JPS5910222B2 - 生理用ナプキン - Google Patents
生理用ナプキンInfo
- Publication number
- JPS5910222B2 JPS5910222B2 JP53125627A JP12562778A JPS5910222B2 JP S5910222 B2 JPS5910222 B2 JP S5910222B2 JP 53125627 A JP53125627 A JP 53125627A JP 12562778 A JP12562778 A JP 12562778A JP S5910222 B2 JPS5910222 B2 JP S5910222B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- leak
- proof layer
- sanitary napkin
- absorbent
- woven fabric
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は婦人経血処理用の生理用ナプキンに関するもの
であり、特に当接部分の密着性を改良し、且つ経血の横
漏れを防止した生理用ナプキンに関するものである。
であり、特に当接部分の密着性を改良し、且つ経血の横
漏れを防止した生理用ナプキンに関するものである。
従来の生理用ナプキンは綿状パルプ吸水紙又は脱脂綿等
から成る吸収体とその下面及び側面に防漏層を包被し、
全体を不織布で包み込んだ構造になつている。
から成る吸収体とその下面及び側面に防漏層を包被し、
全体を不織布で包み込んだ構造になつている。
このような生理用ナプキンの不織布としては湿式不織布
又は乾式不織布が用いられている。湿式不織布又は乾式
不織布は薄く平面的な構造であり、バインダー又は疎水
性繊維の混合により撥水性を有している。生理用ナプキ
ンは使用時股間にはさまれ、中央部が高く縁部が低い山
形になつており、経血の排出速度が早いと不織布の平滑
性と撥水性とにより排出液は表面を伝わつて横へ流れ、
横波れを惹起する。一方、生理用ナプキンが山形になら
ない様に巾を狭くすると吸収体の容量が低下し、かつ防
漏層が巻き上げの構造になつているために実際の経血が
吸収されず洩れを生じる恐れがある。このような横漏れ
を防止するために特公昭５１−３９９６０号、実公昭５
２−１５１１６号各公報には生理用ナプキンの構造の改
良が提示されているが、当接部に対する密着性が十分で
なく、液の流れも十分には阻止できず満足とは言えない
。
又は乾式不織布が用いられている。湿式不織布又は乾式
不織布は薄く平面的な構造であり、バインダー又は疎水
性繊維の混合により撥水性を有している。生理用ナプキ
ンは使用時股間にはさまれ、中央部が高く縁部が低い山
形になつており、経血の排出速度が早いと不織布の平滑
性と撥水性とにより排出液は表面を伝わつて横へ流れ、
横波れを惹起する。一方、生理用ナプキンが山形になら
ない様に巾を狭くすると吸収体の容量が低下し、かつ防
漏層が巻き上げの構造になつているために実際の経血が
吸収されず洩れを生じる恐れがある。このような横漏れ
を防止するために特公昭５１−３９９６０号、実公昭５
２−１５１１６号各公報には生理用ナプキンの構造の改
良が提示されているが、当接部に対する密着性が十分で
なく、液の流れも十分には阻止できず満足とは言えない
。
本発明者らはかかる従平の生理用ナプキンの欠点を改良
するために鋭意研究の結果、股間に密着しやすく、同時
に経血の流れを防止する構造を有する生理用ナプキンを
見い出し本発明に到達した。即ち、本発明は少なくとも
液透過性の表面を形成する不織布、液不透過性の裏面を
形成する防漏層および該不織布と該防漏層の間に挿入さ
れる吸収部を含み、実質的に縦長に形成された生理用ナ
プキンにおいて、該吸収部の長辺側中央部を切欠いて凹
部を形成せしめ、且つ防漏層を不織布の上に巻き上げて
ナプキンの裏面と側面を防漏層で包被すると共に、不織
布上に防漏層のヘリではない部分を固着させ、防漏層の
固着された箇所よりヘリ迄の部分を不織布上面に残す様
にしたことを特徴とする生理用ナプキンを提供するもの
である。次に本発明の生理用ナプキンの構成を図に従つ
て説明する。第１図は本発明の生理用ナプキンの一実施
例を示す外観斜視図であり、第２図はそのＸ１−Ｘ／線
断面図、第３図はＸ２−Ｘ２′線断面図である。
するために鋭意研究の結果、股間に密着しやすく、同時
に経血の流れを防止する構造を有する生理用ナプキンを
見い出し本発明に到達した。即ち、本発明は少なくとも
液透過性の表面を形成する不織布、液不透過性の裏面を
形成する防漏層および該不織布と該防漏層の間に挿入さ
れる吸収部を含み、実質的に縦長に形成された生理用ナ
プキンにおいて、該吸収部の長辺側中央部を切欠いて凹
部を形成せしめ、且つ防漏層を不織布の上に巻き上げて
ナプキンの裏面と側面を防漏層で包被すると共に、不織
布上に防漏層のヘリではない部分を固着させ、防漏層の
固着された箇所よりヘリ迄の部分を不織布上面に残す様
にしたことを特徴とする生理用ナプキンを提供するもの
である。次に本発明の生理用ナプキンの構成を図に従つ
て説明する。第１図は本発明の生理用ナプキンの一実施
例を示す外観斜視図であり、第２図はそのＸ１−Ｘ／線
断面図、第３図はＸ２−Ｘ２′線断面図である。
則ち、本発明の生理用ナプキンは、中央を切欠いて凹部
６を持つ吸収部２の表面を不織布１で包被し、吸収部２
より巾が広い裏面の防漏層３を不織布１の上に巻き上げ
てナプキンの裏面と側面を防漏層３で包被すると共に、
不織布１上で防漏層３のヘリではない部分を固着させ、
防漏層３の固着された箇所からヘリ迄の部分より成る防
漏壁５と、吸収部２の切欠いた凹部６に近接した不織布
１と防漏層３より成る薄板４を形成するように構成され
ている。第２図及び第３図より明らかなように吸収部２
の短辺方向の長さが端部と中央部では異なるが、この目
的とする点は一般に吸収部２はパルプ等を圧縮して製作
するので柔軟性に欠け、生理用ナプキンを股間に当てた
場合、当接部に対する変形が十分に行なわれず密着性が
期待できないので、股間に当たる部分の柔軟性に欠ける
部分を少なくし、肌への密着性を改良する事にある。
６を持つ吸収部２の表面を不織布１で包被し、吸収部２
より巾が広い裏面の防漏層３を不織布１の上に巻き上げ
てナプキンの裏面と側面を防漏層３で包被すると共に、
不織布１上で防漏層３のヘリではない部分を固着させ、
防漏層３の固着された箇所からヘリ迄の部分より成る防
漏壁５と、吸収部２の切欠いた凹部６に近接した不織布
１と防漏層３より成る薄板４を形成するように構成され
ている。第２図及び第３図より明らかなように吸収部２
の短辺方向の長さが端部と中央部では異なるが、この目
的とする点は一般に吸収部２はパルプ等を圧縮して製作
するので柔軟性に欠け、生理用ナプキンを股間に当てた
場合、当接部に対する変形が十分に行なわれず密着性が
期待できないので、股間に当たる部分の柔軟性に欠ける
部分を少なくし、肌への密着性を改良する事にある。
しかし、吸収部２の全長に亘つて短辺方向の長さを短く
すると、経血の吸収性が損なわれるので端部では短辺方
向の長さを長くする必要がある。即ち、吸収部２は中央
に凹部６を持つ事が必要であり、より詳しく述べれば短
辺方向の長さが、その最大値の５０〜９０％好ましくは
６０〜８０％である部分を長辺の中央部を含んで該長辺
全長の２０〜９０％好ましくは４０〜７０％に亘つて存
在させる必要があ Ｊる。更に、吸収部２の凹部６では
第２図に示すように柔軟性に優れた不織布１と防漏層３
よりなる薄板４が直接隣接しており、この薄板４は変形
性に富むので当接部に対する密着性を助長している。
すると、経血の吸収性が損なわれるので端部では短辺方
向の長さを長くする必要がある。即ち、吸収部２は中央
に凹部６を持つ事が必要であり、より詳しく述べれば短
辺方向の長さが、その最大値の５０〜９０％好ましくは
６０〜８０％である部分を長辺の中央部を含んで該長辺
全長の２０〜９０％好ましくは４０〜７０％に亘つて存
在させる必要があ Ｊる。更に、吸収部２の凹部６では
第２図に示すように柔軟性に優れた不織布１と防漏層３
よりなる薄板４が直接隣接しており、この薄板４は変形
性に富むので当接部に対する密着性を助長している。
第４図は本発明の生理用ナプキンの吸収部２の各種実施
例を示す平面図であるが、もちろん本発明はこれらＡ−
Ｇに示した例に限定されるものではない。又本発明の生
理用ナプキンの肌に当る表面には防漏層３からなる防漏
壁５が形成されている。
例を示す平面図であるが、もちろん本発明はこれらＡ−
Ｇに示した例に限定されるものではない。又本発明の生
理用ナプキンの肌に当る表面には防漏層３からなる防漏
壁５が形成されている。
この防漏壁５の目的は、表面不織布１の平滑性と溌水性
、更に使用時にはナプキンが山形になつている為に、経
血が表面を横方向に流れる傾向を示すが、ナプキンが肌
に密着している事と防漏壁５の存在により横方向への流
れは阻止さ法防漏壁５に沿つて経血は縦方向に流れ、端
部に導かれる事により吸収部２がより豊富な場所で吸収
される事にある。本発明に用いられる吸収部２としては
綿状パルプ、吸水紙、レーヨン綿、高吸収性の高分子吸
収材等が単体又は積層して用いられ、防漏壁５を形成す
る防漏層としてはポリエチレンフイルム、ポリビニルア
ルコールフイルム、ポリエチレンラミネート紙、撥水処
理した防水紙等が用いられる。
、更に使用時にはナプキンが山形になつている為に、経
血が表面を横方向に流れる傾向を示すが、ナプキンが肌
に密着している事と防漏壁５の存在により横方向への流
れは阻止さ法防漏壁５に沿つて経血は縦方向に流れ、端
部に導かれる事により吸収部２がより豊富な場所で吸収
される事にある。本発明に用いられる吸収部２としては
綿状パルプ、吸水紙、レーヨン綿、高吸収性の高分子吸
収材等が単体又は積層して用いられ、防漏壁５を形成す
る防漏層としてはポリエチレンフイルム、ポリビニルア
ルコールフイルム、ポリエチレンラミネート紙、撥水処
理した防水紙等が用いられる。
次に本発明の実施例を記載する。実施例 １
第４図Ａの形状をした綿状パルプを吸収部としてその上
面を不織布で包被し、更にその下面及び側面をポリエチ
レンフイルムで包被し、不織布の上面まで巻き上げ、薄
板４及び防漏壁５を形成せしめ、裏面ポリエチレンフイ
ルムに両面接着テープを付して生理用ナプキンを得た。
面を不織布で包被し、更にその下面及び側面をポリエチ
レンフイルムで包被し、不織布の上面まで巻き上げ、薄
板４及び防漏壁５を形成せしめ、裏面ポリエチレンフイ
ルムに両面接着テープを付して生理用ナプキンを得た。
実施例 ２
前記実施例１において、吸収部の構成をレーヨン綿と綿
状パルプを積層した物とした以外は同様にして生理用ナ
プキンを得た。
状パルプを積層した物とした以外は同様にして生理用ナ
プキンを得た。
実施例 ３
第４図Ｃの形状をもつ綿状パルプを吸収部として、その
上面にレーヨン綿を重ね合わせ、更に不織布で包被して
から下面及び側面をポリエチレンラミネート紙で包被し
、不織布の上面まで巻き上げ、薄板４及び防漏壁５を形
成せしめ、ポリエチレンラミネート紙に両面テープを付
して、生理用ナプキンを得た。
上面にレーヨン綿を重ね合わせ、更に不織布で包被して
から下面及び側面をポリエチレンラミネート紙で包被し
、不織布の上面まで巻き上げ、薄板４及び防漏壁５を形
成せしめ、ポリエチレンラミネート紙に両面テープを付
して、生理用ナプキンを得た。
実施例 ４
前記実施例３において、吸収部の構成をレーヨン綿、綿
状パルプ、高吸収性の高分子吸収材とした以外は同様に
して生理用ナプキンを得た。
状パルプ、高吸収性の高分子吸収材とした以外は同様に
して生理用ナプキンを得た。
本発明は以上のように溝成したので薄板及び防漏壁によ
り、実際使用において密着性に優れ、横漏れ防止に十分
な効果を発揮することができる極めて優れた生理用ナプ
キンを提供できる。
り、実際使用において密着性に優れ、横漏れ防止に十分
な効果を発揮することができる極めて優れた生理用ナプ
キンを提供できる。
第１図は本発明の生理用ナプキンの一実施例を示す外観
斜視図、第２図は第１図のＸ１−Ｘ／線断面図、第３図
は第１図のＸ２−Ｘ２′線断面図、第４図Ａ−Ｇは本発
明の生理用ナプキンの内部吸収部の各種実施例を示す平
面図である。 １・・・・・・不織布、２・・・・・・吸収部、３・・
・・・・防漏層、４・・・・・・薄板、５・・・・・・
防漏壁、６・・・・・・切欠き凹部。
斜視図、第２図は第１図のＸ１−Ｘ／線断面図、第３図
は第１図のＸ２−Ｘ２′線断面図、第４図Ａ−Ｇは本発
明の生理用ナプキンの内部吸収部の各種実施例を示す平
面図である。 １・・・・・・不織布、２・・・・・・吸収部、３・・
・・・・防漏層、４・・・・・・薄板、５・・・・・・
防漏壁、６・・・・・・切欠き凹部。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 少なくとも液透過性の表面を形成する不織布、液不
透過性の裏面を形成する防漏層および該不織布と該防漏
層の間に挿入される吸収部を含み、実質的に縦長に成形
された生理用ナプキンにおいて、該吸収部の長辺側中央
部を切欠いて凹部を形成せしめ、且つ防漏層を不織布の
上に巻き上げてナプキンの裏面と側面を防漏層で包被す
ると共に、不織布上に防漏層のヘリではない部分を固着
させ、防漏層の固着された箇所よりヘリ迄の部分を不織
布上面に残す様にしたことを特徹とする生理用ナプキン
。 ２ 吸収部に切欠凹部を形成せしめるに当り、吸収部の
短辺方向の長さがその最大値の５０〜９０％である部分
を長辺の中央部を含んで該長辺全長の２０〜９０％に亘
つて存在させる様にした特許請求の範囲第１項記載の生
理用ナプキン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP53125627A JPS5910222B2 (ja) | 1978-10-12 | 1978-10-12 | 生理用ナプキン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP53125627A JPS5910222B2 (ja) | 1978-10-12 | 1978-10-12 | 生理用ナプキン |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5552758A JPS5552758A (en) | 1980-04-17 |
| JPS5910222B2 true JPS5910222B2 (ja) | 1984-03-07 |
Family
ID=14914729
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP53125627A Expired JPS5910222B2 (ja) | 1978-10-12 | 1978-10-12 | 生理用ナプキン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5910222B2 (ja) |
Families Citing this family (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6746435B1 (en) | 1983-07-05 | 2004-06-08 | The Procter & Gamble Company | Shaped sanitary napkin with flaps |
| US5267992A (en) * | 1984-03-20 | 1993-12-07 | The Procter & Gamble Company | Shaped sanitary napkin with flaps |
| US6004893A (en) * | 1983-07-05 | 1999-12-21 | The Procter & Gamble Company | Shaped sanitary napkin with flaps |
| CA1227001A (en) * | 1983-07-18 | 1987-09-22 | Anthony A. Gegelys | Incontinence pad |
| GR82012B (ja) * | 1984-03-20 | 1984-12-12 | Procter & Gamble | |
| EP0575611B1 (de) * | 1992-01-13 | 1998-12-09 | Uni-Charm Company Limited | Monatsbinde |
| US5649917A (en) * | 1992-03-31 | 1997-07-22 | The Procter & Gamble Company | Sanitary napkin having barrier means |
| GB2296445B (en) * | 1994-12-27 | 1998-12-30 | Kao Corp | Sanitary napkin |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5166194A (ja) * | 1974-10-31 | 1976-06-08 | Scott Paper Co |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5022391U (ja) * | 1973-06-20 | 1975-03-13 |
-
1978
- 1978-10-12 JP JP53125627A patent/JPS5910222B2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5166194A (ja) * | 1974-10-31 | 1976-06-08 | Scott Paper Co |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5552758A (en) | 1980-04-17 |
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