JPS59118051A - 動物用配合飼料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 飼料を微生物の攻撃から保護するための防腐剤組成物を
含有する動物用配合飼料に関する。

動物用配合飼料という用語は、本明細書において最も広
い意味に用いられ、主成分としての穀物および穀物副生
成物（例えば７０重量％まで〕、相当量の植物性および
動物性タンパク質（例えば、６５重量％まで〕および少
量の各種成分と植物生成物とを含有する。上記のかかる
化合物に加えて、飼料は、直接の栄養源として以外の特
別な目的で製造工程で飼料に添加される物質を包含する
少量の添加物を含有して、、もよい。

はとんど総ての配合飼料は、カビによっていたみ易い。

成る種のカビは、マイコトキシｙとして知られ、有毒で
しかも動物の動作、動物の健康に悪影響を与え、結局は
人間に害をもたらす化学物質を産生ずる能力を有する。

プロピオン酸とその中性塩は、抗カビ剤として認められ
ていた時期があった。プロピオ／酸は非常に有効ではあ
るが、腐触性液体であシ、固形原材が好ましい配合飼料
用ミルに使用するのに至適なものではない。中性塩（ゾ
ロピオン酸カルシウムおよびす）　１７ウム）は、非腐
触性固形物ではあるが、その抗カビ活性はプロぎオン酸
に比較してかなりおちる。プロピオン酸を固形担体材料
に吸収させることはできるが（米国特許第４．１９９，
６．０６号明細書参照）、この形状においても生成物は
□取扱いが不便であシ、刺激臭を有し、蒸留によって酸
を損失し易い。

本発明の目的は、固形の防腐剤組成物を分布して含有す
る動物用配合飼料を供することである。

従って本発明は、ジプロピオン酸力１ノウムカ・らなる
固形の防腐剤固形物をはソ均一に分布してなる動物用配
合飼料である。

もう１つの態様によれば、本発明は、５０−８５重量−
の穀物および穀物副生成物、０−２５重量％の植物性タ
ンパク質、０−１０重量％の動物性タンパク質および少
量の各種生成物と添カロ物から成る動物用配合飼料にお
いて、上記の組成物中に、ジゾロビオン酸カリウムを含
有する固形の防腐剤組成物をはソ均一に分布させたこと
を特徴とする動物用配合飼料でおる。

更にもう１つの態様によれば、本発明は、５〇−８５重
量％の穀物および穀物副生成物、５−２５重量％の植物
性タンパク質、０−１０重量％の動物性タンパク質およ
び少量の各種生成物と添加物から成る動物用配合飼料に
おいて、上記の組成物中に、ジゾロピオン酸カリウムを
含有する固形の防腐剤組成物をはソ均一に分布させたこ
とを特徴とする動物用配合飼料でおる。

動物用配合飼料に使用される穀物の特別な例には、大麦
、小麦、からす麦、ライ麦、とうもろこし、米およびそ
れらの混合物がある。

本明細書に引用される穀物副生成物は、麦芽処理生成物
でおる。配合飼料に使用することができるか＼る副生成
物の例には、小麦粉を製造するのに上に引用した穀物の
製粉や、穀物の発生と抽出からの不要な生成物、特に醸
造および蒸留産業用の麦芽製造の穀類がある。製粉副生
成物の例には、小麦飼料、からす資料、小麦と米、とう
もろこしグルテン、麦芽枠、栄養的に改良した麦わらな
どかある。醸造および蒸留産業からの生成物には、ビー
ル粕、大麦のふるい滓と使用済の麦芽粕（澱）がある。

本明細書に引用される植物性タンパク質には、大豆、菜
種、ひまわシの種子、えんどう豆、豆などから得られる
ものがおる。このクラスの材料には、大豆油粉末とケー
キ、および亜麻仁油抽出から生じる油性生成物がある。

動物用配合飼料中の動物性タンパク質の例には、酪廣生
成物、フィツシュミール、濃縮魚タンパク質、肉ミール
および骨ミールがある。

本明細書に引用される各種生成物には、１種以上のビー
トパルプ、糖みっ、脂肪、果物や植物の廃棄生成物、廃
棄用酵母、および他の微生物性タンパク質、例えば単細
胞タンパク質（ｓｅｐ）とマニオツクとカサパとタピオ
カがある。

少量で使用される本明細書に引用される他の添加物には
、ビタミン、酸化防止剤、乳化剤、安定剤、微粉粘土お
よび他の処理助剤、香料、抗生物質、着色料、湿潤剤、
痕跡量の鉱物性補剤、例えば鉄、マンガン、カルシウム
、コバルト、亜鉛および銅塩、および食塩がある。

本明細書において防腐剤として使用される固形のジプロ
ピオン酸カリウムは、総動物用配合飼料量の０．０５か
ら１．０重量％の量で好都合に存在し、自流動性であシ
、かなシの期間この特性を維持する。しかしながら、長
期間保存する場合には、通常の固着防止剤のいずれかを
添加するのが有利である。従って、ジプロピオン酸カリ
ウムに対して約２ｗ／ｗ％の゛合成沈降シリカ（例えば
Ｎθｏｓｙ：ｔ、登録商標、ｅｘ　Ｊｏｓｅｐｈ　０ｒ
ｏｓｆｉｅｌｄ　＆　Ｂｏｎｅ　Ｌｔｄ　）を、この固
形の防腐剤に添加すると、流動性が顕著に向上し、しか
も固着化が減少する。

はとんどの大規模飼料製造業者は、高度に自動化した混
合処理法を用いておシ、一方バッチ式混合機は、少量製
造に用いられる。前者の場合には、（所要ならば小粒度
に磯いた〕成分を、混合がラインに沿って進行するに従
って一定速度で添加する。固形のジプロピオン酸カリウ
ムは、この方法で添加することができるが、防腐剤と他
の少量成分と共に何かの飼料を含有するプレミックスを
調製し、このプレミックスを主処理工程に計量添加して
更に良好な精度と改良された分布とを得るようにするの
が一層好都合である。バッチ製造は、通常、バッチ式混
合機に（所望ならば小粒度に礪いた）総ての成分を添加
することによって行なう。

固形のジプロピオン酸カリウムは、直接に混合機に添加
してもよく、または他の成分とのプレミックスの形で添
加してもよい。ジプロピオン酸カリウムを配合飼料中に
均一に分布させることが重要である。配合した飼料を、
特殊な機械を使用して処理し、丸薬にプレスし、または
他の特別°に所望な大きさあるいは形に押し出すことは
通常の実施である。

固形のジプロピオン酸カリウムは、プロピオン酸の高度
の抗カビ活性と中性塩の良好な処理特性とを兼備してい
る。また、担体に吸収させたプロピオン酸と異な９、ジ
プロピオン酸カリウムは不快な刺激臭を有さす、しかも
酸の蒸発による損失も非常に減少する。

ジプロピオン酸カリウムの抗カビ活性を、次の実施例に
よって説明する。

実施例 防止剤の活性を試験するのに用いた方法３は、Ｄｉｘｏ
ｎ、　Ｒ，Ｏ，等によってＰｏｕｌｔｒｙ　５ｃｉｅｎ
ｃｅ、第６０巻、２１８２−２１８８（１９８１）に発
表されたものであシ、真菌の呼吸の結果として生成した
ＣＯ２を測定することによる方法である。真菌の生長の
初期事象の後に現われる目に見えるカビの生長とは異な
シ、ＣＯ２は代謝の一次生成物であシ、容易にしかも正
確に飼料を妨害することなしに測定することができ、し
かも水分と温度を調整した条件下でも測定に応用するこ
とができる。それ故、ＣＱ２濃度の測定は、従来用いら
れていた方法よシも早り、シかもよシ客観的であシ、こ
の方法を慎重に評価するために作業を行なった。基本的
には、この方法は、密封容器に保存した湿った配合飼料
上のヘッドスペースの気体中に含有されるＣｏ２を測定
することからなっている。

この方法を若干修正した後、固形のジプロピオン酸カリ
ウムの防腐活性を６種の既定の飼料添カロ物と比較する
のに使用した。

配合飼料の製造 ５重量％のフィツシュミールおよび０．５重量％の鉱物
／ビタミン補剤からなる豚用飼料を、１間ふるいを有す
るナイフミルを通過させた。この飼料の一部（１００，
９）に、所要量の水を加えて手で混合することによシ、
２０重量％の水分含量に再加湿した。正確に秤量した量
のカビ防止剤を加えて、ガラス棒で充分に混合した。処
理した飼料を、５００Ｍウィンチェスタービンに移シた
後、ゴム隔膜とねじぶたとで密栓した。（ふたには直径
が５　ｍｍの孔が、気体試料を引き抜くのを容易にする
ようにあけておった。〕ビンを最後に、−組のモーター
付ローラーの上で約２５分間回転させた。

総ての処理物は６個ずつ製造して、恒温室（２６℃）に
保存した。

ヘッドスペースの気体の分析 ０．５ｄのヘッドスペースの気体試料を１日毎に使い捨
て注射器（ツベルクリン型）で採取して、ガスクロマト
グラフイーによってＣｏ２を分析した。

ＧＣの操作条件を下に示す。

器機：　熱伝導度検出器を備えたＰａｃｋａｒｄ　４３
７ガスクロマトグラフ。

カラム：８０−１００メツシユのＰｏｒａｐａｃｋ　Ｎ
を充填した２ｍＸ１／８“外径のステンレススチール製
。

オーブン温度＝８０℃。

注入部グロック温度：１００℃。

ヘリウム流速：２０ｍ７７分 検出器：オーブン温度：１５０℃ フィラメント温度：約２８０℃ ５ｐｅｃｔｒａ　Ｐｈｙｓｉｃｓ　ＳＰ　４０００デー
タシステムを使用して、電子積分によって面積を測定し
た。

検量線は、空気中の炭酸ガスの外部標準によった。

結果 各処理に対するヘッドスペースのＣｏ２含量の平均値を
時間の関数として検討し、グ２７としてプロットした。

飼料の保存寿命を、ＣＯ２の発生率の急激な増加に対応
する時間として採用した（第２表）。

試験した種々の防止剤の相対活性度は、基本値としてゾ
ロピオン酸の濃度を用いている濃度に対する常用対数で
の保存寿命のグラフの傾きから算出した。

これらの計算の結果を下の第６表に示す。

処理済動物用飼料の保存寿命 第　　６　　表 相対活性度 これらの結果から、プロピオン酸が、試験した中では最
も有効な防止剤であることが示された。

固形のジプロピオン酸カリウムは、現在、市販の配合飼
料の製造に用いられているノロピオン酸カルシウムと１
．不活性な担体に吸収されたプロピオン酸からなる市販
品とのいずれに対しても勝れた態様を有し２、試験した
中では最も有効な固形の防腐剤であった。

本発明の動物用配合試料は、牛、豚および食用飼鳥を飼
育するのに特に適当である。

代理人　浅　　村　　　皓

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. （１）ジプロピオン酸カリウムを含有する固形防腐剤組
   成物を実質的に均一に分布させた動物用配合飼料。
2. （２）５０−８５重量％の穀物と穀物副生成物、〇−２
   ５重量％の植物性タンパク質、０−１０重・量チの動物
   性タンパク質および少量の各種生成物と添加物とから成
   る動物用配合飼料において、上記組成物がジプロピオン
   酸カリウムを含有する固形防腐組成物を実質的に均一に
   分布させたことを特徴とする。動物用配合飼料。
3. （３）動物用配合飼料には５０−８５重量％の穀物と穀
   物副生成物、５−２５重量％の植物性タンパク質、ｏ−
   ｉｏ重量％の動物性タンパク質および少量の各種生成物
   と添加物を含み、上記組成物がジプロピオン酸カリウム
   を含有する固形防腐組成”物を実質的に均一に分布させ
   たことを特徴とする特許請求の範囲第２項記載の動物用
   配合飼料。
4. （４）動物用配合飼料に使用される穀物が、大麦、小麦
   、からす麦、ライ麦、とうもろこし、米またはそれらの
   混合物から成る、特許請求の範囲第２項または第３項記
   載の動物用配合飼料。
5. （５）穀物副産物が、１種類以上の麦芽副生成物；小麦
   飼料、からす麦の殻、小麦、米、ふすま、とうもろこし
   グルテン、麦芽枠および栄養的に改良された麦わらから
   選択される製粉副生成物、およびビール粕と大麦のふる
   い滓と使用済の麦芽軸（澱〕とから選択される醸造およ
   び蒸留産業からの副生成物から成る、特許請求の範囲第
   ２項から第４項のいずれか１項に記載の動物用配合飼料
   。
6. （６）植物性タンパク質が、１種類以上の大豆、菜種、
   ひまわシの種子、えんどう豆、豆、大豆油粉末とケーキ
   、および亜麻仁油抽出からの油性生成物から成る。特許
   請求の範囲第２項から第５項のいずれか１項に記載の動
   物用配合飼料。
7. （７）動物性タンパク質が、１種類以上の酪農生成物、
   フィツシュミール、濃縮魚タンパク質、肉ミ−ルおよび
   骨ミールから成る、特許請求の範囲第２項から第６項の
   いずれか１項に記載の動物用配合飼料。
8. （８）各種生成物が、１種類以上のビートパルプ、糖み
   つ、脂肪、果物や植物の廃棄物、廃棄用酵母、および単
   細胞タンパク質（Ｓ（３Ｆ）とマニオソクとカサバとタ
   ピオカとから選択される他の微生物性タンパク質から成
   る、特許請求の範囲第２項から第７項のいずれか１項に
   記載の動物用配合飼料。
9. （９）動物用配合飼料に使用される他の添加物が、１種
   以上のビタミン、酸化防止剤、乳化剤、安定剤、微粉粘
   土、他の処理助剤、香料、抗生物質、着色料、湿潤剤、
   痕跡量の鉱物性補剤、および食塩から成る２％許請求の
   範囲第２項から第８項のいずれか１項に記載の動物用配
   合飼料。 （１（Ｉ　　使用される固形のジゾロビオン酸カリウム
   が、総動物用配合飼料の０．０５から１．Ｏｗ／ｗ％の
   量で存在する、特許請求の範囲第１項から第９項のいず
   れか１項に記載の動物用配合飼料。