JPS589298B2 - 自在ピボツト組立体 - Google Patents

自在ピボツト組立体

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JPS589298B2
JPS589298B2 JP51079380A JP7938076A JPS589298B2 JP S589298 B2 JPS589298 B2 JP S589298B2 JP 51079380 A JP51079380 A JP 51079380A JP 7938076 A JP7938076 A JP 7938076A JP S589298 B2 JPS589298 B2 JP S589298B2
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leaf springs
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pin
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01CMEASURING DISTANCES, LEVELS OR BEARINGS; SURVEYING; NAVIGATION; GYROSCOPIC INSTRUMENTS; PHOTOGRAMMETRY OR VIDEOGRAMMETRY
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    • G01C19/02Rotary gyroscopes
    • G01C19/04Details
    • G01C19/16Suspensions; Bearings
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C11/00Pivots; Pivotal connections
    • F16C11/04Pivotal connections
    • F16C11/12Pivotal connections incorporating flexible connections, e.g. leaf springs
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • F16F1/00Springs
    • F16F1/02Springs made of steel or other material having low internal friction; Wound, torsion, leaf, cup, ring or the like springs, the material of the spring not being relevant
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C2370/00Apparatus relating to physics, e.g. instruments
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、2枚のばねが、2つの部材を連結し、前記2
つの部材間に生ずる相対的な角変位を弾性的に抑制する
ことのできる自在ピボット組立体に関するもので、その
特徴とするところは、前記した各ばねの一端が、前記2
つの部材の一方に係止されており、その他端が、他方の
部材に係止されていることである。
この種の自在ピボット組立体の公知例として、例えば、
英国特許第915918号、第954464号、第98
4146号等の明細書に開示されているものがある。
これらの公知例においては、2枚の板ばねの各一端が、
第1回転スリーブに、そして、他端が、第1スリーブと
同軸的な第2スリーブにそれぞれ連結していて、その2
つのスリーブ間の相対的な角変位を弾性的に抑制するよ
うになっている。
しかしながら、かかる自在ピボットは、その製作が困難
で、特に、板ばねをスリーブに正確に取り付けることが
、極めて困難であるという欠点を有している。
従って、本発明の目的は、従来のピボット組立体に比し
て、簡単な構造で、しかも上記の如き欠点のない、新規
な自在ピボット組立体を提供することにある。
上記した目的は、本発明に基づき、同軸的に対向する2
個の部材を、その概ね共通な軸線の廻りに生ずる相対的
角変位を弾性的に抑制し得るように、2枚の板ばねによ
り連結してなる2種の自在ピボット組立体を提供するこ
とにより達成される。
より具体的に云うと、本発明のあるものの特徴とすると
ころは、前記2枚の板ばねが、前記両部材の軸線方向に
延びる両端部と、これら両端部を連結する2本のリブか
らそれぞれなり、これら両端部のうちの一方が、2個の
部分に前記両リブ間で分離しており、かつ一方の板ばね
のリブの1本が、他方の板ばねの2本のリブの間を通過
するように、前記両板ばねが交差しており、しかも、前
記両板ばねのそれぞれについて、前記両端部のうちの一
方が、一方の部材に立設された1対のピンにより挾持さ
れ、かつ両端部のうちの他方が、他方の部材に立設され
たもう1対のピンにより挾持されていることにある。
また本発明の別のものの特徴とするところは、2枚の板
ばねが、前記両部材の軸線方向に延びる両端部と、これ
ら両端部を連結する2本のリブからそれぞれなり、前記
両端部のうちの一方が、2個の部分に前記両リブ間で分
離しており、かつ一方の板ばねのリブの1本が、他方の
板ばねの2本のリブを通過するように、前記両板ばねが
交差しており、しかも、両板ばねのそれぞれについて、
前記した分離している側の端部の両部分のうちの一方が
、一方の部材に立設された1対のピンにより挾持され、
かつ前記両部分の他方が、他方の部材に立設されたもう
1本のピンにより挾持されていることにある。
いずれの種類の自在ピボット組立体についても、2枚の
板ばねの面が、それぞれの両端部の中間において互いに
直角をなすように該両板ばねが交差しているのが好まし
い。
さらに、いずれの種類の自在ピボット組立体についても
、両部材にそれぞれもう1本のピンが立設されていて、
前記両部材の相対角変位が所定の大きさに達した時、前
記ピンが、その対向する側の、板ばねを挾持するピンと
当接することにより、それ以上の相対角変位を阻止する
ようになっているのが好ましい。
このように、ピンを用いてばねを保持することにより、
組立体そのものの構造を簡単にすることができ、そして
、ばねの端部を対になったピンの間で挾持することによ
り、各ばねの配設位置およびその実効長を正確に決定す
ることができる。
さらに、組立体を構成する各部材の構造も極めて簡単で
、しかもそれら各部材は、同一の材質からなるものとす
ることができるため、熱膨張の差異による様々な悪影響
を避けることができる。
また、本発明の組立体は、開放構造となっており、製造
中、或いは使用中に塵介が蓄積しても、容易に取り除く
ことができる。
本発明の別の特徴は、その組立方法が極めて容易である
ということである。
つまり、第1の種類の自在のピボット組立体については
、まず、4対のピンの各一端を一方の部材に固着し、各
ばねの各端を各対のピンの間に挾み込んだ後、4対のピ
ンの各他端を他方の部材に固着する。
次いで、各ばねの一端が、一方の部材に取り付けられた
1対のピンの間で挾持され、その他端が、他の部材に取
り付けられた1対のピンの間で挾持されるように、各対
になったピンを切断するようにすればよい。
このように、本発明の自在ピボット組立体の組立は、極
めて簡単で使用される各部材も極めて単純な形状をなし
ている。
しかも、加える機械加工は、単に、比較的容易なピンの
切断加工のみである。
以上述べた組立法は、単に、切断位置、切断数を適宜変
化させることにより、もう1種類の組立体の組立にも等
しく適用され得るものである。
ところで、この種の自在ピボットは、通常、ジャイロス
コープのジンバル枠をそのケーシングに取り付けるため
のもので、本発明の自在ピボット組立体を用いることに
より、ジンバル枠を、ジャイロスコープの中央軸線回り
に、ケーシングに対して一定範囲内だけ角変位させると
、その角変位を減少させようとする線型な復元トルクを
与えることができる。
勿論、本発明のピボット組立体は、ジャイロスコープ以
外の他の装置にも適用され得るものであるが、以下の説
明は、便宜上、本発明をジャイロスコープに用いるもの
として行なう。
以下、本発明に基づく2種の組立体の実施例を添付の図
面に基づいて詳細に説明する。
第1図で示すように、本発明に基づく第1の種類の自在
ピボット組立体は、ジャイロスコープのジンバル枠(図
示略)から突出している円筒形軸1と、ジャイロスコー
プのケーシング(図示略)上に設けられている円柱状の
取り付け台2との間に装着されている。
軸1と取り付け台2は共に、自在ピボット組立体の軸線
3をその中心線としており、それらの相対向する端面4
,5は、平行である。
軸1の端面4上には、5個のピン6〜10が同心円上に
設けられ、取り付け台2方向に向って、軸線3に沿って
平行に伸びている。
同様に、取り付け台2の端面5上には、5本のピン11
から15が同心円上に設けられ、軸1の端面4方向に向
かって軸線3に沿って平行に伸びている。
第2図で示すように、2本のピン7,8、さらに他の2
本のピン9,10は、共に近接した位置に設けられそれ
ぞれ対をなしていて、その2対のピン7,8および9,
10は、軸線回りに90度の角度で離隔している。
また、ピン12;13、および14.15も、それぞれ
1対として同要領で配設されている。
従って、1対のピン7,8は、他の1対のピン12.1
3と直径方向に対向しており、同様に1対のピン9,1
0は、ピン14,15の対と対向している。
板ばね16が、それぞれ直径方向に対向する2対のピン
7,8および12.13の間に挾設され、同様に、もう
1枚の板ばね17が、対向する2対のピン9,10およ
び14.15の間に挾設されていて、軸1と取り付け台
2を弾力的に接続している。
2枚の板ばね16.17の面は、その長手方向の中間に
おいて、軸線3上で互いに直交している。
各板ばね16.17の形状は、第4図で示す如く、2つ
の平行なリブ18,19を有し、その一端は、連結端部
20により連結され、その他端は、互いに同一直線上に
ある端部21,22を有し、その端部21,22の中間
に幅狭の間隙部を有している。
板ばね16の2つの端部21,22は、1対のピン7,
8の中間に位置し、そこでろう接されている。
一方、他の端部20は、1対のピン12,13の間でろ
う接されている。
同様に、板ばね17の端部21,22は、ピン9,10
の間で、他の端部20は、ピン14,15の間でろう接
されている。
各板ばね16.17の2つのリブ18,19は、その面
が軸線3上で直交するように、互いに入り組んでいるた
め、2枚の板ばね16,17の持つ概ね線形な復元トル
クを受ける軸1と取り付け台2相互間に生ずる軸線3回
りの相対的角変位以外においては、前記2つの部材同士
を剛固に結合させることができる。
また、2本のピン6,11は、軸1と取り付け台2との
間の過度な角変位を防止する役割を果たしている。
例えば、通常起こり得る軸線3回りの何れかの方向への
角変位が2度ずつであるとすれば、前記2つのピン6,
11は、その角変位が5度を越えないように制御してい
るものである。
今、軸1が、一方向に、取り付け台2に対して5度変位
したとすると、軸1から突出するピン6は、取り付け台
2上のピン15と係合する。
一方、軸1が、逆方向に同角度変位したとすれば、取り
付け台2上のピン11が、軸1上のピン10と係合する
本発明の自在ピボット組立体全体は、マルエージング(
MARAGING)鋼からなり、軸1、取り付け台2お
よびピン6〜15の表面は、非電解法によりニッケルメ
ッキが施されている。
このように、組立体全体が1種類の金属から形成されて
いるため、各部分の熱膨張率は常に一定しており、ピボ
ット組立体の安定性を確保することができる。
板ばね16,17の製造には、ばりなどを残さないよう
にするため、写真食刻法が用いられる。
つまり、1枚の薄肉の鉄板から、板ばねのリブ18,1
9がその鉄板の目と平行になるようにして、板ばね16
.17を写真食刻して形成する。
なお、板はね16.17に、他の部材と同様、ニッケル
メッキを施すと、それをろう接する際に、ニッケルの小
滴が板ばねの表面に形成され、板ばねの作用効果に悪影
響を及ぼすため、板ばねにはニッケルメッキを施さない
ようにする。
また、板ばね16.17にマルエージング鋼を用いる理
由は、ピン6〜15上のニッケルメッキ層が、板ばね1
6.17の表面に濡れ性を与え、ろう接作業をより完全
にするためである。
第5,6図は、本発明に基づく第2の種類の自在ピボッ
ト組立体の実施例を示すものである。
その構造は、基本的には、第1図図示の実施例と同一で
あるが、そのねじり弾性は、第1図図示のそれに比べて
約半分となっている。
つまり、第1図の場合、軸1と取り付け台2との間の弾
性は、各板ばね16.17の2つのリブ18,19が同
時に働くことにより得られるものであるが、第5,6図
の場合、その弾性は、各リブが別個に働くことにより得
られるものである。
第5,6図で示すように、U字形をなす板ばね16′の
リブ18′の一端は、軸1の端面4から突出している一
対のピン7’ , 8’の間で挾持され、他のリブ19
′は、取り付け台2の端面5から突出し、かつ、前記1
対のピン7’,8’と同一直線上にある他の一対のピン
7″、8″の間で挾持されている。
また、前記2つのリブ18’,19’を連結している端
部は、軸1および取り付け台2の何れからも離隔してい
る一対のピン1 2’ , 1 3’の間で挾持されて
いる。
同様に、他の板ばね17′もU字形をなし、その2つの
リブ18’,19’は、軸1から延びた1対のピン9,
10′の間で、或いは、取り付け台2から延びた1対の
ピン9,10′の間でそれぞれ挾持されており、その連
結端部は、軸1および取り付け台2から離隔している1
対のピン14’,15’の間で挾持されている。
この2つの板ばね1 6’ , 1 7’は、軸線3上
で直交し、各リブ18’.19’は互いに入り組んでい
る。
2つのピン6’,11’が、軸1の端面4に固着されて
おり、過度の角変位を防止するようになっている。
つまり、角が一方向に過度に変位すると、取り付け台2
から伸びたピン7′は、軸1上のピン6と係合し、その
角変位が逆方向である場合には、取り付け台2上のピン
10Iが、軸1上のピン11′と係合するようになって
いる。
次に、第1図から第6図で示した本発明の自在ビボット
組立体の組立方法を、第7図に基づいて説明する。
まず、10本のピン6〜15のそれぞれの一端を、軸1
の端面4に設けられた10個の穴内に嵌合させる。
次いで、鉄製ばね16を1対のピン7,8および他の1
対のピン12.13の間に挾み込み、同様に、もう1枚
の板ばね17を2対のピン9,10および14,15の
間に挾み込み、それら板ばね16.17の2つのリブ1
8,19が互いに入り組んで、且つ直交し得るようにす
る。
その後、10本のピン6〜15のそれぞれの他端を、取
り付け台2の端面5上に設けられた10個の穴内にそれ
ぞれ嵌合させる。
軸1および取り付け台2の端面4,5の円周囲りには、
リム23,24が突設されており、板ばね16.17を
それぞれ対になったピンの間に正確に挾み込むことがで
きるようになっている。
ピン6〜15を、軸1または取り付け台2に、或いは、
板ばね16,17をピンに固着するためにに、ピンの軸
1または取り付け台2に接する部分、或いはピンの板ば
ね16,17に接する部分には、予め、ろう接材料が塗
布されている。
かくして組立てられたピボット組立体の各部品を、接着
剤等を用いて予め強固に保持しておき、その後、真空状
態でろう接する。
その接着剤は、ろう接作業中に蒸発する。
また、リム23.24によって、板ばねを常に一定位置
に配設することができるため、ろう接材料の盛り上がり
を常に一定にすることも可能となり、従って、板ばねの
湾曲率を、何れの場合も同一にすることができる。
尚、ピボット組立体の各部品は、自づと位置決めされる
ため、ろう接中にその各部品を保持するジグなどの工具
を用いる必要は一切ない。
ろう接中、組立体は、炉中に垂直に保持され、真空状態
で、温度を930゜Cまでゆっくり上げる。
2分間同一温度を維持した後、矢張り真空状態で、ゆっ
くり800℃まで下げていく。
次いで、その組立体を室温まで急速に冷却し、再び、炉
内の温度を真空状態で480℃までゆっくり上昇させ、
組立体を硬化させる。
480゜Cの温度を約3時間維持した後、組立体を室温
まで急激に冷却させる。
前述したように、本発明の自在ピボット組立体は、単一
の材料、つまり、マルエージング鋼から成っているため
、熱処理を施しても、熱膨張率の相違による歪み等が生
ずる危険性は全くない。
上述した熱処理により、板ばねは硬化し、それが湾曲す
る時に生ずる機械的ヒステリシスを著しく減少させるこ
とができる。
以上詳述してきた本発明のピボット組立体に、以下に述
べる如く、ピン或いは板ばねの切断加工を加える訳であ
るが、この組立体は極めて竪牢で、その取り扱いは容易
であるのみならず、何らの損傷もなく、切断加工などを
加えることができる。
また、これまで述べたピボット組立体の製造法は、第1
〜3図の組立体および第5,6図の組立体の両者に適用
されるもので、その両者の違いは、ピン或いは板ばねの
切断位置によって決められる。
尚、切断中、組立体を圧迫したり、ばりを残さないよう
にするため、放電加工法を用いることが望ましい。
まず、第1〜3図図示のピボット組立体を製造するには
、以上述べてきた組立体の軸1および取り付け台2の端
面4,5近傍を切断する。
つまり、ピン11〜15並びに、ピン12.13および
14.15により挾持された板ばね16,17の軸1の
近傍部分を切断する。
同様に、ピン6〜10、並びに、ピン7,8および9,
10により挾持された板ばね16.17の取り付け台2
の近傍部分を切断する。
かくして、第1〜3図図示の自在ピボット組立体を完成
させることができる。
一方、第5,6図図示のピボット組立体を形成するには
、前記の如くして組立てられた組立体の軸1および取り
付け台2の端面4,5の近傍部を切断し、ピン12′〜
15′の両端、並びにピン12′,13′および14’
,15’により挾持された板ばね16’,17’を、軸
1と取り付け台2の何れからも離隔させる。
そして、ピン6’,11’の取り付け台2側を切断し、
さらに、ピン7〜10およびそれらにより挾持されてい
る板ばね16’,17’の端部の中央部を切断し、ピン
7′〜10′および7″〜1σ′を形成する。
かくして、第5,6図で示す、第2の種類の自在ピボッ
ト組立体を完成させることができる。
第8図は、本発明のピボット組立体のジャイロスコープ
への装着法を示している。
ジャイロスコープの円筒形ケーシング102内において
、ジンバル枠101が、ケーシング102の軸線103
回りに角変位し得るように、2つの自在ピボット組立体
104,105により、回動可能に支承されており、こ
れら2つの自在ピボット104,105は、ジンバル枠
101の軸線103回りの角変位を弾性的に制御してい
る。
ケーシング102内には、さらに、ケーシング102に
取り付けられている強磁性の固定子108と、ジンバル
枠に取り付けられている強磁性回転子109とから構成
される誘導変換器、つまりビック・オフ107が配設さ
れている。
この誘導変換器107は、交流電流により励磁されると
、ジンバル枠101の軸線103回りの角変位の大きさ
に応じた信号を、固定子108内に誘導する。
ジンバル枠101には、H型をなし、ガス等の流体を応
用した軸承部111が固着されている。
その軸承部111には、電気的に駆動される回転子11
0が、その縦方向の軸線112とケーシング102の軸
線103とが直交するように、回転可能に取り付けられ
ている。
この回転子110を付勢すると、それは、軸線112(
ジャイロスコープのスピン軸線)回りに回転し始める。
すると、ケーシング102は、前記2つの軸線103,
112に対して直角をなす軸線113、つまり、ジャイ
ロスコープの中心軸線113回りの角運動を開始し、そ
の角運動は、ジンバル枠101に、軸線103(ジャイ
ロスコープの歳差運動軸線)回りの歳差運動を与えよう
とする。
この時、ジンバル枠101の歳差運動は、2つの自在ピ
ボット104,105の働きにより、弾性的に制御され
る。
従って、ジンバル枠101の歳差運動軸線103回りの
角変位は、ケーシングの中心軸線113回りの角運動の
速度によって決定されることになる。
そして、誘導変換器107は、そのジンバル枠101の
角変位に応じた交流信号を発生させる。
この信号は、ケーシング102の外側に取り付けられて
いる2つの出力端子114,115に送られ、その端子
間の電位差から、ジャイロスコープの角運動速度を測定
することができる。
以下、本発明の自在ピボット組立体の組立要領を列挙す
る。
(1)4対のピンの各一端を一方の部材に固着し、各ば
ねの各端を各対のピンの間に挾み込んだ後、前記4対の
ピンの各他端を他方の部材に固着し、次いで、各ばねの
一端が、一方の部材に取り付けられた1対のピンの間で
挾持され、その他端が、他方の部材に取り付けられた1
対のピンの間で挾持されるように、各対になったピンを
切断する。
(2)隣り合った2対のピンの一方の部材の近傍部分を
切断し、もう一方の隣り合った2対のピンーの他方の部
材の近傍部分を切断する。
(3)各ばねが、2つの平行なリブを有し、各ばねの2
つのリブの一端を第1の隣り合った2対のピンの各々に
より保持し、その他端を第2の隣り合った2対のピンの
各々により保持し、前記第1の隣り合った2対のピンの
各々を、前記各ばねの2つのリブの中間で切断し、前記
第2の隣り合った2対のピンの各々を、前記2つの部材
の近傍において切断する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に基づく第1種類の自在ピボット組立
体の実施例を示す斜視図、第2図は、第1図で示す組立
体を、第3図■−■線で見た端部断面図。 第3図は、第2図■一■線縮小縦断面図。第4図は、第
1図で示す本発明の自在ピボット組立体に用いられるば
ねの平面図。 第5図は、本発明に基づく第2の種類の自在ピボット組
立体の実施例を示す斜視図。 第6図は、第5図で示す組立体の縮小縦断面図。 第7図は、第1図および第5図で示す組立体を構成する
ための基本組立の縦断面図。 第8図は、本発明の自在ピボット組立体を装着したジャ
イロスコープの断面図。 1・・・・・・軸、2・・・・・・取り付け台、3・・
・・・・軸線、4,5・・・・・・端面、6,6′〜1
5.15’,7/′〜10′・・・・・・ピン、1 6
, 1 6’ , 1 7 , 1 7’・・・・・
・板ばね、18,18’,19.19’・・・・・・リ
ブ、20,21.22・・・・・・端部、23,24・
・・・・・リム、101・・・・・・ジンバル枠、10
2・・・・・・ケーシング、103,112,113・
・・・・・軸線、104,105・・・・・・自在ピボ
ット、107・・・・・・誘導変換器、108・・・・
・・固定子、109,110・・・・・・回転子、11
1・・・・・・軸承部、114,115・・・・・・出
力端子。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 同軸的に対向する2個の部材を、その概ね共通な中
    心軸線の廻りに生ずる相対的角変位を弾性的に抑制し得
    るように、2枚の板ばねにより連結してなる自在ビボッ
    ト組立体であって、 前記2枚の板ばねが、前記両部材の軸線方向に延びる両
    端部と、これら両端部を連結する2本のリブからそれぞ
    れなり、前記両端部のうちの一方が、2個の部分に前記
    両リブ間で分離しており、かつ一方の板ばねのリプの1
    本が、他方の板ばねの2本のリブの間を通過するように
    、前記両板ばねが交差しており、しかも、前記両板ばね
    のそれぞれについて、前記両端部のうちの一方が、一方
    の部材に立設された1対のピンにより挾持され、かつ同
    両端部のうちの他方が、他方の部材に立設されたもう1
    対のピンにより挾持されていることを特徴とする自在ピ
    ボット組立体。 2 2枚の板ばねの面が、それぞれの両端部の中間にお
    いて互いに直角をなすように該両板ばねが交差している
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の自在ピ
    ボット組立体。 3 両部材にそれぞれもう1本のピンが立設されていて
    、前記両部材の相対角変位が所定の大きさに達した時、
    前記ピンが、その対向する側の、板ばねを挾持するピン
    と当接することにより、それ以上の相対角変位を阻止す
    るようになっていることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項もしくは第2項に記載の自在ピボット組立体。 4 同軸的に対向する2個の部材を、その概ね共通な中
    心軸線の廻りに生ずる相対的角変位を弾性的に抑制し得
    るように、2枚の板ばねにより連結してなる自在ピボッ
    ト組立体であって、 前記2枚の板ばねが、前記両部材の軸線方向に延びる両
    端部と、これら両端部を連結する2本のリブからそれぞ
    れなり、前記両端部のうちの一方が、2個の部分に前記
    両リブ間で分離しており、かつ一方の板ばねのリブの1
    本が、他方の板ばねの2本のリブを通過するように、前
    前両板ばねが交差しており、しかも、前記両板ばねのそ
    れぞれについて、前記した分離している側の端部の両部
    分のうちの一方が、一方の部材に立設された1対のピン
    により挾持され、かつ前記両部分の他方が、他方の部材
    に立設されたもう1対のピンにより挾持されていること
    を特徴とする自在ピボット組立体。 5 2枚の板ばねの面が、それぞれの両端部の中間にお
    いて互いに直角をなすように該両板ばねが交差している
    ことを特徴とする特許請求の範囲第4項に記載の自在ピ
    ボット組立体。 6 両部材にそれぞれもう1本のピンが立設されており
    、前記両部材の相対的角変位が所定の大きさに達した時
    、前記ピンが、その対向する側の、板ばねを挾持するピ
    ンと当接するさとにより、それ以上の相対角変位を阻止
    するようになっていることを特徴とする特許請求の範囲
    第4項に記載の自在ピボット組立体。
JP51079380A 1975-07-03 1976-07-03 自在ピボツト組立体 Expired JPS589298B2 (ja)

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GB28155/75A GB1545774A (en) 1975-07-03 1975-07-03 Flexure-pivot assemblies and methods of making them

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JPS5236269A JPS5236269A (en) 1977-03-19
JPS589298B2 true JPS589298B2 (ja) 1983-02-19

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ID=10271160

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JP51079380A Expired JPS589298B2 (ja) 1975-07-03 1976-07-03 自在ピボツト組立体

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US (1) US4122689A (ja)
JP (1) JPS589298B2 (ja)
BR (1) BR7604355A (ja)
CA (1) CA1052601A (ja)
DE (1) DE2629721C2 (ja)
FR (1) FR2330908A1 (ja)
GB (1) GB1545774A (ja)
IT (1) IT1066572B (ja)
NL (1) NL171186C (ja)
SE (1) SE415697B (ja)

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FR2330908A1 (fr) 1977-06-03
DE2629721A1 (de) 1977-01-20
NL171186C (nl) 1983-02-16
US4122689A (en) 1978-10-31
NL7607266A (nl) 1977-01-05
IT1066572B (it) 1985-03-12
JPS5236269A (en) 1977-03-19
CA1052601A (en) 1979-04-17
NL171186B (nl) 1982-09-16
SE415697B (sv) 1980-10-20
FR2330908B1 (ja) 1982-10-22
DE2629721C2 (de) 1985-06-05
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