JPS5895632A - セメント原料仮焼炉 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、セメント原料の仮焼炉に関するもので、とく
に固体燃料等燃焼速度の低い燃料の燃焼に適するセメン
ト原料の仮焼炉に関するものである。

従来のサスペンションプレヒータ付ロータリキルンのセ
メント原料の仮焼炉においては、第１図に示すように、
仮焼炉内において燃料の燃焼と脱炭酸反応を同時に行な
っていた。すなわち、サスペンションプレヒータからの
原料ａは燃焼室ｂＫ入シ、該室において、ロータリーキ
ルン排ガスＣと、クーラ抽気ｄによって燃料バーナ・か
ら供給される燃料が燃焼したガスとが１合され、該燃焼
室すにおいて、噴流層を形成しながら燃料の燃焼と脱炭
酸反応とが行なわれていえ。（図中、実線矢印熱風の流
れ、破線矢印は原料粉末の流れを示す） 燃焼室すの上部には絞シ部分子を介して拡大空間！が形
成されておシ、該空間内で燃料の未燃分の燃焼とセメン
ト原料の仮焼が完了し、仮焼された原料は排出口りより
排出される。

こうした従来方式によると、燃料の燃焼熱は直ちに原料
の仮焼反応に利用され、炉内温度は部分的Ｋ　１０００
℃、炉内平均温度＃１９００℃と比較的低く、炉内での
燃料の燃焼速度も比較的低いものであった。

このように、従来方式のものではいわゆる火種の役割を
するものがないため、燃焼速度のおそい微粉炭、特に揮
発分含有率の低いコークス等管使用するにあたっては、
大巾に燃焼効率が低下していた。

本発明は、この欠点ｔ＃し、燃焼速度の遅い微粉炭など
の各種燃料を用いても、良好なる燃焼効率を維持するこ
とができるセメント原料仮焼炉を提供するもので、その
要旨は、セメント原料仮焼炉を備えたサスペンションプ
レヒータ付ロータリーキルンにおいて、セメント原料仮
焼炉を熱風発生炉とその上に連設した噴流脱炭酸反応室
とから構成し、該熱風発生炉は、下部を逆錐体状として
その底部にキルン排ガス導入口を設け、側壁にクーラ抽
気の供給を受けるフレームホルダ部を設け、該フレーム
ホルダ部に燃料供給管を設けたことｔ％黴とするセメン
ト原料仮焼炉にある。

以下本発明について、図示の実施例を参照しながら説明
する。

第２図はセメント原料仮焼炉を備え九サスペンションプ
レヒータ付ロータリキルンの全体図を示すが、図中、Ｉ
Ｆｉロータリーキルン、２はセメント原料仮焼炉であシ
、図には本発明方式のものを図解しである。８ｔｊクー
ラー、４はクーラ抽気をセメント原料仮焼炉２に導くた
めの４管、５＃ｉサスペンシヨンプレヒータであシ、サ
イクロン５１〜５４ｔ−備えている。６はプレヒータ原
料給養機、７はサスペンションプレヒータ６からセメン
ト原料仮焼炉２に原料を供給する九めのシュートである
。

同Ｉｉ１においてプレヒータ原料給養機６Ｆｌｃよりプ
レヒータに供給された原料はサスペンションプレヒータ
５において予熱されたシュート７を通って仮焼炉２に入
る。

仮焼炉２は、例えば、第８図に示すように、熱風発生炉
１０．２段噴流脱炭酸反応室１１から成シ、２段噴流脱
炭酸反応室１１ｔｉ下段噴流室１１１と上段噴流室１１
．とからなる。

熱風発生炉１０はフレームホルダ部１ｏ１と筒状部１へ
とから形成されている。フレームボルダ部１０゜は短筒
状のもので、筒状部１０．の側壁に複数個所形成される
。

まず、フレームホルダ部１へにおいてクーラ抽気ｄＫよ
り燃料ｅが燃焼することによシ、燃焼熱を発生し、バー
ナ７レームを形成する。このバーナフレームの着火絨量
は１８００℃以上となり、さらに熱風発生炉１０の中心
部ｊ（１２００℃以上の局部的高温域ｊを形成する。

一般に、燃焼温度が上昇すると、燃焼速度は指数函数的
に増大する。この局部的高温域ｊがあるため、燃料の燃
焼速度社大巾に高くなシ、従来の仮焼炉では十分な燃焼
ができなかった難燃性燃料、例えば揮発分が１０嘔以下
の石炭及びコークス、低品位炭、天然ガスでも容易に燃
焼することができる。

一方サスペンションプレヒータ５で予熱された原料＆は
、その１部ｍ、（０−４０％）が該熱風発生炉１０の炉
壁保護のため炉内側壁部に導入され−る。熱風発生炉１
ｏに導入する原料の量は燃料の燃焼速度によって異なシ
燃料の揮発分が５ｓ以下の固体燃料においては殆んどゼ
ロになる。

熱風発生部１０において発生した高温燃焼ガスは、絞シ
部分１２を経て２段噴流脱炭酸反応室１１内に導入され
る。２段噴流脱炭酸反応室は上下２段の噴流室からなシ
、絞り部分１３を境界として上段、下段の噴流層を形成
する。

プレヒータ５で予熱された原料の向〜６０９６は、上記
２段噴流脱炭酸反応室の下段噴流室１１１１／ｃ導入さ
れ、該屋内で脱炭酸反応が行なわれる。また熱風発生炉
１０からの未燃燐分は絞り部分１２．１３の縮小拡大に
よる混合効果により、上記反応室１１において十分に再
燃焼される。

かくして、第８図に示す実施例においては、熱風発生域
（１）下段噴流脱炭酸反応域（ＩＩ）、上記再燃焼域Ｉ
が形成され、揮発分が少ない固体燃料又は燃焼速度の低
い天然、ガスを用いて、セメント原料の仮焼を効率良く
行なうことができる。

なお、熱風発生炉ｌＯの筒状部１０．の断面は２段噴流
脱炭酸反応室１１の断面と同一でも良く、また大でもよ
い。

また、本発明仮焼炉に窒素酸化物低減機能を与えるため
に、再燃焼用空気を２段噴流脱炭酸反応室ｉｉ、、　ｉ
ｉ、又は分離サイクロン５４の入口ダクト８、又は分離
サイクロン５４に一部分岐導入することもできる。

以上の説明は、第１図に示す従来装置金もとにして本発
明の実施例について説明したが、本発明はその要旨の範
囲内で種々の変形があることは勿論である。

例えば、第４図に示すように、脱炭酸反応室１１から絞
シ部１３を除くことができる。第４図における各部の符
号は第８図に対応している。

本発明仮焼炉は熱風発生炉にフレームホルダ部を設けた
ので、核部が赤熱し、局部的高温域が形成されるととに
よる放射熱ｔ−フレームの着火に有効に利用でき、離燃
性燃料も十分に燃焼させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のセメント原料仮焼炉の概念図、第２図は
本発明のセメント原料仮焼炉を組み込んだサスペンショ
ンプレヒータ付ロータリキルンの全体概念図、第８図は
本発明によるセメント原料仮焼炉の概念図、第４図は本
発明のセメント原料仮焼炉の他の実施例の概念図である
。 ・　ｌＯ・・・・・・熱風発生炉、１０．・・・・・・
フレームホルダ部、１へ・・・・・・筒状部、　　１１
・・・・・・２段噴流脱炭酸反応室、１１１・・・・・
・下段噴流室、　１１．・・・・・・上段噴流室、１２
、１３・・・・・・絞り部。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　セメント原料仮焼炉を備え九サスペンションプレヒ
   ータ付ロータリキルンにおいて、セメント原料仮焼炉を
   熱風発生炉とその上に連設した噴流脱炭酸反応室とから
   構成し、該熱風発生炉は、下部を逆錐体状としてその底
   部にキルン排ガス導入口を設け、側壁にクーラー抽気の
   供給を受けるフレームホルダ部を設け、該フレームホル
   ダ部に燃料供給管を設けたことをＩｆＩｆｇｌとするセ
   メント原料仮焼炉。 ２　上記熱風発生炉は筒状部を有し、該筒状部のＦｌｉ
   にサスペンションプレヒータからの原料を供給するため
   のシュートを設けてなる特許請求の範囲第１項記舅のセ
   メント原料仮焼炉。 ３　上記噴流脱炭酸反応室が、上記熱風発生炉の炉頂部
   の絞シ部に連設されておシ、該反応室が２段以上の噴流
   脱炭酸反応室から構成され、下段の噴流室にはサスペン
   ションプレヒータからの原料を供給するシェードを設け
   、上段の噴流室の上部側方にサイクロンと接続するダク
   トを設けた特許請求の範囲第１項記載のセメント原料仮
   焼炉。 ４　上記下段の噴流室と上段の噴流室との間に絞り部を
   設けて成る特許請求の範囲第８項記載のセメント原料仮
   焼炉。