JPS59100798A - 壁紙用難燃性裏打紙 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （ＰＵ業上の利用分ｙ１つ 本発明はビニル壁紙用難燃性裏打紙の改良に関するもの
である。

（先行技術〕 近年室内装飾用として壁紙の使用が増大している。この
壁紙のうちでも、表面をビニル樹脂、特にＪｈＫ化ビエ
ビニル樹脂工したビニル壁紙が多く使用されている。ビ
ニル壁紙の一般的な構成は、幾打紙の表面に塩化ビニル
；１刺脂に各種の配合剤を加えたビニルコンパウンドの
層を＊劣し、エンボスツノ［］工および印刷を施したも
のである。このビニル樹脂を被ｉ入する方法としては、
コーティング法とカレンダー法がある。

コーティング法は塩化♂ニルペーストレジンに各種配合
剤と希釈剤を加えて得られる塗イー１を裏打紙に塗布し
、乾燥炉で乾燥後、印刷およびエン７］ミス加工を施す
方法である。一方、カレンダー法は塩化ビニルレジンコ
ンパウンド奮加熱溶融し、カレンダーロールで裏打紙上
に圧延、圧着して貼合せる方法である。また必要に応じ
て」塩化ビニル層を発泡させることも行なわれている。

さらに難燃性の裏打紙として、軒量のものの要望が高ま
ってきた。ビニル壁紙用裏打紙としては、表面塩化ビニ
ル層を一足の色調にするため、適度な白色度、不透明度
を保持することが必要である。

また、壁紙の貼り変えの際に、盛紙がきれいに再貼着さ
れるためには、裏打紙の層間強度を弱くして、裏打紙が
層間で完全に剥離できるようにすることが要求される。

このため、裏打紙はかさ高性のすぐれていることをも要
求される。更に、ｆ１１燃剤成分は何、燃性を保持する
ためには、］３〜２５？　／　ｒｒ？　Ｃ対原紙）含浸
する必要があるが、通常の抄紙機でサイズプレス等によ
り一度で必要量を含浸させるためには４０〜６００〜６
０重量部度の））（を燃剤水溶液を用いる必要がある。

しかし、このような高い溶解性をもつ外燃剤は少なく、
丑だ、かりに溶解して高濃度の水溶液ができても安定性
が悪くて問題であった。このため、低濃度水溶液でも含
浸性が良好な原紙が９捷れている。

従来、野量吸打紙として、上記の要求物性、特に不透明
度を満たすものとして二酸化チタンを填料として配合し
たものが主として使用されてきた。

しかしながら二酸化チタンは、白色度、不透明度の点に
関しては良好であるが、高価てあシかさ高件の向上、層
間強度および含浸性の点では改善が十分とはいえなかっ
た。

（発明の目的９ 本発明の目的は、難燃剤の含浸性の良好な壁紙用力１（
燃性裏打紙を提供することであり、肝しくいえば良好な
白色度および不透明度、適正なかさ高性および適度な層
間強度を保持した壁紙用難燃性裏打紙を提供することで
ある。

（発明の構成） 本発明者らはビニル壁紙用裏打紙に要求される上記の物
性を与える填料について種々横割を加えた結果、ケイソ
ウ上を前記の原紙に内添した１易合に、良好な白色度お
よび不透明性を保持し、適当な厚みを有し、さらに、適
正な層間強度およびｑ・１（燃剤の含浸性を伺与できる
ことを見い出し本発明を完成した。

本発明は原紙に対し難燃性組成物を含浸さぜた壁紙用難
燃性裏打紙であって、しかもケイノウ上をも含むことを
特徴とする壁紙用難燃性裏打紙である。

次に本発明を構成する要素について詳説する。

（原紙製造用パルプ） この発明の壁紙用難燃性裏打紙を製造するだめの原料パ
ルプとしては、クラフトパルプ、グラウンドウソドノゼ
ルフ、サーモメカニカルパルプ、レファイナーメカニカ
ルバルプ等の機株パルプである。通常、晒クラフトパル
プ単独か、必要に応じて機械パルプを適当量配合したも
のが用いられる。

特殊用途の場合には、ガラス繊維、有機丑たは無機史維
を配合することもできる。

（ケイソウ上） 本発明の裏打紙を製造するために使用されるケイソウ上
としては、天然に産するケイソウ上を単に粉砕したもの
、そこから粗い粒子を除去した分級品あるいは焼成した
もの等いずれでも使用できる。これらのケイソウ上はい
ずれも見掛比重が０１〜０３５で、比表面積が大きく、
吸油性が犬で難燃剤−ｒ６Ｅ］成物の含浸ベース紙とし
て優れた性能をボすものであるのが好ましい。ケイソウ
上の添力［１歌は、パルプ１．　Ｏ０重量部に対し２〜
２０重量部が適当であるが、２重量部より少ないとその
効果が小さく、甘だ２０重量部より多いと裏打紙として
強度等が弱くなるから不適当である。

（剌燃剤組成物） 本発明の裏打紙に含浸される難燃性組成物は、主として
（Ａ）難燃剤と（１３）接着剤とからなる。

（Ａ）　　Ａｆｔ燃剤としてはスルファミン酸グアニジ
ン、リン酸ジグアニジン、スルファミン酸アンモニウム
、縮合リン酸アルキルエステル誘導体、硫酸グアニジン
、リン酸アンモニウム、（ｌＩｆ酸アンモニウム等の水
溶性若しくは水に分散が可能な難燃剤があげられ、これ
らは単独でもまたは２種以上併用してもよい。

（Ｂ）　　接着剤としては、デン粉またはその変性物、
ポリビニルアルコール等の水溶性高分子化合物寸たは合
成ゴムラテックスもしくは合成樹脂エマルジョンを単独
で、または二種以上を併用して用いる。

（Ｃ）　　任意成分 難燃性組成物は、（Ａ）　、　ＣＢ＋Ｂ＋分成分かに、
必要に応じてデン粉、サイズ剤、染顔料等の製紙用副資
材やジンアンジアミドキ、メラミンのメチロール化物、
ジンアンジアミドのメチロール化物等の削熱助剤を併用
しても、本発明の目的を阻害しない程度ならば一向に差
し支えない。

成分ＡおよびＢと必要によＩ）Ｃを含む難燃剤組成物は
、通常は濃度３５〜６５％の水溶液として本発明の裏打
紙の含浸処理に使用される。

（裏打紙の任意成分〕 本発明の裏打紙は、前記パルプとケイソウ士のほかに、
裏打紙としての品質要求に応じて、他の填料、例えば、
クレー、酸性白土、タルク、炭酸カル７ウム、合成ケイ
酸塩、合成ケイ酸アルミニウム等を併用して製造するこ
とができる。また、原紙は、メラミンーホルムアルデヒ
１コ樹脂、尿素−ホルムアルデヒド樹脂、ポリアミド樹
脂等連、常の抄紙に使用される紙力増強剤を含むことも
できる。

（難燃性裏打紙の製造） 本発明の難燃性裏打紙は、原紙に難燃性組成物の水溶液
を含浸させて製造することができるが、難燃性組成物の
原紙への含浸け、原紙に水性組成物か均一に含浸できる
方法であればどのような方法でもかまわないが、通常は
原紙抄造時にサイズプレス装置あるいはタブサイズ装置
等により含浸ｌ〜たり、あらかじめ原紙を抄造してから
後に含浸機で含浸加工することにより達成される。

難燃性組成物の含浸量は１３〜４０重量部が適尚である
。１３３重量部り低いと難燃効果がほとんど得られない
し、また１１．０重量部を越えても難燃性のこれ以上の
向上は期待できなくなり、経済的にみても好ましくない
。

実施例Ｉ ＮＢＩ（Ｐ５０重量部、ＬＢＫＰ　３０重量部およびＧ
Ｐ　２０重量部のパルプを配合し、濃度・ｌ係のパルプ
スラリーを得た。このパルプスラリーを叩浬（１幾で叩
）弄し、カナディアンフリーネス１１．５０　ｒｎｌの
スラリーを得た。次いで第１表に示す填料およびメラミ
ンホルムアルデヒド樹脂１重量部を加え、パルプ濃度０
６係のスラリーを得た。長πｌｉ１；１式抄紙機によシ
常法により抄造し、　　６０　？　／　７７Ｚ’の原紙
を得た。次いで下記難燃剤水溶液を」二記の原紙に対し
て］、　７　？／ｌｙ？の割合で含浸させた後、乾燥し
、得られた難燃性裏打紙について紙質試験を行なった。

その結果、本発明のケイソウ土を内添した裏打紙は二酸
化チタンの場合に比べ、かさ高で、不透明性も高かった
。また、この裏打紙を使用して壁紙として壁面に施行後
の壁面からの壁紙の剥離も紙層間で非常に良好に行なわ
れた。

（難燃剤水溶液の調製〕 スルファミン酸グアニジン１００重量部、酸化デンプン
１０重量部およびサイズ剤５重量部からなる配合物を水
に溶解して、配合物の謎度が１１゜重世襲の水浴液とす
る。

第１表 実験番号　　　　１　　２　　３　　４填料名　　　　
　　　　−二酸化チタンケイソウ土　」焼成ケイノウ上
裏打紙中の愼オ」ｏ６．９　　　　７．２　　　７．９
（対パルプ重朧係） 厚　さくｍｍ）　　　０．］、］１９０．１２１　０．
１２５　０．１２４白色度（係）　　　５９，０　　６
８．８　　５３，６　　６３．６不透明度（％）　　　
８１，６　　９０．’３　　９２，８　　８６．４注９
第１表における二酸化チタンは平均粒径が０．２３μの
ルチル型である。

ケイソウ士はクニミネ工業６朱製クニライト２０１で、
３００メツシユパスが９３係のものである。

焼成ケイソウ土はクニミネエ秦ｃ朱製りニライトＳ　Ａ
、　１０６で、３００メツシユバスが９９９係のもので
ある。

実施例２ 実施例１の原紙に実施例１の難燃剤水溶液をサイズプレ
ス法により８０”、％の同一条件て含浸を行ない、含浸
性の差異を評価した。

その結果を第２表に示す。

その結果、ケイソウ土を内添した原紙はケイソウ士の多
孔性とかさ高性のため吸液性が非常に増大し、難燃剤の
含浸量が増大したでとが明らかである。

第　　２　　表 実験番号　　　５　　６　　７　　８ 填　料　名　　　　　−口寞ヒチタン　ケイソウ士　炉
８戊ケーイノウ土厚さ軸ｍ）　　　０．１１９　　０．
１２１　　０．］、２５　　０．１２４（発明の効果少 本発明によれば、壁紙用裏打紙の原紙にケインウ土を内
添することによって、壁紙用裏打紙の不透明度が二酸化
チタン配合の場合と同程度に保持され、寸だそれがかさ
高となってその厚みが増大するため、クツンヨン性の良
好な裏打紙が得られる。

１／ξ裏打紙の層間強度も適度に低下し、壁紙はり替え
の際、特に高発泡塩化ビニル塗工壁紙の場合でも壁紙を
壁からきれいに剥離できるようになった。

出　願　人　王子製紙株式会社 代理人　弁理士　　井　坂　　實　夫

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 原紙に難燃性組成物を含浸させた壁紙用婦燃性裏拐紙に
   おいて、該裏打紙がケイソウ土をも含有することを特徴
   とする壁紙用難燃性製打紙。