JPS5872795A - 燃料配管の圧力脈動除去装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は内燃機関の燃料配管における圧力脈動除去装置
に関する。

従来の燃料配管の圧力脈動除去装置としては、例えば第
１図に示すようなものがある。これはブラダ型アキュム
レータと呼ばれるもので、図示しない燃料配管の途中に
接続口１を介して接続される容器２内に合成ゴム袋３が
設けられ、このゴム袋３には給気弁４を介してガスが封
入されている。

そして、接続口１にはポペット弁５が取付けられ、ゴノ
・袋３の膨張に伴って閉じ、ゴム袋３が容器２内からは
み出さないように保護している。

か＜ジζ、燃料は容器２内の油室６に導がれており、油
室６とガス室７とが可撓性の大きなゴム袋３を介して隔
てられているため、例えば油室６から燃料が放出されて
も、ガスが膨張して燃料の圧力の大きな変動を防止する
。これによって燃）４配管内に生じた圧力脈動を除去し
たり、負荷の急変動や弁の開閉が急速に行なわれた時に
発生ずる衝撃力を吸収する。（丸善（株）昭和４４年２
月１５日発行　油圧制御　Ｐ、１３３） しかしながら、このような従来の圧力脈動除去装置にあ
っては、容器内に合成ゴム袋でできたガス室を設けて、
油室と隔て、油室内の圧力脈動等をガス室の膨張・収縮
で除去並びに吸収する構造であり、しかも十分な蓄圧効
果をもたせていたため、全体形状が大きくなり、自動車
等の内燃機関の燃料配管の途中に取付けることは必ずし
も容易でなく、また高圧ガスを封入したゴム袋を圧力容
器内に収納し°ζいるため、万一ゴノ・袋や圧力容器に
損傷を生じた場合にはゴム袋が爆発的に破れるため非常
に危険であるという問題点があった。　　゛本発明はこ
のような従来の問題点を解決するごとを目的としてなさ
れたものであって、発泡ゴムあるいはスポンジ状ゴム等
の多孔性ゴムを耐油性ゴトで膜状に覆った可変体積部材
を用い、これを燃！４配管の途中に燃＊］と接するよう
に配設することにより、圧力脈動等を除去するｊ；うに
したものである。

以下、本発明を図面に基づいて説明する。

第２図は本発明の一実施例を示している。

構成を説明すると、円筒状のケース１１内に、円柱状で
その軸芯に燃料通孔１２を形成しｔζ可変体積部材１３
が挿入され、ケース１１の両端にはシールメタル１４を
介して燃料配管接続口１５が取付けられている。

可変体積部材１３は、円柱状で軸芯に孔を有する多孔性
ゴムとしての発泡ゴム１６からなり、その表面（孔の内
面も含む）をシー１状の耐油性ゴム１７により覆って、
発泡ゴム１６内に燃料が漏入しないようにしである。

更に詳しくは、発泡ゴム１６として、ＮＢＲ単体又はＮ
　Ｂ　ＲにＰＶＣを添加したものに可塑剤を加えて発泡
させたＮ　！３　Ｒ発泡ゴノ６を使用するとよい。この
場合、ＮＢＲ発泡ゴトは独立気泡とし、気心径は０．３
〜０．５φとする。また、ＮＢＲ発〆Ｏゴムの比重はＮ
ＢＲゴムの１／２〜１１５とする。

耐油性ゴム１７とし“（は、デフロン糸ゴムンーＩがＪ
：＜、その厚さは０．５　＊ｖ程度でよい。コーティン
グによって被覆させてもよい。

また、この場合の可変体積部材１３の径は燃料通孔■２
の径（例えば５１φ）の約４倍（例えば２０１１ψ）程
度でよい。

ここにおい“（、燃料は一方の燃料配管接４１１　ｒｌ
　１５から流入し、可変体積部材Ｉ３の軸芯の燃料通孔
１２をａっ゛（、他方の燃料配管接ｉ４１ＴＩ　１５か
ら流出する。

次に作用を説明する。

発泡ゴム１６は細かい気泡がゴノ・の薄１１２によって
包−１れでいる様になっているため、気泡内のガスと気
泡を包むゴノ・の薄！晩とによって即席に可撓シ１のあ
る材料となっている。

したがって、かかる発泡ゴム１６を耐曲性ゴム１７で覆
ってなる可変体積部材１３をケース１１内に納め、可変
体積部材１３の軸芯の燃料通孔１２を燃料が流れるよう
にすることにより、発泡ゴム１６の気泡内のガスの収縮
・膨張によって圧力脈動や衝撃圧力を除去並びに吸収す
ることができる。

尚、吸収の度合は発泡の度合によって調整できる。

また、この実施例の如く可変体積部材１３の軸芯に燃料
通孔１２を形成して、この可変体積部材１３を燃料配管
の一部とすることにより、非常にコンパクトとなり、内
燃機関の燃料配管に容易に取付けることができるように
なる。

第３図には他の実施例を示ず。

この実施例は、ケース２１内に、円柱状の発泡ゴノ、２
６の表面を耐油性ゴム２７で覆っ゛（なる可変体積部材
２３を収納し、このｑ変体積部材２３の一力の端面の側
に空間２２を設けて、この空間２２０前後に燃料配管接
続口２５を形成したものである。

したがっζ、前記空間２２内を燃料が可変体積部材２３
に接しつつ流れ、可変体積部材２３の可撓性によって圧
力変動やｊ◆Ｊ撃圧力を吸収！１１・びに除去できるば
かりか、前記空間２２の容積によってＷｉ汁幼果をも有
する。

向、多孔性ゴムとして発泡ゴノ・の代りにスポンジ状ゴ
ム等を使用しζもよい。

以上説明してきたように本発明によれば、発泡ゴムやス
ポンジ状ゴノ・等の多孔性ゴムを耐油性ゴｌ、で覆った
可変体積部材を燃料配管の途中に燃料と接するように配
設する構造としたため、多孔性ゴノ・の気泡内のガスの
収縮・膨張によって圧力変動や衝撃圧力を吸収できると
共に、装置構造が非常にコンパクトになり、内８機関の
燃料配管途中に容易に取付けることができるようになる
。また、高圧ガスを使用するものではないから、爆発等
の危険もなく、安全性も極めて高い。

【図面の簡単な説明】

第１図は圧力脈動除去装置の従来例を示す断面図、第２
図は本発明の一実施例を示す断面図、第３図は他の実施
例を示す断面図である。 １１．２１・・・ケース　　１２・・・燃料通孔１３．
２３・・・体積可変部材　　１５．２５・・・燃）Ｉ配
管接１ｆｔｎ　　　Ｉ　６．　２６・・・発泡ゴム（多
孔性ゴノ、）　　　　１７．２７・・・向Ｊ　／ｌｂ性
ゴム　　２２・・・空間特許出願人　　１コ産自動車株
式会社　　゛代理人　　弁理士　笹　島　富二人（Ｆ（
７） 第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 多孔性ゴトの表面を耐油性ゴトで膜状に覆った可変体積
   部材を、燃料配管の途中に燃料と接するように配設して
   なる燃料配管の圧力脈動除去装置。