつ移載する場合には、その際の鋼片の熱損
失が大きくなり、捷た作業能率が低い問題があった。

本発明は、従来技術のかかる問題を解決し、さらに、近
年における搬送に対する要求を十分に満たし得る移載装
置全提供するものであり、レール上を走行する移動架台
に型昇降手段を設け、この型昇降手段で吊下した昇降ガ
イドに、二本の爪支持軸を水平面内で離間および接近可
能に支持し、またとれらの各爪支持軸の所定位置に、互
いに対向するフック爪を枢支するとともに、その軸端に
掛合爪を固定し、さらに、移動台車に設けた爪開閉手段
を、掛合爪が上限部分にあるときにだけそれと噛み合せ
て二個の掛合爪を互いに逆方向へ同時に移動させること
により、型昇降手段によってフック爪の昇降を、また爪
開閉手段によってフック爪の所要１ｊＭ度３それ゛ぞれ
もたらし、さらに、フック爪の鋼片に対する掛脱をそれ
らの自重に基づく爪支持軸の周りの回動で、また両フッ
ク爪の所要位置への移動を移動台車の走行でそれぞれも
たらして鋼片を、それが高温であると否とに係わり々く
容易かつ能率的に移載し、またそれが高温である場合に
は、その移載に際する鋼片の熱損失を有効に防止するも
のである。

以下にこの発明を図面に基づいて説明する。

第１図、第２図はそれぞれこの発明の実施例を示す側面
図おＬび平面図である。

図中１は鋼片を運搬するトランスファを示し、２はトラ
ンスファｌで運搬された鋼片を移載するための固定架台
を示す。

また８はトランスファｌで運搬された鋼片の移載Ｐ司る
移載装置を示し、との移載装置８は、し゛−ル４上を走
行する正面形状が門形の移動架台５と、仁の移動架台６
に対して昇降される二本一対のフック爪６と、移動架台
５に設けられてフック爪６の昇降をもたらす型昇降手段
７と、各対におけるフック爪６．６の間隔を調整する爪
開閉手段８と？具える。

なお図示例では、二本で一対をなす鋼片９の二対同時の
移載な可能々らしめるため、トランスファ１の運搬方向
に間隔をおいて二対のフック爪６を設け、また長尺の鋼
片９を安定した状態で移載するため、第８図に示ず移載
装置８の正面図から明らかなように、相互に関連する二
対づつのフック爪６をトランスファｌの中心線に対して
対称に配置しているが、これらのことは所要にろじて種
種に変更できることはもちろんである。

さらに、図中ｌＯはトランスファ１の幅方向に間隔をお
いて固定架台２０枠上に取り付けた鋼片支持部材を、ま
た１１は、この鋼片支持部材１０のトランスファ側端部
に設けたストッパーをそれぞれ示し、１２．１８はそれ
ぞれ鋼片支持部材１０のトランスファ１から離れた側に
取り付けた液圧シリンダーおよび液圧シリンダーのスト
ッパー側に向くロッドの先端に連結したプレッシャーを
示す。

第４．５図はそれぞれ第１．２図の、要部拡大図であり
、ここにおける型昇降手段７は、移動架台５の頂部に回
転駆動機構１４を取り付け、そこに連結した各駆動１１
１１５を移動架台５に軸受けするとともに、その中間部
に二個のチェーンスプロケット１６・、１６を固定し、
さらに、これらの各チェーンスプロケット１６を介して
一端部をカウンターウェイト８５で垂下し他端部を他の
スプロケット１８を介して垂下することにより構成する
。

そしてこの型昇降手段７は、第６図に示すようにそのチ
ェーン１７の他端部に昇降ガイド１９Ｅ一連結する゛こ
をにより、回転駆動機構Ｊ４ひいては駆動軸１５の作動
に基づｂて昇降ガイド１９の上下運動をもたらす。なお
こ−で、昇降ガイド１９の横振れのない円滑な上下運動
のためには、図示のようにその両端にローラ２０を設け
、これらのローラ２０を移動架台５に設けｆＣ垂直壁に
当接させることが好ましい。

また型昇降手段７にこのように吊下されて水平方向へ長
く延びる昇降ガイド１９は、その中央に水平長孔２１を
有し、この水平長孔２１はそこに貫通させ九二本の爪支
持軸２２を支持する（第７図参照）。ここで各爪支持軸
２２は、その水平長孔ｚ１への貫通部分に角形摺動片２
８を有し、外力の作用に基づいてこの角形摺動片２８′
ｆ：水平長孔２１に摺動させることにまり両爪支持軸２
Ｂは相互に接近および離間することができる。

さらに、第４図の■−■線に沿う断面を示す、第７図か
ら明らかなように、かかる各爪支持軸２Ｂの中間部の所
定位置に、フック爪６を枢支し、二本で一対をなす両フ
ック爪６の彎曲下端部を、第４図に示すように、同一垂
直面内で互いに対向させ、また、各爪支持軸２ｚの昇降
ガイド１９かパら突出し丸軸端に掛合爪２５を固定する
。この掛合爪２５はｆＭ４図に示すように、上向き突部
２６を有し、各上向き突部２６はその上限位置ならびに
上限近傍位置において、以下に詳述する爪開閉手段８と
噛み合う。

この爪開閉手段８は、第す図に示すように、移動架台す
に取り伺けたモータｚ７と、その回転力を伝達する複数
対の歯車２８．２９．８０と、第４図に示すように、最
終対の歯車８０に噛合して移動架台５に軸受けした回転
軸８１を作動させる駆動歯車８２と、回転軸８１に螺合
するシフトフォーク８ＢとをＡ４る。ここで、駆動歯車
８２を固定した回転軸８１は、駆動歯車８２の各側部に
おいて、中間位置からリードの向きが逆になるおねじ部
ａ４をそれぞれ有し、シフトフォーク８Ｂは、とのリー
ドの向きの変更部分を隔てて回転軸８１の各側部にそれ
ぞれ二個づつ螺合されている。

またこれらのシフトフォーク８８は、その分岐部分を下
方に向けて配置されており、爪支持軸２２がその上限部
分に存在する場合には、そこに設けた掛合爪２５の上向
き突部２６がその分岐部分内へ進入する。

従って、モータ２７の回転によって駆動歯車８２および
回転Ｕｔ＋　８１を回転運動させた場合には、回転軸８
１の各側部における二個のシフト７オーク８Ｂは互いに
接近または離間することになり、シフトフォーク８Ｂの
このような作動は、それと噛み合う掛合爪２ｂを介して
爪支持軸２２へ伝達される。このため、爪支持軸ｚ２に
枢支されたフック爪６もまたモータ２７の作動に基づい
て接近ｉたは離間することになる。一方、型昇降手段７
の作動に基づいて掛合爪２５が爪支持軸２２およびフッ
ク爪６とともに下降し、掛合爪ｚ５の上向き突部２６が
シフトフォーク８Ｂの分岐部分から離間した場合には、
モータ８７の作動はもはや爪支持呻２２へは伝達されな
い。

このように構成してなる装置によるたとえば高温の鋼片
９の移載について以下に説明する。

オす、第１図に示すように、二本一対とした鋼片９を所
定の間隔をおいてトランスファ１で運搬し、それらの鋼
片９が、予め待機する移載装置８のフック爪６の直下に
達したときにトランスファ１を停止する。

なお、鋼片９のこのような運搬に先たち、爪開閉手段８
は鋼片寸法に関する情報を得て作動し、上限位置に存在
する二本のフック爪６タ、両フック爪６，６が二本の鋼
片９を頂度吊下げ支持できるＩＩｊＪ隔となるよう離間
させる。

次いで、型昇降手段７の作動によってフック爪６を、第
８図に示すように下降させ、その彎曲下端部をトランス
ファ１の幅方向の間隔部分からその上表面よりも下方に
位置させる。

ここで、予め所定間隔に設定された二本の７ツク爪６は
仁の下降途中においてトランスファｌ上の鋼片９に当接
することになるが、フック爪６の下端部は彎曲形状でお
ることから、鋼片９に当接したフック爪６はその自１ｂ
に基づいて鋼片０から逃げる方向へ爪支持１１ＱＩ＋　
２２の周りに回動する。とのため、フック爪６の彎曲下
端部は、その下降によって匈゛曲下端部が鋼片Ｏを通過
した後は、動力源を用いることなくその自重によって自
動的に鋼片９の裏側へ入り込むことになる。

このようにかかる下降の後は、二本のフック爪６は予め
設定きれた所定間隔に復帰するので、引き続くフック爪
６の上昇により、鋼片９は第９図に示すように、フック
爪６の彎曲下端部に支持されて持ち上げられる。

そして上昇位置にもたらされた鋼片０は、第１０図に示
すように、移動架台５の走行によって固定架台ｚ上の所
要位置直上まで移動され、そこでフック爪６を再び下降
させることにより、固定架台２」二に移載される。なお
、との移載に際する銅片０のフック爪６からの解放は、
フック爪６の爪支持軸２２の周りの前述したと同様の回
動により、その鋼片支持表面を、二本の鋼片９の幅とほ
ぼ等しい幅を有する固定架台２の鋼片載置表面よりも低
いレベルとするととにより行われる。

鋼片０の固定架台８への移載終了後は、フック爪６を再
び上昇させ、また移動台車６を第１図に永す原位置へ復
帰させるととになるが、とこにおけるフック爪０の上昇
を、それと鋼片０との再掛合なしに円滑に行うためには
、たとえば、固定架台２の鋼片載置部の厚さを、フック
爪６の彎曲下端部がその裏側へ入り込まプＬい程度にＩ
ワくすること、または第１Ｏ図に示すように、その厚さ
を厚くするとともに、断面形状を台形とするととができ
る。

一方、このような移載作業の繰り返しにより、固定架台
ｚ上に、第１１図に示すように、間隔をお−で所要の段
数に移載された鋼片９は、液圧シリンダー１２の作動に
基づくプッシャー１８の前進によってストッパー側にた
ばねられ、しかる後、トレーラトラック、台車々どに積
み込まれる。

なおここでは、二本の高温鋼片？対をなすフックで同時
に移載する場合について酸１明したが、この装置によれ
ば、高温鋼片、低温鋼片の別なく、予め複数段に積み重
ねた鋼片を移載することおよび一本だけの鋼片を移載す
るととも可能である。

さらに図示例では、トランスファの運搬方向に二対設け
ているフック爪を一対とすること、爪昇降手段をねじ、
シリンダーそのｆ（口の間知の往復機構と′「ることも
可能である。

従って、この発明によれば、鋼片が高温であると否とに
係りなく確実に移載できることはもちろん、とくに鋼片
の複数本を同時に移載する場合には、作業能率が著しく
向上する他、それらの鋼片が高温のものであるときには
、鋼片がらの熱損失？有効に防止することができるなど
の顕著なる効果がもたらされる。

【図面の簡単な説明】

第１．２図はそれぞれこの発明の実施例を示す側面図お
よび平面図、 第８図は移載装置を示す正面図、 ＠４．５図はそれぞれ第１．２図の要部を示す拡大図、 第６図は第８図の■−■線に沿う拡大断面図、第７図は
第４図の■−■線に沿う断面図、第８〜ｌＢ図はそれぞ
れ実施例装置の作動状態を示す説明図である。 １・・・トランスファ、２・・・固定架台、８・・・移
載装置、４・・・レール、５・・・移動架台、６・・・
フック爪、７・・・爪昇降手段、８・・・爪開閉手段、
９°・°鋼片、ｌＯ・・・鋼片支持部材、１１・・・ス
トッパー、１２・・・液圧シリンダー、１８・・・プッ
シャー、■４・・・回転駆動機構、１５・・・駆動軸、
１６・・・チェーンスブロケッＬ、１．７・・・チェー
ン、１８・・・スプロケット、１９・・・昇降ガイド、
２０・・・ローラ、２１・・・水平長孔、２２・・・爪
支持軸、２８・・・角形摺動片、２５・・・掛合爪、２
６・・・上向き突起、２７・・・モータ、２８，２９．
８０・・・歯車、８１・・・回転１１１１ｓ　８２・・
・駆動歯車、８８・・・シフトフォーク、８４・・・お
ねじ部、８５・・・カウンター９エイト。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １　レール上を走行する移動架台と、この移動架台に設
   けた型昇降手段と、この型昇降手段で吊下した昇降ガイ
   ドと、この昇降ガイドに支持されて離間および接近可能
   な二本の爪支持軸を、これらの各爪支持軸の所定位置に
   それぞれ枢支されて互いに対向するフック爪と、各爪支
   持軸の軸端に設けた掛合爪と、移動台車に設けられ、掛
   合爪が上限部分にあると営にだけ＃１合爪上噛み合い、
   二個の掛合爪Ｐ互いに逆方向へ移動させる爪開閉手段と
   を具えてなる鋼片移絨装Ｕ０