JPS589084Y2 - ガスライタ−の燃料注入口用ソケツト - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、簡易型ガスライターを組立後、その燃料槽
中に液化ガスを充てんするために、予め燃料槽底面に設
けられた燃料注入口に取りつげて用いるソケットに関す
るものである。

簡易型ガスライターは、各部の組立を終って上記燃料注
入口に燃料ガス供給管の先端を圧接して燃料注入後、こ
の燃料注入口に金属、硬質樹脂等よりなる栓体を打ちこ
んで封止し、仕上り製品となるものであるが、燃料槽が
ナイロンやジュラコンのような弾性を有する強固な材料
で形成されている場合はよいが、比較的弱い樹脂で作ら
れている場合は、栓体の打込みにより燃料注入口の口縁
に亀裂が生じるおそれがある。

この燃料注入口の破壊を防ぐには、予め燃料注入口を太
き目に作って弾性材料よりなるソケットを介装し、この
ソケット内に栓体な打ちこめばよいわけであって、この
考案は上記ソケットを開発するとともに、これを単に口
縁保護のほかに燃料注入の終了と同時に栓体の打込みを
行うことができるように考慮したものであって、この考
案のソケットを図函について説明すると、第１図に示す
ように台底ゴム等の弾力性材料を以って、内径を従来用
いられている所定の栓体ａが嵌合する大きさとした厚内
の短管状部材１を形成するとともに、その一端に外側力
に張り出すつば縁２を設け、同じ一端の口縁から内周面
にかけて軸線に沿い所要長さの切込条３・・・を凹設し
てなるものである。

この考案は上記の構造であって、これを用いるには第２
図に示すように組立を終えたガスライターを、その燃料
槽４底筒が上面となるようにして保持し、燃料槽４底面
に予め開設した円錐孔にこの考案のソケットを圧入し、
つば縁２で係止固定する。

次いでソケット内に所定の栓体ａを、局面が切込条３・
・・で囲筐れるようにして挿入保持させたのち、燃料ガ
ス供給管（図示せず）の先端をソケット開口端につき合
わせて燃料ガスを供給する。

すると液体である燃料ガスは、切込条３・・・を通って
ソケット内に入り、矢印で示すように燃料槽内に封入さ
れる。

こうして液化ガスの充てんが終ったら、燃料ガス供給管
を除去し、同時にソケットの一端に係止保持されてた栓
体ａを、別個の押棒（図示せず）あるいは燃料ガス供給
管内に組み込筐れている棒体を介してソケット内に深く
押し込む。

この結果、第３図に示すように栓体ａは、切込溝３・・
・を越えて先端がソケットの他端開口部に１で押送され
、燃料槽４の円錐孔により挟圧されたソケットの他端開
口部を閉塞する状態となって封止が完了する。

この考案は以上述べたように、ゴム等の弾力性材料で作
られているから、硬質の栓体ａの打込に対して燃料槽４
が破壊されるおそれがないとともに、切込条３・・・を
介して栓体ａを燃料注入を阻止することなく保持するよ
うにしたから、燃料ガス供給管からの燃料供給を停止す
ると同時に栓体ａの打込みを行うことができ、この結果
、燃料ガスの損失が少なくてすみ、かつ栓体ａを燃料ガ
ス供給機構中に順次供給して一定量の充てん作業な連続
的に行うことができるから、装置を自動化して製造費用
を大巾に減少させることも可能である等多くの利点があ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案の縦断面図、第２図は栓体を挿入保持
させた状態を示す断面図、第３図は栓体打込み終了後の
状態を示す断面図である。 図中符号、１は短管状部材、２はつは縁、３は切込条、
４は燃料槽、ａは栓体な示す。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 内径を所定の栓体ａが嵌合する大きさとし、燃料槽４の
   底面に予め開設された円錐孔に圧入されたゴム等の弾力
   性材料からなる短管状部材１の一端に、外側方に張り出
   してつば縁２を形成するとともに、上記一端の口縁から
   内周面にかげて軸線に沿い所要長さの切込条３・・・を
   凹設してなるガスライターの燃料注入口用ソケット。