JPS5912495A

JPS5912495A - 消音器

Info

Publication number: JPS5912495A
Application number: JP57121188A
Authority: JP
Inventors: 小山田　泰洋
Original assignee: Yaskawa Electric Manufacturing Co Ltd
Current assignee: Yaskawa Electric Corp
Priority date: 1982-07-14
Filing date: 1982-07-14
Publication date: 1984-01-23

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、回転成機、エンジンあるいはガスタービン等
から発生する騒音の環境に対する影響を極小に押えよう
とする消音器に関する。

従来の消音器は畠周波音に対する消音器は大きいが、低
ＩＩ！ｉ１波域での減音量が極めて小石い。

低周波域音波のためには消音器の質輩を特に大きくする
か、曲面を使って音波エネルギを仕事として吸収するこ
とになるが、実際には胚性的に成立しない。

この従来装置について少しく数行して述べておく。

従来の経済性ある消音器では低周波域音波に対する減音
効果は殆んどなく、その形態図（断面斜視図）を第１図
に表わし、その減音量の周波数特性図を第２図に示す。

断面が長方形のダクト２および断面が円形のダクト３に
それぞれ吸音材１を内張シしており、それらの周波数特
性は筒波数の高い方が低い方より減音量が大きい。

しかして、回転電機等の従来の消音器には吸音材１の押
さえに、押さえ板が使われている。第３図は押さえ根の
平面図で、押さえ板４には多数の孔４０が穿設式れてい
る。第４図はその１１１＠面図である。この押さえ板４
は所謂パンチングメタルで作られる。

本来、低周波音の減音効果がｇｌりにくいことはよく知
られていることで、低周波音の減音のためには次のよう
な胚性的障害がある。

■　質量を増すだめのコスト増である。

消音器の質量と抑圧すべき音波の周波数とは直線的に逆
比例することが理論的に確立されている。

これ全従来手段でまともに行なうと、例えば６０〜３０
００出の音域をもつ音源（このような音源のものにはエ
ンジンや回転電機に多い）に対して、６０　Ｈｚの減音
に必髪な質量は６００〜３０００　Ｈｚのそれに転べて
１０〜５０倍となつ−Ｃ％重景増大による問題とともに
経済性も大変なものとなる。

＠　長円弧を利用するためのコスト増でｂる。

第５図にその側断面図を示す長円弧の曲線を持つ波形壁
面の消音器３′は、第６図にその周波数−減音址特性金
吸わすように、低周波域音源に対してもかなりの減音量
が期待できることは知られている。

しかし、この波形平面のものはその壁面形成に多くのコ
ストヲ必要とするため、多くは利用されていない。

ここにおいて、本発明は、従来装置の難点を克服した消
ｆ器を提供することを、その目的とする。

第７図は、本発明の一実施例に適用される押さえ板の側
断面図である。

こルは回転＆を偵用消音器に適用した実施例でおる。

消音器１０の内部に吸音材１を内張りし、その上から吸
音材押さえ板５をもって押さえる。

この吸音拐押さえ板５は金属板（たとえば鉄板前）を切
り曲げ、その曲げ部材を多円弧状に形成したものでおる
。６はその切り曲げられた円弧状部ｙｋ表わす。

第８図は第７図の側面図、第９図は第８図のＡ部の詳細
図で、Ｒは円弧の半径である。

その円弧６の向きは、第８図、第９図に示すように空気
の流れに同って凹となる方向に配置した方が大きい。

これは、低い周波数の音波エネルギーを円弧６に当てる
ことで、モーメント仕事として消耗させることによって
、減音効果を高める。

第１０図（ａ）　、　（ｂ）に表わすように、平板１０
０６るいは円弧板２００に音波エネルギ１１　、１２　
、１３　。

１４　、１５がチャンスとして最も多い垂直方向に当っ
た場合を考える。そのとき平板の場合〔第１０図（ａ）
〕音波エネルギが板１００を押すことのみに作用し、エ
ネルギの吸収は板厚にのみ直接関連するが、円弧の場合
〔第１Ｏ図（ｂ）〕エネルギ１３を除いて例えばエネル
ギ１２に対してその分力１２’はフリクションとして、
所謂モーメント仕事として消耗されることになる。つま
り、モーメント仕事とは音波エネルギの分力が全音波エ
ネルギに対して曲がって作用することから、そのように
表現される。

また、前記音波エネルギの板に対する投射の仕方が低周
波音波の場合はより垂直的に当るチャンスが多いのに較
べ、高周波音波の場合はより乱射的に当るので円弧に対
する効果は低周波音波はど太きい。

そして、円弧状の突出片６と孔（押え板５が存在しない
吸音材１が音波エネルギに対して露呈している部分）と
の関係は、本発明では第１１図（ａ）に示すように円弧
状突出片６は前記孔を塞ぐ程のピッチに存在するのが望
ましい。それは、第１１図（ｂ）に示すように突出片６
のピッチを大きくした場合、音波エネルギの一部が突出
片６に当らずに直接に吸音材１に当り、吸音材１による
吸音効果のみに期待する部分が生じることになるからで
ある。

第１２図は、本発明の一実施例（−桟用消音器）の構成
を示す側断面図である。

７は人気口、８は排気口、９は空気すなわち音波エネル
ギの進路である。

音波エネルギの流れ９に向って吸音材押え板５の円弧６
が凹となるように配設される。

第１３図（ａ）　、　（ｂ）は、本発明の他の実施例（
例えばエンジン発電装置室の排気消音ダクト１６）の正
面図、側概面図である。

１７は換気扇、】８は壁、１９はガラリを表わす。

第１４図（ａ）　、　（ｂ）は、本発明のさらに他の実
施例（屋外プラント等の消音器２０）の９１１１面図、
上断面図である。

２１は音源、２２は煙突を示す。

かくして、本発明によれば、従来の消音器がその内壁に
吸音材を添着しその上をパンチングメタルで押えたもの
に対し、そのパンチングメタルの替りに突出片のある切
り曲げ長円弧メタル等を利用して、周波数の高低ともに
音波エネルギへの減音効果の高い消音器が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の内張シダクトの断面斜視図、第２図はそ
の周波数・減音ｌｉｔ特性図、第３図、第４図は従来の
吸音材押さえ板（パンチングメタル）の平面図＊　１Ｉ
１１断面図、第５図は従来の波形壁面の消音器の側断面
図、第６図はその周波数・減音量特性図、第７図は本発
明に適用される吸音材押さえ板の平面図、第８図はその
側断面図、第９図はその一部詳細図、第１０図（ａ）　
Ｉ　（ｂ）はモーメント仕事の説明図、第１１図（ａ）
　、　（ｂ）は本発明の詳細な説明図、第１２図は本発
明の一実施例（電機用消音器）の側断面図、第１３図（
ａ）　ｔ　（ｂ）は本発明の他の実施例（排気消音ダク
ト）の正面図、側断面図、第１４図（ａ）　、　（ｂ）
は本発明のさらに他の実施例（屋外プラントの消音器）
の側面図、上断面因である。１・・・吸音材、２・・・長方形のダクト、３・・・円
形のダクト、３′・・・波形壁面の消音器、４・・・吸
音材押さえ板（従来）、５・・・吸音材押さえ板、６・
・・その円弧状の突出片、７・・・人気口、８・・・排
気口、９・・・空気（音波エネルギ）の進路、１０・・
・′ｉｉ機用消音器、１１〜１５・・・音波エネルギ、
１６・・・排気消音ダクト、１７よ・・・換気扇、１８
・・・壁、１９・・・ガラリ、２０・・・屋外プラント
等の消音器、２１・・・音源、２２・・・煙突、４ｏ・
・・孔、１００・・・平板、２００・・・円弧板。出願人代理人　　猪　股　　　　消馬１図馬２図周波数手続補正書（方式）１．事件の表示昭和５７年特許願第１２１１８８号２、発明の名称消音器３、補正をする者事件との関係特許出願人（６６２）株式会社　安用電機製作所昭和５７年１０月７日図面第８図第９図 μｍｍゴミ３ン１ノフンＷＪＬ

Claims

【特許請求の範囲】１、内壁に吸音材を固着するとともに前記吸音材の上部
に多数個の孔を有する押さえ板を抑圧固着してなる消音
装置において、前記多数個の孔を有する押さえ板に断面
が円弧状の金属製の突出片を多数個設けたことを特徴と
する消音器。２、金属製の押さえ板の一部を多数個切り起こし、断面
が円弧状の突出片、および孔を形成している特＋ｉ’Ｆ
ｉｎｌ求の範囲第１項記載の消音器。３、前記多数個の孔を有する押さえ板に、断面が円弧状
の突出片を固層している特許請求の範囲第１項記載の消
音器。４、前記突出片間に孔を形成するとともにそれぞれの突
出片の間隔を狭くしている特許請求の範囲第１項ないし
第３項のいずれかの項に記載の消音器。