JPS587725B2 - ビスコ−スレ−ヨン糸の乾燥装置 - Google Patents
ビスコ−スレ−ヨン糸の乾燥装置Info
- Publication number
- JPS587725B2 JPS587725B2 JP51012839A JP1283976A JPS587725B2 JP S587725 B2 JPS587725 B2 JP S587725B2 JP 51012839 A JP51012839 A JP 51012839A JP 1283976 A JP1283976 A JP 1283976A JP S587725 B2 JPS587725 B2 JP S587725B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- yarn
- drum
- drying
- rayon yarn
- visco
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)
- Drying Of Solid Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は湿潤したビスコースレーヨン糸を糸状で乾燥
する装置に関するものである。
する装置に関するものである。
例えば第１図に示すとおり紡出直后の連続した糸１を、
ほぼＹ行に置かれた精練用および乾燥用のドラム２およ
び３と糸送り用ロール４との間に小間隔にかけ渡してス
パイラル状に進行させながらドラム周面で，薬液注入管
５から薬液を注いで精練、引続き適宜温度をもたせたド
ラム周面で乾燥を行なうようにしたビスコースレーヨン
糸の連続紡糸装置があるが、この装置によればケークに
比べて均質なパーン製品が簡接得られるメリットがある
がこの乾燥用のドラムは、直円筒状または乾燥部全体が
わずかのテーパー角度でその面径が次第に細くなるもの
が一般的であるが、いずれも欠点をもつ。
ほぼＹ行に置かれた精練用および乾燥用のドラム２およ
び３と糸送り用ロール４との間に小間隔にかけ渡してス
パイラル状に進行させながらドラム周面で，薬液注入管
５から薬液を注いで精練、引続き適宜温度をもたせたド
ラム周面で乾燥を行なうようにしたビスコースレーヨン
糸の連続紡糸装置があるが、この装置によればケークに
比べて均質なパーン製品が簡接得られるメリットがある
がこの乾燥用のドラムは、直円筒状または乾燥部全体が
わずかのテーパー角度でその面径が次第に細くなるもの
が一般的であるが、いずれも欠点をもつ。
すなわち前者の場合、得られる糸の沸水収縮率が高い。
沸騰水収縮率は、水分率１１．０％、糸長Ｌ０（ｍ）の
糸を無緊張下に沸騰水中に１時間浸漬した後、処理前と
同じ水分率まで乾燥したときの糸長がＬ（ｍｍ）のとき
Ｌ０−Ｌ／Ｌ０×１００（％）で表示するが、例えば織
物用の糸として沸騰水収縮率の高い糸を用いると得られ
る織物が長さ方向および／または幅方向に収縮が甚だし
く所定寸法の織物が得られず業界では敬遠されているも
ので、通常のセントル式紡糸方式で得られるケークの沸
騰水収縮率は２〜３％のものであるに比べて前記の真円
筒状のドラムの場合に得られる糸のそれは６％以上にも
及ぶものであって、せめてケーク並みの沸騰水収縮率の
糸を得たいのが願望であった。
糸を無緊張下に沸騰水中に１時間浸漬した後、処理前と
同じ水分率まで乾燥したときの糸長がＬ（ｍｍ）のとき
Ｌ０−Ｌ／Ｌ０×１００（％）で表示するが、例えば織
物用の糸として沸騰水収縮率の高い糸を用いると得られ
る織物が長さ方向および／または幅方向に収縮が甚だし
く所定寸法の織物が得られず業界では敬遠されているも
ので、通常のセントル式紡糸方式で得られるケークの沸
騰水収縮率は２〜３％のものであるに比べて前記の真円
筒状のドラムの場合に得られる糸のそれは６％以上にも
及ぶものであって、せめてケーク並みの沸騰水収縮率の
糸を得たいのが願望であった。
一方、テーパー状のドラムでは得られる糸の沸騰水収縮
率はケークの糸以下のものが得られるが、ただ乾燥処理
中においてその初期段階及び末期段階これをドラムの位
置で云えば精練用ドラムに続く部分および末端附近にお
いて糸の走行状態が不安定となり、走行方向に対して左
右方向にふらつき隣接する糸同志が触れ合いからみ合っ
て毛羽、糸切れの発生が多くなる。
率はケークの糸以下のものが得られるが、ただ乾燥処理
中においてその初期段階及び末期段階これをドラムの位
置で云えば精練用ドラムに続く部分および末端附近にお
いて糸の走行状態が不安定となり、走行方向に対して左
右方向にふらつき隣接する糸同志が触れ合いからみ合っ
て毛羽、糸切れの発生が多くなる。
この発明は前記の欠点が排除された、沸騰水収縮率のポ
ツト式紡糸方式で得られるケークの糸の３％以下のもの
の糸が収率よく得られるドラムの構造を目的とするもの
で、ドラムの糸の進入側を直円筒状としこれに続いてそ
の直径を次第に細くしてテーパー状とし、さらに続いて
直円筒状としたことを特徴とする。
ツト式紡糸方式で得られるケークの糸の３％以下のもの
の糸が収率よく得られるドラムの構造を目的とするもの
で、ドラムの糸の進入側を直円筒状としこれに続いてそ
の直径を次第に細くしてテーパー状とし、さらに続いて
直円筒状としたことを特徴とする。
この発明のドラムの一例の側直説明図を第２図に示すが
、３１は直円筒状部分、３２はテーパー状部分、３３が
再び直円筒状部分である。
、３１は直円筒状部分、３２はテーパー状部分、３３が
再び直円筒状部分である。
なお第３図において糸は左から右方向へと進行する。
各部分の長さおよびテーパー角度は糸の乾燥速度、収縮
率等から適宜選択されるが、糸の水分率が３００％以上
を占める部分および水分率が２０％を下廻る部分を直円
筒状とするのが好ましい。
率等から適宜選択されるが、糸の水分率が３００％以上
を占める部分および水分率が２０％を下廻る部分を直円
筒状とするのが好ましい。
ここでドラムとロール相互間は、その形状を対応させる
こと、つまりドラムが直円筒状の場合はこれに対応する
ロールも直円筒状としドラムがテーパー状のときにはロ
ールもテーパー状のものとし、かつそのテーパー角度で
はなく直径の変化率を互に同じとすることが必要で、こ
れが欠けると、走行する糸がたるんで好ましくないこと
は周知のことである。
こと、つまりドラムが直円筒状の場合はこれに対応する
ロールも直円筒状としドラムがテーパー状のときにはロ
ールもテーパー状のものとし、かつそのテーパー角度で
はなく直径の変化率を互に同じとすることが必要で、こ
れが欠けると、走行する糸がたるんで好ましくないこと
は周知のことである。
前段直円筒状部分３１とテーパー状部分３２、テーパー
状部分３２と後段直円筒状部分３３とのつなぎ目はつぎ
目すしがなくなだらかにしたものでもよい。
状部分３２と後段直円筒状部分３３とのつなぎ目はつぎ
目すしがなくなだらかにしたものでもよい。
この発明の乾燥ドラムによれば、得られる糸の沸騰水収
縮率が３％以下のものとケーク並みとなりかつ前記した
走行糸条のふらつきも全くみられない。
縮率が３％以下のものとケーク並みとなりかつ前記した
走行糸条のふらつきも全くみられない。
ここで、得られる糸の沸騰水収縮率が低いのは、乾燥に
よる糸の収縮が経時的に行なわれる部分のドラムをテー
パー状としたため残留歪みが少なくなったものと思われ
、また糸の収縮が僅かに起こる部分を直円筒状としたた
め走行糸条のクルミが起こらず糸の走行状態が良好であ
るものと思われる。
よる糸の収縮が経時的に行なわれる部分のドラムをテー
パー状としたため残留歪みが少なくなったものと思われ
、また糸の収縮が僅かに起こる部分を直円筒状としたた
め走行糸条のクルミが起こらず糸の走行状態が良好であ
るものと思われる。
この装置によれば沸騰水収縮率の低いパーン製品が直接
的に得られるから操業性良好で工業的価値が大きい。
的に得られるから操業性良好で工業的価値が大きい。
実施例
第１図に示したビスコースレーヨン糸の連続紡糸装置に
おいて１２０デニール／４０フィラメントの糸を紡速１
２０ｍ／分で紡糸し、ドラム径１ｍψの精練乾燥ドラム
を用い処理した。
おいて１２０デニール／４０フィラメントの糸を紡速１
２０ｍ／分で紡糸し、ドラム径１ｍψの精練乾燥ドラム
を用い処理した。
このドラムの乾燥部分の全長は２００ｍｍ、このうち最
初のストレート部は３０ｍｍ長、この稜ドラム径が徐々
に小さくなる部分の長さは７０ｍｍ長、最後のストレー
ト部は１００ｍｍであった。
初のストレート部は３０ｍｍ長、この稜ドラム径が徐々
に小さくなる部分の長さは７０ｍｍ長、最後のストレー
ト部は１００ｍｍであった。
このドラムにおいてドラム径の減少率は４％であったが
このようにして得られた糸の沸水収縮率は２．５％であ
った。
このようにして得られた糸の沸水収縮率は２．５％であ
った。
第１図はこの発明の乾燥ドラムを設けるドラム式ビスコ
ースレーヨン連続紡糸装置の斜視説明図、第２図はこの
発明ドラムの側直の説明図である。
ースレーヨン連続紡糸装置の斜視説明図、第２図はこの
発明ドラムの側直の説明図である。
Claims (1)
- １ ほぼＹ行に置かれた乾燥用ドラムと糸送り用ロール
との間に小間隔に湿潤糸をかけ渡してスパイラル状に進
行させながらドラム周面で乾燥を行なうようにしたビス
コースレーヨン糸の乾燥装置において、ドラムを糸の進
入側を直円筒状としこれに続いてその直径を次第に細く
してテーパー状とし，さらに続いて直円筒状としたこと
を特徴とするビスコースレーヨン糸の乾燥装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP51012839A JPS587725B2 (ja) | 1976-02-10 | 1976-02-10 | ビスコ−スレ−ヨン糸の乾燥装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP51012839A JPS587725B2 (ja) | 1976-02-10 | 1976-02-10 | ビスコ−スレ−ヨン糸の乾燥装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5296229A JPS5296229A (en) | 1977-08-12 |
| JPS587725B2 true JPS587725B2 (ja) | 1983-02-12 |
Family
ID=11816539
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP51012839A Expired JPS587725B2 (ja) | 1976-02-10 | 1976-02-10 | ビスコ−スレ−ヨン糸の乾燥装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS587725B2 (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5025818A (ja) * | 1973-04-06 | 1975-03-18 |
-
1976
- 1976-02-10 JP JP51012839A patent/JPS587725B2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5025818A (ja) * | 1973-04-06 | 1975-03-18 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5296229A (en) | 1977-08-12 |
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