JPS59176497A - 可動羽根の軸受装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 この発明は軸流形、斜流形等の室軸ポンプにおける可動
羽根の軸受装置に関するものである。

〔発明の背景〕

従来のこの種の室軸ポンプの可動羽根装置を第１図〜第
５図によシ説明する。

第１図に示すように、室軸ポンプの本体は順次結合した
吐出ベント１、揚水管部２、ボール部３、吐出ベント１
をかこむ枠体４がらなシ、枠体４の上部には電動機５が
固定され、電動機５にはコントローラ部６が設置されて
いる。インペラハブ７に支持させたインペラ（可動羽根
）８の取付は角度は、油圧サーボシリンダ９を介して調
整されるようになっている。

ボール部３は第２図に示す構造からなる。ベルマウス１
０、ケーシングライナ１１、ケーシング１２、コラムパ
イプ（揚水管部）１３は順次一体に結合されておシ、ケ
ーシング１２の軸心部には中空の主軸１４を支持するカ
ットレスベアリング１５が取付けられておシ、ケーシン
グ１２の内側壁上部には保護管３９が連結されておシ、
ケーシング１２の内側壁下部には主軸１４に一体に結合
させたインペラハブ７を受けるケーシングリング１６が
取付けられている。インペラノ・プ７の下端部にはイン
ペラキャップ１７が固定されておシ、両者の間には圧油
を充満させる区画室１８が設けられている。この区画室
１８には、インペラ８の軸部に取付けたアーム１９、ア
ーム１９に連結した継手２０、継手２０に連結したター
ンバックル２１、主軸１４の中空部に挿入した操作ロッ
ド２２に取付け、ターンバックル２１を連結したスパイ
ダ２３がおさめられている。

油圧サーボシリンダ９は第３図に示す構造からなる。操
作ロッド２２の上端に取付けたピストン２４はシリンダ
２５におさめられておシ、シリンダ２５の下部には操作
ロッド２２を支えるブツシュベアリング２６とグランド
パツキン２７とが取付けられている。シリンダ２５には
シリンダヘッド３２が結合されておシ、シリンダ２５、
シリンダヘッド３２には、それぞれピストン２４に対向
させた調整リング２８が取付けられている。操作ロッド
２２の上端に取付けたロックナツト２９はピストン２４
の上端面に固定したカバー３０で囲まれており、カバー
３０の中心部の穴のまわシには管３１が連結されている
。

油圧サーボシリンダ９の上方にある電動機軸も中空にな
っておシ、その中の操作油通路がピストン２４の上下の
室にそれぞれ通じている。電動機５の上部には、第４図
に示すように、操作油を供給する装置、すなわち、圧油
室３３およびピストン２４の位置をフィードバック制御
する復帰レバー３４が設けられている。なお、第４図に
おいて、第２図および第３図と同じ符号をつけたものは
同じものを表わす。３５は圧油供給装置、３６は油圧ポ
ンプ、３７は油圧弁、３８はコントロールモータである
。

上記構成において、インペラ８の回転は軸受で支えてい
るが、回転に伴う遠心力によジインペラ８及びアーム１
９はケーシングライナ１１側に押され、アーム１９と軸
受４０は第５図に示すようにスラスト面で接触する。軸
受４０はラジアル方向荷重とスラスト方向荷重を受ける
が、スラスト荷重が大きいためスラスト面Ａの摩耗が激
しい。

また、スラスト面ｈ７５ｓｓ粍すると、インペラ８はそ
の分だけケーシングライナ１１側に押し出され、インペ
ラ８とケーシングライナ１１との間隙が少なくなり、つ
いには接触して運転不能となる。このため、軸受４０は
ラジアル面Ｂの摩耗が少なくても交換が必要になる不都
合がある。その上、交換作業も面倒な問題がある。

〔発明の目的〕

この発明は構造が簡単で、軸受寿命の長い可動羽根の軸
受装置を提供することを目的とするものである。

〔発明の概要〕

この発明は可動羽根軸部の軸受をラジアル軸受とスラス
ト軸受に分割し、スラスト軸受を微調可能に取付けて構
成し、摩耗の早いスラスト軸受を微調によシ対処して軸
受寿命の延長がはかれるようＫしたものである。

〔発明の実施例〕

以下、この発明の一実施例を第６図、第７図について説
明する。

第６図はインペラ軸部の縦断面図、第７図は第６図のＸ
部の拡大断面図である。

図において、インペラ８の軸部はラジアル軸受４０Ａを
介してインペラハブ７に支持されている。

ラジアル軸受４０Ａの端部にはネジが螺設されスラスト
軸受４０Ｂを結合している。このスラスト軸受４０Ｂの
スラスト面はアーム１９に接合し、インペラ８のスラス
トを支持する。

スラスト面と反対側はシム４２が介在されインペラハブ
７に接合している。

スラスト軸受４０Ｂの固定は固定具４２によってなされ
、固定具４２とインペラハブ７および固定具４２とスラ
スト軸受４０Ｂとは例えばボルトで固定される。この発
明は上記構成であるから、スラスト軸受４０Ｂが摩耗し
、ポンプ作動時、インペラ８が遠心力によってケーシン
グライナ１１哄」に押し出され、インペラ８とケーシン
グライナ１１との間隙が許容値以下になった場合には固
定具４２を取外しスラスト軸受４０Ｂをネジによシアー
ムエ９側に押し出し、所定厚さのシム４１を介在させ、
再び固定具４２を取付けて固定する。

これによシ、軸受の交換を必要とすることがないから、
すなわち、軸受の寿命を延長することができる。

第８図はこの発明の他の実施例を示すもので、ラジアル
軸受４０Ａはインペラ８の軸部に接着剤あるいは冷し嵌
めで固定し、この軸受４０Ａを介してインペラ８をイン
ペラハブ７に支持させる。

一方、スラスト軸受４０Ｂは所定厚さのシム４１をイン
ペラハブ７との間に介在させてアーム１９に接合させ、
固定具４２で固定する。

間、４３はスラスト軸受４０Ｂの軸方向移動のためのガ
イドである。

以上のように構成することによシ上記冥施例と同等の作
用効果を奏することができる。

〔発明の効果〕

以上説明したように、この発明によれば、インペラ軸部
の軸受をラジアル軸受とスラスト軸受に分割し、スラス
ト軸受を微調し得るようにしたので、軸受のスラスト方
向の摩耗によって軸受全体を交換する必要がなくなり、
従来の軸受に比し数倍寿命を延長でき、また、軸受交換
による分解作業が省略できる効果もある。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の可動羽根装置を備えた室軸ポンプの一例
を示す断面側面図、第２図は第１図のボール部を示す拡
大断面側面図、第３図は第２図の油圧サーボシリンダ部
を示す拡大断面図、第４図は第１図の室軸ポンプの操作
系統の説明図、第５図は第１図の可動羽根軸部の軸受部
の拡大断面図、第６図はこの発明の可動羽根の軸受装置
の一実施例の要部断面図、第７図は第６図のＸ部拡大断
面図、第８図はこの発明の可動羽根の軸受装置の他の実
施例の要部断面図である。 ７・・・インペラハブ、８・・・インペラ、１１・・・
ケーシングライナ、４０Ａ・・・ラジアル軸受、４０Ｂ
・・・ス第　１　の 第　Ｚ　口 Ｖｉ３図 第　４１￥Ｉｌ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、ポンプ主軸に結合させたインペラハブに可動羽根を
   支持させ、前記可動羽根を、ピストンに結合した操作ロ
   ンドと、前記操作ロンドに連結しインペラハブ内に納め
   た連動機構とを介して取付角度を変える室軸ポンプの可
   動羽根装置において、前記可動羽根軸部の軸受をラジア
   ル軸受とスラスト軸受に分割し、前記スラスト軸受を微
   調可能に取付けてなることを特徴とする可動羽根の軸受
   装置。 ２、前記スラスト軸受は前記ラジアル軸受端部にネジ結
   合し、前記インペラハブにて位置決めすることを特徴と
   する特許請求の範囲第１項記載の可動羽根の軸受装置。 ３、前記スラスト軸受はシムによって微調可能に前記イ
   ンペラハブに位置決めし取付けることを特徴とする特許
   請求の範囲第１項記載の可動羽根の軸受装置。