JPS5911879Y2 - 食品収納カップ用収納容器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、主にパック状等のポテトサラダやその他のサ
ラダ等を収納した複数個の食品収納カップを、自在に収
納して展示販売する食品収納カップ用収納容器に関する
もので、食品収納カップ等を複数個収納できるようにす
ると共に、これらを幾段にも積重ねて展示販売できるよ
うにすること等を目的とし、その要旨は、周壁、底壁が
肉薄の合或樹脂材にて一体に形或された箱形の容器に於
いて、容器の底壁に横断面円形の凹状収納室を多数配列
し、この夫々隣合う収納室に若干跨るような略円錐台状
の突体を上方に向って突出．シ、容器の周壁に深さ方向
を長手方向とする適数列の補強突条を容器内方へ突出せ
しめて沿設し、略逆円錐台状のカップ本体とこの蓋体と
から或る食品収納カップが、前記収納室に自在に収納さ
れ、食品収納カップの下端外周及び適宜周面が突体及び
補強突条に夫々当接し、蓋体に凹設した横断面円形の凹
部に、収納室底部が嵌合自在となるように形或したこと
に存するものである。

以下図面を参照して本考案の一実施例を説明すると次の
通りである。

図に於いて１は本考案に係る容器を示し、この容器１は
、肉薄の合戒樹脂材にて底壁２、周壁３から戊る箱形状
に一体に形戊されたものである。

底壁２には、横断面円形の凹状収納室４を多数配列し、
この夫々隣合う収納室４に若干跨るような略円錐台状の
突体５を上方に向って突出させると共に、突体５の根部
５ａを収納室４の側壁４ａより収納室４内に若干突出さ
せて設けてある。

尚、４個の収納室で囲まれた部分には、その中央を平面
略十字状に残し、収納室４の側壁４ａに対して各辺が夫
々略平行となるような横断面略菱形状の内側補強凹部６
を収納室４と同様の深さ凹設してある。

また、２個の収納室４と周壁３とで囲まれた部分には、
収納室４の側壁４ａ及び周壁３に対して各辺が夫々略平
行となるような横断面略三角形状の外側補強凹部７を収
納室４と同様の深さ凹設してある。

周壁３には、深さ方向を長手方向とする適数列の横断面
略コ字形状の補強突条８を容器１内方へ突出せしめてあ
り、この補強突条８は、周壁３と収納室４とが接触状と
なる部分や外側補強凹部７に夫々設けてある。

周壁３上端周縁には、下方が開放された横断面略コ字形
状のフランジ９が外方に向って周設されている。

略逆円錐台状のカップ本体１１（透明なスチロール樹脂
製等）とこの蓋体１２とから或る食品収納カップ１０を
、前記収納室４に自在に収納し、食品収納カツプ１０の
下端外周及び適宜周面が突体５及び補強突条８に夫々当
接し、蓋体１２に凹設した横断面円形の凹部１２ ａに
収納室４底部４ｂが嵌合するように形威されている。

尚、図示例にあっては、容器１に６個（半ダース）の収
納室４を設けてあるが、これに限定されることな＜１２
個（１ダース）、１０個等のように購買者がまとめて購
買し易い個数に設定しておけば、容器１に収納した状態
のまま購買でき、持ち運び及び保存等に際し大変便利な
ものとなる。

また、内側補強凹部６、外側補強凹部７、補強突条８及
びフランジ９の形状及び横断面形状等は、前記したもの
に限定されることなく適宜自由に設定で゛きる。

従って、収納室４を多数配列したので、多数の食品収納
カツプ１０を整然と収納できる。

また、略円錐台状の突体５を設けたので、食品収納カッ
プ１０を収納するときの案内となると共に、テーパーが
付いているので収納し易くなる。

しかも、突体５及び補強突条８に、食品収納カップ１０
の下端外周及び適宜周面が夫々当接して収納室４に食品
収納カツプ１０が収納されるので、食品収納カツプ１０
夫々が収納室４でガタつくことなく安定した収納状態を
維持することができると共に、収納室４からの取出しが
容易となる。

補強突条８を設けたので、容器１全体の剛性及び強度が
増し、収納した食品収納カップ１０の重量等によって容
器１自体に撓みや破損等が生じ難くなる。

蓋体１２に設けた凹部１２ａに収納室４底部４ｂが嵌合
自在となるように形或したので、容器１に複数の食品収
納カツプ１０を収納し、更にその食品収納カップ１０の
上に容器１を嵌合状に積重ねられ、この積重ねが容易に
行えると共に、幾段にも積重ねでき、しかも、多段的に
積重ねても極めて安定的な状態を維持でき、不意の外力
等によって簡単にぐらついたり崩れたりする虞れがない
ものとなり、より高く多量に積重ねることができ、限ら
れた展示販売スペース等を無駄なく有効に使用できる。

特に、内側補強凹部６及び外側補強凹部７を設けること
により、底壁２全体の剛性や強度等が向上すると共に、
内側補強凹部６及び外側補強凹部７夫々の深さを収納室
４の深さと同じにすることにより、容器１全体の座りが
良好となる。

フランジ９を設けることにより、容器１全体の剛性や強
度等が向上すると共に、容器１自体の持ち運びが容易と
なる。

以上説明したように本考案によれば、複数個の食品収納
カップを極めて安定的に収納でき、これらを幾段にも積
重ねて展示販売でき、しかも構戒が簡単で量産に好適と
なり、安価に提供できる等の実用上極めて有益な効果を
奏するものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の一実施例を示し、第１図は平面図、第２
図は側面図、第３図は食品収納カップを収納した状態の
短手方向の中央縦断面図、第４図は食品収納カップを収
納した状態の長手方向の中央縦断面図である。 １・・・・・・容器、２・・・・・・底壁、３・・・・
・・周壁、４・・・・・・収納室、４ａ・・・・・・側
壁、４ｂ・・・・・・底部、５・・・・・・突体、５ａ
・・・・・・根部、６・・・・・・内側補強凹部、７・
・・・・・外側補強凹部、８・・・・・・補強突条、９
・・・・・・フランジ、１０・・・・・・食品収納カッ
プ、１１・・・・・・カップ本体、１２・・・・・・蓋
体、１２ ａ・・・・・・凹部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 周壁、底壁が肉薄の合或樹脂材にて一体に形或された箱
   形の容器に於いて、容器の底壁に横断面円形の凹状収納
   室を多数配列し、この夫々隣合う収納室に若干跨るよう
   な略円錐台状の突体を上方に向って突出し、容器の周壁
   に深さ方向を長手力向とする適数列の補強突条を容器内
   方へ突出せしめて沿設し、略逆円錐台状のカップ本体と
   この蓋体とから戒る食品収納カップが、前記収納室に自
   在に収納され、食品収納カップの下端外周及び適宜周面
   が突体及び補強突条に夫々当接し、蓋体に凹設した横断
   面円形の凹部に、収納室底部が嵌合自在となるように形
   威したことを特徴とする食品収納カップ用収納容器。