JPS588808Y2 - 複合下地材 - Google Patents

複合下地材

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JPS588808Y2
JPS588808Y2 JP7089279U JP7089279U JPS588808Y2 JP S588808 Y2 JPS588808 Y2 JP S588808Y2 JP 7089279 U JP7089279 U JP 7089279U JP 7089279 U JP7089279 U JP 7089279U JP S588808 Y2 JPS588808 Y2 JP S588808Y2
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Japan
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paper
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JP7089279U
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JPS55170314U (ja
Inventor
善二 星野
Original Assignee
三洋工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は屋根下地、壁下地等の建物下地に最適な複合下
地材に関するものである。
従来例えば屋根葺に際しては野地板を施行しさらに野地
板上面にこけら板と称される方形薄板を多数敷設してい
たが、近年人件費、材料費の高騰、人手不足等のためこ
けら板の施行、使用が少なくなりつつある。
最近では住宅の不燃化、高級化につれてこけら板に変わ
るものとして合成樹脂材質の下地材が使用されているが
、これは断熱材としての性状を主たる目的とするもので
あって合成樹脂として起り得る太陽熱による経年変化ま
た通気性を有しない等のために野地板、垂木等が老朽・
高級化する原因となっている。
本考案は上記従来の下地材に鑑み、故紙、製紙ヘドロ等
のセルロース繊維を主たる基材として難燃性、通気性を
持たせ、硬質発泡ウレタンフオームを一体化して熱伝導
率が低く優れた断熱性を発揮せしめ、また野地板を施行
する手間を省力化するため合板を接着金させた複合下地
材を提供し、特に隣接する下地材相互の位置決定が容易
であるとともに隙間をなくすようにした屋根下地材を提
供するものである。
以下図面に従って本考案の一実施例を詳述すると、第1
図、第2図において1は本考案下地材を形成する基板で
あって、この基板1はパルプ、故紙等の植物性繊維(重
量比40%)、製紙ヘドロ(重量比15%)、無機質粉
末(非晶質の無水ケイ酸等重量比30%)、サイジング
剤(松ヤニ、合成高分子等5%)、紙力増強剤(アクリ
ルアミド系重量比10%)を充分に混練し、この混線物
に水を混入攪拌し、次いで適宜成型機によって板厚9〜
12mm程度の板状体に連続成型し、所要の寸法に切断
後自然乾燥したものである。
基板1の片面には板厚6〜9mm程度の硬質発泡ウレタ
ンフオーム樹脂板2を発泡接合するとともに樹脂板2に
はベニヤ合板の如き下地板3を一体に積層接合する。
基板1と同大の下地板3は樹脂板2に対して図示の如く
縦横直角二辺の位置をずらして、下地板3の直角二辺3
a。
3bが樹脂板2より適当中突出するようにしである。
また、基板1の他面には無機質性防水材料からなる被覆
材4を塗布する。
本考案下地材は上記構成であり、パルプ、故紙或は製紙
ヘドロ等のセルロース繊維を基材としてこれに無機質粉
末を混合結合させたので耐候性、難燃性、断熱性にすぐ
れ、またサイジング剤、紙力増強剤等の混入により防水
性、耐久性にすぐれている上に硬質発泡ウレタンフオー
ム樹脂板2が熱伝導率が低く優れた断熱性を発揮し、下
地板3を積層一体化したので屋根葺に際し野地板を必要
とすることなく本考案下地板自体が屋根下地となって直
接瓦、金属板等の屋根材の施行が可能となる。
特に、樹脂板2と下地板3とは二辺の位置をずらしであ
るので、第1図示のように下地材Aに隣接する下地材A
′の樹脂板2を下地材Aの突出する下地板3上に重接し
、この重接部分を釘のような止着具で屋根構築垂木に固
定すれば隣接する下地材相互の位置関係を容易に決定し
得るとともに重接部において雨下地材を同時に固定でき
、隣接する下地材の突き合わせ部には隙間がなくなるの
でこの部分を他の被覆材で覆う必要がなくなる。
上記のようにして下地材を縦横に突き合わせ状に敷設す
るが、基板1の片面(上側面)に塗布した防水材料から
なる被覆材4は滑りにくい面が形成され下地材の敷設、
屋根葺作業に際して滑落の危険がなくなる。
尚、基板1を成型機で成型する際金網ロールにより圧縮
するようにすれば基板1表面に凹凸面が形成されるため
硬質発泡ウレタンフオーム及び無機質防水材の接着がよ
くまた基板1表面にも通気性を有せしめることができる
本考案下地材は屋根下地に限定されるものではなく壁下
地等の建物下地として使用し得ることもちろんである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図は下地材
全体の平面図、第2図は要部の拡大断面図である。 1は基板、2は樹脂板、3は下地板、4は被覆材である

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. パルプ、故紙、製紙ヘドロ等セルロース繊維と無機質粉
    末、サイジング剤、紙力増強剤を混練し、水を混入攪拌
    して成型した板状体たる基板1の片面に硬質発泡ウレタ
    ンフオーム樹脂板2を一体に接合するとともにこの樹脂
    板2には、基板1と同大のベニヤ合板の如き下地板3を
    直角二辺の位置をずらして接合し、基板1他面には無機
    質性防水材料からなる被覆材4を塗布して戒ることを特
    徴とする複合下地材。
JP7089279U 1979-05-26 1979-05-26 複合下地材 Expired JPS588808Y2 (ja)

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JP7089279U JPS588808Y2 (ja) 1979-05-26 1979-05-26 複合下地材

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JPS55170314U JPS55170314U (ja) 1980-12-06
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2614771B2 (ja) * 1989-01-13 1997-05-28 元旦ビューティ工業株式会社 建築物用下地材

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JPS55170314U (ja) 1980-12-06

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