JPS5914819Y2 - 電源回路 - Google Patents

電源回路

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JPS5914819Y2
JPS5914819Y2 JP8442978U JP8442978U JPS5914819Y2 JP S5914819 Y2 JPS5914819 Y2 JP S5914819Y2 JP 8442978 U JP8442978 U JP 8442978U JP 8442978 U JP8442978 U JP 8442978U JP S5914819 Y2 JPS5914819 Y2 JP S5914819Y2
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JP
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transistor
resistor
voltage
base
point
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JP8442978U
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JPS54184441U (ja
Inventor
信哉 佐野
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松下電器産業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は過電流保護回路付安定化電源回路において、出
力短絡時の電力損失を少くするとともに、定電流負荷に
対しても正常に動作させるようにすることを目的とする
第1図に、従来の一般的な過電流保護回路付安定化電源
回路を示す。
第1図において、1は主電源、2は入力端子、3は入力
側基準端子、4は主電流系路に入った電圧降下用の主ト
ランジスタ、5,6は定電圧回路用トランジスタおよび
ツェナーダイオード、7゜8は出力電圧分割用抵抗、9
は定電圧回路にバイアス電流を供給するための抵抗、1
0は定電圧回路の電圧を主トランジスタ4のベースに供
給するための抵抗、11は出力電流検出用の抵抗、12
は過電流保護用のトランジスタ、13.14は過電流保
護用トランジスタ12のベースバイアス用抵抗、15は
出力端子、16は出力側基準端子、17は負荷である。
第1図に示す安定化電源の出力電圧は、抵抗7゜8の分
割比と、ツェナーダイオード6とトランジスタ5のベー
ス・エミッタ間電圧とで決まる電圧に安定化される。
抵抗9の電流は一部抵抗10を介してトランジスタ4の
ベースに供給されるが、残りは定電圧回路用トランジス
タ5のコレクタに吸収される。
いま何らかの原因で出力電圧が高くなった場合、抵抗7
,8の分割点の電圧も高くなろうとするため、トランジ
スタ5のコレクタ電流が増加し、コレクタ電圧が下がる
したがって、トランジス夕4のベース電圧も下がり、そ
の結果出力電圧も下って正規の電圧に戻り、安定化され
る。
つぎに、負荷17の抵抗値を無限大から順次小さくして
行ったときの、出力電流と出力電圧の関係を第2図ノa
、 b、 C,d、 eで示す。
まず負荷17の抵抗値が無限大のときは、出力電流はゼ
ロで、出力電圧は正規の電圧となり、第2図のa点の状
態にある。
このとき、抵抗11にはほとんど電流が流れないため、
その両端の電圧はゼロである。
したがって、トランジスタ12のベースはエミッタに対
し、出力電圧を抵抗13.14で分割した電圧だけ逆バ
イアスされており、トランジスタ12は遮断状態にある
つぎに、負荷17の抵抗値を下げて行くと、出力電流に
よって抵抗11に電流が発生するが、まだトランジスタ
12は遮断状態であり、出力電圧は一定に保たれる。
この時の動作点をbとする。さらに負荷17の抵抗値を
下げて行くと、出力電流の増加にしたがって抵抗11の
電圧は増加して行き、動作点Cで抵抗11の電圧が、抵
抗13の電圧とトランジスタ12のベース・エミッタ間
電圧との和に達すると、トランジスタ12は導通し、ト
ランジスタ40ベース電流を吸取るため、トランジスタ
4のエミッタ電圧は下がり、したが゛って出力電圧も下
って行き動作点はdへ移行する。
そしてさらに負荷17の抵抗値を小さくシ、ゼロにまで
すると、出力電圧はゼロになるが、その時の出力電流に
よって抵抗11に電圧が発生し、それが抵抗13を介し
てトランジスタ12のベースに供給され、トランジスタ
12を導通状態に保つ。
このとき、トランジスタ4のエミッタ電圧はほとんどゼ
ロに近いため、抵抗13による電圧降下は微小となり、
抵抗11の電圧はほとんどトランジスタ12のベース・
エミッタ間に供給される。
この状態でバランスが保たれているため、出力電流は抵
抗11と、トランジスタ12のベース・エミッタ間電圧
とで決まる値および抵抗9,10、トランジスタ12の
径路で流れる電流との和となる。
このときの動作点をeとする。
第1図に示す安定化電源では、負荷を短絡した場合、ト
ランジスタ4には抵抗11とトランジスタ12のベース
・エミッタ間電圧とで決まる電流が流れ、またトランジ
スタ4のコレクタ・エミッタ間には、はぼ主電源1の電
圧に近い電圧が掛るため、トランジスタ4の発熱が非常
に大きくなり、また安全動作領域を超える危険性もある
この負荷短絡時にトランジスタ4に流れる電流を抑える
ために、抵抗11の値を大きくし、抵抗13、14の分
割比を変えれば、第2図a、b、C9d’、 e’のよ
うな特性にすることは可能である。
このとき負荷17が抵抗負荷であれば問題はないが、定
電流負荷で、負荷電流がe′よりも大きいfのような場
合、主電源1の電圧がゼロがら立上って行くとき、出力
電圧はfからgに向って立上らなければならないにもか
がわらず、e′に留まったままになるという問題が生ず
る。
これは、負荷電流による抵抗11の電圧がトランジスタ
12のベース・エミッタ間電圧以上になるため、トラン
ジスタ12は導通し、トランジスタ4のベース電流を吸
取るため、トランジスタ4はそれ以上導通することがで
きず、したがって出力電圧もそれ以上立上ることができ
ないためである。
そこで本考案はこれらの問題を解決し、負荷短絡時のト
ランジスタ4の電流を減少させて発熱を抑圧し、かつ、
定電流負荷に対しても、電源電圧立上り時に正常に動作
するようにした電源回路を提供するものである。
第3図に本考案の一実施例を示す。
第3図において、1〜17は第1図の同番号のものに対
応しており、18はトランジスタ12のベース抵抗であ
る。
第3図の安定化電源における過電流保護回路の動作を第
4図を用いて説明する。
まず、動作点aでは負荷電流はゼロであるため、抵抗1
1の両端の電圧はほぼゼロである。
また、抵抗18は抵抗13に対し、かなり大きな値に設
定しである。
そのため、抵抗13の両端の電圧も非常に小さい。
したがってトランジスタ12のベース・エミッタ間電圧
も非常に小さくなり、トランジスタ12は遮断状態にあ
る。
つぎに負荷電流が増加し、動作点がbを通ってCまで行
くと、抵抗11の電圧はほぼトランジスタ12のベース
・エミッタ間電圧に達し、トランジスタ12は導通し始
める。
トランジスタ12が導通するとトランジスタ4のベース
電流が吸取られるため、トランジスタ4のエミッタ電流
は減少し、それによって出力電圧が低下する。
このときトランジスタ4のベース電圧も低下するが、出
力電圧の低下に伴い、トランジスタ5の電流は減少する
ため、抵抗10の入力側の電圧は逆に上り、したがつて
抵抗10の両端にかなりの電位差が生ずる。
この電位差が抵抗18を通してトランジスタ12のベー
スに供給されるため、トランジスタ12はますます導通
するというふうに正帰還が掛り、出力電圧は遮断される
この状態ではトランジスタ4は遮断状態であるため、抵
抗11の電圧降下はなく、トランジスタ12のベース電
流は抵抗18のみから供給される。
したがって動作点はCからeにジャンプする。
そして動作点eにおける出力電流は、抵抗9,10,1
8およびトランジスタ12を介して供給される分だけに
なる。
なお、本実施例では、トランジスタ12のベースエミッ
タ間に、抵抗11の電圧降下と、トランジスタ4のVB
Eを抵抗18と1313 で分圧した一定の電圧R18+R13・vBEを加えた
電圧が印加される(抵抗10の電圧降下はほとんど無視
できるため)。
したがって、本実施例では、第1図の従来例のように保
護動作時に出力電圧の低下に従って出電流が小さくなる
フの字特性を持つのではなく、前記説明のように、保護
動作時には動作点はシュミットトリガのようにジャンプ
する。
つぎに、負荷17が動作点eの電流よりも大きく動作点
Cの電流よりも小さな定電流負荷である場合、主電源1
の電圧をゼロから立上らせて行くと、最初は抵抗10の
両端の電圧はほとんどゼロで、抵抗11に流れる電流は
トランジスタ12のベース・エミッタ間電圧よりも小さ
いためトランジスタ12は導通せず、出力電圧は入力電
圧にしたがって立上って行き、動作点はfからgまで移
動して行く。
なお、第3図の実施例では、抵抗13をトランジスタ1
2のベースと、抵抗11の入力側との間に接続している
が、もしこの抵抗がない場合、出力電流がゼロのときで
も、トランジスタ12のエミッタ電位に対し、トランジ
スタ4のベース電位はトランジスタ4のベース・エミッ
タ間電圧だけ高くなり、その電圧が、抵抗10と18を
通してトランジスタ12のベースに供給されるため、ト
ランジスタ12は導通してしまう。
そこで、抵抗13を接続し、抵抗18の出力側の電位を
入力側の電位よりも低くなるように設定することにより
、出力に電流が流れ、抵抗11に所定の電圧降下が生じ
た時に始めてトランジスタ12が導通するようにしてい
る。
したがって、抵抗13は抵抗11の入力側だけでなく、
抵抗11の出力側、ツェナーダイオード6の+側、基準
点16等、抵抗18の入力端電位よりも低い点ならどこ
に接続しても同様の効果が得られる。
また、抵抗13を、トランジスタ12のベースと抵抗1
1の入力側および基準点というように複数個組合わせた
場合も同様である。
すなわち、抵抗13の接続点が抵抗11の入力側以外の
所でも、過電流時の抵抗11での電圧はトランジスタ4
のエミッタ→ベース→抵抗10→抵抗18の経路でトラ
ンジスタ12のベースに供給されるため、保護動作が可
能となる。
第3図の実施例では、定電圧回路を、分割抵抗7.8ツ
エナーダイオード6およびトランジスタ5で構成してい
るが、これをツェナーダイオード等の受動回路のみで構
成されたものについても本考案は有効である。
また、トランジスタ4,12の一方または両方がダーリ
ントン接続された場合、抵抗9が定電流回路で構成され
た場合、抵抗10が分割され、抵抗18の一端がその分
割点に接続された場合、トランジスタ4のコレクタに直
列に抵抗が接続された場合についても本考案は有効であ
る。
以上の説明のように、本考案の電源回路によれば、出力
短絡時の第1のトランジスタの電流はゼロまたは非常に
少くすることができるため、発熱の増加や、2次破壊を
防ぐことができ、しかも、定電流負荷に対しても、電源
電圧立上り時に正常な動作を行わせることができるとい
う優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の安定化電源回路を示す回路図、第2図は
第1図の動作を説明するための図、第3図は本考案の一
実施例の回路図、第4図は第3図の動作を説明するため
の図である。 2・・・・・・人力点、3・・・・・・基準点、4・・
・・・・第1のトランジスタ、5,6・・・・・・定電
圧回路、9・・・・・・電流供給回路、10・・・・・
・第1の抵抗、11・・・・・・第2の抵抗、12・・
・・・・第2のトランジスタ、13・・・・・・第4の
抵抗、15・・・・・・出力点、18・・・・・・第3
の抵抗。

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)主電流系路に、コレクタが入力側にエミッタが出
    力側になるよう接続された第1のトランジスタと、入力
    点と基準点との間に直列接続された電流供給回路および
    定電圧回路と、上記電流供給回路と定電圧回路との接続
    点および第1のトランジスタのベース間に接続された第
    1の抵抗と、第1のトランジスタのエミッタと出力点と
    の間に接続された第2の抵抗と、エミッタが第2の抵抗
    の出力側に接続され、コレクタが第1のトランジスタの
    ベースに接続された第2のトランジスタとで構成された
    安定化電源において、第1の抵抗の上記定電圧回路側の
    点と第2のトランジスタのベースとの間に第3の抵抗が
    接続され、第2のトランジスタのベースと、第2のトラ
    ンジスタのベースよりも基準点に近い電位の点との間に
    第4の抵抗が接続されたことを特徴とする電源回路。
  2. (2)実用新案登録請求の範囲第1項の記載において、
    第4の抵抗が、第2のトランジスタのベースと第1のト
    ランジスタのエミッタとの間に接続されたことを特徴と
    する電源回路。
  3. (3)実用新案登録請求の範囲第1項の記載において、
    第1のトランジスタと第2のトランジスタの一方または
    両方が複数個のトランジスタによるダーリントン接続で
    構成されたことを特徴とする電源回路。
  4. (4)実用新案登録請求の範囲第1項の記載において、
    定電圧回路がベースが出力点または出力点を分割した点
    に接続されたトランジスタと定電圧素子との直列回路で
    構成されたことを特徴とする電源回路。
JP8442978U 1978-06-19 1978-06-19 電源回路 Expired JPS5914819Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS54184441U JPS54184441U (ja) 1979-12-27
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