JPS5898149A - 旋回流型分級器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は分級器に係り、特にボールミルに好適に実施
できる旋回流型分級器に関する。

石炭、セメントクリンカ等を所定の粒径の微粒子に粉砕
する装置の一つとしてボールミルがある。第１図はボー
ルミル概略を示し、原料供給管１を経て投入された石炭
等の原料は粉砕部２に至り電動機３により回転するター
ンテーブル４上に複数個載置されたボール５により粉砕
される。粉砕物は空気供給管６から供給される空気Ａに
よりミル本体内を上昇し、分級器本体７において所定の
粒径の細粒と、所定の粒径以上の径の粗粒とに分級され
、細粒は空気と共に内筒９を」−昇して所定の機器に供
給され、一方粗粒は分級器を下降して粗粒出口８からボ
ール５に至り再粉砕される。

第２図および第３図はこのボールミル内の分級器の構造
を示す。空気Ａと共に上昇した粉砕物は分級器本体７の
中心をなすコーン部７ａとミル本体の天井ケーシング１
１との間に複数枚配置し、空気Ａに同一方向の旋回流を
り−えるように配置した案内羽根１３に沿ってコーン部
りａ内部に流入する。これによりコーン部りａ内部には
粉砕された粒子を伴う空気の旋回流が生じ、粗粒は自己
の重量に応じた遠心力を受はコーン部７ａ内周壁に向は
飛散して打ち当り旋回しながら内壁を下降して粗粒出口
８を経て落下し再粉砕される。一方細粒は空気と共に内
筒９と原料供給管１との間の筒状空間を上昇して排出さ
れ、この筒状空間に接続する管路により必要とする個所
に送られる。これにより粗粒と細粒は分級される。つま
り上述の分級器においては粉砕物の分級は遠心力により
行なわれるものであり、粉砕物および空気はコーン部り
ａ内で可能な限りその横断面円の接線方向に円滑に流れ
るのが好ましい。このためコーン部７ａの上端部ニ形成
シたフランジ１０に複数個取り付けた案内羽根１３は各
々その先端１３ａが一つの仮想円３ｏ上に位置するよう
取り付は角度の調整が行なわれる。しかしこの仮想円３
０と７ランジ１０との間には下方に開放している空間３
１が形成されるためコーン部７ａに流入した粉砕物およ
び空気の一部はこの空間３１を通って案内羽根に案内さ
れることなくコーン部下方に向って流れることとなる。

この下方への流れについては当然のことながら旋回力が
弱く、従って分級能力は低く、分級器全体の分級能力を
低下させる原因となっている。

この発明の目的は上述した問題点に鑑み、粗粒と細粒の
分級能力を高めた旋回流型分級器を提供することにある
。

要するにこの発明は案内羽根先端とコーン部との間に形
成される下方に開放した空間を遮蔽するようにコーン部
もしくは案内羽根のいづれかに遮蔽板を設けた旋回流型
分級器に関する。

以下この発明の実施例を図面により説明する。

、第４図および第５図は第１の実施例を示す。

図において符号１６はコーン部７ａの上端部に対して設
けた環状の遮蔽板である。この遮蔽板１６の内径部は各
案内羽根１３を所定の角度で設置した場合、各案内羽根
１３の先端部１３ａの位置する仮想円とほぼ一致するよ
う構成する。これにより各案内羽根の下方に開放した空
間部は遮蔽され、各案内羽根１３により形成された流入
通路１２から流入した粉砕物および空気は急激に下降す
ることなく良好な旋回力を発生し、分級効率が上昇する
。

第６図ないし第８図は第２の実施例を示す。

この実施例の場合には遮蔽板は各案内羽根に取り付ける
。図において１７は各案内羽根１３に取り付けた遮蔽板
であり、平面略三角形の金属板を各案内羽根１３の底縁
部に対しこの案内羽根と直交するように取り付けること
により形成される広お第７図中符号１３′、および１３
″は案内羽根の取り付は角度の変更が可能であることを
示すため他の案内羽根とは取り付は角度を異って表示し
である。

この実施例の場合には遮蔽板は各案内羽根に個別に取り
付けであるので遮蔽板のうちの一部に破損が生じた場合
、その破損が生した遮蔽板を有する案内羽根のみを交換
すれば良い利点がある。

この発明を実施することにより各案内羽根先端部に形成
される下方に開放した空間を遮蔽できるのでコーン部内
に流入した粉砕物および空気に対して良好な旋回力を与
えることができ粉砕物の分級を効果的に行なうことがで
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図はボールミルの概略を示す断面図、第２図は従来
の分級器の断面図、第３図は第２図のＡ−Ａ線による断
面図、第４図はこの発明の第１の実施例を示す分級器の
断面図、第５図は第４図のＢ−Ｂ線による断面図、第６
図は第２の実施例を示す分級器の断面図、第７図は第６
図のａ−ａ線による断面図、第８図は第６図および第７
図に示す案内羽根の斜視図である。 ７・・・・・・分級器 ７ａ・・・・コーン部 １３　・・・・・・案内羽根 １６．１７・・・・・・遮蔽板 ３０　　・・・・・・仮想円 ３１・・・・・・下方に開放した空間 第１図 ３′ 第２図　　第３医

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、　倒立コーン部」二端部に対し複数枚の案内羽根を
   その内側先端部が仮想円上に位置し粉砕された粒子を伴
   うガス流に旋回力を与え径の大きい粒子を分離し分級す
   るものにおいて、案内羽根でコーン部内側に展出する部
   分の下縁から下方に開放する空間を仕切りする遮蔽板を
   コーン部もしくは案内羽根に取り付けしたことを特徴と
   する旋回流型分級器。 ａ、前記遮蔽板をコーン部上端部内周に取り付けた環状
   の板としたことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載
   の旋回流型分級器。 ３、前記環状の遮蔽板の内側孔の縁部に各案内羽根先端
   部が位置するように設けたことを特徴とする特許請求の
   範囲第２項記載の旋回流型分級器。 ４、前記遮蔽板を各案内羽根の下縁に接続して空間仕１
   ７Ｊりするように取りイＪけたことを特徴とする特許請
   求の範囲第１項記載の旋回流型分級″ａｒ。