JPS59157911A - 絶縁電線の製造方法 - Google Patents

絶縁電線の製造方法

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JPS59157911A
JPS59157911A JP3043683A JP3043683A JPS59157911A JP S59157911 A JPS59157911 A JP S59157911A JP 3043683 A JP3043683 A JP 3043683A JP 3043683 A JP3043683 A JP 3043683A JP S59157911 A JPS59157911 A JP S59157911A
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JP
Japan
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resin
weight
polyester resin
insulated wire
parts
Prior art date
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Pending
Application number
JP3043683A
Other languages
English (en)
Inventor
塩谷 重治
佐野 文一
正則 中井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規なポリエステル系樹脂絶f4%線の製造方
法に関するものである。
一般にポリエステル系樹脂塗料は電気絶縁性及び耐熱性
に優れているためマグネットワイヤ用塗料として大量に
使用され、かかるマグネットワイヤーを適用したモータ
ーの小型化並に軽量化に多大な貢献をなしているもので
ある。
然しなからポリエステル系樹脂塗料によりマグネットワ
イヤを製造する場合、通常ポリエステル系樹脂をフェノ
ール系溶剤等の溶媒に溶解せしめて塗料にしたものを導
体上に塗布焼付ける操作を繰返し行って、該溶媒を蒸発
除去せしめると共に樹脂を硬化せしめているものである
この樹脂塗料はその樹脂成分は20〜50%の如く少く
塗料の大部分はフェノール系溶剤を主体とせる溶媒等の
揮発成分を含有しているものである。
而してこの揮発成分は回収することなく、そのまま排気
燃焼装置等によ多処理され分解ガスとして大気中に放出
されるか或は熱風循環方式によるも該溶剤の燃焼熱の一
部は塗装工程中硬化のだめのエネルギーに有効に利用さ
れるものの燃焼熱のほとんどは分解ガスと共に大気中に
放出されるため、美大な損失になると共に放出作業に多
大な労力を要するものであ゛った。
従って省資源の立場から溶剤を使用することのないポリ
エステル系樹脂塗料の出現が要望されているものであっ
た。
この一方法として加熱溶融塗装法がある。然しなからポ
リエステル樹脂を使用し且つ加熱溶融塗装によシ絶縁電
線をうる場合、該樹脂として高分子量のものを使用しな
ければ優れた特性を有するものかえられない。然しその
反面高分子量のものは高粘度を有し、これを加熱して塗
装に適する粘度にするためには極端に高温度に加熱する
盛装があるが、加熱温度にも限界があシ、通常2000
以下ではポリエステル樹脂が長時間安定であるだめの塗
装に適する粘度には低下しないものである。なお低分子
量のポリエステル系樹脂を使用して絶縁を線を製造する
場合には、その性能が著しく低下するものであると共に
該樹脂を無溶剤状態のまま溶懺バス、供給パイプ或は塗
布用バス等の装置に夫々長時間供給すると、該樹脂に縮
合酸は架橋が進み高粘度化となり、該装置内にて一部r
ルが派生し好ましくない状態となシ作業性を著しく阻害
する。
従って作業性を改善するために通常フェノール系溶剤を
数多添加配合せしめているが、該溶剤を加熱溶融塗料に
使用することは、作業循環上極めて有害となる。
本発明者等はかかる現状に鑑み装量研究を行った結果、
高温度に長時間加熱するも安定なポリエステル系樹脂に
よ)優れた特性を発揮ししかも作業循環性において全く
安全な絶縁電線の製造方法を見出したものである。即ち
本発明方法は分子中に架橋可能な水酸基を含有するポリ
エステル系樹脂100重量部に対して芳香族ケトン類1
〜15重量部を配合し、これを加熱溶融せしめた塗料を
導体上に塗装した後、焼付けることを特徴とするもので
ある。
本発明方法において芳香族ケトン類を使用する理由は、
芳香族ケトン類は沸点が高く、フェノール系溶剤に比し
て人体に対する有害度が極めて低い、。例えばフェノー
ルはラットの径口的致死量LD58530Iイg、最高
作業濃度5ppm(19m9/m3)であるのに対し、
アセトフェノンの場合家兎に対する皮下注射致死1LD
1760ノ・ψ〜、20 ppm (100η/m3)
では毒性がないといわれている。又フェノールの粘度が
loo℃テ1.05 [C,P、〕なのに対しアセトフ
ェノンは100 ℃で0.734 [CP)と低く、事
実架橋可能な水酸基を有するポリエステル系樹脂にフェ
ノールを添加した場合に比してアセトフェノンを添加し
た場合に遥に低い粘度を有するものであった。従って低
粘度を有するため塗布温度において低温度で作業するこ
とが出来ると共に長時間作業するも塗布端、配管又は供
給タンク等の装置に伺等支障を生ずることがなかった。
又加熱溶融塗料法においては通常溶液型エナメルワニス
塗装法に比して塗布回数が少く、1回の塗装において塗
装厚みが厚くなるだめ、必然的に仕上り絶縁電線の表面
の外観を平滑美麗にすることが困難であるが、芳香族ケ
トン類を使用することによシ、かかる問題は全く解消し
平面な表向に仕上げることができた。
又ポリエステル系樹脂に対する芳香族ケトンの添加it
 t 1〜15重量部に限定したが、その理由は芳香族
ケトン石が1重吋部末端の場合には通常の加熱溶錬用ポ
リエステル系樹脂と殆んど変らない性能を示すためであ
シ、又15重綾部を超えた場合には、その性状が加熱溶
融用樹脂の望ましいものから逸脱して、極めて取扱い作
業が煩しいものとなシ操業が困難となるためである。
本発明におけるポリエステル系樹脂とは温度160℃に
て粘度数百〜致方センチポイズを示すようなポリエステ
ル、ポリエステルアミド、ポリエステルアミドイミド等
の樹脂であり、これらはテレフタル酸、イソフタル酸、
又はそのアルキルエステル化合物、エチレングリコール
、グリセリン、トリメチロールグロパン等の脂肪族多価
アルコール、トリス(2−ヒドロキシエチル)インシア
ヌレート、トリメリット酸、ベンゾフェノンテトラカル
ポン酸、ピロメリット酸又はその無水物、ジアミノジフ
ェニルメタン、シアばノジフェニルエーテル等の芳香族
アミン、ジアミノジフェニルジイソヌレート、イルイソ
ンイソシアネート等の芳香族ポリイソシアヌレート、ビ
ス(ヒドロキシメチル)フェノール等を原料として合成
されるものである。
又芳香族ケトン類としてはアセトフェノン、グロピオフ
ェノン、ブチロフェノン、ドレロフェノン、ベンゾフェ
ノン、ジベンジルケトン、2−アセトナフトン等が使用
される。又その1部を腐触性及び毒性の少いエチレング
リコール、7’oパンジオールなどのグリコール類、エ
チレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコ
ールモノエチルエーテル、メトキシジチルアセテート、
エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、エ
チレングリコールモノグチルエーテルなどのグリコール
エーテル・埴或はソルベントナフサを混合して使用する
この両者の混合物に必要に応じて変性剤例えばテトライ
ソグロビルチタネート、テトラグチルチタネート、チタ
ンオクテレングリコレイト等のfタン酸エステル又ハコ
バルト、マンガン、亜鉛等のオクトエイト、ナツトエイ
ト、ツルイト類又はシリコーン、フッ素系の界面活性剤
を添加してもよく、これらの変性剤の添加によシ改良す
ることも出来る。
次に本発明の実施例について説明する。
実施例(1) 第1表に示す組成による混和物を140〜220℃にて
加熱反応を行い、メタノールを留出せしめた後、160
〜220℃にて減圧縮合してエチレングリコールを留出
してポリエステル樹脂(4)をえた。
第  1  表 ジメチルテレフタレート    0.9モルツメチルイ
ソフタレート    0.1モルエチレングリコール 
     1.6モルグリセリン         0
.4モル酢酸鉛         II 次いでポリエステル樹脂(A)100重量部にアセトフ
ェノン5重量部を添加し均一に混合して加熱溶融塗装用
ポリエステル樹脂塗料を得た。
なおこの塗料の粘度は140Cにおいて3500センデ
ポイズであった。
実施例(2) トリメリット酸無水物3モルとジフェニルメタンジイソ
シアネート2モルとをN−メチロールピロリドン120
0g中に溶解せしめ100〜150Cにて脱炭酸反応を
行った後、これをアセトン処理によってN−メチル−2
−ピロリドンを除去、乾燥せしめて黄色のポリアミドイ
ミド樹脂(B)をえた。−次いで実施例1で得た樹脂(
A) I 00爪6を部と樹脂(B) 104重量部と
を200〜250℃にて加熱混合して均質透明なポリエ
ステルアミトイばド樹脂(C)をえた。次いでポリエス
テルアミドイミド樹脂((1:) 100重量部に対し
アセトフェノン10重量部を添加し、均一に混合して加
熱溶・、往塗装用ポリエステル樹脂塗料をえた。なおこ
の塗料の粘度は160℃において3800センチボイズ
であった。
比較例(1) 実施例(1)におけるポリエステル樹脂(A) 100
重量部に対してメタクレゾール5重量部を添加し、均一
に混合して加熱溶融塗装用ポリエステル樹脂塗料をえた
。なお、この塗料の粘度は170Cにおいて3300セ
ンチポイズでありた。
比較例(2) 実施例(2)におけるポリエステルアミドイミド樹脂(
c) i o o重量部に対しメタクレゾール10重量
部を添加し、均一に混合して加熱溶融用塗装用ポリエス
テルアミドイミド樹脂塗料をえた。
なおこの塗料の粘度は190℃において3400センチ
ポイズであった。
而して製造した夫々の塗料を用いて、これを外径1簡の
導体上に溶融塗装を行って絶縁電線をえた。
斯くして得られた本発明絶縁電線及び比較例絶縁電線に
ついてその性能を測定した。その結果は第2表に示す通
シである。
第   2   表 上表から明らかの如く本発明方法によれば従来のポリエ
ステル系樹脂絶縁電線の製法1して、塗装時における作
業性に優れ且つ環境衛生上に何等の弊害を及ぼすことが
なく、しかも得られる絶縁電線の特性も従来の同種品に
何ら遜色ない等工業上極めて有用効果を有するものであ
る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 分子中に架橋可能な水酸基をき有するポリエステル樹脂
    ioo“重量部に対してガ香疾ケトン類1〜15重量部
    を配合し、これを加熱浴触せしめた塗料を導体上に塗装
    した後、焼付けることを特徴とする絶縁電線の製造方法
JP3043683A 1983-02-25 1983-02-25 絶縁電線の製造方法 Pending JPS59157911A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6087218U (ja) * 1983-11-17 1985-06-15 日本鋼弦コンクリート株式会社 ガ−ドレ−ル用pcコンクリ−ト支柱
JPS62133611A (ja) * 1985-12-04 1987-06-16 三菱電線工業株式会社 絶縁電線の製造方法

Cited By (3)

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JPS6087218U (ja) * 1983-11-17 1985-06-15 日本鋼弦コンクリート株式会社 ガ−ドレ−ル用pcコンクリ−ト支柱
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JPH0584003B2 (ja) * 1985-12-04 1993-11-30 Mitsubishi Cable Ind Ltd

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