JPS5912905B2 - 切換制御弁 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 発明の属する技術分野 本発明は、切換えられるべき流路な制御す４弁体と信号
油圧力により可動なピストンとに結合された移動可能で
押圧力を与えるプランジャを備え、第−の終端位置では
常に油圧力を受は第二の終端位置では該プランジャに押
圧されて切換えられるべき流路を制御する球を有する特
にしゃ断器の油圧駆動装置用の切換制御弁にかかわる。

従来技術と問題点 ***国特許出願公開公報第２０４７８３８号から球が切
換えのための可動弁体を構成するこの種の切換制御弁が
知られている。

球は、それ自身油圧で駆動されるばね入りのピストンシ
ステムにより操作プランジャを介して動かされる。

しかしながらこの球は油圧力が低下ないしゼロにかった
ときには、同公報において図示された右側の終端位置す
なわちしゃ断器の開極に対応する終端位置においてのみ
安定化されているに過ぎない。

そのためにしゃ断器が閉極状態にあるとき、すなわち球
が左側の終端位置にあるとき、油圧力が故意又は故障に
ニジ低下ないしゼロになると球はばね力により右側の終
端位置に切換わってし１い、再び油圧を回復しても左側
の終端位置には戻らない。

このことは開極信号を与えないにもかかわらす閉極状態
にあるしゃ断器が開極するという異常動作を生せしめる
。

さらに***国特許出願公開公報第２４１３４０９号から
、しゃ断器の油圧駆動装置用の、球が切換えられるべき
流路を制御する切換制御弁が知られている。

それでは切換えを行う弁体は、一つの終端位置では球を
押しているばねにより、１だ他の終端位置では切換制御
弁の外部に配置されたスナップ装置により、油圧力の有
無にかかわらず安定化されている。

従って前号公報に記載の装置におけるような異常動作を
生じることはない。

しかし本号公報記載の切換制御弁においては、スナップ
装置の解放を信号油圧力ではなく機械的に行わなければ
ならず、またスナップ装置と反対方向への弁体の切換え
に際しては、流路な切換える前にプランジャその他の弁
部分を信号油圧力により遊びのストロークを経て移動さ
せなければならない。

このことは弁の切換時間が長くなるという欠点を生せし
める。

発明の目的 本発明は、油圧力の有無にかかわらず安定した２つの終
端位置を有し、かつし堂断器の開閉時間の短い切換制御
弁を提供することを目的とする。

目的の達成手段 この目的は頭記の切換制御弁において本発明にもとづき
、該球側に設けられた圧縮はねのばね力が、第一の終端
位置においてはころがりスナップ装置により減少される
ことなく核球に伝えられ、第二の終端位置においては該
ころがりスナップ装置により機械的に減少されて核球に
伝えられることにより、核球が両終端位置において油圧
力の有無にかかわらず安定化されると共に、信号油圧力
を与えることにより第一の終端位置から第二の終端位置
へ、また信号油圧力を断つことにより第二の終端位置か
ら第一の終端位置へ、核球が移動可能であるようにする
ことにより達成される。

発明の効果 本発明の利用によって、球を流入側に配置し、プランジ
ャならびにそれと結合されている弁体を流出側に設け、
両終端位置においてプランジャの先端は信号油圧力又は
弁側に設けられた圧縮ばねによ９球に接触せしめておく
ことができる。

従って弁を切換えるに際し遊びのストロークが介在せず
、プランジャの短いストロークにより速かに切換えが可
能である。

さらにしゃ断器を開極するために第二の終端位置にある
弁の信号油圧力を断って第一の終端位置に切換えた後、
プランジャは球から離れることができるので、プランジ
ャの結合された弁体は中央の切換えられるべき流路から
流出する圧油により押圧されて弁体側のばねを圧縮しな
がら球と反対方向にさらに移動し弁体と弁座の間の流路
が拡大する。

このことは切換えられるべき流路から流出する油の流量
を増加せしめ、しゃ断器にとって特に重要な開極速度が
高められ開極時間が短縮される。

しゃ断器の動作が完了すると油の流出が止まるので、弁
体は圧縮ばねに押されてプランジャの先端が球に接触す
るまで自動的に戻り、次の動作のための準備が完了する
。

すなわち弁の切換えは信号油圧力のみによシ行われるこ
と、プランジャに遊びのストロークがないこと及び流出
側の弁体が球の第一の終端位置に対応する位置を越えて
一時的にさらに移動し油の流出量ひいてはしゃ断器の開
極速度を高めることによシ、この切換制御弁によりしゃ
断器の開閉時間が短縮される。

発明の実施態様 本発明の有利な構造例においては、ころがカスナツプ装
置はプランジャの運動方向に前後してならべられた前記
球を含む２個の案内部と、該案内部の中間におかれた直
径の小さい少くとも１個の間隔法と、該間隔法をとらえ
るための外に向いて広がる切欠き部を備えた前記のすべ
ての球に共通な固定された案内部とから成っている。

複数の間隔法が案内部の間の一平面上に配列されている
若干具った構造形式も可能である。

切欠き部は円周溝として構成されプランジャの運動方向
に傾いた間隔法に対する当り面を有することが有利であ
る。

光り面の傾斜角は運動方向に関して約４５°とすること
ができる。

確実なスナップ運動を可能にするために２個の間隔法の
直径は案内部の半径より小さい。

発明の実施例 つぎにこの発明の一実施例を示す図面にもとづさこの発
明の詳細な説明する。

第１図に断面を概略図示した切換制御弁１は、作動油の
圧力が常にかかつている流入路３ならびに図示されてい
ない油タンクに結合された流出路４を備えたケーシング
２を有している。

流入路３と流出路４とに切換制御可能な流路５が付属し
ている。

切換制御弁１は流路５を制御する球６を備えている。

球６はころがりスナップ装置１５を介して圧縮ばね７の
力によって付属する弁座８に押付けられ、そのため流入
路３と流路５との間の結合を阻止されている。

図示の位置では、弁体１０とピストン１１とに結合され
ているプランジャ９は圧縮ばね１３による押圧力を球６
により支えられている。

図から明らかなように、弁体１０はその付属の弁座１２
から離れているので流路５は流出路４と結合されている
。

この図示の第一の終端位置においては、圧縮はね１３よ
り強力な圧縮ばね７のばね力がころがりスナップ装置１
５により減少されることなく球６に伝えられるので油圧
が存在しないときでも球６すなわち弁１は安定である。

油圧が存在するときは、流入路３のみに油圧が加わυ流
出路４及び流路５には油圧が加わらずかつ流路１４から
の信号油圧力も断たれているので同様に安定である。

弁１を切換えるためにはピストン１１が流路１４を経て
導かれる信号油圧力により加圧される。

それによりピストン１１は球６に加わる油圧力及びばね
７の力に抗して押下げられる。

プランジャ９は球６を押下げ、弁体１０は弁座１２に押
付けられるので流路５と流出路４との結合は断たれ、ま
た球６は弁座８から離れるので流路５は流入路３と結ば
れて、流路５に油圧が加わる。

同時に球６！７）降下運動によって、球６自身を含みま
た別の案内部１６を備えたころがりスナップ装置１５が
作動される。

球６と１６との間には２個の間隔法１７が一平面上に配
置されている。

球１７と１６とは、切換制御弁のしゃ断器閉極位置では
、ばね７の力に抗して押下げられている。

ここで、半径方向に外に向いて広がる切欠き部１９を有
する案内部１８は、すべての球６，１６及び１７に共通
である。

横にそれることができる両方の間隔法はこの円周上の切
欠部１９には唸る。

かくして得られる第二の終端位置は第２図において要部
を拡大して示されている。

この終端位置において、油圧が存在するときは信号油圧
力が継続してピストン１１に加えられているので球６は
安定である。

油圧が存在せず従って信号油圧力も加えられていないと
きも、間隔法１７はプランジャ９の運動方向に対し約４
５°傾いているのを良しとする嶋り面２０に支えられ、
当り面２０がばね７０分力を負担するので、球６に伝え
られるばね７のばね力は機械的に減少さればね１３のば
ねカエリ小となるので、同様に球６は安定である。

しセ断器を開極するため切換制御弁１を第二の終端位置
から第一の終端位置に切換えるには、流路１４から加え
られている信号油圧力を断つ。

それにより弁体１０は流路５に存在する圧油に押上げら
れ弁座１２から離れ、流路５は流出路４に結ばれて、作
動油は流路５を経て図示されていない油タンクに流出す
る。

このとき流路５の油圧力はばね１３のばね力より大きい
ので弁体１０は球６とは無関係に第１図に示す位置より
さらに上昇しピストン１１の上端がカバーに当接する１
で移動する。

従って弁体１０は弁座から十分離れてこの部分の流路断
面積が大きくなり、しゃ断器の大きい開極速度が得られ
る。

同時にプランジャ９は球６から離れるので、球６はばね
７により押上げられて弁座８に当接し、流入路３と流路
５との結合が断たれる。

しゃ断器の動作が終ると作動油の流れも止まり流路５の
油圧がゼロになるので、プランジャ９は再びばね１３に
より押戻されて球６に当り、第１図に示す状態に落着く
。

弁体１０と球６との分離配置により両者の運動軸の中心
ずれが許され、それによって製作が容易となることは有
利である。

また本発明では、安価で非常に耐摩耗性があり速かに交
換可能であり、したがって切換制御弁の簡単な製造を可
能にするような単純な標準部品が使用される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による切換制御弁の一実施例についての
しゃ断器の開極状態に対応する第一の終端位置における
断面図、第２図は第１図の切換制御弁のしゃ断器の閉極
状態に対応する第二の終端位置における拡大部分図であ
る。 １・・・切換制御弁、２・・・ケーシング、３・・・流
入路４・・・流出路、５・・・切換制御可能な流路、６
・・・球、７・・・圧縮ばね、８・・・弁座、９・・・
プランジャ、１０・・・弁体、１１・・・ピストン、１
２・・・弁座、１３・・・圧縮ばね、１４・・・流路、
１５・・・ころがりスナップ装置、１６・・・案内部、
１７・・・間隔法、１８・・・案内部、１９・・・切欠
き部、２０・・・当り面。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 切換えられるべき流路を制御する弁体と信号油圧力
   により可動なピストンとに結合された移動可能で押圧力
   を与えるプランジャを備え、第一の終端位置では常に油
   圧力を受は第二の終端位置では該プランジャにより押圧
   されて切換えられるべき流路を制御する球を有する特に
   しゃ断器の油圧駆動装置用の切換制御弁において、該球
   側に設けられた圧縮ばねのばね力が、第一の終端位置に
   おいてはころがりスナップ装置にエリ減少されることな
   く核球に伝えられ、第二の終端位置においては該ころが
   りスナップ装置により機械的に減少されて核球に伝えら
   れることにエリ、核球が両路端位置において油圧力の有
   無にかかわらず安定化されると共に、信号油圧力を与え
   ることにより第一の終端位置から第二の終端位置へ、ま
   た信号油圧力を断つことにより第二の終端位置から第一
   の終端位置へ、核球が移動可能であるようにしたことを
   特徴とする切換制御弁。 ２、特許請求の範囲第１項に記載の装置において、前記
   ころがりスナップ装置が、前記プランジャの運動方向に
   前後してならべられた前記球を含む２個の案内球と、該
   案内球の中間におかれた直径の小さい少くとも１個の間
   隔球と、該間隔球なとらえるための外に向いて広がる切
   欠部を備えた前記のすべての球に共通な固定された案内
   部とから成ることを特徴とする切換制御弁。 ３ 特許請求の範囲第１項又は第２項に記載の装置にお
   いて、複数の前記間隔球が２個の前記案内球の間の一平
   面上に配列されていることを特徴とする切換制御弁。 ４ 特許請求の範囲第１項ないし第３項のいずれかに記
   載の装置において、前記切欠き部が円周溝として形成さ
   れていることを特徴とする切換制御弁。 ５ 特許請求の範囲第４項に記載の装置において、前記
   切欠部がプランジャの運動方向に対して傾いた前記間隔
   球に対する当り面を備えていることを特徴とする切換制
   御弁。 ６ 特許請求の範囲第５項に記載の装置において、前記
   肖り面の傾斜角が運動方向に対して約４５°であること
   を特徴とする切換制御弁。 ７ 特許請求の範囲第１項ないし第６項のいずれかに記
   載の装置において、前記間隔球の直径が前記案内球の半
   径より小さいことを特徴とする切換制御弁。