JPS5891187A - 高耐食性表面処理鋼板 - Google Patents
高耐食性表面処理鋼板Info
- Publication number
- JPS5891187A JPS5891187A JP18855981A JP18855981A JPS5891187A JP S5891187 A JPS5891187 A JP S5891187A JP 18855981 A JP18855981 A JP 18855981A JP 18855981 A JP18855981 A JP 18855981A JP S5891187 A JPS5891187 A JP S5891187A
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- JP
- Japan
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- film
- steel plate
- plating
- alloy
- coating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Electroplating Methods And Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は自動車等に使用される高耐食性表向処理鋼板に
関するものである。
関するものである。
自動車車体の防食用鋼板としてZn −Ni合金めつき
鋼板の検討が進められている。Zn −Ni合金めつき
皮膜は塩水中の裸の耐食性が優れており、特にめっき皮
膜中のNiの含有率が10〜18チのr相の耐食性が良
好で、自動車車体の防食鋼板として期待されている。
鋼板の検討が進められている。Zn −Ni合金めつき
皮膜は塩水中の裸の耐食性が優れており、特にめっき皮
膜中のNiの含有率が10〜18チのr相の耐食性が良
好で、自動車車体の防食鋼板として期待されている。
Zn −Ni合金めつき鋼板が自動車鋼板として採用さ
れた場合、自動車メーカーで塗装下地処理のリン酸塩処
理が施され、その後電着塗装を行い、内機の一部と外板
については中塗り塗装および上塗り塗装が施される。
れた場合、自動車メーカーで塗装下地処理のリン酸塩処
理が施され、その後電着塗装を行い、内機の一部と外板
については中塗り塗装および上塗り塗装が施される。
この場合、Zn −Ni合金めつきのリン酸塩処理性は
従来の冷延両板や為めっき鋼板と比較して悪く、めっき
皮膜上にリン酸塩皮膜が生成しにくく、一部スケと呼ば
れる全くリン酸塩皮膜が形成声れない部分が生じる場合
がある。めっき皮膜上K 17ン酸塩皮膜が形成されな
いと、塗装後の耐食性が悪くなり好ましくない。また、
リン酸塩皮膜が形成されている部分においても、カチオ
/電着−中塗り一上塗りの3コート塗装板の温水浸漬後
の塗膜の2次密着性が悪く、実車における耐食性が懸念
されている。
従来の冷延両板や為めっき鋼板と比較して悪く、めっき
皮膜上にリン酸塩皮膜が生成しにくく、一部スケと呼ば
れる全くリン酸塩皮膜が形成声れない部分が生じる場合
がある。めっき皮膜上K 17ン酸塩皮膜が形成されな
いと、塗装後の耐食性が悪くなり好ましくない。また、
リン酸塩皮膜が形成されている部分においても、カチオ
/電着−中塗り一上塗りの3コート塗装板の温水浸漬後
の塗膜の2次密着性が悪く、実車における耐食性が懸念
されている。
従って、本発明はZn−Ni合金めつき皮膜のリン酸塩
処理性と3コート塗装後の塗膜の2次密着性の改良を目
的とするものである。
処理性と3コート塗装後の塗膜の2次密着性の改良を目
的とするものである。
Zn−Ni合金めつき皮膜のリン酸塩処理性および3コ
ート塗装後の塗膜の2次密着性について種種の検討を重
ねた結果、Zn −Ni合金めっき皮膜上に0.1り7
w1以上の胤めっきを施したものが上記両特性に優れた
効果を発揮することを見い出し本発明に至った。Zn
−Ni合金めつき皮膜上に当めっきを施したものにリン
酸塩処理を施すと均一なリン酸塩皮膜が形成され、上述
したスケが発生することが全くない。そして、その上に
3コート塗装したものは塗膜の2次密着性が非常に優れ
ていることが判明した。
ート塗装後の塗膜の2次密着性について種種の検討を重
ねた結果、Zn −Ni合金めっき皮膜上に0.1り7
w1以上の胤めっきを施したものが上記両特性に優れた
効果を発揮することを見い出し本発明に至った。Zn
−Ni合金めつき皮膜上に当めっきを施したものにリン
酸塩処理を施すと均一なリン酸塩皮膜が形成され、上述
したスケが発生することが全くない。そして、その上に
3コート塗装したものは塗膜の2次密着性が非常に優れ
ていることが判明した。
次に、塗膜の2次密着性が改良される機構につい(簡単
に説明する。
に説明する。
カチオン電着塗装では塗装−板を陰極とするので次のよ
うな反応が界面で起こる。
うな反応が界面で起こる。
11” + H2O+ 2e−→H,↑+OH−従っ
て、界面近傍ではアルカリ性雰囲気となっており、3コ
ート塗装後に温水に浸漬すると、アルカリ性に町容のZ
nがZn−Ni合金めっき皮膜中から溶出し、リン酸塩
皮膜を破壊し、その結果塗膜の密着性を悪くしていると
考えられる。
て、界面近傍ではアルカリ性雰囲気となっており、3コ
ート塗装後に温水に浸漬すると、アルカリ性に町容のZ
nがZn−Ni合金めっき皮膜中から溶出し、リン酸塩
皮膜を破壊し、その結果塗膜の密着性を悪くしていると
考えられる。
これに対し、本発明におけるように当めっきをZn−N
i合金めつき皮膜上に施すと、地がア髪カリ性に難溶性
のため溶出することがなく、従って塗膜の2次密着性が
改良されると考えられる。
i合金めつき皮膜上に施すと、地がア髪カリ性に難溶性
のため溶出することがなく、従って塗膜の2次密着性が
改良されると考えられる。
また、本発明に適用されるZn −Ni合金めつきは硫
酸塩浴、塩化物浴のいずれから得られるものでも良(、
Ni含有率も10〜18−のr相に限られるものでなく
、いかなる範囲においても効果がある。Zn−Ni合金
めっきの付着量も特に制限されることはないが、実用的
見地からは1〜50g/ぜの範囲が一般に考えられる。
酸塩浴、塩化物浴のいずれから得られるものでも良(、
Ni含有率も10〜18−のr相に限られるものでなく
、いかなる範囲においても効果がある。Zn−Ni合金
めっきの付着量も特に制限されることはないが、実用的
見地からは1〜50g/ぜの範囲が一般に考えられる。
Zn −Ni合金めつき上に施すMnめっきは0.1〜
40g/ゼの範囲が好適である。Mnめっき量が0.1
97d未満であると上述し九ような効果が充分圧は発揮
されず、409/dを超えるとMnめっきは硬いのでク
ラックが入り謳〈なり、自動車等のプレス加工時にフレ
ーキングが起こり、不都合である。
40g/ゼの範囲が好適である。Mnめっき量が0.1
97d未満であると上述し九ような効果が充分圧は発揮
されず、409/dを超えるとMnめっきは硬いのでク
ラックが入り謳〈なり、自動車等のプレス加工時にフレ
ーキングが起こり、不都合である。
以下本発明の高耐食性表面処理鋼板を実施例につき具体
的に説明する。
的に説明する。
板厚0.8111の冷延鋼板を脱脂、酸洗した後、下記
条件で209 / mのZn−Ni合金めっきを施し、
引き続いてその上に付着量を変えてMnめっきを施した
。
条件で209 / mのZn−Ni合金めっきを施し、
引き続いてその上に付着量を変えてMnめっきを施した
。
(A ) Zn −Ni合金めつき条件+l)めつき浴
組成 硫酸亜鉛 40097n硫酸ニツケル
15(W/It 2)めっき浴1 50℃ 、3)電流密度 30 A / dm′(B )
Mnめっき条件 ;l)めっき浴組成 硫酸マンが7 150g/j!硫
酸ア/モン 100’j/1 亜硫酸ナトリウム 2’;I/It I刀めつき浴温 40℃ 1、’4)電流密度 50A/dm2このようにし
て得られたMnめっきを施したZn−Ni合金めつき鋼
板および比較材としてのMnめっきを施していないZn
−Ni合金めつき鋼板につぎ、リン酸塩処理および3コ
ート塗装を施し、リン酸塩皮膜のスケの観察と塗膜の2
次密着性試験を行った。なお、この時のリン酸塩処理条
件、塗装条件および試験方法は次の通りである。
組成 硫酸亜鉛 40097n硫酸ニツケル
15(W/It 2)めっき浴1 50℃ 、3)電流密度 30 A / dm′(B )
Mnめっき条件 ;l)めっき浴組成 硫酸マンが7 150g/j!硫
酸ア/モン 100’j/1 亜硫酸ナトリウム 2’;I/It I刀めつき浴温 40℃ 1、’4)電流密度 50A/dm2このようにし
て得られたMnめっきを施したZn−Ni合金めつき鋼
板および比較材としてのMnめっきを施していないZn
−Ni合金めつき鋼板につぎ、リン酸塩処理および3コ
ート塗装を施し、リン酸塩皮膜のスケの観察と塗膜の2
次密着性試験を行った。なお、この時のリン酸塩処理条
件、塗装条件および試験方法は次の通りである。
(C)’Jン酸塩処理および塗装条件
II)リン酸塩処理
メンプライト3128(日本パーカー−)を50゛Cで
140秒間スプレー処理した。
140秒間スプレー処理した。
12)カチオン型電着塗装
パワートップロー30!ラツク(日本ペイント#)tス
プレー塗装し、180℃で5分間焼ぎ付ゆ、膜厚20a
mの塗膜を形成した。
プレー塗装し、180℃で5分間焼ぎ付ゆ、膜厚20a
mの塗膜を形成した。
(3)中塗り
サーフェイサー(関西ペイント■)をスプレー塗装し、
140℃で30分間焼大付け、膜厚40μmの塗膜を形
成した。
140℃で30分間焼大付け、膜厚40μmの塗膜を形
成した。
(4)上塗り
アミラックペイント(関西ペイント■)をスプレー塗装
し、140℃で30分間焼き付け、膜厚40μmの塗膜
を形成した。
し、140℃で30分間焼き付け、膜厚40μmの塗膜
を形成した。
(Dlン酸塩処理皮膜のスケの観察
走査型電子顕微鏡で観察した。
(E)塗膜の2次密着性の試験方法
3コート塗装後の試験片を50″Cの温水中KlO日間
浸漬し、引き上げ直後に2m方眼ioomtカッターナ
イフでけがき、直ちにセロテープ剥離を行った。
浸漬し、引き上げ直後に2m方眼ioomtカッターナ
イフでけがき、直ちにセロテープ剥離を行った。
以上の試験結果をまとめて表1に示す。表1から明らか
なように、Zn−Ni合金めつき皮膜上KMnめつぎを
0,1グ/d以上施rことにより、リン酸塩処理皮膜の
スケ:よなくなり、また塗膜の2次密着性も改良される
ことがわかる。
なように、Zn−Ni合金めつき皮膜上KMnめつぎを
0,1グ/d以上施rことにより、リン酸塩処理皮膜の
スケ:よなくなり、また塗膜の2次密着性も改良される
ことがわかる。
表1
Claims (1)
- 鋼板にZn −Ni合金めっき皮膜を形成し、きりに0
.1〜409/lrtのMnめっき皮膜を形成したこと
を特徴とする高耐食性表面処理鋼板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18855981A JPS5891187A (ja) | 1981-11-25 | 1981-11-25 | 高耐食性表面処理鋼板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18855981A JPS5891187A (ja) | 1981-11-25 | 1981-11-25 | 高耐食性表面処理鋼板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5891187A true JPS5891187A (ja) | 1983-05-31 |
Family
ID=16225802
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18855981A Pending JPS5891187A (ja) | 1981-11-25 | 1981-11-25 | 高耐食性表面処理鋼板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5891187A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4490438A (en) * | 1982-02-03 | 1984-12-25 | Sumitomo Metal Industries, Ltd. | Steel sheet with multilayer electroplating and method of producing same |
JPH0364493A (ja) * | 1988-12-30 | 1991-03-19 | Po Hang Iron & Steel Co Ltd | 高耐食性Fe―Mn系二層メッキ鋼板およびその製造方法 |
JP2013503254A (ja) * | 2009-08-25 | 2013-01-31 | ティッセンクルップ スチール ヨーロッパ アクチェンゲゼルシャフト | 腐食に対する保護を与える金属コーティングが施された鋼部材を製造する方法、および鋼部材 |
WO2021248626A1 (zh) * | 2020-06-10 | 2021-12-16 | 苏州普热斯勒先进成型技术有限公司 | 一种锰系镀覆钢板及其热成型方法和热成型产品 |
-
1981
- 1981-11-25 JP JP18855981A patent/JPS5891187A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4490438A (en) * | 1982-02-03 | 1984-12-25 | Sumitomo Metal Industries, Ltd. | Steel sheet with multilayer electroplating and method of producing same |
JPH0364493A (ja) * | 1988-12-30 | 1991-03-19 | Po Hang Iron & Steel Co Ltd | 高耐食性Fe―Mn系二層メッキ鋼板およびその製造方法 |
JP2013503254A (ja) * | 2009-08-25 | 2013-01-31 | ティッセンクルップ スチール ヨーロッパ アクチェンゲゼルシャフト | 腐食に対する保護を与える金属コーティングが施された鋼部材を製造する方法、および鋼部材 |
WO2021248626A1 (zh) * | 2020-06-10 | 2021-12-16 | 苏州普热斯勒先进成型技术有限公司 | 一种锰系镀覆钢板及其热成型方法和热成型产品 |
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