JPS5911832B2 - 地熱利用熱交換器のフラッシュ室圧力制御方法 - Google Patents
地熱利用熱交換器のフラッシュ室圧力制御方法Info
- Publication number
- JPS5911832B2 JPS5911832B2 JP13047080A JP13047080A JPS5911832B2 JP S5911832 B2 JPS5911832 B2 JP S5911832B2 JP 13047080 A JP13047080 A JP 13047080A JP 13047080 A JP13047080 A JP 13047080A JP S5911832 B2 JPS5911832 B2 JP S5911832B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flash chamber
- flash
- pressure
- heat exchanger
- water
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は多段フラッシュ式熱交換器を用い、高温の地熱
水と被加熱媒体としての低温の水とを熱交換させて高温
水を得る熱交換システムにおけるフラッシュ室の圧力制
御方法に関する。
水と被加熱媒体としての低温の水とを熱交換させて高温
水を得る熱交換システムにおけるフラッシュ室の圧力制
御方法に関する。
多段フラッシュ式熱交換器において、多段のフラッシュ
室の圧力は運転のわずかな条件の変化でバランスをくず
し、フラッシュ室の圧力が上昇することかある。
室の圧力は運転のわずかな条件の変化でバランスをくず
し、フラッシュ室の圧力が上昇することかある。
この場合被加熱媒体ｆこよる熱交換部だけの冷却では正
しい運転圧力／温度を保持することは困難である。
しい運転圧力／温度を保持することは困難である。
これに対して従来では、第１図に示すように各フラッシ
ュ室２１に対してリリーフ弁２２を設け、各フラッシュ
室２１の圧力を常に正しい値に維持するような方法が考
えられていた。
ュ室２１に対してリリーフ弁２２を設け、各フラッシュ
室２１の圧力を常に正しい値に維持するような方法が考
えられていた。
しかしこの場合フラッシュ室２１で蒸発した蒸気も前記
ＩＪ ＩＪ−フ弁２２から排出されることになり、その
分だけ、熱量的にも水量的にも損失となっていた。
ＩＪ ＩＪ−フ弁２２から排出されることになり、その
分だけ、熱量的にも水量的にも損失となっていた。
本発明は、フラッシュ室の圧力が上ると圧力検出器から
の指４＞＋こより圧力コントロールバルブが開き、冷却
水をスプレーノズルからフラッシュ室内に吹き出し、フ
ラッシュ室の蒸気を凝縮させて蒸気圧力を下げるよう（
こしたフラッシュ室の圧力制御方法を提案するものであ
る。
の指４＞＋こより圧力コントロールバルブが開き、冷却
水をスプレーノズルからフラッシュ室内に吹き出し、フ
ラッシュ室の蒸気を凝縮させて蒸気圧力を下げるよう（
こしたフラッシュ室の圧力制御方法を提案するものであ
る。
以下本発明の一実癩例を図面に基づいて説明する。
１は多段フラッシュ式熱交換器で、地熱水ａを流動させ
る相隣り合う多段のフラッシュ室２を有し、それぞれの
フラッシュ室２の空間部にチューブ式の熱交換部３が設
けられ、各フラッシュ室２の熱交換部３は直列に接続さ
れている。
る相隣り合う多段のフラッシュ室２を有し、それぞれの
フラッシュ室２の空間部にチューブ式の熱交換部３が設
けられ、各フラッシュ室２の熱交換部３は直列に接続さ
れている。
前記各熱交換部３の鉛直下方には該熱交換部３で生じる
凝縮水を受ける凝縮水トレイ４が設けら札各フラッシュ
室２の凝縮水トレイ４は直列に接続されている。
凝縮水を受ける凝縮水トレイ４が設けら札各フラッシュ
室２の凝縮水トレイ４は直列に接続されている。
また各フラッシュ室２の上部に冷却水ノズル５が設けら
れ、該冷却水ノズル５は器外において接続された圧力コ
ントロールバルブ６を介して冷却水すが供、給されると
ともに、該各圧力コントロールバルブ６は各フラッシュ
室２の圧力を検出する圧力検出器７によって各別に制御
されて冷却水すを送る。
れ、該冷却水ノズル５は器外において接続された圧力コ
ントロールバルブ６を介して冷却水すが供、給されると
ともに、該各圧力コントロールバルブ６は各フラッシュ
室２の圧力を検出する圧力検出器７によって各別に制御
されて冷却水すを送る。
前記地熱水ａは初段（最高温部）のフラッシュ室２の外
壁に設けられたオリフィス８および各段のフラッシュ室
２の段間隔壁に設けられたオリフィス９を通して各フラ
ッシュ室２の底部を流れるが、室間で圧力差をもたせで
あるので、オリフイス８，９を通過するときにフラッシ
ュ蒸発を起して蒸気を発生する。
壁に設けられたオリフィス８および各段のフラッシュ室
２の段間隔壁に設けられたオリフィス９を通して各フラ
ッシュ室２の底部を流れるが、室間で圧力差をもたせで
あるので、オリフイス８，９を通過するときにフラッシ
ュ蒸発を起して蒸気を発生する。
最終のフラッシュ室２の熱交換部３にはポンプ１０が接
続さ札河用１１などから被加熱媒体として水が供給され
、各熱交換部３では前記フラッシュ蒸発より発生した蒸
気が河川水を加熱し、初段のフラッシュ室２の熱交換部
３からは高温水Ｃが熱利用のために適宜の設備に送られ
る。
続さ札河用１１などから被加熱媒体として水が供給され
、各熱交換部３では前記フラッシュ蒸発より発生した蒸
気が河川水を加熱し、初段のフラッシュ室２の熱交換部
３からは高温水Ｃが熱利用のために適宜の設備に送られ
る。
一方熱交換された蒸気は凝縮されて蒸溜水となり、凝縮
水トレイ４に受止めら札最終段のフラッシュ室２の凝縮
水トレイ４から排出される。
水トレイ４に受止めら札最終段のフラッシュ室２の凝縮
水トレイ４から排出される。
いまフラッシュ室２の圧力が上昇した場合、圧力検出器
７はこれを検出して圧力コントロールバルブ６を開き、
冷却水すを冷却水ノズル５からフラッシュ室２内に噴射
させ、フラッシュ室２の蒸気を凝縮させて蒸気圧力を下
げる。
７はこれを検出して圧力コントロールバルブ６を開き、
冷却水すを冷却水ノズル５からフラッシュ室２内に噴射
させ、フラッシュ室２の蒸気を凝縮させて蒸気圧力を下
げる。
従ってフラッシュ室２の圧力は一定に保持される。
この際、蒸気を器外に逃がすようなことをしないので、
熱量の損失や水の損失などを伴なわない。
熱量の損失や水の損失などを伴なわない。
第３図は他の実症例を示し、第２図の熱交換のようなチ
ューブ式の熱交換部によらないで、スプレ一方式による
直接的な熱交換部によっている。
ューブ式の熱交換部によらないで、スプレ一方式による
直接的な熱交換部によっている。
すなわちポンプ１２により供給された河川水は最終段の
フラッシュ室１３内の蒸溜水トレイ１４上方に設けられ
たスプレーノズル１５から噴射され、フラッシュ蒸発に
より生じた蒸気との間で直接熱交換され、蒸気の凝縮水
と共に蒸溜水トレイ１４上に集められ、再びポンプ１６
を介して前段のフラッシュ室１３内のスプレーノズル１
５から噴射され、初段のフラッシュ室２の蒸溜水トレイ
１４から高温水Ｃが取り出される。
フラッシュ室１３内の蒸溜水トレイ１４上方に設けられ
たスプレーノズル１５から噴射され、フラッシュ蒸発に
より生じた蒸気との間で直接熱交換され、蒸気の凝縮水
と共に蒸溜水トレイ１４上に集められ、再びポンプ１６
を介して前段のフラッシュ室１３内のスプレーノズル１
５から噴射され、初段のフラッシュ室２の蒸溜水トレイ
１４から高温水Ｃが取り出される。
以上本発明によれば、フラッシュ室の圧力が上っても、
冷却水スプレーによってフラッシュ室の蒸気を凝縮させ
て蒸気圧力を下げるので、蒸気をスプレー水とともに凝
縮させて蒸溜水として取り出すことができ、熱量の損失
や水の損失などを伴わずにフラッシュ室の圧力を一定に
保持できる。
冷却水スプレーによってフラッシュ室の蒸気を凝縮させ
て蒸気圧力を下げるので、蒸気をスプレー水とともに凝
縮させて蒸溜水として取り出すことができ、熱量の損失
や水の損失などを伴わずにフラッシュ室の圧力を一定に
保持できる。
第１図は従来例を示す構成図、第２図は本発明の一実症
例を示す構成図、第３図は他の実症例を示す構成図であ
る。 １・・・・・・多段フラッシュ式熱交換器、２，１３・
・・・・・フラッシュ室、３・・・・・・熱交換部、４
・・・・・・蒸溜水トレイ、５・・・・・・冷却水ノズ
ル、６・・・・・・圧力コントロールバルブ、７・・・
・・・圧力検出器、１４・・・・・・蒸溜水トレイ、１
５・・・・・・スプレーノズル（熱交換部）。
例を示す構成図、第３図は他の実症例を示す構成図であ
る。 １・・・・・・多段フラッシュ式熱交換器、２，１３・
・・・・・フラッシュ室、３・・・・・・熱交換部、４
・・・・・・蒸溜水トレイ、５・・・・・・冷却水ノズ
ル、６・・・・・・圧力コントロールバルブ、７・・・
・・・圧力検出器、１４・・・・・・蒸溜水トレイ、１
５・・・・・・スプレーノズル（熱交換部）。
Claims (1)
- １ 多段フラッシュ式熱交換器を用いた地熱交換器の各
フラッシュ室の圧力を検出し、該圧力が所定値以上にな
った時に冷却水をフラッシュ室内に噴射してフラッシュ
室圧力を所定値に保持することを特徴とする地熱利用熱
交換器のフラッシュ室圧力制御方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13047080A JPS5911832B2 (ja) | 1980-09-18 | 1980-09-18 | 地熱利用熱交換器のフラッシュ室圧力制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13047080A JPS5911832B2 (ja) | 1980-09-18 | 1980-09-18 | 地熱利用熱交換器のフラッシュ室圧力制御方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5755356A JPS5755356A (en) | 1982-04-02 |
| JPS5911832B2 true JPS5911832B2 (ja) | 1984-03-17 |
Family
ID=15035005
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13047080A Expired JPS5911832B2 (ja) | 1980-09-18 | 1980-09-18 | 地熱利用熱交換器のフラッシュ室圧力制御方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5911832B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7228696B2 (en) * | 2005-06-27 | 2007-06-12 | Geofurnace Development Inc. | Hybrid heating and cooling system |
| DE202017106758U1 (de) | 2017-08-10 | 2017-11-27 | Cybex Gmbh | Sitzmöbel, insbesondere Hochstuhl für Kinder |
-
1980
- 1980-09-18 JP JP13047080A patent/JPS5911832B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5755356A (en) | 1982-04-02 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4194296A (en) | Vacuum drying kiln | |
| EP0195326B1 (en) | A protection-driving method of a feedwater heater and the device thereof | |
| CA1150067A (en) | Side stream type condensing system and method of operating the same | |
| WO2015124828A1 (en) | Evaporator | |
| US4090557A (en) | Steam heating system and condenser therefor | |
| NL8201698A (nl) | Stoomgenerator voor het terugwinnen van warmte. | |
| KR900018499A (ko) | 개량된 재열기 배관 및 응결수 냉각기 시스템 | |
| US2808234A (en) | Apparatus for condensing steam | |
| ZA200601456B (en) | Horizontally constructed continuous steam generator and method for the operation thereof | |
| JPS5911832B2 (ja) | 地熱利用熱交換器のフラッシュ室圧力制御方法 | |
| US3238729A (en) | Steam turbine power plants | |
| US2910119A (en) | Heat operated pumping system | |
| JPS5815001B2 (ja) | 多段フラツシユ蒸発器 | |
| US3429371A (en) | Surface condenser | |
| US2635815A (en) | Method and means for the control of emulsion heat | |
| US3398059A (en) | Multi-stage flash evaporator with means to induce hydraulic jump | |
| IL23526A (en) | A method for evaporating dough and thickening multi-stage contact | |
| JPH10317916A (ja) | 火力発電プラント | |
| US2016587A (en) | Condenser unit | |
| US4279126A (en) | Method of utilizing residual heat in the production of cellulose and an installation for carrying out the method | |
| RU2027028C1 (ru) | Электростанция | |
| US1393800A (en) | Process for conserving heat in steam-power plants | |
| JPS6111590A (ja) | 再熱式復水器 | |
| JPS5911833B2 (ja) | 地熱利用熱交換器の蒸溜水利用方法 | |
| JPH0233923B2 (ja) |