JPS5887253A - 永久磁石合金 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明線、スピノーダル分解型のＦ・−０ｒ−Ｃ。

系永久磁石合金に関するものである。

従来この種のスピノーダル分解型合金として、例えばＦ
ｅ−Ｃｒ−Ｃｏ系永久磁石合金があり１、その特性を向
上させるためには、Ｍｏ５ＡＬ、　ＷＳＣｕＳＺｒおよ
びＮｂ等の元素の添加が有効とされている。

しかし用途によっては、必ずしも充分な磁気特性が得ら
れず、特性上や使用上においても種々の問題点があった
。

またｒＩＥＥＥ　Ｔｒａｎｓａｃｔｌｏｎ　ｏｎ　Ｍａ
ｇｎ’ｅｔｉｃｓＪ　Ｖｏｌ、　Ｍａｇ−１６，Ｎａ５
．　　Ｓｅｐ、　　１９８０　　（ｐ１０５３〜１０５
５）には、公知の３０　Ｃｒ　−５Ｃｏ　−６４，７５
，６４，５，６４，６２Ｆｅ系のＦｅ−Ｃｒ−Ｃｏ磁石
合金に、添加元素としてＨｆを０．２５　、０．５　、
１．３　％を各々添加し、時効冷却速度０．９℃／ｈｒ
　という工業的に困難な熱処理条件を施した場合に得ら
れた特性が記載されており、その磁気特性値は第１表の
通シ公知である。しかし、この合金も磁気特性がなお充
分ではない。

第　　　　　１　　　　　表 本発明はスピノーダル分解型永久磁石合金にＨｆを添加
することにより、磁気特性、特に保磁力を従来のものよ
り飛躍的に向上させることを目的とするものである。

本発明は重量比でＣｒ１７〜４５％、００８〜３０％、
ＨｆＯ，０１〜５％を含み、残部が実質的にＦｅからな
る永久磁石合金であり、またこの合金にＳｔ＋　Ｔｉ　
、Ｍｇ、Ｗ、Ｍｏ、Ｖ、Ｍｎ、Ａｔ、Ｎｂ、Ｎｉ、Ｚｒ
、Ｃｕ、Ｃｃｚ　Ｃａ＋　Ｔａ、Ｚｎ、Ｃ，Ｇｅ。

Ｂ１および希土類元素を０．１〜５ｔｌｂの範囲内で、
１種または２種以上を含有せしめることもできるもので
あり、磁気特性、特に保磁力を向上させたものである。

本発明の永久磁石合金において、Ｃｒけ保磁力に大きく
影響し、１７％未満では充分な保磁力が得られず、また
４５％を越えると飽和磁束密度が低下し実用的でなくな
る。よってＣｒは１７〜４５チとしたＣｌＣ０けＣｒと
井に保磁力を増大させるものであるが、８チ未満では充
分な特性を得るための熱処理条件が非工業的になる。ま
たＣｏが３０チを越えると磁気特性に悪い影響を及ばず
非磁性相の析出が生じて特性は低下する。よってＣＯは
８〜３０チとした。

Ｈｆは上記のＦｅ−Ｃｒ−Ｃｏと相互作用して、磁気特
性の飛躍的な向上をもたらすものであるが、その含有量
がｏ、ｏｉｓ未満では、保磁力の向上に効果的な、スピ
ノーダル分解型生成物および析出物の形状、大きさに余
シ大きな影響２与えないので、保磁力の顕著な向上が望
めない。また５％を越えた場合は保磁力の減少を引き起
すことから、Ｈｆの含有量は０．０１〜５チの範囲とし
た。

以下本発明の実施例について説明する。

実施例−１ 第２表の組成の磁石合金とすべく、各種原材料を真空溶
解炉にて溶解し、鋳型に注入して１３鶴φＸ　１０ｍ１
１ｍの試料を作製した。これを１２００℃前後で１０〜
９０分溶体化処理した後、６００〜６７０℃で磁場中（
約２〜４．５　ＫＯｅ　）において１０〜９０分保持し
た。その後多段時効処理を行うことにより第１図のよう
な特性が得られた。

第　　　　　２　　　　　表 第２衣の合金Ａ−Ｆの保磁力とＨｆ含有量との関係を図
示すると第１図の如く表わされる。図から明らかな如＜
Ｈｆ含有量の増加と共に保磁力が増加し、２％前後に最
大ピーク値を有し、合金りでは７５５（ｌｅＯ値が得ら
れている。２チを越えると保磁力は次第に減少し、５％
を越えると無含有のものと同等となる。従ってＨｆの含
有量は、５チを越えると保磁力が低下するので５−以下
とした０ 実施例−２ 第３表の組成の磁石合金とすべく、各種原材料を大気溶
解炉にて溶解し、実施例１と同様な熱処理を実施したＱ
得られた特性は第２図のとおりである。

第　　　　　３　　　　　表 （チ） 第１図と同様に保磁力はＨｆ含有量の増加と共に上昇し
、特に合金ＪおよびＫにおいて保磁力８６５および８５
５Ｑｅと、従来にない飛躍的な磁気特性の向上が見られ
た。

なお、本実施例はＨｆのほかにさらにｓｔＳ’ｒｔ、Ｍ
ｏ、Ｖを複合姉加した例について説明したが、５ｉＳＴ
ｉ、Ｍｏ５Ｖ以外のＭｇＸ　Ｗ、Ｍｎ、Ａｔ。

Ｎｂ５Ｎｉ、Ｚｒ、Ｃｅ、Ｃｅ、ＣｈＳＴａ、Ｚｎ。

Ｃ，Ｇｅ、Ｂおよび希土類元素等の１種または２棟以上
を０．１〜５％の範囲内で含有せしめても第２表の合金
と同等の特性になし得ることが確認されている。

以上説明した如く、本発明は１．Ｆｅ−Ｃｒ−Ｃ。

系磁石合金元素のほかにＨｆを添加することによシ、従
来より飛躍的な保磁力の向上を図ることができ、特性向
上の要求に応じたＦｅ−Ｃｒ−Ｃｏ系永久磁石合金とな
し得たものである。

また、このように保磁力の向上を確保することによシ、
回転機関係のトルクアップや計測器類の精度、安定性等
を向上することができ、さらに他の磁石応用分野への拡
大利用ができて大なる工業上の効果を有するものである
。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は、本発明の実施例における保磁力
とＨｆ含有量との関係を示す図である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、重量比でＣｒ　１７〜４５　＊　ＳＣｏ　８〜３０
   　ｆｂ　、Ｈｆｏ、０１〜５％を含み、残部が実質的に
   Ｆ・からなることを特徴とする永久磁石合金０ ２、　８１ＳＴｉ、ＭｇＳＷＳＭｏｓ　Ｖ　ＳＭｎ５Ａ
   Ａ、　Ｎｂ、Ｎ１５ＺｒＳＣｕ、Ｃｅ５ＣａＳＴａ、Ｚ
   ｎ５ＣＳＧｅＳＢ、および希土類元素のうちの１種また
   は２ｓ以上を０．１〜５チ含有せしめたことを特徴とす
   る特許請求の範囲第１項記載の永久磁石合金。