JPS591692Y2 - 粉の造粒装置 - Google Patents

粉の造粒装置

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Publication number
JPS591692Y2
JPS591692Y2 JP18854481U JP18854481U JPS591692Y2 JP S591692 Y2 JPS591692 Y2 JP S591692Y2 JP 18854481 U JP18854481 U JP 18854481U JP 18854481 U JP18854481 U JP 18854481U JP S591692 Y2 JPS591692 Y2 JP S591692Y2
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JP
Japan
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granules
powder
powder granulation
particles
tank
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Expired
Application number
JP18854481U
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JPS5891436U (ja
Inventor
修次 奥山
浩 坂本
Original Assignee
富士産業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は粉体の造粒装置に関する。
数種の原料粉末を混合しながら、これに結合溶剤を添加
し、核心となる粉体の周りに結合溶剤の適当な湿潤性及
び粘稠性を利用し、粉体を凝集せしめる粉体の造粒作業
は一般的に広く行われている。
しかし所定の粒度に生成された粒状体群も適宜な攪拌作
業が併用されている限りは粒状体群同志の付着粗大化は
阻止できるも−たん攪拌作業が中断あるいは停止し、例
えば造粒機から乾燥機への移し換え作業、あるいはその
後の乾燥機の稼動期までの間に粒状体群の静止状態が長
く続けば、その静止時間に比例して粒状体群間には自重
等により付着、凝集が進行し柔かい粗大粒子の発生をみ
、この−たん生成された粗大粒子は乾燥作業が開始して
も小型粒状体への分散、解砕は容易には行われず、時間
の経過と適宜な転動作用などのため、その径は1〜数c
rnの粗大粒子と拡大し、総合的な歩止りを悪くシ、乾
燥後次工程としてふるい機、あるいは解砕機などが必要
となり、作業能率を著しく阻害する結果となる。
これら粗大粒子をとり出して内部を観察してみると、例
えば0.3〜Q、5mm程度の粒状物が集合して存在す
ることが確認された。
造粒、乾燥の一連の操作においてこれら粗大粒子の生成
を阻止せしめることは、品質上の諸問題、例えば外観、
商品価値、収率などの維持のほか、後工程のふるい機、
解砕機も不要となり作業能率の低下を軽減せしめうる結
果となる。
粗大粒子の生成の課程を慎重に観察するとき、所定の粒
度に生成された粒子の表面に残る結合溶剤の湿潤、粘稠
性を時間差をなくして減少せしめることにより粗大粒子
の生成を阻止することが確認された。
これをさらに具体的に詳述すると、造粒操作終了の直前
に攪拌流動中の粒状体の表面に許容温度以下の低湿度ガ
ス体を造粒物の流れを阻げない位置より噴出せしめ造粒
物の表面湿潤、粘稠状態を減少せしめることにより造粒
粒子同志の付着凝集を確実に阻止することができる。
つぎにこの具体的実施例を図面を用いて説明する。
側部下方に排出口2を設けた処理槽1の内底部には電動
機9および減速機10を用いて駆動する低速回転混合翼
3が、また処理槽の内側部には電動機11を用いて駆動
する高速回転剪断翼4がそれぞれ装備され、処理槽1に
被冠された蓋体5には結合溶液容器6よりのびる供給ノ
ズル6′が処理槽に収容された被処理物(粉体)に向は
配設され、また低湿度ガス体の供給パイプ7がその開口
部を処理槽中の被処理物の流動方向に略一致せしめて配
管されている。
尚、8は排気口である。蓋体5を開けて処理槽1には単
独又は数種類の粉体イが同時にまたは適宜の時間差をも
って投入され、粉体は低速の混合翼3にて攪拌転動し、
この攪拌された粉体上にはノズル6′より結合溶剤が噴
霧または滴下され、結合溶剤の湿潤と粘稠性にて粉体の
粒状化は進行し、攪拌転動しながら槽中を移動する粒状
体は次第に大型化する傾向にある。
この折槽中を移動する粒状体は高速の剪断具4にて攪拌
剪断され適宜の粒度に細分化される。
粉体の結合溶剤を介しての粒状化が完成した時点にて結
合溶剤の供給は停止し、それと時間を前後して、パイプ
7より許容温度以下に操作された低湿度のガス体が依然
として攪拌転勤を継続している粒状体上にその流れ方向
と同調して噴出され、粒状体表面の湿潤粘稠状態を次第
に減少せしめ、細分化された粒状体同志の付着、凝集粗
大化は抑制される。
本装置を用いての具体的一実施例を示すと、粉末グラニ
ユー糖90%、粉末乳糖10%の割合の粉末原料の合計
7.5kgを混合し、これにヒドロキシプロピルセルロ
ーズ6%水溶液550gを添加し混合、攪拌、剪断作業
を継続する。
十分細分化された時点にて粒状体への結合用水溶液の添
加を停止し、転勤攪拌を続ける粒状体には約80℃の加
熱空気(相対湿度10%)を毎分2m”あたり約5〜1
0分間噴射乾燥し、これにより粒状体の表面より水分は
蒸散する。
その結果、本装置を使用しない折には32メツシュ以上
の大型粒子は24%も存在したが本装置を使用し約80
℃の加熱空気を5分間噴射せしめた時点ですら32メツ
シュ以上の大型粒子は2.6%となり粗大粒子の生成は
抑制された。
この折加熱空気を5分間吹き込むことにより粒状体中の
水分は約1%減少したのみではあるが、粒子の粗大化は
確実に阻止され、粒子の粗大化は主として細い粒状体同
志の付着、凝集力に原因し、粒状物の表面状態に多く依
存し、粒状体表面に存在する結合溶剤の粘稠性粒状体の
湿潤量に大きく左右されていることが確認された。
この事実は上述した同一条件で造粒した粒状体を皿状の
容器に厚さ1cmに広げて15分間に1分の割合で静か
に攪拌しながら2時間自然乾燥の後30分間流動乾燥し
たところ32メツシュ以上の大粒子は2%であったこと
からも、粗大粒子の生成は造粒中に発生するものでなく
、主として造粒後の表面状態の湿潤、粘稠性により大き
く左右されることが確認されている。
即ち効率的な造粒作業は、造粒、乾燥両作業の時間差の
ない組合せによって達成されることが理解でき、本装置
を用いることにより、適量の結合溶剤の添加により所望
の粒度を有する粒状体が生成された時点において結合溶
剤の供給を停止し、時間差を設けることなく次工程にお
いて連続して粒状体の表面の乾燥処理を実行せしめるこ
とにより所定の粒度の粒状体同志の自重凝集による付着
に起因する粒度の粗大化を効率よく阻止でき、これによ
り粒度の揃った均質製品を得ること、また作業能率を高
めることができ、造粒機、乾燥機とは別個に解砕機、ふ
るい機などの併用が一切不要となるので、造粒作業の簡
易化に大きく貢献しうるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案を実施した造粒装置の一部切欠き正面
図、第2図は同平面図である。 図中、1は処理槽、3は低速回転混合翼、4は高速回転
剪断具、6は結合溶液容器、6′は結合溶液供給ノズル
、7は低湿度ガス供給パイプを示す。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)槽体に混合攪拌装置および結合溶剤供給装置を具
    備せしめた造粒装置にあって、槽内に向は開口する低湿
    度ガス供給パイプを配設せしめた粉の造粒装置。
  2. (2)前記低湿度ガス供給パイプは粒状体の流動方向に
    噴出口を略一致せしめて配設されている実用新案登録請
    求の範囲第1項記載の粉の造粒装置。
JP18854481U 1981-12-16 1981-12-16 粉の造粒装置 Expired JPS591692Y2 (ja)

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JP18854481U JPS591692Y2 (ja) 1981-12-16 1981-12-16 粉の造粒装置

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JPS5891436U JPS5891436U (ja) 1983-06-21
JPS591692Y2 true JPS591692Y2 (ja) 1984-01-18

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ID=29992196

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JPS5891436U (ja) 1983-06-21

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