JPS591453B2 - 麺うち機の裁断装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は小麦粉、そば粉などを原料としてうどん、そば
、スパゲツテーなどを製造する麺うち機の裁断装置に関
するもので、原料をこねて、平たく伸ばした後の裁断す
る裁断中を、同一のカッターを使用して調節することに
より、うどん、そばなど、それぞれの種類に応じた麺巾
が得られるようにしたものである。

以下、添付図面に従い本発明の一実施例を説明する。

図において１は麺裁断装置の本体で、下面に裏板２、脚
３を固着し、内部には電動機４を内蔵している。

本体１の上面には麺投入口５が形成され、側壁下方には
裁断麺出口６が形成されている。

麺投入口５の下方に近接して固定カッターＡと可動カッ
ターＢよりなる裁断カッターが配設され、その交叉する
下方に、前記載断麺出口６へ案内する裁断麺業内部７が
形成されている。

そして前記固定カッターＡは電動機４に直結して回転す
る。

本体１の内側面には、固定軸受８が形成され、この固定
軸受８には回転自在に駆動軸９が支持されている。

前記１駆動軸９には、直径の大きい円板状の大カッター
１０が固定され、大カッター１０の間には、直径が／」
・さい小カッター１１が固定されている。

この小カッター１１は大カッター１０が２個連続した後
に１個が固定されている。

そして前記大カッター１０及び小カッター１１の各々の
間には隙間ｅ０が形成されている。

一方本体１の外方より操作することにより軸間距離Ｅ及
びＦに変化する可動軸受支持部１２には、可動軸受１３
が固定されており、軸受１３には可動軸１４が回動自在
に支持されている。

この可動軸１４には前記駆動軸９に固着された固着カッ
ターＡと同一順序で配設した大カッター１５と小カッタ
ー１６が固定され、１駆動軸９側のカッターとはカッタ
ーの巾だけくい違って２個の大カッター１５が固着カッ
ターＡ側における小カッター１１を挾む大カッター１０
に摺接している。

すなわち一方の小カッターが他方の大カッター間に対向
位置するようになっている。

１駆動軸９０片側には、電動機４から動力を伝達する伝
達ギヤー１７を固着し、可動軸１４０片側には同じく伝
達ギヤー１８が固着されている。

そしてギヤー１７．１８間はその歯の高さくかみ合い度
合）だけ軸間距離が調節できるものである。

上記装置において、まずそばやうどんの細巾のものを作
る場合には、第５図、第６図に示すように、駆動軸９と
可動軸１４の軸間距離Ｆは両軸に固定された大カッター
１０の直径ａのイと小カッター１６の直径ｄのイを加え
た値より、若干小さくする（犬カッター１５の直径Ｃの
％と小カッター１１の直径の１４を加えた値より若干小
さくした値と同一）。

このように軸間距離Ｆを設定するとそれぞれのカッター
間の隙間ｅ１．ｆ１はそれぞれのカッター巾と同じにな
り、それぞれのカッターは外周側壁で交叉摺接し、いわ
ゆるはさみ状の交叉状態となってかみ合っている。

このような状態で上方の麺投入口５よりイの方向に伸ば
した麺を投入すると、そねぞれハ、二の方向に回転する
カッターによりｉとｊに裁断分離され口より出て案内部
７を経て裁断麺出口６より外部へ出てくる３次いで劇中
を大きくする場合は、第３図、第４図に示すように、駆
動軸９と可動軸１４の軸間Ｅは両軸に固定した大カッタ
ー１０．１５の直径ａとＣの各々の電を加えた値より若
干小さく設定する。

これにより両軸に固定された小カッター１１１６は離れ
だ状態になり、大カッター１０．１５のみが外周側壁で
摺接する。

そして大カッター１５が２個小力ツタ−１１が１個の組
合せを複数組配設し、同様に可動軸１４０大カツター１
５、小カッター１６を組合せ、その両刃ツタ−を第３図
のようにかみ合せているだめ、麺は大カッターのかみ合
部で切断され、ｇ、ｈとに裁断分離されるが、その巾は
当初の巾ｅｌ ｓ ｆｌの３倍の巾になる。

この場合、複数の大カッター麺をうけた形となるだめ、
第３図のように麺の形くずれが少なく、良好な麺の裁断
が行なえる。

なお、この劇中をさらに広げるためには、大カッターの
連続する数を増加し小カッターも同様に前記大カッター
の員数より１個少ない数を配設することにより当初のカ
ッター巾の４倍以上にすることも可能である。

以上に述べたように本発明によれば、特殊なカッターを
設けることもな（、しかも、別餘用意したカッターを取
替えて劇中を調節しなくてもよ（単にカッターの軸間を
大きくしたり、小さくしたりする調節で自在に劇中を調
節できるとともに劇中を犬にしてもその形が（ずれるこ
となく良好な麺の裁断が行なえるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明麺うち機の裁断装置の一実施例を示す縦
断面図、第２図は第１図のＩ−Ｉ断面図第３図、第４図
は劇中を広くしたときの説明図で第３図は断面図、第４
図は側面図である。 また第５図、第６図は劇中を小さくしたときの説明図で
第５図は断面図、第６図は側面図である。 １０．１５・・・犬カッター、１１．１６・・・小カッ
ター、Ａ・・・固定カッター、Ｂ・・・可動カッター。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １２個連続して円板状の大カッターを、大カッターの次
   には１個の小カッターをそれぞれ一定間隔をおいて設け
   、かつ前記それぞれのカッター間の隙間はそれぞれのカ
   ッターの巾と同じにし、さらにこれらを複数群設けた固
   定カッターを備えるとともに、この固定カッターと同じ
   構成を有する可動カッターとを備え、前記固定カッター
   と可動カッターは、一方の小カッターが他方の大カッタ
   ー間に対向位置するように並設し、前記可動カッターは
   固定カッターとのかみ合いにおいて大カッター同志の摺
   接と、小カッターを含めた全てのカッター同志の摺接と
   に切替え調節可能とした麺うち機の裁断装置。