JPS59107054A - 耐食性及び耐摩耗性に優れた磁気ヘッド用非晶質合金 - Google Patents
耐食性及び耐摩耗性に優れた磁気ヘッド用非晶質合金Info
- Publication number
- JPS59107054A JPS59107054A JP58221975A JP22197583A JPS59107054A JP S59107054 A JPS59107054 A JP S59107054A JP 58221975 A JP58221975 A JP 58221975A JP 22197583 A JP22197583 A JP 22197583A JP S59107054 A JPS59107054 A JP S59107054A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- alloy
- amorphous alloy
- magnetic head
- amorphous
- wear
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Magnetic Heads (AREA)
- Soft Magnetic Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は磁気ヘッド用非晶質合金に係わり、特に耐摩耗
に優れた磁気ヘッド用非晶質合金に関するものである。
に優れた磁気ヘッド用非晶質合金に関するものである。
従来、磁気ヘッドに用いられる高透磁率金属材料として
は、結晶構造を有するＦｅ−Ｎ１合金、Ｆｅ −８１−
Ａｄ金合金どがあるが、Ｆｅ−Ｎｉ合金（パーマロイ）
は透磁率が高いが耐摩耗性が悪く、Ｆｅ−８ｒ−ｈｌ１
合金（センダスト）は耐摩耗性は優れるが脆いため塑性
加工が非常に困難であるという欠点を有している。
は、結晶構造を有するＦｅ−Ｎ１合金、Ｆｅ −８１−
Ａｄ金合金どがあるが、Ｆｅ−Ｎｉ合金（パーマロイ）
は透磁率が高いが耐摩耗性が悪く、Ｆｅ−８ｒ−ｈｌ１
合金（センダスト）は耐摩耗性は優れるが脆いため塑性
加工が非常に困難であるという欠点を有している。
最近、結晶構造を持たない非晶質合金において、すぐれ
た磁気的及び機械的特性が見出された。特にＣｏとＦｅ
の原子比が９４：６付近の非晶質合金は磁歪が零付近に
なり、透磁率が高いことが知られているが、熱的安定性
に劣るという欠点を有している。本発明者らはＣｏの一
部をさらに、Ｎｂ、Ｃｒ。
た磁気的及び機械的特性が見出された。特にＣｏとＦｅ
の原子比が９４：６付近の非晶質合金は磁歪が零付近に
なり、透磁率が高いことが知られているが、熱的安定性
に劣るという欠点を有している。本発明者らはＣｏの一
部をさらに、Ｎｂ、Ｃｒ。
Ｔａ、Ｍｏ、Ｗ、ＴＩ、Ｖなどの元素で置換（特にＮｂ
で置換する事が好ましい。）すると透磁率が向上すると
ともに熱的安定性が改善されることを見出した。
で置換する事が好ましい。）すると透磁率が向上すると
ともに熱的安定性が改善されることを見出した。
これらの非晶質合金はビッカース硬度が１０００にも達
する大きな値を示すものの磁気ヘッドに使用した場合、
テープによるヘッド摩耗が一般に大きいことが判明し、
実用上大きな問題となっていた。また耐食性もヘッド材
料として重要な要求される特性であるが、従来の高透磁
率非晶質合金は必ずしも十分ではなかった。
する大きな値を示すものの磁気ヘッドに使用した場合、
テープによるヘッド摩耗が一般に大きいことが判明し、
実用上大きな問題となっていた。また耐食性もヘッド材
料として重要な要求される特性であるが、従来の高透磁
率非晶質合金は必ずしも十分ではなかった。
本発明は上記の点に鑑み、耐摩耗性および耐食性に優れ
、かつ高透磁率を示し、熱安定性に優れた磁気ヘッド用
非晶質合金を提供することを目的とする。
、かつ高透磁率を示し、熱安定性に優れた磁気ヘッド用
非晶質合金を提供することを目的とする。
本発明は原子％で（Ｃｏ１−、−１．ＦｅａＭｂ ）
＋ｏｏ−ｘ−、５ｔｘｓ。
＋ｏｏ−ｘ−、５ｔｘｓ。
（ただしＭはＨ，ｆ及びＴａのうち少くとも１種、８は
０．０４〜０．０７． ｂは０．００５〜０．１０ 、
ｘは８〜１６゜ｙは４〜９，５）から成ることを特徴
とする耐摩耗性に優れた磁気ヘッド用高透磁率非晶質合
金であり、特にＢを４〜６．５原子％とすることにより
耐摩耗性が著しく改善されるというものである。
０．０４〜０．０７． ｂは０．００５〜０．１０ 、
ｘは８〜１６゜ｙは４〜９，５）から成ることを特徴
とする耐摩耗性に優れた磁気ヘッド用高透磁率非晶質合
金であり、特にＢを４〜６．５原子％とすることにより
耐摩耗性が著しく改善されるというものである。
なお本発明非晶質合金における組成比の限定理由は以下
の如きである。
の如きである。
まずＢは非晶質化を助成すると共に耐摩耗性を改善する
元素であるが、４％未満では非晶質合金の製造が困難な
ばかりか高透磁率をもつことが不可能になり、９．５％
を越えると耐食性および耐摩耗が悪くなるのでこの範囲
とした。特にＢを４〜６．５原子％にすると耐食性およ
び耐摩耗性が著しく改善される。Ｓｌは非晶質化を助成
する元素であるが、８％未満では幅の広い非晶質合金の
作製が困難であり、１６％を越えると磁束容置が７．５
０００以下になるので、この範囲とした。Ｆｅを４〜７
原子％としたのはこの範囲外では高い透磁率が得られな
いからである。またＨｆ及びＴａの少なくとも１種から
なるＭの含有量をｂ＝０．００５〜０．１０としたのは
０．００５未満では透磁率の増加、保磁力の減少、熱的
安定性の向上という効果が得られず、０．１０を越える
と磁束密度が７．５００Ｇ以下に低下するからである。
元素であるが、４％未満では非晶質合金の製造が困難な
ばかりか高透磁率をもつことが不可能になり、９．５％
を越えると耐食性および耐摩耗が悪くなるのでこの範囲
とした。特にＢを４〜６．５原子％にすると耐食性およ
び耐摩耗性が著しく改善される。Ｓｌは非晶質化を助成
する元素であるが、８％未満では幅の広い非晶質合金の
作製が困難であり、１６％を越えると磁束容置が７．５
０００以下になるので、この範囲とした。Ｆｅを４〜７
原子％としたのはこの範囲外では高い透磁率が得られな
いからである。またＨｆ及びＴａの少なくとも１種から
なるＭの含有量をｂ＝０．００５〜０．１０としたのは
０．００５未満では透磁率の増加、保磁力の減少、熱的
安定性の向上という効果が得られず、０．１０を越える
と磁束密度が７．５００Ｇ以下に低下するからである。
また必要に応じ、Ｉｆ 、Ｔａの一部をＴｉ 、Ｖ、Ｃ
ｒ、Ｍｎ、Ｎｌ 。
ｒ、Ｍｎ、Ｎｌ 。
Ｚｒ 、Ｎｂ 、Ｍｏ 、Ｗ、Ｃｕ等で置換しても良い
。
。
以下本発明を実施例を用いて詳細に説明する。
実施例１
非晶質合金は圧延急冷法を用いて作製した。即ち、２つ
の高速回転するロール間に石英管ノズルより溶融合金を
アルゴンガス圧によって噴出させ急冷して幅１２朋、厚
さ４０μｍ、長さ１０ｍの薄帯試料を作製した。この材
料を外径１０φ、内径６φのリングに打抜き４５０℃で
１０分熱処理後、絶縁紙をはさんで１０枚ラミネートし
、１次、２次コイルを巻いて透磁率および直流磁化曲線
を測定した。透磁率はマックスウェルブリッジを用いて
、直流磁化曲線は自動自記磁束計を用いて測定した。ま
た１２ｍ＋幅薄帯よりオーディオ用ヘッド形状を打抜き
、ヘッドを試作して耐摩耗性を評価した。摩耗は、ｒ
ｒｅ ＠ＯＢ塗布のオーディオ用カセットテープの１０
０時間時間後のヘッドの摩耗量を表面粗さ計を用いて測
定した。得られた１ ｋＨｚにおける実効透磁率（μ／
ｌｋ）飽和磁化および摩耗量及び合金組成をあわせて第
１表に示す。第１表には比較例として（Ｃｏｏ、ｅｏＦ
ｅｏ、ｏｇＣｒｏ、ｏ４）７ｓ８ｉｔｏＢ＋ｓの結果も
示す。
の高速回転するロール間に石英管ノズルより溶融合金を
アルゴンガス圧によって噴出させ急冷して幅１２朋、厚
さ４０μｍ、長さ１０ｍの薄帯試料を作製した。この材
料を外径１０φ、内径６φのリングに打抜き４５０℃で
１０分熱処理後、絶縁紙をはさんで１０枚ラミネートし
、１次、２次コイルを巻いて透磁率および直流磁化曲線
を測定した。透磁率はマックスウェルブリッジを用いて
、直流磁化曲線は自動自記磁束計を用いて測定した。ま
た１２ｍ＋幅薄帯よりオーディオ用ヘッド形状を打抜き
、ヘッドを試作して耐摩耗性を評価した。摩耗は、ｒ
ｒｅ ＠ＯＢ塗布のオーディオ用カセットテープの１０
０時間時間後のヘッドの摩耗量を表面粗さ計を用いて測
定した。得られた１ ｋＨｚにおける実効透磁率（μ／
ｌｋ）飽和磁化および摩耗量及び合金組成をあわせて第
１表に示す。第１表には比較例として（Ｃｏｏ、ｅｏＦ
ｅｏ、ｏｇＣｒｏ、ｏ４）７ｓ８ｉｔｏＢ＋ｓの結果も
示す。
第１表より本発明の非晶質合金は耐摩耗性が優れている
ことがわかる。
ことがわかる。
以下余白
実施例２
（Ｃ’０８６ Ｆｅ０．０４Ｈｆ０．１０ ） ７８
Ｓｉ ２２−ｙＢ、非晶質合金の１２幅薄帯を実施例工
と同じ方法を用いて作製し、実施例１と同じ方法を用い
てヘッド試作およびヘッド摩耗量を測定した。得られた
結果を第１図に示す。図よりＢ量とともに摩耗量は増大
し、Ｂを９５原子％以下とすれば３μｍ以下となり、さ
らに６．５原子％以下とすれば摩耗量は１μｍ以下とな
ることがわかる。
Ｓｉ ２２−ｙＢ、非晶質合金の１２幅薄帯を実施例工
と同じ方法を用いて作製し、実施例１と同じ方法を用い
てヘッド試作およびヘッド摩耗量を測定した。得られた
結果を第１図に示す。図よりＢ量とともに摩耗量は増大
し、Ｂを９５原子％以下とすれば３μｍ以下となり、さ
らに６．５原子％以下とすれば摩耗量は１μｍ以下とな
ることがわかる。
実施例３
第１図に示した非晶質合金の耐食性を定電位法を用いて
水中で測定し、分極抵抗（Ｉｔｓ）を求めた。
水中で測定し、分極抵抗（Ｉｔｓ）を求めた。
得られた結果を第２図に示す。図よりＢの減少とともに
分極抵抗が増大し、耐食性が向上することがわかる。特
にＢが９原子％未満ではＲＰ）２．０００Ωとなりパー
マロイよりも優れた耐食性を示す。
分極抵抗が増大し、耐食性が向上することがわかる。特
にＢが９原子％未満ではＲＰ）２．０００Ωとなりパー
マロイよりも優れた耐食性を示す。
以上の如く本発明に係る磁気ヘッド用非晶質合金は、優
れた磁気特性を有すると共に、特に耐摩耗性、耐食性が
優れており磁気ヘッドに最適なものと言える。
れた磁気特性を有すると共に、特に耐摩耗性、耐食性が
優れており磁気ヘッドに最適なものと言える。
第１図乃至第２図は本発明に係る非晶質合金の緒特性を
示す曲線図。 代理人 弁理士 則 近 冠 佑 （ほか１名）
示す曲線図。 代理人 弁理士 則 近 冠 佑 （ほか１名）
Claims (1)
- ＋：（１） （Ｃｏｌ ｉ−ｂ ＦｅａＭｂ ） Ｈ）
（１−１！−，５ＩｘＢｙから成ることを特徴とする磁
気ヘッド用非晶質合ヘッド用非晶質合金。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58221975A JPS59107054A (ja) | 1983-11-28 | 1983-11-28 | 耐食性及び耐摩耗性に優れた磁気ヘッド用非晶質合金 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58221975A JPS59107054A (ja) | 1983-11-28 | 1983-11-28 | 耐食性及び耐摩耗性に優れた磁気ヘッド用非晶質合金 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8458980A Division JPS5713137A (en) | 1980-06-24 | 1980-06-24 | Amorphous alloy for magnetic head |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59107054A true JPS59107054A (ja) | 1984-06-21 |
| JPS6135260B2 JPS6135260B2 (ja) | 1986-08-12 |
Family
ID=16775098
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58221975A Granted JPS59107054A (ja) | 1983-11-28 | 1983-11-28 | 耐食性及び耐摩耗性に優れた磁気ヘッド用非晶質合金 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59107054A (ja) |
-
1983
- 1983-11-28 JP JP58221975A patent/JPS59107054A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6135260B2 (ja) | 1986-08-12 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5252144A (en) | Heat treatment process and soft magnetic alloys produced thereby | |
| US4225339A (en) | Amorphous alloy of high magnetic permeability | |
| JPS6133900B2 (ja) | ||
| JP2552274B2 (ja) | パ−ミンバ−特性を備えたガラス質合金 | |
| JPS6358902B2 (ja) | ||
| JPS6129105A (ja) | 磁性合金薄膜 | |
| US4743313A (en) | Amorphous alloy for use in magnetic heads | |
| JPS59107054A (ja) | 耐食性及び耐摩耗性に優れた磁気ヘッド用非晶質合金 | |
| JPS6236283B2 (ja) | ||
| US4938267A (en) | Glassy metal alloys with perminvar characteristics | |
| JPS59207608A (ja) | 高透磁率磁性薄膜 | |
| JPS6043899B2 (ja) | 高実効透磁率非品質合金 | |
| JP3058675B2 (ja) | 超微結晶磁性合金 | |
| KR900002758B1 (ko) | 자기헤드용 비정질합금 | |
| JPS587805A (ja) | 磁気ヘツド用非晶質合金 | |
| JPS6169939A (ja) | 磁気ヘツド用非晶質合金 | |
| JP2878472B2 (ja) | 高飽和磁束密度Ｆｅ系軟磁性合金 | |
| JPS6089539A (ja) | 低磁歪非晶質磁性合金 | |
| JPH0413420B2 (ja) | ||
| JPH0310699B2 (ja) | ||
| JPS61143546A (ja) | 磁気ヘツド用非晶質合金 | |
| JP2812572B2 (ja) | 磁気ヘッド | |
| US4563225A (en) | Amorphous alloy for magnetic head and magnetic head with an amorphous alloy | |
| JPS61295602A (ja) | コモンモ−ドチヨ−ク用アモルフアス磁心 | |
| EP0121046B1 (en) | Amorphous alloy for magnetic head and magnetic head with an amorphous alloy |