JPS5872011A - ガス事故防止装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は都市ガスやプロパンガス等による爆発事故やガ
ス中毒事故を未然に防止するガス事故防止装置に関する
もので特に一般家庭用を意図したものである。

ガス事故の多くは未燃ガスの放出漏洩に起因しているが
、これを防止するには器具や配管の面から改善を加える
必要がある。従来、このような目的に対してガス漏れ警
報器やヒユーズコックと称される過流出防止機能を有す
るガスコックが用いられていた。しかし、ガス漏れ警報
器はその取付位置によっては危険状態に至っても作動し
々かったり家屋内のどの部屋でガス漏れを生じても感知
するという機能までは有していない。又、ヒューズコッ
クも作動範囲内のガス放出に対して１、遮断機能を有し
ていない。更に、これｒ）の装置も故意のガス放出に対
しては有効な防止１段にシＪ：なり得ない。

本発明は、家屋内へのガス供給ライン中に設けた流量測
定装置並びに遮断装置と、複数のガス適正使用条件を記
憶していて流１６゛信−シ」から判断した現在の使用実
態と比較して適正使用条件を恥脱したら遮断装置に対す
る閉止信号と５−：常理山に応じた表示信号を発する制
御装置と、人・ｊ々信シシ゛に応じた表示をする表示装
置によって構成さおでおり、ガスの過大流量が流れた時
ＬＪ、もちろ／Ｎ／、適１に流（■であっても長時間に
亘って流部′変化がない時などは異常と判定してガス供
給を遮断すると共に、遮断した理由を表示するものであ
る１、こ、ｌ＋に、ｆ　−、で、ガスｇＪ■故を未然に
防止することはもちろん、需要家の不適正な使用や不注
意に対１〜てｔ１意をｏｆびかけたり、更には家屋内の
配管中のガス漏）１を容易に感知して補修工事の必要性
を警告−・ｌ−るなと総合的なガス供給系の安全確保を
図ることが本発明の目的とするところである。

以下実施例に基いて本発明の詳細な説明する。

第１図は本発明のシステム構成図であって、ガスはガス
供給ライン１のメータコック２を通り、遮断装置３を経
てガスメータ４に入る。ここで流量が積算されてから家
屋内に供給される。ガスメータ４には瞬時の流量に応じ
た機械的作動部があるので、この動きを検出すれば流量
信号を得ることが可能であって、これが流量測定装置６
である。

流量測定装置５からは開側の流量信号が制御装置６へ送
り続けられる。この信号はパルスで送られるので制御装
置６では単位時間当りのパルス数から現在のガス流量値
を知ることができる。一方、制御装置６にはあらかじめ
ガスの使用方法として適正と判断される限界値が記憶さ
れている。この判断基準は需要家が同時に複数のガス器
具を使用した場合の瞬時最大流量やガス流量の時間的変
化がなく継続して使用する最大継続時間などである。

特に後者は使用するガス器具の用途によって異るので許
される瞬時最大流量以下で多数の流量区分を設け、各々
の流Ｍ゛区分の許容最大継続時間を記憶している。そし
て、現在のガス流計値が瞬時最大流量を超えた場合には
直ちに、父、瞬時最大流量以下の場合にＦｌｌ、適用さ
れる流：１；区分の最大継続時間を超えた場合に異常と
判定するのである。

もちろん、途中でガス流量が設定条件以」−に変化した
場合には適正な使用状態であると判断して、それまで積
算して来た時間は零にもどし最初から時間積算を再始動
させることになる１、この１（７，に、流量区分を超え
るような大幅な流１１；変什があれば、適用すべき許容
最大継続時間も変更さＪすることになる。

こうして制御装置６では流用°測定装置１“′１６から
送られてくる流量信号で現在の流計値をｔ１ｊ断すると
共に、自分自身が記憶している適正使用条ｆｌと比較し
てこの使用条件を逸脱すれば顕常と判断する。

異常と判断すれば遮断装置３に対してｒｌ、ガス供給を
遮断するよう遮断信号を送ると共に、友示装置７にはど
ういう理由で顕常と判断し既断したかを表示する」：う
表示信号を送る。８はこわら装置のだめの電源である。

遮断装置３は開状態において電力消費をしないように自
己保持型とし、閉しさせる一瞬の間だけ電流を供給され
る瞬時電流作動の形式にしておけば電源として電池を用
いる時に有利である。流量測定装置６はガスメータ４の
機械的作動を検知する方法が簡便で、リードスイッチ、
半導体センサー２発電型素子などが用いられる３、この
場合も電力消費が少いことが機器として構成する場合に
有利である。制御装置６は低消費電力型のマイクロコン
ピュータが適している。更に、表示装置７はＬＥＤ、Ｌ
ＣＤなどの数字表示器を用い、番号によって異常理由を
表示することができる。又、電池８の消耗を少くすると
共に、電池８の寿命が来た後でも表示を保持したいよう
な場合には磁気反転素子のような自己保持で且つ不揮発
性の表示器が適している。不揮発性表示を行う必要があ
るのは例えば、電池８自体の電圧が設定値以下に低下し
た場合で、この時は、電池寿命の表示を行うと共にマイ
クロコンピュータの誤動作を防止する目的で制御装置６
の機能を停止さぜる３、この１１．’ｌ　、遮断装置３
を遮断して停止させても良いし、ｊｌ！！、断−１１−
ずに機能だけ停止しても良い１．遮断１７なか−１だ場
合は安全装置としての機能が失わノ］るが、通常のガス
使用には支障が無い。不揮発性表示を行う他の例は、家
屋内の微１ｉ七ガス漏Ｊ［を検知１−だ場合である。こ
の判定方法の例としてＩｒＦ、、ある＋１′Ｌ位ＩＲＩ
間中に流昂−パルス信号がゼロであったかどうかを判断
し、これをある一定量間継続する３、そして、その期間
中に於て、休みなく流；ｊ１パルス（４！号が送られて
来た場合はガス器具の使用と関係４二く配管中のどこか
からガスが漏れつづけていると判定するのである。もち
ろんガス器具を使用するセＩ゛のｌ１ｌｆｒ、　ｆ’ｌ
ｆであれば既述の流計区分別の継続使用＋１．’１間を
適用して遮断するのであるが、パイロットバーツーも点
火しない程度の微量の場合は継続使Ｉ＋１時間の制限を
無限大とし、その代わりに配管中の漏れが生じている可
能性が大きいと考えて表示のみを行なう。

この場合は事故につながるような緊急’Ｂ態ではないが
、補修工事に着手する壕で表示しつづけなければならな
い。従って、電力消費が無く、たとえ電池が切れても表
示が残る不揮発性表示器が適しているのである。

次に、ガスメータ４とこれら各装置を一体構造で設けた
実施例によって更に詳しく説明する。

第２図はガス事故防止装置付のガスメータ４の一例を示
す正面図、第３図は同じく左側面図である。ガスメータ
４は本体ケース９と上ケース１０で主として形づくられ
、上ケース１ｏの前面中央にはガスの積算流量を機械的
手段で表示するカウンタ機構を内蔵したカウンターケー
ス１１がある。

又、本体ケース９中には２枚のダイヤフラムで区画され
た４ケの計量室があって、その両側の計量室は腹板１２
と制御器ケース１３によって密閉化されている。十ケー
ス１０は内部にダイヤフラムの往復運動を回転運動に変
換し前述のカウンタ機構へ伝えると共にダイヤフラムの
往復運動を継続するため前述の４ケの計量室へガスを順
次供給するタイミングパルプを駆動する機構部が収納さ
れており、ガスは入口１４から入って出口１５から出る
。更に、１６はカウンターを読み取るカウンター窓であ
る。以上のガスメータ構成は公知であるので詳しい説明
は省略する、。

制御器ケース１３は一面で泪１１″ｆ室を密閉化すると
共に他面には流量測定装置６．制御装置６９表示装置７
と電源としての電池８を収納している１゜そして制御蓋
１７で風雨からこれＣ）の装置を保護すると共に制御蓋
１７の上部中央にｒＬ内部の表示装置７を見るだめの表
示窓１８があり、下部には電池交換用の電池蓋１９が設
けらＪ′１ている。。

第４図は制御器ケース１３の内部を示す継断面図であっ
て、２枚のプリント基板２０の泪：ｄ−室に近い側には
リードスイッチ５が設けられ、ダイヤフラム側にあらか
じめ固着されている磁石の近接離反に応じてオンオフ信
号を発生ｌ〜流Ｌｄ゛測定装置の働きをしている。１プ
リント基板２０にｒ１マイクロコンピュータを主役とす
る制御装置６カ見［１込１れており、又、磁気反転型表
示素子２１とＬＣＤ表示素子２２もプリント基本２０に
取イ〈目すられ結線されている。この画表示素子は既；
ｒＩのように使い分けられて表示装置７を構成している
。とれら表示装置７はガラス板２３で密閉された表示窓
１８と相対応している。次に、下方には電池ケース２４
が取付けられてあって、電池８を収納し、飾りビス２５
をゆるめて外すことができる電池蓋１９の部分から電池
交換が可能になっている。

次に、第５図には遮断装置３の一例を示した。

図は上ケース１０の部分断面図であるが、ダイヤフラム
の往復運動を回転運動に変換するだめの機構部品は図が
繁雑になるので省略した。土ケース１０の入口１４の下
端には弁座２６を形成し、その中心軸線−４二の真下に
自己保持型ソレノイド２７を設け、その可動鉄心の頂部
に弁ゴム２８を挿着している。弁ゴム２８は可動鉄心と
は首振り自在に固定されていてソレノイド２７と弁座２
６の取付上の若干の傾きは吸収して閉塞できるようにな
っている。一方、可動鉄心と連結した復帰軸２９がソレ
ノイド２７より下方へ突出しており、その端部に係合板
３０がある。図は開弁状態を示しているが、閉弁状態で
は係合板３ｏはンレノイド２７に近接した位置にあり、
復帰レバー３１が復帰つまみ３２を操作した時に反時泪
力向に回転して復帰軸２９を図の位置１で押し下げ開ブ
Ｐ状態にもどすことができる。

ソレノイド２７はガス中にあるので、バーメチインクシ
ールした気密端子３３を介してケーブル３４から遮断電
流を供給する。３６ｉＪＨ端子カバーである。

ソレノイド２了は内部に永久磁石とスプリングを有して
おり、１山常は磁石吸引力がスプリング反力に打勝って
吸着保持しているが、コイルに磁石吸引力を打消す方向
の電流を流し、−瞬でもスプリング反力の方が上回る状
態になＪｌげ可動鉄心ｄ：離反して、もはや電流を切っ
ても永久磁石自体の吸引力は大幅に低下しているので１
１１吸着して開弁する恐れはない。すなわち、閉弁した
いｌｌａ’ｆ時だけ電流を流せば良いので無駄な電力消
費を耕ｔＹ１電池の小型化が可能になる。

この」：うに、復帰操作が手で容易に行うことが出来る
ことは便利である反面、遮断しなけノ′１ばならなかっ
た原因、例えば、器具を接続していないコックを誤って
開けていたとかゴムホースが老化してガスが漏れていた
、という原因を除かないまま復帰して再び未燃ガスを放
出してしまう恐れがある。この場合の為に、制御装置６
には、復帰操作後、ある一定時間中に流量パルス信号が
送られて来た時は、遮断原因が解消されていないと判定
して再び遮断動作を行うような判定機能を付加しておく
と安全である。この時には、表示信号は前回遮断の時の
理由とは別の表示を行って原因又は欠陥が直っていない
ことを知らしめる。

又、別設のガス警報器やＣＯ検知器、地震感知器と接続
してとれら別設のセンサー人力によって遮断させた時は
、各々に応じた番号表示を行って遮断理由を需要家に知
らしめることが出来る。

尚、ガスの流量測定装置６の方法は実施例に示した方法
の他に、回転運動を検出することも可能であるし、遮断
装置３も既述の機構部分の運動を機械的に拘束する方法
や、ガスメータ４とは完全に別設の電磁弁を設ける方法
が考えられるので、図に示しだ実施例にこだわるもので
はない３、以上述べたように本発明でし１、複数のガス
適正使用条件と現在の使用実態を比較し、適市使用条件
を逸脱したと判定すればガス１１（給を遮断するど共に
理由を表示するものであるから、ガス・１ｒ故を未然に
防止できることはもちろん、復帰の場合も適確な原因処
理をすることが容易となって再発防止に貢献できる。又
、原因表示をすることによってガス需要家の危険な使用
実態をＭ８ｆｋさせることもできるので危険な使用その
ものを少なくする効果も期待できる。更に、判定理由に
応じて表示のみを行ったり、不揮発性表示をすることに
」：す、本発明による事故防上機能が電池消耗により一
時的に失われている場合や、長期に百−）て微量なガス
洩れが継続していることを長期間警告表示を出しつづけ
ることができる。このように一般家庭におけるガス事故
の直接的な防止と予１１Ｂ活動をう寿がす両面から本発
明は顕著な効果を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例におけるガス事故防止装置の
システムを示す構成図、第２図は本発明のガス事故防止
装置をガスメータと一体構造にまとめた実施例を示す正
面図、第３図は同じく左側面図、第４図は同装置におけ
る制御器ケースの縦断面図、第５図は同装置における遮
断装置を示すだめの上ケース部分断面図である。 １・・・・・・ガス供給ライン、３・・・・・・遮断装
置、４・・・・・・ガスメータ、５・・・・・・流量測
定装置、６・・・・・・制御装置、７・・・・・・表示
装置、８・・・・・・電源（電池）、２１・・・・・・
不揮発性表示器。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名Ｃ＋
　　　　　　”）Ｉ 区 鷲？ 幹

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）　　ガス供給ライン中に設けられた流量測定装置
   並びに遮断装置と、複数のガス適正使用条件をあらかじ
   め記憶しており前記流量測定装置から送られる流量信号
   で使用実態を判断してどれかの適正使用条件を逸脱した
   ら異常と判定し前記遮断装置に対する閉止信号と異常理
   由に応じた表示信号の両者もしくはどちらか一方を発す
   る制御装置と、前記表示信号に応じて表示する表示装置
   とから構成されたガス事故防止装置。
2. （２）制御装置から送られる信号は制御装置及び遮断装
   置の電源に異常を生じた場合も発信する特許請求の範囲
   第１項記載のガス事故防止装置。
3. （３）電源が電池で構成され電池電圧が設定値以下に低
   下した場合には表示信号のみ発信する特許請求の範囲第
   ２項記載のガス事故防止装置。
4. （４）表示装置の全部又は一部が電源電圧にかかわらず
   表示を保つ不揮発性表示器で構成された特許請求の範囲
   第１項記載のガス事故防止装置、。
5. （５）流量測定装置、遮断装置、制御装置２表示装置及
   び電源がガス供給ライン中に設けたガスメータに一体構
   造で設けられている特許請求の範囲第１項記載のガス事
   故防止装置。