JPS59174864A - 現像装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、記録媒体上に形成された静電潜像を磁性ト
ナーで顕像化する磁気ブラシ現像方式による現像装置に
関するものである。

従来、この種の装置として第１図に示すものがあった。

図において、Ｑ】）は円柱状磁石で、これはこの表面に
複数の着磁極をもったものであり、ａ邊はこの円柱状磁
石αηを内包する円筒状の導電性・非磁性材で形成され
たスリーブであり、この両者で磁石ロール（１）を構成
する。（２）は導電性・非磁性材料で形成されたドクタ
ー・ブレード、、（３）は現像剤容器、（４）は静電潜
像を保持できる記録婦体で、６１）は光導電体層、（６
）は導電性基板である。

以上の構成において、スリーブｕ巧とドクター・ブレー
ド（２）との間隙をドクターギャップｄＩＮ記録媒体（
４）とスリーブ０４との間隙を現像ギャップｄ２とする
。また、円柱状磁石αυは第１図の如くに着磁され、図
示した状態で固定されており、スリーブ＠だけが図中矢
印Ａの方向に、記録媒体（４）と等速に移動する。記録
媒体（４）の移動方向は図中矢印Ｂで示した方向である
。

次に動作について説明する。スリーブ（２）が図中矢印
Ａの方向に回転することにより、高抵抗又は絶縁性の磁
性トナー（現像剤）は現像剤容器（３）から引き出され
、ドクター・ブレード（２）で規制された量だけがスリ
ーブ０才上に供給される。このときドクターギャップｄ
１は、Ｑ、４朋以下になるとスリーブ（２）上への均一
で安定した磁性トナーの供給がむつかしくなり、逆に、
ＩＮＭ以上になると磁性トナーの均一な帯電が行なわれ
なくなる等の欠点があり、一般には０．５間程度に選ば
れる。ドクターギャップｄｌからスリーブ０才上に適量
供給された磁性トナーは、現像領域（現像ギャップｄ２
設定点）に達するまでに帯電される。現像領域では、現
像ギャップｄ２は、ｄ１≦ｄ２＜”ｄｔに設定され、磁
性トナーは常に記録媒体（４）と接し、磁性トナーの帯
電極性と反対極性の静電潜像に付着し、可視像化する。

従来の現像装置は以上のように構成されているので、高
抵抗又は絶縁性の磁性トナーで記録媒体（４）上の静電
潜像をきれいに再現することが困難であり、静電潜像の
まわりに余分の磁性トナーが付着したり、地力ブリが多
かったり、飛散する磁性トナーが多かったりする等の欠
点があった。

この発明は以上のような従来のものの欠点を除失するた
めになされたもので、記録媒体と磁性トナーとが非接触
状態で現像される埃、像装置において、上記記録媒体に
対向して磁性トナーの帯電極性と逆極性の電圧を印加し
た対向電極を設け、これにより上記記録媒体上の余分な
磁性トナーが回収できるよ・うにし、さらには上記記録
媒体上に磁性トナーを付着せしめる磁石ロールに上記磁
性トナーの帯Ｎ極性と同極性の電圧を印加することによ
り、高精度の加工、調整をすることなく大型化や高速化
に対処でき、しかも高品質の、特に中間調再現性の良好
な画像形成が可能となる現像装置を提供することを目的
としている。

以下この考案の一実施例を図について説明する。

第２図において、（１）は磁石ロールであり、これは複
数の磁極をその表面にもつ円柱状磁石０υと、この円柱
状磁石０１）を内包する導電性・非磁性の材料で形成さ
れたスリーブつ＝で構成されている。（２）はドクター
・ブレード、（３）は現像剤容器、（４）は記録媒体で
あり、これは静電潜像を形成できる光導電体θ〃と導電
性基板（／４２とで構成されている。（５）は導電性・
非磁性材からなる円柱又は円筒状に形成された回転可能
な対向電極、（６）はこの対向電極（５）に磁性トナー
の帯電極性と反対極性の電位を与えることができる対向
電極用電源、（７）はスクレーバーであり、これは絶縁
性の物質で形成するが、又はこのスクレーパー（７）を
通じて電源電圧が他部材へリークすることがないように
処置して設けられている。また、（８）は磁石ロール（
１）のスリーブα２上及びドクター・ブレード（２）上
に磁性トナーの帯電極性と同じ極性の電圧を印加するた
めの磁石ロール用電源である。

以上の構成において、ドクター・ブレード（２）とスリ
ーブａつとの間隙をドクターギャップｄＩ＋記録媒体（
４）とスリーブ（２）との間隙を現像ギャップｄ２゜対
向電極（５）と記録媒体（４）との間隙を修正ギャップ
ｄ３＋対向電極（５）とスリーブ＠との間隙を回収ギャ
ップｄ４とする。また、スリーブ（２）、記録媒体（４
）。

対向電極（５）は、それぞれ図中矢印Ａ、矢印Ｂ、矢印
Ｃで示す方向に回転する。さらにスリーブαの。

導電性基板（６）　　　　−・　　−は共に接地しであ
る。

なお、上記記録媒体（４）とスリーブミノ上の磁性トナ
ーとは非接触状態で現像される。

次に動作について説明する。

記録媒体（４）上の静電潜像は、第１図で示した従来の
もの′と同様に顕像化されるが、第１図では、現像ギャ
ップｄ２の部分で、記録媒体（４）はスリーブα２上の
磁性トナーと接して現像しているのに対して、本実施例
では、非接触状態で現像される。このような非接触状態
で現像される場合、スリーブミニ上の磁性トナーと記録
媒体（４）とのギャップｄ２が広くなると、高電位の静
電潜像にだけしが磁性トナーが付着しない傾向を示す。

このことがら、このギャップｄ２はＳＱμｍ〜２００μ
ｍが望ましい。又、一旦磁性トナーの飛翔が始まると、
急激に飛翔トナー量が増加し、潜像電位に対する磁性ト
ナーの付着坦を示すγ特性が′立っ′傾向になる。しが
るに、一旦形成されたトナー像がトナー帯電極性と逆の
極性電位を印加した対向電極（５）の近接点、即ち修正
ギャップｄ３を通過することにより、磁性トナーを記録
媒体（４）から引き離す方向の電界が加わり、この電界
で余分の磁性トナーが回収される。

この結果、修正ギャップ６３部を通過したトナー像は階
調性の優れた（すなわちγ特性の′ねた′）トナー像を
形成する。対向型！　（５）上に回収された磁性トナー
は、対向電極（５）が矢印Ｃの方向に回転することによ
り、回収ギャップｄ４付近に設けられたスクレーバー（
７）によって対向電極（５）からシｊ＃された後、磁石
ロール（１）に回収され、再び現像に寄与する。なお、
対向電極（５）の移動速度は記録媒体（４）の移動速度
と等しいか又はそれ以上が望ましい。

ここで、上記現像時、スリーブ０り表面からａ性トナー
が飛翔を開始する電圧以下の静電潜像には磁性トナーの
付着が起こらない。このことは記録媒体（４）上の静電
潜像を有効に利用していないばかりか、中間調再州に対
しても不充分なることを示している。このことから、磁
石ロール（１）のスリーブ（功上及びドクター・ブレー
ド（２）上に磁性トナーの帯電極性と同じ極性の電圧を
電源（８）により印加することにより、静電潜像とスリ
ーブ（２）間に、トナー飛翔に必要な電界が加わること
になり、低電位の静電潜像への磁性トナー付着が可能に
なる。

この場合にも、磁性トナーの飛翔開始後は、飛翔トナー
量が急激に増加するために、γ特性が′立つ′仰向にな
る。しかるに、このようにして顕像化したトヂー像を、
磁性トナーの帯電適性と逆極性の電圧を印加した対向電
極と記録媒体の作る修正ギャップを通過させることによ
り、中間調再現性にすぐれたトナー像を形成することか
できる。

なお、上記実施例では回動する対向電極として、導電性
円柱又は円筒を用いることを示したが、これはベルトで
構成しても良いことは明らかである。

又、この対向電極の回転方向を修正領域でυ録媒体及び
磁石ロールの回転方向と反対にとったが、これら）同方
向にとっても良い。しかし、この場合は、スクレーバー
（７）の設置位置は第３図のようにすることが必要にな
る。すなわち、第２図の実施例とは回転方向が反対にな
るため、スクレーバー（７）を上にもってくること、及
び　離した磁性トナーが磁石ロール（１）に回収されや
すいようにすると共に磁石ロール（１）上の現像剤であ
る磁性トナーの走行に悪影物を与えないようにすること
である。

また、磁石ロールのスリーブ上に印加する′電圧波形は
、直流に限らず、ＡＣやパルス波、三角波、鋸歯状波等
の周期的な電圧でもよく、さらには直流と周期的な電圧
との組合わせ波形であっても良い。このような周期性の
印加電圧は、回収のための磁性トナーが飛翔開始時にゆ
さぶりを与えられるようなもので、本当に余分となった
磁性トナーだけが飛翔を起し、静電潜像とクーロン力に
よって結合したトナーの飛翔を抑える効果をもつ。この
ために中間調再現がさらに良くなる効果をもつ。

又、磁石ロールの回転方式として、円柱磁石固定・スリ
ーブ回転方式で述べてきたが、この回転方式はこれにと
どまらず、円柱磁石回転・スリーブ固定方式、又は両方
回転方式のいずれについても良好なトナーの搬送と顕像
化が可能である。

又、ドクター・ブレード（２）は非磁性導電性金稙で形
成した場合について述べたが、これは磁性の導電性金属
で形成してもさしつかえないことは明らかである。

以上のように、この発明によれば、記録媒体と磁性トナ
ーとが非接触状態で現像される現像装置中に、磁性トナ
ーの帯電極性と逆極性の電圧を印加した対向電極を設け
、さらには、磁石ロールのスリーブ上に磁性トナーの帯
電極性と同一の極性の電圧を印加するようにしたので、
高品質な、特に中間調再現性の良好な画像か安定に形成
でき、高速、大型化に対処しやすい現像装置の構成が可
能となる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の現像装置を示す断面側面図、第２図はこ
の発明の一実施例による現像装置を示す断面側面図、第
３図はこの発明の他の実施例による現像装置を示す断面
側面図である。 （１）・・・磁石ロール、（４）・・・記録媒体、（５
）・・・対向電極、（６）・・・対向電極用電源、（８
）・・磁石ロール用電源。 なお図中Ｌ＝ｌ−符号は同一、又は相当部分を示す。 代理人　　　葛　　野　　信　　− 第１図 第２図 第３図 手続補正書（自発） 特許庁長官殿 １、事件の表示　　　特願昭　５８−５０８８１号２゜
発明の名称 現像装置 ３、補正をする者 代表者片山仁へ部 明細書の発明の詳細な説明の欄 ６、補正の内容 （１）明細書第９頁第１Ｏ行の１回収」を「現像］に訂
正する。 （２）　　同第９頁第１２行の［余分となった磁性トナ
ーｊを「必要となった磁性トナー量」に訂正する。 （３）同第９頁第１３〜１４行の「静電潜像・・・・・
・トナー」を「余分のトナー」に訂正する。 以　　　上

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）表面上に静電潜像を保持した記録媒体と、上記記
   録媒体と対向して設けられ磁性トナーを上記静電潜像に
   非接触状態で付着せしめる磁石ロールと、この磁石ｐ−
   ルに上記磁性トナーの帯電極性と同一極性の電圧を印加
   する磁石ロール用電源と、上記記録媒体の移動方向に見
   て上記磁石ロールより下流側に上記記録媒体と対向して
   設けられ上記記録媒体上の余分な磁性トナーを回収する
   ための対向電極と、この対向電極に上記磁性トナーの帯
   電極性と反対極性の電圧を印加する対向電極用電源とを
   備えたことを特徴とする現像装置。
2. （２）上記磁石ロール用電源の印加電圧を、周期的な電
   圧としたことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の
   現像装置。