JPS5871900A - 加工澱粉の製造法 - Google Patents

加工澱粉の製造法

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JPS5871900A
JPS5871900A JP16802081A JP16802081A JPS5871900A JP S5871900 A JPS5871900 A JP S5871900A JP 16802081 A JP16802081 A JP 16802081A JP 16802081 A JP16802081 A JP 16802081A JP S5871900 A JPS5871900 A JP S5871900A
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JP
Japan
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starch
minutes
parts
processed
water
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JP16802081A
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English (en)
Inventor
小島 隆寿
大村 晴樹
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Ajinomoto Co Inc
Original Assignee
Ajinomoto Co Inc
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Publication date
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  • Polysaccharides And Polysaccharide Derivatives (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は新規な加工澱粉の製造法に関する。 加工処理澱粉としては、α化処理、酸処理、酸化処理、
β化処理などが知られている。 澱粉を使用する加工食品のうち水分含量の多い練製品は
、低温で貯蔵すると澱粉本来の性質である老化に起因す
る硬化、離水等が起り、加工食品としての外観、風味、
食感、保存性が低下する。このような欠点を補うためt
こ食品用新素材としての澱粉改質方法をみいだすべそ9
、新規な加工澱粉の製°過性を検討した結果、本発明を
完成するに至ったっすなわち、本発明は、澱粉濃度5重
量%ないし50重量%、pHを8ないし10に調整した
懸濁液を、15cないしs o ctこて5分ないし5
0分放置した後、pH4ないしpH7に調整し、乾燥す
ることを特徴とする加工澱粉の製造法である。 本発明で用い−る澱粉は特に限定されるものでなく、一
般に使用されている馬鈴薯、甘藷、小麦、とうもろこし
、米等の穀類自体、これらから抽出分離さ′れた澱粉を
使用することができる。このような澱粉tこ水、必要1
こよりアルカリ、酸を加えて、澱粉濃度5重量伽ないし
50重量%、pHを8ないしpT(10に調整した、懸
濁液を得る。澱粉濃度が5重量%未満では、澱粉あたり
の水の使用量が多くなり、コストアップにつながり、ま
た50重量%より胤くなると、粘度が増大し流動性を失
ない、澱粉の移動が困難となる。また、pHが8未満で
はゲル特性に大きな影響はなく、酸性側では、分解が起
り易い、又pHが10より大きくなると、澱粉粒の糊化
が生じ粘度が上昇し脱水、乾燥が困難となる。 pHの調整は一般1ご用いられている食品用のアルカリ
剤であればよく、水酸化すトリウム、水酸化カルシウム
、水酸化マグネシウム、水酸化カリウムなどの一種また
は二種以上を用いればよい。 この懸濁液はpH調整後15Cないし50r:l:て5
分ないし60分程度放置する。このpH範囲tこ放置す
ることによって、澱粉粒内のアミロースミセルを励起さ
せ、水素結合を切断させる。 次に、この澱粉懸濁液蔽こ酸を加えpH4ないしpH7
1こ調整する。酸としては特に限定する必要はなく、一
般に用いられている食品用の酸であわばよい。 アルカリ処理の効率化をはかるためtこけ、pH8ない
し10の懸濁液を超音波処理した後pH4ないしpH7
+こ調整する。ここでいう超音波処理で処理するもので
あ°る。この処理tこまって殺菌作用、熱作用、乳化作
用を呈することは知られているが、゛澱粉のゲル物性を
変化せしめること1.特につ低温保存安定性が向上し老
化が抑制されるなど、澱粉の物性を変化せしめることが
できることは今迄に知られていながった。 超音波処理を行なう時の澱粉懸濁液は、好ましくはpH
,8,,0ないしpH10,処理温度15rないし50
C1処理時間15分ないし60分に調整して攪拌しつつ
行なえばよい。 超音波処理tこつぃて、具体的な装置としては、日本精
機■製、超音波乳化機(UltrasonjcSene
rator )や、外国製品としては、イギリスのU目
rasonics LtD、のr ULTRA−8ON
 Jなどがある。いずれも澱粉懸濁液を流動させながら
振動子より発する超音波が均一に当ることが必要である
。 このような超音波処理した澱粉は、濾過などの手段で水
を除去した後、水分13〜18%以下に乾燥し本発明の
加工澱粉とする。乾燥の方法は、自然乾燥、噴霧乾燥な
ど普通行なわれている方法を用いればよい。 このようにして得られた加工澱粉は、未処理澱粉に比し
ゲル強度は高くなること、低温保存してもゲルの1昇率
は低くなること、また離水率も低下することなど、保存
時の老化が少ない、優れた性質を備えている。更にこの
ような澱粉を使用して作った魚肉ソーセージなどの物性
は、澱粉単独のゲルよりも顕著1こ高くなる。したがっ
て動物性蛋白との相互作用ガ;強い性質をも有している
。 このような特性をもつ澱粉は、畜肉加工ねり製品として
のI・ムやソーセージ、ハンバーグなどや、水産加工ね
り製品としての蒲鉾や魚肉ソーセージなどの肉の結着材
として、又ゲル補強材として広く応用することができる
。 特電こ畜肉・・ムなどのよう
【こ5C低温保存で賞味期
間が2部3ヶ月Vこなる長期保存を必要とする加工食品
に於ては、有効であり、コストの面からも安価である。 以下実施例に従って詳細に説明する。 実施例1 馬鈴薯澱粉〔中斜里澱粉製(7−バーグレード)〕10
0部に水500部を加え苛性ソーダtこてpHを9.4
に調整し、スターラーにて攪拌しながら超音波乳化機(
日本精機製作所US−3ooo型)eこで】2Φ振動棒
を使用して35分間振動後、希塩酸Vこてpi(6,8
iこ中和し、濾過、水洗し、乾燥、粉砕して本発明の加
工澱粉を得た。 上記加工澱粉86部と冷凍スケンウ摺身(0級)500
部を捕潰機(石川式)1こて5分荒摺りし、食塩15部
を加え10分塩摺りした後に、ラード19.5部、水7
0部ととも1こ加えて混練した。次いで混合物を30M
Φ塩化ビニリデンケーシングtこ詰め、851?30分
加熱処理をして魚肉ねり製品を得た なお、同様にして
、未処理馬鈴薯澱粉を使用して得た魚肉ねり製品を対照
とした。このようにして得られた魚肉ねり製品を5C冷
蔵庫ンこ保存し、1日及び30日後の物性を粘弾性測定
機レオメータ−(不動工業製)にて、25Cで測定した
結果を表Itこ示す。 超音波処理した澱粉添加区は未処理対照区に比し初期の
ゲル強度が増加しており、しかも30日後の上昇が少な
く安定で保存性のよい魚肉ソーセージが得られた。 実施例2 とうもろこし澱粉〔味の素■製〕150部に水500部
を加え、苛性ソーダtこてpT(8,5に調整し、スタ
ーラーにて攪拌しながら超音波乳化機にて12Φ振動棒
を使用し35分振動後、希塩酸にてpH6,slこ中和
し、濾過水洗して乾燥、粉砕して本発明の加工澱粉を得
た。 上記加工澱粉を使用し、実施例1の配合割合にて、レト
ルト加熱処理(120cにて50分)し、魚肉ねり製品
を得た。なお、同様にして未処理とうもろこし澱粉(味
の素■製)を使用して得た魚肉ねり製品を対照とした。 保存時の物性変化の結果と1日後の官罷評価(パネル1
0名、10点法、嗜好選択)の結果を表2に示す。 表2 魚肉ねり製品に於ける保存時物性変化実施例3 馬鈴薯澱粉(中斜里澱粉製)200部に水500部を加
え、実施例1と同じ条件にて超音波処理して希塩酸にて
pH6,4に調整後、濾過、水洗、乾燥、粉砕して本発
明の一加工澱粉を得た。 未処理馬鈴薯澱粉、並びをこ不法の加工澱粉の12%水
溶液を、85Cにて30分間加熱処理したゲルの強度、
及び5C冷蔵庫に30日及び60日保存後のゲル強度を
、粘弾性測定機レオメータ集 −(不動工業製)にて25Cで測定した。結−を表3f
こ示す。 表3 12%澱粉ゲルの物性 (単位 ’/ca) 又、4チ澱粉濃度でアミログラフ粘度測定機(ブラベン
ダー社製)を使用して粘弾性と250間5C保存時のゲ
ル離水率を測定した結果は表4にしめす 表44%糊アミログラム特性値 コントロールの未処理澱粉に比較し、不法による加工澱
粉のゲル強度は、初期1こ高く、又保存時をこ於ける上
昇変化は少なく、離水率も低下し老化現象の少ない澱粉
を得た。 実施例4 馬鈴薯でん粉(北海道、中斜里工場製、スー・(−グレ
ード)100部1こ水200部を懸濁させ、苛性ソーダ
1こてpH9,4に調整しスターラーにて攪拌しなから
35C30分、攪拌後者塩酸でpH6,8迄中和し、濾
過、水洗、乾燥、粉砕して加工澱粉を得た。 上記澱粉100部を冷凍スケソウ摺身(C級)500部
を枯潰機(石川式)にて5分荒摺り後貧塩15部を加え
10分塩摺りした後に、ラード25部、水250部とと
もに加えて混練した。次いで30祁Φ塩化ビニリデンケ
ーシングに詰め、85tZ”、30分加熱処理をして魚
肉ねり製品を得た。なお同様にしてpH6,8で35C
で30分加熱処理して濾過、乾燥、粉砕した澱粉をフン
トロ゛−ルとし忙上記同様の処方で魚肉練製品を作り、
5C冷蔵庫に保存し7.1日、30日後の物性を粘弾性
測定機のレオメータ−(不動工業製)にて25Cで測定
した。結果を表5にしめす。 表5 魚肉ねり製品の物性 上表よりフントロール澱粉添加区魚肉ねり製品・こ比較
し、不法1とよる加工澱粉添加区の魚肉ねり製品のゲル
強度は、初期に於て、高く、シかも5C保存1こ於ける
ゲル強度の上昇変化もコントロール1こ比し少なく、保
存安定性に優れていた。 特許出願人 味の素株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 澱粉濃度5重量%ないし50重量%、pHを8ないしp
    H10に調整した懸濁液を、15cないし50C1こて
    5分ないし60分放置又は超音波処理した後、pT(4
    ないしpH7に調整し、乾燥することを特徴とする加工
    澱粉の製造法。
JP16802081A 1981-10-21 1981-10-21 加工澱粉の製造法 Pending JPS5871900A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008093657A (ja) * 2006-09-15 2008-04-24 Futamura Chemical Co Ltd 乳化安定剤
CN101891831A (zh) * 2010-07-16 2010-11-24 江南大学 一种稳定型慢消化淀粉的制备方法
JP2020534378A (ja) * 2017-06-26 2020-11-26 テイト アンド ライル イングリーディエンツ アメリカス エルエルシーTate & Lyle Ingredients Americas LLC 高い加工耐性を有するアルファ化澱粉、ならびにその製造及び使用方法

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CN101891831A (zh) * 2010-07-16 2010-11-24 江南大学 一种稳定型慢消化淀粉的制备方法
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