JPS59107233A - ターボチャージャの回転体の動バランス調整装置 - Google Patents

ターボチャージャの回転体の動バランス調整装置

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JPS59107233A
JPS59107233A JP21756482A JP21756482A JPS59107233A JP S59107233 A JPS59107233 A JP S59107233A JP 21756482 A JP21756482 A JP 21756482A JP 21756482 A JP21756482 A JP 21756482A JP S59107233 A JPS59107233 A JP S59107233A
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rotating
vibration
screw member
rotation
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Tadashi Obara
小原 正
Shogo Kagosaki
篭崎 昭吾
Hirokazu Samata
洋和 佐俣
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01MTESTING STATIC OR DYNAMIC BALANCE OF MACHINES OR STRUCTURES; TESTING OF STRUCTURES OR APPARATUS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01M1/00Testing static or dynamic balance of machines or structures
    • G01M1/30Compensating imbalance
    • G01M1/36Compensating imbalance by adjusting position of masses built-in the body to be tested

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明i回転体の動バランス調整装置に関するものであ
り、特に2個の回転部材が互いに同心に固定されて一体
的に回転する回転体の回転時における振動をできる限り
小さくするために、両回転部材の相対位相を一整する装
置に関するものである。
上記のような回転体の代表的な−イタ1シに内燃機関用
ターボチャージャの回転体がある。この回転体は回転軸
によって互いに同心に結合されたタービンホイールとプ
ロワインペラとを含んでおり、タービンホイールが内燃
機関の排気によって回転駆動されることにより、プロワ
インペラが空気をその内燃機関の燃焼室へ過給するもの
である。ての回転体は極めて高速で回転するため、動バ
ランスが不良である場合には使用できない。そのため、
従来からこの回転体は全数について振動−試験を行い、
振動が過大であるものについてはタービンホイールとプ
ロワインペラとの相対回転位相を変更することによって
動バランスを改善し、振動が基準値以下となるようにす
ることが行われていた。
しかしながら、従来は回転体を振動試験機に取゛−゛り
付けて振動試験を行い、不合格品についてはタービンホ
イールとプロワインペラとの相対回転位相を変更した後
再び振動試験を行うという面倒な作業を繰返す必要があ
って多大の工夫を要し、また、振動の大きい回転体が連
続して発生した場合には上記のような振動低減作業が間
に合わないため、予定の台数を生産し得ない事態が発生
ずることすらあった。
本発明は上記のような回転体の振動試験と振動の過大な
ものに対する振動低減作業とを一挙に且つ自動的に行い
得る装置を提供し、上記のような従来の問題点を解消す
ることを直接の目的としてなされたものである。ただし
、回転体の動バランスを調整して振動を低減させとるこ
とは広く他の技術分野でも必要となることであり、本発
明はターボチャージャの回転体用動バランス調整装置に
゛限定されるものではない。すなわち、互いに同心に固
定されて一体的に回転する2個以−ヒの回転部材を含み
、且つそれら回転部材のうち少なくとも1個が、他の回
転部材にねじ部材によって固定されてねじ部材がゆるめ
られた状態では回転部材相互の相対回転位相の変更が可
能な回転体であれば、すべて本発明に係る動バランス調
整装置によって振動を低減させることができるのである
上記の目的を達成するために本発明に係る動バランス調
整装置は、(alねし部材によって固定された第1およ
び第2の回転部材を含む回転体を回転可能に支持する支
持治具と、(blその支持治具に支持された回転体を回
転、停止させる回転駆動装置と、tta回転中の回転体
の振動をヰ仝出する振動ヘット′と、ldl停止中の回
転体の前記第1回転部材以外の部分と前記ねじ部材とに
係合してねし部材を緩め且つ締め付りるねじ部材操作装
置と、(elねし部材が緩められた状態で前記両回転部
材を所定角度相対回転させる相対回転装置と、(f月二
記回転駆動装置、振動検出ヘッド、ねじ部材操作装置お
よび相対回転装置に接続され、これらを所定の時期に作
動させて、回転体の回転駆動および振動検出を行わせ、
検出結果を予め設定されている基準値と比較して、基準
値以下であれば合格の判定をする一方、J1!;半値を
超える場合には、回転体の回転停止に、ねじ部材の緩め
操作、両回転部材の相対回転、ねじ部材の締付操作、回
転体の回転駆動、振動の検出および検出結果と基準値と
の比較を、検出結果が基準値以下となるまで自動的に繰
返さ4%制御装置とを含むように構成される。
このように構成された装置によれば、回転体の振動測定
とその振動品質の合否判定とが自動的に行われるのみな
らず、不合格品については動バランスの調整が自動的に
行われて合格品とされる。
従って、作業者は回転体の装置への着脱と制御装置の操
作のみを行えばよいこととなり、作a1.数が大幅に低
減される。また、必要であればこれらの作業をも自動化
して無人化することも可能である。
しかも、回転体が一旦とりつけられれば振動測定から動
バランス調整の終了まで取り外しの必要がなく、動バラ
ンス調整に要する時間が著しく短縮されるため、万一、
振動の大きい回転体が連続して現れた場合でも、従来の
ようにそのために生産台数の低下をきたすようなことが
なくなるので。
ある。
以下、本発明の一実施例であるターボチャージャの回転
体の動バランス調整装置を図面にJにづいて詳細に説明
する。
第1図にターボチャージャのセンタア・ノセンブリを示
すが、これはセンタハウジング2に回転体4が回転可能
に保持されたものである。回転体4は中間部が軸受けを
介してハウジング2に回転可能に支持された回転軸6と
、その両端部にそれぞれ同心に固定されたタービンホイ
ール8およびプロワインペラ(以下、単にインペラとい
う)10とから成っている。タービンホイール8は回転
軸6に取り外し不能に固定されて1個の回転部材を構成
しており、他の回転部材としてのインペラ10は回転軸
6の一端部に形成された小径部11に回転可能に嵌合さ
れたうえ、その回転軸に螺合されたねじ部材としてのナ
ツト12によって回転軸6の段付面13に押し付けられ
て固定されている。
従って、ナツト12が締め付けられた状態ではインペラ
10は回転軸6およびタービンホイール8と一体化され
ているのであるが、ナ・ノ1−12.が緩められた状態
ではインペラ10は回転軸6およびタービンホイール8
に対して相対的に回転可能となる。
このセンタアッセンブリの振動試験および動ノくランス
調整を行うための装置を第2図に示す。図において14
は支持治具本体であり、ブラケ・ノド16を介してベー
ス18に固定されている。支持治具本体14はターボチ
ャージャのタービンハウジングと類似のものであり、前
述のセンタノ\ウジング2がこの支持治具本体14に固
定されることによって前記回転体4がセンタノ\ウジン
グ2と支持治具“本体14とから成る支持治具によって
回転可能に支持されるとともに、給気管20を経て供給
される圧縮空気によってタービンホイール8が回転駆動
される状態となる。すな′わち、本実施例においてはセ
ンタハウジング2′が支持治具本体14に固定されるこ
とによって支持治具の一部として機能することとなるが
、ターボチャージヤ自身のタービンハウジングをセンタ
ノ\ウジング2と共にブラケット16に対して着脱し1
.支持治具として機能させることも可能である。タービ
ンホイール8を回転駆動した後の空気は支持治具本体1
4に接続された排気管22を経て排出される。給気管2
0には流量調整弁24がもうけられており、この流量調
整弁24は制御装置26に接続されている。制御装置2
6はこの流量調整弁24を制御することによって回転体
4を予め定められている回転速度パターンに従って回転
させるのであるが、この回転体4の回転はインペラIO
の半径方向外側に設けられたレーザービーム利用の回転
計28によって検出され、制御装置26ヘフイードバツ
クされるようになっている。
上記支持治具本体14には振動検出ヘッド30がとりつ
けられており、このヘッド30は制御装置26に接続さ
れて支持治具本体14の振動レベルに対応した大きさの
信号が制御装置26に送られるようになっている。
支持治具本体14の前方にはナツトランナ32が設けら
れる一方、後方には回転反力受は装置34が設けられて
おり、本実施例においてはこれら両者によってねじ部材
操作装置が構成されている。
ナツトランナ32は圧縮空気によって駆動されるインパ
クトレンチ36を備え、このインパクトレンチ36はガ
イドレール38によって案内され、エヤシリンダ40に
よって進退させられる移動台42上に支持治具本体14
と同心とぴるように固定されている。インパクトレンチ
36の回転軸の先端にはレンチソケット44が取り付け
られており、インパクトレンチ36が支持治具本体14
に向かって前進させられるとき、このレンチソケット4
4が第一図に示した回転体4のナツト12に係合し、こ
れを緩めまたは締め付は得るようにされている。インパ
クトレ”ンチ36およびエヤシリンダ40への圧縮空気
の供給は、それぞれ電磁弁46および48によって制御
される。一方、回転反力受は装置34はベース18に固
定されたエヤシリンダ50とそのピストンロンドに固定
された反力受は部材52とを備えており、反力受は部材
52は前記排気管22に形成された軸方向のスロットを
経て排気管22内に挿入された後、直角に曲げられ排気
管22の中心線に沿って前記支持治具本体14に向かっ
て延びている。ごの反力受は部材52の先端にはセレー
ション穴を備えた保合部材54が固定されており、エヤ
シリンダ50によって反力受は部材52が支持治具14
に向かって前進させられるとき、係合部材54が第一図
に示す回転軸6の一端に形成されたセレーション部56
と係合して回転軸6の回転を阻止し得るように構成され
ている。反力受は部材52にはまた、ガイ1−ロッド5
7が固定されており、このガイドロッド57がエヤシリ
ンダ50を固定するためのブラケット58をエヤシリン
ダ50のピストンロッドと平行に貫通することによって
、反力受は部材52がピストンロッドの軸心まわりに回
転することを阻止している。59は電磁弁である。
ベース18上には、更にインペラ10を所定角度回転さ
せるための回転装置60が設けられている。回転装置6
0は第3図に示ずようにヘース18に固定のガイドレー
ル62上に案内され、エヤシリンダ64によって支持治
具本体14の中心線に平行な方向に移動させられる移動
台66を備えている。移動台66は前記支持治具本体1
4と同心のリングフレーム68を備えており、このリン
グフレーム68内には円環状のかさ歯車70が回転可能
に配設されている。このかさ歯車70は移動台66に固
定されたパルスモータ72の出力軸に固定された別のカ
サ歯車74と噛み合わされており、パルスモータ72の
回転に伴ってリングフレーム68内において所定角度回
転させられる。
かさ歯車70の中心穴開縁にはゴム等から成る弾性リン
グ76が固定されており、移動台66がエヤシリンダ6
4によって支持治具本体14に向かって前進させられる
とき、この弾性リング76が第1図に二点鎖線で示すよ
うにインペラ10の羽根に係合してこれをかさ歯車70
と接続するように構成されている。なお、78はストッ
パボルトであり、弾性リング76が上記のようにインペ
ラlOの羽根龜係合したとき、移動台66の前進を阻止
するために設けられているものである。また、エヤシリ
ンダ64への圧縮空気の供給は電磁弁80によって制御
される。第2図の符号81は動バランス調整装置の機構
部全体を覆うカバーを示す。
上記電磁弁80を始め、前記電磁弁46.48および5
9ならびにパルスモータ72はいずれも前記制御装置2
6に接続されており、この制御装置26によって制御さ
れる。この制御装置26は操作盤をかねており、回転体
4の振動基準値を設定するための設定器82と、その設
定された値を表示するための表示装置84と、前記振動
検出へ・7ド30によって検出された実測振動値を表示
するための表示装置86とを備えている。また、88は
装置を起動させるための起動ボタン、90は非常停止ボ
タンであり、92は電源投入状態を表示するための電源
ランプ、94は装置が作動中であることを表示するため
の作動表示ランプ、96は振動試験の結果が合格である
旨を表示する合格表示ランプ、98は不合格表示ランプ
である。
次に、上記装置による振動試験および動バランス調整作
業を説明する。
まず、組立の完了したセンタアッセンブリを支持治具本
体14に取り付ける。取付けはセンタハウジング2を支
持治具本体14に図示を省略する所定の結合具によって
結合することによって行うが、この結合によってセンタ
アッセンブリのナツト12がナツトランナ32のレンチ
ソケット44と同心的に対向し、且つセレーション部5
6が回転反力受は装置34の゛係合部材54と同心的に
対向する状態となる。
続いて制御装置26の起動ボタン88を操作すれば、流
量調整弁24が開かれて給気管20からタービンハウジ
ングを兼ねる支持治具本体14に圧縮空気が供給され、
タービンホイール8を回転駆動する。その結果、インペ
ラ10も一体的に回転することとなるが、この回転速度
は回転計28で測定され制御装置26にフィードバック
される。
制御装置26はこのフィードバックされる回転速度と予
め予定されている回転速度パターンとの差が零となるよ
うに流量調整弁24を調整し、その結果、センタアッセ
ンブリの回転体4は所定の回転速度パターンに従って回
転速度を上昇させられる。そして、この回転中に振動検
出へソド30によって支持治具本体14の振動、すなわ
ち回転体4の半径方向振動が検出される。検出結果は制
御装置26に供給され、記憶される。
タービンホイール8もインペラ10もそれぞれ動的アン
バランスが極力化じないように制作されているものでは
あるが、微少なアンバランスが生ずることを避は得す、
回転体4の回転に伴ってこれらはそれぞれ半径方向に振
動する。尚、回転16め曲がり、ナツト12のアンバラ
ンス等も回転体4の振動の原因となり、この振動もイン
ペラ10の位相調整によって除かれるのであるが、理解
を容易にするために、ここではタービンホイール8とイ
ンペラ10とに起因する振動のみが存在する場合を例と
して説明することとし、タービンホイール8の振動を実
線で表わし、インペラ10の振動を破線で表わすことと
すれば、これらは第4図乃至第10図に例示するように
種々の相対位相差をもってあられれる。
今、仮にこれらの振動が第4図に示すように180度の
位相差をもって表れたとすれば、これらは相殺し合うこ
ととなる。もつとも両者の振幅は相異なるのが普通であ
り、しかもタービンホイール8とインペラlOとは幅方
向に一定距離離れているため、振動が完全に相殺される
わけではなく、回転体4全体としての振動が最も小さく
なるのである。そして、このような状態では振動検出ヘ
ッド30によって検出される振動のレベルは設定器82
によって制御装置26に設定されている基準値より小さ
いのが普通であるため、制御装置26は合格の判定を行
い、合格表示ランプを点燈させる゛とともに、動バラン
ス調整装置の作動を停止させる。すなわち、流量調整弁
24を閉じて、回転体4の回転を停止させるのである。
停止後、センタアッセンブリを取り外せば、1個のセン
タアッセンブリに対する振動試験作業が終了する。
以上はセンタアッセンブリが組立てられたままの状態で
振動試験に合格する場合の作動であるが、最初の振動試
験の結果が不合格であった場合には次のような作動が行
われる。たとえば、第5図に示すようにタービンホイー
ル8とインペラ10との振動の位相がちょうど一致した
場合には、回転体4の振動が最も大きくなる。従って、
制御装置26によって不合格の判定がなされる可能性が
あるが、この判定がなされた場合には不合格表示ランプ
が点燈するとともに流量調整弁24が閉しられて回転体
4の回転が停止させられる。この回転体4の減速過程の
末期において制御装置26から指令が発せられて回転反
力受は装置34おエヤシリンダ50が作動させられ、反
力受は部JtA52の先端に設けられた係合部材54を
回転体4のセレーション部56に係合させて回転体4の
回転を阻止する。
続いて制御袋W26の指令に基づいて回転装置60のエ
ヤシリンダ64が作動させられ、かさ歯車70の弾性リ
ング76をインペラ10の羽根に係合させる。それと同
時にナツトランナ32のエヤシリンダ40も作動させら
れ、インパクトレンチ36の先端に取り付けられている
レンチソケ・7ト44を回転体4のナツト12に係合さ
せる。この係合はレンチソケット44が軸方向に移動す
るのみでは行われない場合もあるが、続いてイン・バク
トレンチ36の回転が開始させられれば、その回転の初
期、には確実に係合が行われる。インパクトレンチ36
の回転は短時間のみ行われ、それによってナンド12が
所定量緩められる。この状態ではインペラ10と回転軸
6とは相対回転が可能な状態となる。
この状態において制御装置26からの指令に基づいてパ
ルスモータ72が回転させられ、かさ歯車74を介して
かさ歯車70を90度面回転せる。
かさ歯車70は弾性リング76によってインペラ10と
係合しており、また、回転軸6の回転は回転反力受は装
置34によって阻止されているため、インペラ10は回
転軸6に対して90度面回転せられ、インペラ10はタ
ービンホイール8との相対回転位相が90度変更される
こととなる。すなわち、本実施例におい°Cは回転反力
受は装置34はタービンホイール8と′インペラ10と
を所定角度回転させる相対回転装置の一部をも兼ねてい
るのである。この位相調整が行われた後、再びす・ノド
ランナ32のインパクトレンチ36が前述の方向とは逆
の方向に回転させられ、ナ・ノ日2が締めイ【lGJら
れる。
その後、制御装置26からの指令に結いてす。
I−ランナ322回転反力受は装置34および回転装置
60が一斉に回転体4から離間させられる。
続いて流晴HIM整弁24が開かれ、回転体4が回転さ
セられて再び振動試験が行われる。第1回の振動試験の
結果が第5図のようであった場合には、タービンホイー
ル8とインペラ10との位置変更によって両者の振動位
相は第6図に示すように変化するはずであるが、この場
合には、まだ回転体4全体の振動が基準値以下にはなら
ない。従って、制御装置26は不合格の判定をなし、−
ト述したのと同様の作動が繰返されてタービンホイール
E(とインペラ10との相対位相が更に110度変更さ
れる。その結果、両者の振動位相は第4図に示すように
180度ずれた状態となるため回転体4の振動レベルが
基準値以下となり、制御装置26が振動試験合格の判定
を行ない、合格表示ランプ96が点燈するとともに回転
体4の回転が(’¥+l−さ一ロられる。そこで、セン
クア、センブリを支持治具本体14から取り外せば1サ
イクルの振動試験および動バランス調整作業が終了する
以上、タービンホイール8とインペラ10との相対位相
が、振動上置も都合の良い状態にある場合と都合の悪い
状態にある場合との2つの極端な場合について説明した
が、一般にはこの両者の中間的な状態にあるのが普通で
ある。たとえば、最初に組み付けられた状態で第6図、
第7図、第8図、第9図または第1O図の状態等にある
こととなる。そして、たとえば第6図の状態にあった場
合には90度の位相変更を1回行えば第4図の状態とな
って合格となるはずであるし、第7図の状態にあった場
合には90度の位相変更を3回行えば第5図および第6
図の状態を経て第4図の状態となって合格となるはずで
ある。また、第8図に示すように約45度位相がずれて
いた場合には90度の位相調整を1回行えば第9図の状
態となる。
この状態で実測振動レベルが基準(+I′j以下となれ
ば、その回転体4は合格品となる。しかし、第9図の状
態で不合格であった場合には再び90度の位相変更が行
われる。しかし、この位相変更がおこなわれても両者の
振動位相が第10図に示すように変わるだけで、回転体
全体の振動レベルは殆ど変わらないはずである。この場
合には小さくなる状態は第9図の状態と第10図の状態
との中間にあると判断してパルスモータ72を通常とは
逆の方向に45度回転さセる。その結果、タービンホイ
ール8とインペラ10との振動位相は第4図に示す状態
となり、その回転体4は合格品となる。更に、組付けら
れたままの回転体4の振動位相が第4図乃至第10図に
示す以外の状態にある場合には、これらのいずれかに近
いこととなるため、最終的には第4図の状態を中心にし
て第9図に示す状態までの間の状態に調整されて合格品
となることとなる。
以上の説明から明らかなよ、うに、本実施例においては
位相変更の結果振動レベルが大きく変動する間はインペ
ラ10を90度ずつ正方向へ回転させ、前後2回の位相
変更による振動レベルの変動がそれほど大きくない場合
には、インペラIOを逆方向へ45度回転させるように
されているのであり、それによって通常は全回転体4が
合格品となる。ただし、万一上記のような操作によって
も実測振動レベルが基準値以下とな゛らない場合には制
御装置26はこの回転体4を動バランス調整不可能なも
のと判定し、不合格表示ランプ98を点燈させたままで
動バランス調整装置の作動を停止させる。
以上、本発明の一定実施例を詳細に説明したが、本発明
はこれに限定されるべきものではない。たとえば可調整
回転部材としてのインペラ10を回転させるかわりに、
インペラ10の回転を阻止、それに対して回転軸6とそ
れに固定の回転部材としてのタービンホイール8とを回
転さゼることによって2個の回転部材、すなわち、イン
ペラ10とタービンホイール8との相対位相を変更する
ように相対回転装置を構成することも可能である。
また、回転体はターボチャージ十の回転体に限定される
わけではなく、複数の回転部材がねじ部材によって互い
に同心的にかつ相対回転位相変史iiJ能に固定されて
成る回転体であれば、本発明、に係る動バランス調整装
置によって振動を低減させることができるのである。回
転軸6に固定の回転部材は回転軸6と一体に形成された
ものでも差し支えないことは勿論である。
また、ターボチャージャのセンタアッセンブリは、中間
部がセンタハウジングによっては回転可能に保持された
回転軸の両端に回転部材たるタービンホイールとインペ
ラとが固定された構造となっているため、センタハウジ
ングを回転体の支持治具の一部として利用することが好
適であるが、回転体の構造によって回転体の回転軸その
ものを支持治具によって回転可能に支持させることも可
能である。
更に、振動検出ヘッドとして非接触型のものを使用すれ
ば、回転体自体の振動を測定することも可能であり、回
転体の振動を振動モードが判明するように測定すれば、
その回転体の回転部材相互の位相をどのように変更すれ
ば振動防止上最適な状態となるかを計算によって求める
ことができる。
従って、制御装置をこの計算が可能であるとともにその
計算結果に基いて相対回転装置を制御し得るものとすれ
ば、1度の位相変更によってすべての製品を合格品とす
ることが可能となり、動バランス調整作業の能率が一段
と向上する。
その他、本発明はその趣旨を逸脱することなく、当業者
の知識に基いて種々の変更・改良を施した態様で実施し
得るものであることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例装置によって動バランス調整
が行われるターボチャージャのセンタアッセンブリの正
面図(一部切欠)である。第21!Iは本発明の一実施
例である動バランス調整装置の系統図であり、且つ主要
機構部の平面図を兼ねるものである。第3図は第2図に
示した装置における回転装置の要部を断面にして示す平
面図である。 第4図乃至第10図は、第1図に示したセンタアッセン
ブリにおけるタービンホイールとインペラとの種々の振
動位相差を示すグラフである。 2:センタハウジング   4:回転体6:回転軸  
8:ターヒソホイール 10ニブロワインペラ  I2:ナソトI4:支持治具
本体   2o:給気管22:排気管      24
:流p調整弁26:制御装W     28:回転針3
0:振動検出ヘッド  32:ナノトランナ34:回転
反力受は装置 44:レンチソケソト54:係合部材 
    56:セレーシヨン部60:回転装置    
 70:かさ歯車72:パルスモータ   76:弾性
リング82:設定器   84.86:表示装置96:
合格表示ランプ 9日:不合格表示ランプ出願人  ト
コタ自動車株式会社 第4図 第6図 第8rv! 第10[] 第5図 第7図 第9(゛]

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 、ねし部材によって互いに同心に固定された第1および
    第2の回転DB材を含み、該ねし部材が緩められた状態
    では該両回転部材の相対回転位相の変更が可能である回
    転体の、回転時における振動を低減させるべく該両回転
    部材の相対回転位相を変更する動バランス調整装置であ
    って、 前記回転体を回転可能に支持する支持治具と、該支持冶
    具に支持された回転体を回転、停止さ・lる回転駆動装
    置と、 回転中の回転体の振動を検出する振動検出へノドと、 停止中の回転体の前記第1回転部材以外の部分と前記ね
    じ部材とに係合して該ねし部材を緩めかつ締め付りるね
    し部材操作装置と、 前記ねし部材が緩められた状態で前記両回転部材を所定
    角度相対回転させる相対回転装置と、前記回転駆動装置
    、振動検出ヘッド、ねじ部材操作装置および相対回転装
    置に接続され、これらを所定の時期に作動させて、回転
    体の回転駆動および振動検出を行わせ、検出結果を予め
    設定されている基準値と比較して、基準値以下であれば
    合格の判定をする一方、基準値を超える場合には、回転
    体の回転停止、ねじ部材の緩め操作、両回転部材の相対
    回転、ねじ部材の締付操作、回転体の回転駆動、振動の
    検出および検出結果と基準値との比較を、検出結果が基
    準値以下となるまで自動的に繰返させる制御装置と を含むことを特徴とする回転体の動バランス調整装置。
JP21756482A 1982-12-11 1982-12-11 ターボチャージャの回転体の動バランス調整装置 Granted JPS59107233A (ja)

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