JPS5910295B2 - プリプレグシ−トの製造方法 - Google Patents

プリプレグシ−トの製造方法

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JPS5910295B2
JPS5910295B2 JP56081684A JP8168481A JPS5910295B2 JP S5910295 B2 JPS5910295 B2 JP S5910295B2 JP 56081684 A JP56081684 A JP 56081684A JP 8168481 A JP8168481 A JP 8168481A JP S5910295 B2 JPS5910295 B2 JP S5910295B2
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JP
Japan
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roll
sheet
base material
fiber base
comb
Prior art date
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Expired
Application number
JP56081684A
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English (en)
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JPS57195619A (en
Inventor
三六生 川口
正 林田
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Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS57195619A publication Critical patent/JPS57195619A/ja
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  • Moulding By Coating Moulds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ガラスチョップトストランドマットや織布あ
るいはこれらとローピングなどを組合わせたものなどの
繊維基材に液状樹脂を含浸させてプリプレグシートを製
造する方法の改良に関する。
さらに詳しくは、本発明は、特に、ガラスチョップトス
トランドのような基材強さが弱い基材に液状樹脂を連続
的に含浸させ、目的とする含浸物の片面にのみ両面離型
紙を使用して、ロール状に巻き取る技術に関するもので
ある。従来、この種のプリプレグシートとしてSMC(
SheetMoldingCompund)があるが、
5MCの製造工程としては、第1図に示す様に、先ずポ
リエチレンフィルム1上に液状樹脂組成物3を適量コー
トし、その上にローピング2をチョッパー5で適当な長
さに切断したガラスチョップを撒布し、更にこの上に液
状樹脂組成物3’をコートしたポリエチレンフィルム丁
をかぶせた後、押えロール8で押えてガラスチョップに
樹脂を含浸せしめ。
かつ、脱泡して、上下面にポリエチレンフィルム1、丁
をかぶせた状態でロール状に巻き取つた後、加熱熟成す
るのであり、これによつて目的とするSMC材を製造す
ることができる。なお、第1図中、4および4’はドク
ターブレードを、6はサイドシールドを、Tはベルトを
、9はワインターレツトを夫々表わす。しかし、この方
法による製品は、使用時に不要になるポリエチレンフィ
ルム10丁を上下両面に使用するため、使用に際して材
料の無駄が多量に発生すると供に産業廃棄物も余計に発
生する等の欠点があわ、また、液状樹脂を繊維基材に含
浸させる工程(押えロール8で押圧する工程)において
脱泡が不十分となる欠点がある。本発明は、このような
従来技術における欠点を解消するためになされたもので
あつて、ガラスチョップトストランドやガラスチョップ
ストランドマット等の繊維同志の接合強度が極めて弱い
含浸用繊維基材に液状樹脂を含浸させるに際しても、混
入する気泡を効果的に取わ除くことができるプリプレグ
シートの製造方法を提供することを目的とする。このた
め.本発明は、繊維基材に液状樹脂を含浸させることに
よりプリプレグシートを製造するに際し6両面離型シー
トの片面に液状樹脂を積層させ、その上に繊維基材を重
ね合わせて積層シートとなし,この積層シートを周面が
櫛目状のロールとこのロールを支持する2本のサポート
ロールとの間を通過せしめて該櫛目状のロールで前記積
層シートの繊維基材を押圧し,さらに、前記積層シート
の進行方向に対して正逆に往復運動する周面櫛目状ロー
ルで前記積層シートの繊維基材を押圧した後、前記積層
シートの両面離型シートの他面をニツプロールで押さえ
ながら繊維基材面が内側となるように該積層シートを巻
き取ること、および前記積層シートの移送をメツシユベ
ルトと吸引箱により構成されるサクシヨンベルトによつ
て行うことを特徴とする。
以下,本発明の構成について詳しく説明する。
本発明において用いる両面離型シートとは、プリプレグ
シートに対して両面が剥離性を有するシートで,例えば
,市販の両面離型紙やポリエチレンシートなどである。
この両面離型シートとしては,最終製品のプリプレグシ
ートの粘着性を勘案して適当なものを選択すればよい。
また、本発明において用いる液状樹脂は,例えば、不飽
和ポリエステル樹脂、ビ曜レエステル樹脂、エポキシ樹
脂又はウレタン樹脂と硬化剤等とを混合して成る組成物
の形態のものである。このような液伏樹脂を含浸させる
ための繊維基材は、一般的なものでよく、例えば、ガラ
スチョップトストランドマット、コンテイニアスマツト
,有機繊維からなる不織布やフエルト,又は有機繊維織
布.無機繊維織布、或いはこれらを組合わせたものであ
る。第2図は6本発明のプリプレグシートの製造工程の
一例を示したもので、両面離型紙10はガイドロール1
9によつて案内されて,温度調節可能なドクターナイフ
12および温度調節可能なバツクロール13によ如液状
樹脂11でその片面がコートされる。
なお6液状樹脂をコートする装置は,メタリング装置と
してのドクターナイフ12およびバツクロール13で、
温調可能な構造として、コートする樹脂の粘度により,
コートに最適な温度に調整でき、更に含浸工程では,シ
ートをホツツトベツド23上に移動させることによリ、
樹脂粘度を含浸しやすい状態まで下げることができる。
ホツトヘツド23の温度は、使用する樹脂の粘度特性に
より最適な温度に調整すればよい。このように両面離型
紙10の片面をコートした液状樹脂の上には、繊維基材
14が重ね合わせられる。つぎに、周面が櫛目状の固定
式含浸用ロール15と、これをサポートする2本のサポ
ートロール16の間を通過せしめて、繊維基材への含浸
を促進する。この櫛目状含浸用ロール15は,繊維基材
に直接接触するが、ロール表面を櫛目にすることにより
,ガラスチョップトストランドを基材として使用した場
合でも、ガラスチヨツプがロールに付着することもなく
.又、マツトの形態を損う事もなく,含浸中の脱泡も効
果的に実施できる。固定式の櫛目状含浸用ロール15に
てある程度樹脂が含浸したものは、その進行方向に対し
て正逆に往復運動する櫛目状含浸用ロール17とホツト
ヘツド23間を通過せしめることにより,繊維基材への
樹脂の含浸および脱泡が完全に実施される。この可動式
櫛目状含浸用ロール17は、前記の固定式含浸用ロール
15に比較して.含浸効果および脱泡効果が高いのが特
徴である。固定式含浸用ロール15とサポートロール1
6は、シートの移動に伴なつて自然に矢印の方向に回転
する。可動式櫛目状含浸用ロール17は,電動モーター
あるいはエアーシリンダー等により,矢印の方向に往復
運動する。この様に繊維基材上を直接6櫛目状ロールで
強制的に押え付けることにより基材への樹脂の含浸およ
び脱泡が極めて効果的に実施できる。可動式櫛目状含浸
用ロール17は,正逆に往復運動するばかりでなく同時
に左右に往復運動してもよ〈6また6複数のロールの櫛
目を互にずらした形態のものでもよい。なお,含浸用ロ
ール部を拡大して第3図に示す。また,第4図は、櫛目
状含浸用ロール15,17の平面図である。シートの移
送は,メツシユベルト18と吸引箱20によシ構成され
るサクシヨンベルトによつて、シートを大気圧でメツシ
ユベルト上に押えつけ、同時にメツシユベルト18を回
転させることにより行なう。
この駆動方式には,この他にもピツチ式テンダ一等も利
用できるが,強度のない離型シート等を用いる場合はサ
クシヨンベルト法が有効である。このように6シートの
移送を片面非接触で行なう事により、すなわちシートの
繊維基材の表面が他のもの(例えばロール)に対して非
接触さらにまた,製品の巻き取りに際して,弱い張力で
巻き取ることができるから巻き締bによる樹脂の流出等
がなく、このため均質な製品が得られる。なお、両面離
型シートをニツプロールで押さえながら巻き取ると巻き
取り時の空気の混入を防止でき、さらに,残存気泡も脱
泡することができる。したがつて、本発明によれば,基
材強さが極めて弱い材料でも、基材形態を損なうことな
く6また厚手の繊維基材にも効果的に液状樹脂を含浸さ
せることができ、また、脱泡を行なうことができるので
製品中に気泡を含まないプリプレグシートを容易に製造
することが可能となる。
以下に実施例を例示する。
実施例 含浸用樹脂組成物として次の組成物を用いた。
不飽和ポリエステル樹脂(市販SMC用、スチレン含量
40%) 100重量部 ベンゾイルパーオキサイド 2重量部酸化マグネシ
ウム 1重量部含浸用繊維基材14として
は、市販のガラスチョップトストランドマット(300
v/77t)を用い,両面離型紙10として市販の両面
離型紙を用いた。
先ず、両面離型紙をラインにセツトした後、ドクターナ
イフ12およびバツクロール13のクリアランスを0.
71tmに調整した。ドクターナイフ12およびバツク
ロール13の温度を30℃に調整した。ホツトベツド2
3の表面温を50℃に調整した。次に、樹脂組成物をコ
ーター部分に供給しながら,同時に含浸用繊維基材14
を供給した。この時のラインスピードは2m/分に調整
し、可動式含浸用ロールの往復サイクルを60回/分に
調整した。本実施例に於いて使用した櫛目状含浸用ロー
ルとしては、櫛目ピツチが3.0?缶櫛目の深さは3.
0m3/f!}のものを用いた。
上記手順に従つて,製造したプリプレグシートを、ポリ
エチレン袋ないしはスチレンの飛散を防止できる容器に
入れて、回転させながら、50℃のオーブン中で熟成し
てB−ステージ化して、製品中に気泡を含まない半硬化
状態のブリプレグシートを製造した。
【図面の簡単な説明】
第1図は.従来のSMCの製造工程の一例を示した説明
図,第2図は6本発明によるプリプレグシートの製造工
程の一例を示した説明図、第3図は,第2図における含
浸用ロール部を拡大して示した説明図,第4図は、本発
明において用いる周面が櫛目状のロールの平面図,第5
図はメツシユベルトと吸引箱により構成されるサクシヨ
ンベルトの構造を示した説明図,第6図は,第5図にお
ける吸引箱を拡大して示した説明図である。 1,f・・・ポリエチレンフイルム.2・・・ローピン
グ,3,3″・・・液状樹脂組成物、4,4″・・・ド
クターブレード.5・・・チヨツパ一,. 6・・・サ
イドシールド,7・・・ベルト.. 8・・・押えロー
ル. 9・・・ワィンダーターレツト.10・・・両面
離型紙、11・・・液状樹脂612・・・ドクターナイ
フ. 13・・・バツクロール614・・・繊維基材,
15・・・櫛目状含浸用ロール、16・・・サポートロ
ール、17・・・櫛目状含浸用ロール, 18・・・メ
ツシユベルト. 19・・・ガイドロール、20・・・
吸引箱.21・・・最終製品.22・・・ニツプロール
、23・・・ホツトベツド.24・・・吸引孔。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 繊維基材に液状樹脂を含浸させることによりプリプ
    レグシートを製造するに際し、両面離型シートの片面に
    液状樹脂を積層させ、その上に繊維基材を重ね合わせて
    積層シートとなし、この積層シートを周面が櫛目状のロ
    ールとこのロールを支持する2本のサポートロールとの
    間を通過せしめて該櫛目状のロールで前記積層シートの
    繊維基材を押圧し、さらに、前記積層シートの進行方向
    に対して正逆に往復運動する周面櫛目状ロールで前記積
    層シートの繊維基材を押圧した後、前記積層シートの両
    面離型シートの他面をニップロールで押さえながら繊維
    基材面が内側となるように該積層シートを巻き取ること
    、および前記積層シートの移送をメッシュベルトと吸引
    箱により構成されるサクションベルトによつて行うこと
    を特徴とするプリプレグシートの製造方法。
JP56081684A 1981-05-28 1981-05-28 プリプレグシ−トの製造方法 Expired JPS5910295B2 (ja)

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WO2023127389A1 (ja) * 2021-12-27 2023-07-06 Dic株式会社 繊維強化複合材料の製造方法、繊維強化複合材料、及び、成形品の製造方法

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