JPS5916112Y2 - 流体の圧力流動式混合器 - Google Patents

流体の圧力流動式混合器

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JPS5916112Y2
JPS5916112Y2 JP8716281U JP8716281U JPS5916112Y2 JP S5916112 Y2 JPS5916112 Y2 JP S5916112Y2 JP 8716281 U JP8716281 U JP 8716281U JP 8716281 U JP8716281 U JP 8716281U JP S5916112 Y2 JPS5916112 Y2 JP S5916112Y2
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JP
Japan
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mixing
mixer
cylinder
inlet
outlet
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JP8716281U
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JPS57199035U (ja
Inventor
榮之助 有馬
和平 浜中
Original Assignee
岩谷産業株式会社
富士瓦斯工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、2種類以上の流体を混合して反応させる為の
流体の圧力流動式混合器に関し、小形・高性能にして安
価に実施できる混合器を提供せんとするものである。
従来装置として、(1)縦形多段迂回混合器(実公昭5
4−1617)、(2)横形筒内に多数の横断状じゃま
板を付設したもの、(3)攪拌チューブ(実開昭53−
389869)などが使用されている。
しかし、上記(1)。(2)の混合器では、容器内で軸
心と直交方向に流体を迂回させて流路を伸ばすことによ
り、混合する構造なので、内部の構造を全稈複雑化して
密にしない限り、流路を十分に大きくすることができな
いため、装置が複雑・高価になり、かつ大形化するばか
りでなく、混合性能も十分大きくできない。
また、上記(3)の混合器は小形・高性能化するが、構
造が複雑なので製作が困難となり、高価なものとなる。
本考案は、上記諸欠点を改善する為、混合器の混合筒内
を簡単な構造の仕切体で仕切ることによって、軸心方向
に往復する形の混合室を形成することにより、極めて長
い流路を有する混合室とするものである。
以下、本考案の実施例を図面に基いて説明する。
第1図は、コンクリート廃液処理装置■の概略構成を示
し、コンクリート廃液貯槽1に導入したCa(OH)2
を多量に含んだコンクリート廃液を圧力流動式混合器M
に送給するとともに、ボンベ2内の炭酸ガスと硫酸タン
ク3内の硫酸とを混合器Kに送給し、混合器に内で予混
合の後、攪拌槽4内に導入して攪拌器5で攪拌混合して
十分に中和反応を起こさせて処理するものである。
上記混合器にの入口側は導入管18に接続され、出口側
は導出管19に接続されて固定される。
この混合器には、第2図〜第4図に示すように、混合筒
6内を仕切体7で仕切って混合筒6の軸方向に往復する
形のパスの長い混合室8を形成したものである。
即ち、仕切体7は、混合筒6の軸方向に細長い5枚の放
射状仕切板7aを軸中心側で相互に結合し、その両端面
に各横断状仕切板7bを固設した構造である。
5枚の放射状仕切板7aは第4図に示すように混合筒6
の断面を3個の1/4円と2個の1/8円とに5分割す
るように配設され、混合室8を形成する5区画の混合分
室8a、8b、8C。
8d、8eが形成される。
そして、第1混合分室8aの左端面の横断状仕切板’7
bを1/4円形に開口して混合室8の始端部8Aが、ま
た第5混合分室8eの右端面の横断状仕切板7bを1/
4円形に開口して混合室8の終端部8Bが形成される。
また、第1混合分室8aから第5混合分室8eに亙り、
各上流側の混合分室8 a 、8 b 、8 C,8d
の終端部と、これに隣接するその下流側の混合分室8b
、8C,8d、8eの・始端部とが各連通関口9で直列
に連通される。
この連通関口9は放射状仕切板7aの左端部ないし右端
部に1つの開口として形成してもよく、多数の小孔から
なる開口として形成してもよく、またこれらの組合せに
より形成してもよい。
要するに、極力流体の流れを乱し、混合を促進する形状
のものとするのが望ましい。
更に、第1.第3.第5混合分室8a 、8 C,8e
の流路断面積を大きく、第2.第4混合分室8b、8d
の流路断面積を小さく形成することにより、前者におい
ては穏やかな低流速状態下に中和反応を促進させ、後者
においては乱流状の高流速状態下゛に混合を促進させる
即ち、混合筒6の左端部の入口10からコンクリート廃
液が予混合室12へ送給され、予混合室12の注入口1
3からは、H2SO4及びCO2ガスが供給され、予混
合室12内で横断状仕切板7bに衝突して乱流状に混合
して反応し、次にこれが第1混合分室8a内に流入して
中和反応する〔Ca(OH)2+H2SO4→CaSO
4+2H20、Ca(OH)2+CO2→CaCO3+
H20〕。
未反応分は第2混合分室8b内で混合されて反応し、更
にこれが第3混合分室8C内で沖和反応する。
この下流側の第3.第4.第5混合分室8C98d、8
e内において上記同様に混合及び沖和反応が促進される
このように、第1〜第5混合分室8a、8b、8e 、
8 d 、8 eからなる混合室8内で混合と反応の後
、部分的に中和処理されたコンクリート廃液は終端部8
Bを経て混合筒6の右端の出口11から攪拌槽4内に送
給される。
上記放射状仕切板7aと横断状仕切板7bとからなる仕
切体7は、混合筒6とは独立のユニット状に形成され、
混合筒6内に着脱自在に装着される。
即ち、仕切体7の左端面の横断状仕切板7bは混合筒6
の内径よりも大径に形成するとともに、予混合室12と
混合室8との境界部で混合筒6を分割可能にフランジ結
合し、混合筒6内に挿入装着した仕切体7の上記横断状
仕切板7bの外周縁部をフランジ結合部14に挟持固定
することにより、仕切体7を混合筒6に固定する(第4
図参照)。
この場合、放射状仕切板7aの外側縁と混合筒6間にパ
ツキン等を介装してもよく、又上記外側縁を案内する為
の軸方向の縦溝を混合筒6に設けてもよい。
また、仕切体7を混合筒6の内面に固着した構造として
もよい。
そして、また、上記第1〜第5混合分室8a、8b、8
c、8d、8eの流路断面積を等しくしてもよい。
以下、本考案の実施例を次のように形成することができ
る。
(1)第6図〜第11図に示すように、混合筒6内に各
種横断面形状を有する仕切体7を設ける。
第9図〜第11図のものでは、軸心部の流路15゜16
.17を混合分室としてもよいが、混合分室とせずに化
学反応促進の為の加熱用又は冷却用の流体の流路として
もよい。
(2)第12図〜第15図は各々混合筒6の外観を示し
、第12図と第13図のものは横形の混合筒6であり、
入口10から供給された流体は出口11に流れ出る。
第14図と第15図のものは縦形の混合筒6である。
(3)仕切体7の放射状仕切板7aを波形の板材で構成
することにより、流体の混合性能を高めるように形成す
る。
(4)本考案の混合器は、コンクリート廃液の中和処理
用の混合器にの他に、その他各種化学反応の為の混合兼
反応容器として広汎な用途に適する。
従って、混合筒6及び仕切体7は適用する流体の性状に
応じて鋼板、ステンレス(SUS 316)鋼板又は合
成樹脂材料等を用いて製作する。
また、必要に応じて各種塗装などで防蝕する。
本考案は上記のように構成されるので次の効果を奏する
混合筒内を仕切体で縦割状に区画することにより混合室
を軸心方向に往復する形に形成するので、比較的短かい
混合筒内に極めて長流路で通路断面積の小さい混合室を
形成することができる。
従って、この長くて通路断面積の小さい流路の混合室内
を流動していく間に、2種類以上の混合流体はよく混合
することになる。
しかも、往復形状の混合室の折り返えし部分では流路が
鋭く反転しているので、ここでも流体の混合が促進され
る。
このように混合性能に優れるので、小形・高性能の混合
器が得られることになる。
しかも、この混合器は混合筒内に簡単な構造の仕切体を
付設するだけの簡単なものでよいので、極めて安価に実
施することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図はコンクリート廃
水処理装置の概略構成を示す部分縦断正面図、第2図は
混合器の縦断正面図、第3図は仕切体の斜視図、第4図
は第2図のIV部部分拡大図、第5図は第2図の■−■
線断面図、第6図〜第11図は各々変形例の第5図相当
図、第12図〜第15図は各々他の変形例の混合器の正
面図である。 6・・・・・・混合筒、7・・・・・・仕切体(7a・
・・・・・放射状仕切板、7b・・・・・・横断状仕切
板)、8・・・・・・混合室(8a、8b 、8 C,
8d 、8 e・・・・・・混合分室)、8A・・・・
・・8の始端部、8B・・・・・・8の終端部、10・
・・・・・入口、11・・・・・・出口、18・・・・
・・導入管、19・・・・・・導出管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 1.混合筒6の端部に入口10と出口11とを明け、入
    口10に導入管18を、出口11に導出管19を接続し
    て固定し、混合筒6内の混合室8を仕切体7でその軸心
    方向に往復する形に形成し、混合室8の始端部8Aを入
    口10に、終端部8Bを出口11に連通したことを特徴
    とする流体の圧力流動式混合器。 2、実用新案登録請求の範囲第1項に記載した流体の圧
    力流動式混合器において、混合筒6の軸心方向に細長い
    複数の放射状仕切板7aを上記軸心側で相互に結合し、
    その両端面に各横断状仕切板7bを固設することにより
    仕切体7を構成し、混合筒6内に上記放射状仕切板7a
    で隔てた複数の混合分室8 a 、8 b 、8 C,
    8d 、8 eを設け、コレラ混合分室8a、8b、8
    c、8d、8eを順に直列接続することにより混合室8
    を形成したもの。 3、実用新案登録請求の範囲第2項記載した流体の圧力
    流動式混合器において、小さな流路断面積の混合分室8
    a 、8 C,8eと大きな流路断面積の混合分室8b
    、8dとを交互に直列接続したもの。
JP8716281U 1981-06-12 1981-06-12 流体の圧力流動式混合器 Expired JPS5916112Y2 (ja)

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JPS57199035U JPS57199035U (ja) 1982-12-17
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