JPS5864943A - 周状の側面継目端部を保護した金属容器及びその製造方法 - Google Patents

周状の側面継目端部を保護した金属容器及びその製造方法

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JPS5864943A
JPS5864943A JP15813181A JP15813181A JPS5864943A JP S5864943 A JPS5864943 A JP S5864943A JP 15813181 A JP15813181 A JP 15813181A JP 15813181 A JP15813181 A JP 15813181A JP S5864943 A JPS5864943 A JP S5864943A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、周状の側面継目端部會保傾した金属容器及び
その製造方法に関し、より詳細には継目からの金属溶出
防止、耐腐食性、持続密封性及び持続接着性に優れた金
属製容器、特にびんの形状の金属製容器並びにこの容器
を複雑な操作を必要とせずに製造する方法に関する。
従来、金属罐においては、罐胴部材と罐蓋部材との間の
密封は、両者の二重巻締により専ら行われている。即ち
、スリー・ピース罐のように11111向に継目を有す
る鑵胴部材の場合には、天地端蓋との二重巻締により、
またツー・ピース罐のように、罐底部と側壁部との間に
継目のない絞9成形法乃至は絞りしごき成形法による罐
胴部材の場合には、−個の−1と罐胴部材開放端部との
二重巻締により密封が行われている。
しかしながら、罐を構成する複数個の部材を二重巻締に
よって密封する場合には、種々の欠点を生ずることが認
められる。その一つは、二重巻締による密封部は耐圧性
、耐衝撃性に乏しいということであり、他の一つは、二
重巻締を行うために使用する素材に制限を受けるという
ことである。
先ず二重巻締による接合方式では、継目に加わる圧力や
衝撃力によって、継目を構成する素材が先に変形し、こ
の変形に伴って密封剤(シーラント)との剥離や、これ
による継目での漏洩や継目そのものの破壊が進行し易い
ということである。また、金属罐では、側壁部を可及的
に薄肉化し、これにより容積当りの重量を軽減させ、ま
九鏝体製造に必要な金属素材のコス)1低減させようと
する絶えざる要求があるが、鏝体の側壁部を薄肉化する
場合には、これに伴なって鏝体゛の座屈強度が轟然低下
する。一方、−1の二重巻締において、巻締機で鏝体に
加わる軸荷重は120乃至200に#、のオーダーでT
oハ側壁部を成る限度以上に薄肉化    ′する場合
には−1の二重巻締そのものが困難となるという問題を
生じる。
かかる観点からは、金属製容Sを構成する複数個のカッ
プ状部材を、周状の側面継目で接合すること状、耐圧性
、耐衝撃性の点でも、を九素材を可及的に薄肉化すると
いう点においても望ましいものである。
しかしながら、このような周状の側面継目を有する金属
容器においては、継目の内側に金属素材の切断端縁が必
らず露出するので、この部分を保繰して金属溶出、腐食
を防止しなければならないという問題がある。2個のカ
ップ状成形体をその周状開放端部で重ね合せ接合する場
合には、容器の開口部が小径であることが殆んどであり
、従って容器の継目内方に位置する端部上接合後完全に
保護することは非常に困難でTov1仮りに塗布が可能
であっても100j111%以上ある段差t−光全に埋
めつくして、且つ切断端縁進管被覆保護すゐことは不可
能に近い。
そこで、予じめ継目内側となる端部に接着剤乃至は塗料
tm布して被覆層管形成させることが考えられるが、端
縁が鋭利なため接着剤が加熱時に溶融して流れてしまう
ため、充分な保護が得られないという問題がある。
従って、本発明の目的は、周状の重ね合せ接合による側
面継目を備えた金属製容器において、継目の内11に位
置する部体の端縁部が樹脂によp完全に被覆保護され、
その結果継目からの金属溶出防止、耐腐食性、持続11
#耐性及び持続接着性に優れ良金属Ii1谷器を提供す
るにある。
本発明の他の目的は、継目の内側に位置する部体の端部
が接着剤充填層に対して、厚み方向(径方向)及び容器
軸方向に食込むことにより、該端部の保護が行われてい
る金属製容器を提供するにある。
本発明の更に他の目的は、継目の形成に先立って、或い
は継目の形成後に継目内側となる端部の保譲操作が不要
であり、継目の形成操作と同時に継目内側の開放端部の
保護が可能となる金属容器の製造方法を提供子るにある
本発明によれば、各々が内面保映皮膜を有する金属製無
継目カップ状成形体から成る下部体と上部体とが開放端
部同志で重ね合わせ接合されて周状側面継目を形成して
いる金属容器において、前記周状側面継目には、対向す
る開放端部同志間に介在すると共にこれと一体となって
咳周状側面継目の内側に***している熱可塑性樹脂接着
剤の充填層を有し、 継目の内側に位置する開放端部の端縁は接着剤の***部
分に食込んで完全に被覆されると共に、継目の内側とな
る開放端部の内面側エツジを基準にして核開放端部と接
着剤充填層とは厚みが5声惧以上及び巾が30声悔以上
となる食込み寸法ケ有することを特徴とする周状のa面
継目を保腫した金属容器が提供される。
本発明によれば更に、各々が内面保護皮膜を有する金属
製無継目カップ状成形体から成る下部体と上部体とをそ
れらの開放端部同志で接着剤を介して周状に側面で重ね
合せ接合することから成る金属容器の製造方法において
、 周状側面継目の外側となるべきカップ状成形体の開放端
部の内1fi11に熱可塑性樹脂接着剤を施こし、接着
剤が施されたカップ状成形体に他方のカップ状成形体を
嵌合させ、 前記接着剤が溶融している条件下において、両カップ状
成形体の重ね合せ巾が増加する方向にカップ成形体を押
込んで、接着剤充填層へ周状側面継目の内側となる開放
端部を食込まずことを特徴とする周状側面継目の保護さ
れた金属容器の製造方法が提供される。
本発明を添付図面を参照しつつ以下に詳細に説明する。
本発明の好適な態様を示す第1乃至3図において、この
容器は、例えば錫メッキ鋼板等の金属製の無継目カップ
状成形体から成る下部体1と、金属製の無継目カップ状
成形体から成る上部体2とから成っており、これらのカ
ップ状成形体は、開放端部6と開放端部4とが重ね合せ
接合されて、周状の側面継目5を形成することにより容
器の形に一体化されている。
これらの無継目カップ状成形体1及び2は、夫々金属素
材の絞り加工或いは絞り−しごき加工により形成されて
いる。図面に示す具体例においては、下部体1は金属素
材の高度の絞9−しごき加工で形成された背の高い薄肉
側壁部6と実質上しごき加工を受けていない庫内の底部
7とから成るカップであり、−言上部体2は金属素材の
浅絞り成形で形成された短い側壁8と上壁9とから成る
カップである。上部体2の側壁部8の高さ社、継目5の
巾と等しいか、或いは継目中よりも若干大きい範囲内に
ある。また上部体2の上壁9は上に凸のテーパー面をな
しており、その中央には内容物の充填用乃至は取出し用
の注ぎ口10が形成されている。かくして、上部体2は
所謂ビンの肩及び首の形で下部体上に接合されているこ
とが明らかであろう。
第1乃至3図に示す具体例では、下部体1の開放端部6
はそれに近接し層部分でのネックイン加工により、それ
以外の胴壁部に比して小径となるように絞られておpl
よp大径の上部体開放端部4内に嵌挿される。
これらの下部体1及び上部体2の内面には夫々保護樹脂
被覆層11G、11bが施されており、それらの外面に
も保護樹脂被覆層12a、126が施されている。
本発明の金属製容器においては、下部体1の開放端部3
と上部体の開放端部4とが接着剤16を介して重ね合せ
接合されるが、第6図の拡大断面図に明瞭に示されるよ
うに、この接着剤1!1が、対向する開放端部6及び4
間に介在してこれを充填している層部分14とこれと一
体となって継目の内側に***している部分15とを有す
ること、継目5の内側に位置する開放端部6の端縁16
は接着剤の***部分15に食込んで接着剤により完全に
被覆されていること、及び第4図の寸法図から明らかな
ように、継目5の内側に位置する開放端部6の内面側エ
ツジ17を基準にして、開放端部6と接着剤充填層13
との厚み方向(径方向)の食込み寸法dtが5μ惰以上
、及び開放端部6と接着剤充填層16との継目巾方向の
食込み寸法d−が30岸常以上となるように食込ませる
ことが顕著な特徴である。
既に前述した通り、2@O無継目力ツプ状成形体をその
円周状開放端部において重ね合せ接合する場合に杜、継
目内側に位置する素材端縁に、接合後樹脂フィルム、樹
脂溶融押出物或いは樹脂溶液を施して、端縁を保護する
ことは工業的に不oJ能に近い。ま九、仮すに行ったと
しても樹脂を金属露出端縁に完全に密着させることは到
底困難である。
更に、継目5の形成に先立って継目内側となるべき開放
端部6t−予じめ前述し九樹脂で被覆しておくことが考
えられるが、この場合には熱接着時における樹脂の溶融
流動でやはシ金属露出端の被覆保護が不完全なものとな
9やすい。
本発明においてり、対向する開放端部6及び4間に介在
し且つこの空隙部を充填する接着剤層部分14と一体に
、接着剤を継目の内@に***せしめるのである。しかし
て、この接着剤の***部分15に継目内側となる端部3
を継目の巾が増大する方向に食込ませることにより、内
側に位置する開放端部6はその金属露出端縁16は勿論
のこと、その内面側エツジ174!効に接着剤樹脂で被
覆され、しかもこの接着剤層16は内面保護塗膜11α
を介して開放端部3に強力に密着するため、金属露出端
#16からの内容物への金属溶出を防止し、金属露出端
縁16の腐食やこれに伴なう接着力低下及び密封性低下
を完全に抑制することが可能となる。
しかも、本発明の接着被覆方式では、継目の接着に役立
つ両端部間の接着剤層14と内側端部の被覆に役立つ隆
起部分15とが同一の接着剤樹脂で一体に形成されてい
るため、接着及び被覆効果が一層完全で1り9、接着性
、密封性、腐食乃至金属溶出防止効果に優れたものと力
る。
本発明において、食込み寸法とは、既に述べた通り、内
側開放端部3の内面側エツジ17t−基準とする本ので
あplこの厚み方向(径方向)の食込み寸法dgは腐食
性成分のバリヤー性と密接に関連し、この寸法d#が5
声摸より4小さい場合に杜、内容物保存中に端縁を起点
として保1IjH!Ij−下での金属腐食が次第に広が
る傾向がめる。また継目巾方向の食込み寸法d、は、端
部との密着性や両者の界面からのリークに密接に関連し
ており、この寸法d、が3011惰よシも小さい場合に
は、中はυ同様の腐食傾向が認められる。
本発明において社、この厚み方向食込み寸法(ft)t
5J1愼以上、特に20乃至300μ悔、中方向食込み
寸法(dso)會5Q4w以上、特に100乃至500
0μ餌とすることにより、保護樹脂層下での素材切断端
縁16の腐食上有効に防止し得る。
しかも、本発明によれば、継目内側端部の被覆保護が、
格別の被覆操作を必要とせずに、容易にしか4確実に行
われるという極めて顕著な利点が達成される。
即ち、本発明における被覆保護における原理を説明する
丸めの第5図において、先ず継目外側となる端部4の内
面に接着剤樹脂13が施されたカップに対して継目内側
となる端部6を嵌込む(嵌込み行8K))。次いで、嵌
込んだ端部6を接着剤樹脂16が軟化乃至は溶融されて
いる状態で両端部間の重なり巾が増大する方向に押込む
(押込み行程(ロ))。この押込み工程において、両端
部の重なり部分からは^出す樹脂は、継目内側となる端
部3の内面上越えるような***部15t’形成する。
向この場合、端部3と端部4との間には後述する寸法差
による押圧力が作用しており、この押圧力と押込み時の
剪断力とによって、溶融樹脂のはみ出しが有効に行われ
る。勿論、接着剤樹脂が溶融乃至は軟化している状態で
嵌込を行ってもよい。
端部3の押込みが更に進行し、端部6が接着剤の***部
15に食込んで端縁16及びエツジ17の被覆が完全な
ものとなる(食込み行程ヒ1)。上述した行!(0)乃
至(ハ)は、押込みという一連の工程の中で行われ、継
目内側端部の被覆保護は、格別の操作なしに行われるこ
とが了解されよう。
通常のストレートな重ね合せ接合のように、接着剤樹脂
を軟化乃至溶融状態において重ね合せ部を押圧する場合
には、重ね合せ部から若干の樹脂のはみ田し及び***が
生ずるとしても第5図の(ハ)に示すような食込み管生
じさせることは到底できない。また、接着剤樹脂が軟化
乃至溶融されていない状態でカップ状成形体の開放端部
會押込んでも、第5図の(ハ)に示すような食込みを生
じさせることはできない。
第5図の仲)に示すような樹脂の盛上り及び第5図のf
lに示す食込みを生じさせるためには、端部6の押込み
によって軟化樹脂のはみ出しは住するが、このはみ出し
九樹脂は接着剤の施用部分以外に迄流動しないように、
その粘弾性的性質を選ぶ必要がめる。
このために、両開放端部同志を押込みにより接合させる
際の接着剤樹脂温度を調節し、その粘性を適切な範囲に
選ぶことにより、第5図(ロ)乃至rMに示す状態を形
成させることができる。
しかしながら、このような温度の制御は多くの場合困難
でめるから、本発明の好適態様においては、用いる熱可
塑性樹脂の成る椙の粘弾性的性質、即ち、下記式 %式%(1) 式中、ダ・は軟化点よりも30℃高い温度における定常
流粘度(dyne/α3・sga)を表わし、η1は上
記温度でずシ速度10”5ee−’における粘度(dy
%m1cm”−s # 6 )を表わすで定義される非
ニユートン指数(Rη)が0.8以下、特に0.7以下
のものを使用する。
このような樹脂の使用により、剪断条件(押込み条件)
での樹脂のはみ出しは有効に行われる一方で、非剪断条
件下での樹脂の流動が抑制されるため、接着剤樹脂の盛
上りと端部の盛土シ部への食込みとが有効に行われる。
非ニユートン指数CR,)が0.8よりも大きい樹脂で
は、はみ田した樹脂が第5図のに)に示す通シ、接着剤
樹脂の施用部以外に流出する傾向がるるために、十分な
盛土りや端部の食込みを生じさせることが困難となる。
本発明で用いうる接着剤はフィルムを形成し得る熱可塑
性樹脂から成るもので、端縁金属やプライマーなどとの
密着性の観点から主鎖或いは側鎖にある11度の極性基
含有する事が望ましい。かかる見地から、本発明におい
ては、熱可塑性樹脂としてカルボン酸、カルボン酸塩、
カルボン酸無水物、カルボン酸エステル、カルボン酸ア
ミド、ケ)y、96!エステル、ユニア、ウレタン等に
基ずくカルボニル基(−C−)t−主鎖或い#−iI1
11Mに含へ 有する熱可塑性重合体をその主成分として使用すること
が望ましい。と)わけカルボニル基を12乃至1400
wgq(オリイクイバレント)/100y′M合体の濃
度、特に50乃至1200m@q/100g重合体の濃
度で含有する熱可塑性重合体をその成分として使用した
場合に、接着剤樹脂の施用、更には接合時の接着工程に
おける接着性の点及び端縁等プライマーで被覆されてい
ない部分への密着性や耐腐食性の点で最も良好な結果が
得られる。
このような熱可塑性1合体線、前述した官*X@1を有
する単菫体を、重合或いは共1合のような手段で重合体
の主鎖中に組込むか、或いはグラフト重合乃至は末端処
理のような形で熱可塑性重合体に結合させることによシ
得られる。またオレフィン樹脂のような炭化水素系重合
体にあっては、この重合体を酸化処理することによシ、
前述した範囲のカルボニル基を含有する熱可塑性樹脂と
することができる。
このような熱可塑性重合体の適当な例は、これに限定さ
れる本のでないが次の通シでろる。
(勾 一般式 式中+ORI+Bは炭素数2乃至6のオキシアルキレン
基、およびこれらの重合物、R鵞は炭素数2乃至24の
アルキレン基又はアIJ、 −レン基である、 で表わされる反復単位から成るポリエステル。
ここで二塩基酸成分として、テレフタル酸、イソフタル
酸、アジピン酸、セパチン酸、マレイン酸、フマール酸
等、グリコール成分として、エチレングリコール、テト
ラメチレングリコール、ブロビレングリコール、ジエチ
レングリコール、トリエチレングリコール、更にこれら
の1合体から成るポリアルキレングリコール等のうち、
各々1つずつの成分から成るホモポリマー、あるいはど
ちら−か一方もしくは双方の成分が複数である共重合ポ
リエステルであり例えば、ポリエチレンアジ/(−)、
ポリエチレンセパテート、ポリエチレンテレフタレート
、ポリテトラメチレンインフタレート、ポリエチレンテ
レフタレート/イソフタレート、ポリテトラメチレンテ
レフタレート、ポリエチレン/テトラメチレンテレフタ
レート、ポリエチレン/オキシベンゾエート。ここでフ
ィルム性状を改質する目的でこれらのもののいくつかを
ブレンドするか、災には他の樹脂例えにポリエチレン、
ポリプロピレン、アイオノマー、エチレン酢酸ビニル共
重合体、変性ポリプロピレン等のポリオレフィン系の樹
脂を一部ブレンドして用いる場合もめる。
(6)  一般式 式中、Rsは水素原子又は低級アルキル基、R4は水素
原子、又は炭素数1乃至12のアルキル基である、 の単量体のホモ重合体又は共重合体、或いは、上記■の
単量体とオレフィン類、又は他のビニルモノマーとの共
重合体或いはアクリル変性示すオレフイン類。
例えば、ポリアクリル酸エステル、ポリメタクリル酸エ
ステル、 エチレン/アクリル酸エステル共重合体、アクリル酸エ
ステル/アクリル酸共重合体、エチレン/アクリル酸エ
ステル/アクリル酸共重合体、エチレン/アクリル酸共
重合体、スチレン/メタクリル酸エステル/アクリル酸
共重合体、 アクリル酸エステル/塩化ビニル共重合体、アクリル酸
エステルグラ7トポリエチレ/、アクリル酸クラフトポ
リエチレン、アクリル酸グ2フトボリプロピレン、 メタクリル酸エステル/塩化ビニル共重合体、スチレン
/メタクリル酸エステル/ブタジェン共重合体、 メタクリル酸エステル/アクリロニトリル共に合体。
(6)  一般式 %式% (5) 式中、R1は水素原子、アルキル基、父はフェニル基で
ある、 のビニルエステルとオレフィン類又は他のビニルモノマ
ーとの共重合体或いはその部分ケン化物。
例えば、エチレン−酢酸ビニル共重合体部分ケン化物、 エチレン−プロピオン酸ビニル共重合体、エチレン/酢
酸ビニル共重合体、 アクリル酸エステル/酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル
/酢酸ビニル共重合体。
(d)  アイオノマー(イオン架橋オレフイ/共重合
体) オレフィン類と不飽和カルボン酸、或いは更に他のビニ
ルモノマーとの共重合体をアルカリ金属、アルカリ土類
金属、或いは有機塩基で中和して得られる樹脂。
例えば、米国デュポン社から市販されているケーリン類
(−)  無水マレイン酸と他のビニルモノマーとの共
重合体或いは無水マレイン酸変性ポリオレフィン。
例えば、無水マレイン酸/スチレン共重合体、無水!レ
インelI変性ポリプロピレン、無水マレイン酸変性ポ
リエチレン。
ω 一般式 式中R・は炭素数8乃至15の炭化水素基、で表わされ
るポリカーボネート。j!K、脂肪族ジオキシ化合物、
芳香族ジオキシ化合物等とのコポリカーボネート。
例えば、ポリ−p−キシレングリコールビスカーボネー
ト、ポリ−ジオキシジフェニル−メタンカーボネート、
ポリ−ジオキシジフェニルエタンカーボネート、ポリ−
ジオキシジフェニル2.2−プロパンカーボネート、ポ
リ−ジオキシジフェニル1,1−エタンカーボネート。
(iI)一般式 %式%(7) 式中饅は3乃至13の数、鴨は4乃至11の数である で表わされる反復単位から成るポリアミドおよびコボリ
アiド類。
例えば、ボリー−−アミノカプロン酸%yJ−’IJ−
一一フイノへブタン酸、ボリー−−アミノカプリル酸、
ポリー―−アミ〜ノペラゴイン酸、ポリー−−アミノデ
カン酸、ポリエーテルぐノウンデカン酸、ポリエーテル
ずノドデカン酸、ボリーーーアミノトリデカン酸、ポリ
へキサメチレン尿素パはド、ポリへキサメチレンドデカ
イド、ポリへキサメチレンドデカイド、ポリへキサメチ
レントリデカミド、ポリデカメチレンアジパミド、ボリ
デカメチレンセバカずド、ポリデカメチレンドデカミド
、ポリデカメチレントリデカミド、ポリドデカメチレン
アジパミド、ポリデカメチレンドデカミド、ポリドデカ
メチレンドデカミド、ポリドデカメチレントリデカミド
、ポリドデカメチレンアジパミド、ポリドデカメチレン
アジパミド、ポリドデカメチレンドデカミド、ポリトリ
デカメチレントリデカミド、ポリへ牟すメチレンアゼラ
ミド、ポリデカメチレンアジパミド、ポリドブ力メチレ
ンアゼラミド、ボ、リトリデカメチレンアゼラミ ド。
ここで、フィルムとして強靭性を改良し、かつハンドリ
ング性、すべり性等の向上を考慮して、上記の成分から
成る共重合ボリアイド更に他のポリオレフィン等の樹脂
を一部ブレンドして用いる場合もめる。
(h)  一般式 %式%(9) 式中R1及びR−の各々は、炭素数1乃至13のアルキ
レン基である、 で表わされる反復単位から成るポリ尿素。
例えば、ポリへキサメチレン尿素、ポリへブタメチレン
尿素、ポリウンデカメチレン尿素、ポリノナメチレン尿
素。
(i)一般式 式中、Roは炭素数3乃至24のアルキレン基%ポ、リ
エーテル残基又はポリエステル残基;Rso Fi脚素
数3乃至24のアルキレン基又はアリーレン基;R□は
炭素数1乃至13のアルキレン基又はアリーレン基;に
は0又は1の数である、 で表わされるポリウレタン又はポリ尿素ウレタン。
例えば、ポリテトラメチレンへキサメチレンウレタン、
ポリへキサメチレンテトラメチレンウレタン、イソシア
ネート末端ポリエステル又はポリエーテルをジアミン又
は水で鎖伸長したポリ尿素ウレタン。
0) ポリエチレン、ポリプロピレン、結晶性エチレン
プロピレン共電合体を、酸素酸化、オゾン酸化或いはそ
の他の酸化剤等で酸化して得られる樹脂フィルム。
本発明の目的にバリヤー性、−接着性の点で特に望まし
い樹脂は重要な順に、ポリエステル、ポリアミド、ポリ
カーボネート類アイオノマー、酸変性ポリオレフィンで
ある。
これらの樹脂は、少なくともフィルムを形成し得るに足
る分子量を有すべきであり、これらの樹脂には所望に応
じて、それ自体周知の配合剤、例えば紫外線吸収剤、安
定剤、滑剤、酸化防止剤、充填剤、顔料、染料、帯電防
止剤等を、公知の処方に従って配合することができる。
本発明において、容器を構成する金属素材としては、未
処理の鋼板(ブラックプレート)、各種表面処理鋼板、
例えば錫メッキ鋼板(ブリキ)、亜鉛メッキ鋼板、アル
ミメッキ鋼板、クロムメッキ鋼板等のメッキ鋼板;電解
クロム酸処理鋼&等の電解処理鋼板;リン酸及び/又は
クロム酸処理鋼板等の化学処理鋼板や、アルミニウム等
の軽金属板或いはこれらの複合材等が使用される。
無継目カップ状成形物の厚み線、シごき加工を受けてい
る場合の非常に薄い場合から、この加工を受けていない
場合の厚み迄かなり広範囲に変化できるが、一般に側壁
部は0.05乃至0.20難、特に0.06乃至0.1
7mの厚み、底壁乃至土壁部td O,2乃至0.5 
wi−特K O,2乃至0.35 m(D厚みを有する
ことができる。
無継目カップを成形するために、前述した金属5素材を
円板等の形状に打抜き、絞りポンチと絞りダイスとの間
で、1段或いは多段の絞シ加工に賦し、史に所望により
絞りカップをしごきポンチとしごきダイスとの間で多段
のしごき加工に賦す。
これらの絞り加工やしごき加工の操作や条件は、それ自
体公知のものであり、公知の方法により容易に行われる
これらの絞り加工或いはしごき加工において、金属木材
表面に予じめ保護塗料を施しておくこともでき、或いは
加工により得られるカップラ、トリミングを行い、必要
により洗滌処理、例えにリン酸及び/又はクロム酸によ
る表面化学処理を行った後保護塗料を施こすこともでき
る。
この保l!1111料としては、熱硬化性及び熱可塑性
樹脂から成る任意の塗料;例えばフェノール・エポキシ
塗料、アミノ−エポキシ塗料等の変性エポキシ塗料;例
えば塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−酢
酸ビニル共電合体部分ケン化物、塩化ビニル−酢酸ビニ
ル−無水マレイン酸共重合体、エポキシ変性−エボキシ
アミノ変性−或いはエポキシフェノール変性−ビニル樹
脂塗料等のビニル又は変性ビニル塗料;アクリル樹脂系
塗料:スチレンーブタジエン系共電合体等の合成コム系
塗料等が使用される。
これらの塗料は、エナメル或いはラッカー等の有機溶媒
溶液の形で、或いは水性分散液又は水浴液の形で、スプ
レー塗装、浸漬塗装、静電塗装、電気泳動塗装等の形で
カップに施こす。勿論、前記樹脂塗料が熱硬化性の場合
には、必要により塗料を焼付ける。
上述した金属容器の製造工程を説明するだめの第6図に
おいて、先ず工程CA)において、周状側面継目の外側
となるべきカップ状成形体(上部体)2の開放端部4の
内面側に熱可塑性樹脂接着剤13a會施こす。接着剤1
5Fi、フィルム、粉体、溶融物、スラリー、溶液、エ
マルジョン、プラスチゾル、オルガノゾル等の形で施こ
すコトができ、その樹脂の形態において、ノズル吐出、
うずネート、押出、スプレーコート、静電粉体塗装、電
着塗装、ディップコート、ロールコート、プフッシング
(刷毛塗))等の手段で施こすことができる。
次いで、工m CB)において、任意の加熱機構18に
より、端部4の内側に施された樹脂16αを乾燥し或い
は素材表面に熱融着させる。
次いで工程゛(C)において、接着剤15gが施された
カップ状1形体(上部体)2に他方のカップ状成形体(
下部体)1t−嵌合させる。この際、下部体1の開放端
IS3は内側に、上部体2の開放端部4は外側に夫々位
置するように嵌合が行われる。
両者の接着を一層確実に行うために、継目内側となる開
放端部6の外側にも、前記と同様な手段で接着剤層13
6を設けておくことができる。
最後に、工程CD)において、加熱機構18にょシ接着
剤が加熱され、接着剤leg、13&が溶融している条
件下において、両カップ状成形体1及び20重ね合せ巾
が増加する方向(図において矢印方向)にカップ成形体
を押込んで、接着剤充填層へ周状側面継目の内側となる
開放端部6を良込ませて、接着と継目の被覆保護とを行
う。
この際、接着剤樹脂のはみ出しによる***部の形成(第
5図(ロ))は、端部6及び4の寸法が介在する樹脂層
を押圧してはみ出させる寸法となっていること及び接着
剤樹脂が溶融している状態で押込みが行われることによ
り、極めて有利に行われる。
この目的のために、接着剤層13の全体の厚みをdム、
継目内方となる端部3の外径t−D11継目外方となる
端部4の内径t’ D tとし九とき、下記式 %式% の関係が成立つ条件下で嵌合全行わせる。
この第6図に示すように、両カップ成形体の嵌合を、接
着剤tl−溶融させないで行わせると、接合部に両端部
6及び4によって接着剤16が押圧されている状態で接
着剤による融着が行われるから、接着力は一層強固なも
のとなると共に、両端部間に確実に接着剤を介在させる
ことができる。
更に本発明において、両部体に施用する接着剤は同一な
ものに限定される必要はなく、お互いの接着剤間に必要
とされる密着性を有すること、更に好ましくは、相溶性
があること、等が備わっていれば充分に有効である。
このような金属容器の構成及び製造工程の具体例を第7
図、第8図で説明する。
第7図において、対向する開放端部3及び4間に介在し
てこれを充填している層部分15dはナイロン系接着剤
で、どのような形態であっても可能であるが、接着剤テ
ープを使用することが均一で強固な接合強度を得る上で
好ましい。更に、継目5の内側に位置する開放端部3の
端縁16は、前記接着剤と密着性及び相容性全有する接
着剤13C1例えばダイi−酸とポリアルキレンポリア
ミン及びヘキサエチレンシアZンから成るポリアミド系
ホットメルト等の***部分15に食込んで完全に保護さ
れている。
ここで、接着剤13dは両部体の接合を、又、接着剤1
6oは開放端部内側端縁管保護する働きを持っている。
このように、接合に必要な特性を備えた接着剤と、カッ
トエツジ保護に必要な特性を備えた接着剤とを選定する
ことにより、接合強度がより強く、カットエツジ被覆性
の良好な容器を作製することが可能となる。
上述した金属容器の製造工程全説明するための第8図に
おいて、先ず工1i (A) ’において、周状側面継
目の外側となるべきカップ状成形体(上部体2)の開放
端部4の内面側に、ホットメルト接着剤16at−施こ
す=接着剤ISaは後述する下部体1の開放端部3に施
される接着剤13dと密着性、相容性に優れたものが選
ばれる。この接着剤15aはどのような形態のものでも
可能であるが、ホットメルトライニング、フィルムラミ
ネート、樹脂押出し等が乾燥工11t−必要としない点
で有利であり、接着剤のアプリケーションの点ではホッ
トメルトが有利でらる。又、接着剤16#會塗布する位
置は、嵌合時に下部体の開放端縁16接触するようにす
る。
一方、工程(A)“において、継目の内側となるべきカ
ップ状成形体(下部体1)の開放端部6の外面側に、上
部体と同様にして接着剤15dを施こす。接着剤13d
は接着剤166との関係で選ばれるわけであるが、粉体
、溶液等に比べて乾燥工程を必要とせず、均一な膜厚の
接着剤層を確実にしかも短時間で得ることが出来るテー
プ状接着剤が有利でめる。テープ状接着剤15dは、例
えば高周波酵導加熱等の加熱機構18により開放端部3
を前記接着剤の融点以上に加熱し、接着層間に空気を巻
き込まないように、ゴムロール等で押圧、転移させ、開
放端部6に接着させる。この際、テープ状接着剤13d
は開放端部3の自由端を全部覆うことが接着強度上望ま
しい。
次いで工@CB>’において、下部体1の開放端部6は
内側に、上部体2の開放端部4は外側に夫々位置するよ
うに両部体【嵌合させる。
最後に、工s <c> ’において、加熱機構18によ
り接着剤が加熱され、接着剤15e、15dが溶融して
いる条件下において、両カップ状成形体1及び20重ね
合せ巾が増加する方向(図において矢印′方向)にカッ
プ状成形体を押込んで、接着剤充填層13a中へ、周状
側面継目の内側となる開放端部6を食込ませ、接着と継
目の破積保岐とを行なう。
以上の説明のように、第5図に示したごとく、開放端部
同志間に介在する接着剤層と、周状M面継目の内側に隆
起している接着剤層かも、ともと−一の部材で両者が一
体となっているような構成又は、第7図に示すごとく前
記両接着剤層が互かに密着性及び相容性を有している結
果として両者が一体となっている構成のどちらも有効で
あることは述べてきた通シで69、−容器としての用途
や、製造工程上の条件等を前層し、てそれ等を使い分け
て行なうことが出来る。
カップ成形体1とカップ成形体2とは、両者の開放端部
の寸法が前述した範棚となるように定められているため
、その11嵌込むことが困難な場合には、嵌合に際して
、中白側となる開放端部を低温に冷却する、(ar)外
側となる開放端部を加熱する、oi+>(i>及び(j
l)の組合せを用いる、等して、嵌合を行うことが有利
である。
本発明によれば、図面に示した以外の多くの変形が可能
である。
例えば、下部体の側壁部に高度の絞シ加工を行う代りに
、上部体を金属素材の高度の絞り−シどき加工で形成さ
れた背の高い薄肉側壁部と実質上しごき加工を受けてい
ない厚内の土壁とから成る絞り−しどきカップとし、下
部体を金属素材の浅絞り成形で形成された短い側壁と底
壁とから成る浅絞りカップとすることができる。
また、下部体1を第1乃至3図の例と同様な絞り−しど
きカップとすると共に、上部体をも、金属素材の高度の
絞り−しどき加工で形成された背の高い薄肉側壁部と実
質上しごき加工を受けていない厚内の土壁とから成る紋
り−しごきカップとし、両方の絞り−しごきカップをそ
の開放端部で重ね合せ接合する。この態様によれば、背
が高く、側壁部全体が高度のしごき加工で薄肉化された
金属製容器が提供される。
また、前に示した具体例では、上部体の下、方開放端部
が継目の外側、下部体の上方開放端部が継目の内側とな
るように位置しているが、上部体の下方開放端部が継目
の内側、下部体の上方開放端部が継目の外に位置するよ
うにして鳴よい。
本発明を次の例で説明する。
各実施例を通じて内容物充填貯蔵試験は57℃で6ケ月
間貯蔵後、各試験項目毎に下記要領により評価を行なっ
た。
鉄溶出量:内容物1001に対する溶出鉄量(H9)の
割合(PPM) フレーハーニパネル数が10人により行なわれたフレー
バーテストの結果。5:優秀、 4:良好、3:普通、2:不良、1:劣悪 変 色 :内容物の色の変化。
容器の内面状態:容器開封後接合部内面の状態を視覚に
て評価。(錆の発生、接着剤及び塗膜の変化等) 変形強度:内容物の充填されている容器を水平より20
’傾斜させて固定し、接合部の中央付近上に、先端半径
10目、重さ4時の鉄製おもりを10酊の高さから自由
落下させた後、容器外への内容物の漏洩の有無で評価。
実施例1゜ 予めエポキシ系塗料を両面に施した素板厚0.231の
錫メッキ鋼板(7L−1材、メッキ量+50)を96闘
径の円板に打抜き、常法のプレス加工により成形を行な
い、胴部内径64.20wxで、土壁中心部に注ぎ口を
設けたカップ状の上部体を作製した。この上部体の内側
開放端部に非ニユートン指数(Rη)=0.75のパウ
ダー状ポリエステル系接着剤(融点182℃)を静電塗
装した後、ガスオーブンにて210℃2分間乾燥を行な
い、平均膜厚70μm、中3■の接着剤層を形成した。
一方、素板厚0.30su+の錫メッキ鋼板(T−2材
、メッキ量φ25150 )を、120關径の円板に打
抜き、常法に従い絞シボンチと絞りダイスで内径85酊
のカップ状に成形した。次いで、このカップ状成形物を
再絞り工程に賦した後、直径66.1011Iのしごき
ポンチとしごきダイスを用いてしどき加工を行ない下部
体を作製した。この下部体の内外面を脱脂洗浄後、常法
の表面処理(りん酸系)を行ない、エポキシ糸塗料を塗
装、焼付した後ネックイン加工(ネックイン外径64.
10關)を実施し九。次いで、前記接着剤を下部体の外
側開放端部に平均膜厚50μ愼、巾51で施した。
次いで、東ね合せた時上部体端部が外側になるように両
部体を嵌合し、高周波誘導加熱により嵌合部を220℃
に加熱して、接着剤が溶融している条件下において、下
部体を重ね合せ巾が増加するよう軸方向に押込んだ後、
冷却固化して接合金属容器を作製した。前記接合容器1
0ケの重ね合せ部に存在する接着剤層の形状特性を円周
方向4ケ所切断して調べたところ、食込み寸法の巾(j
)は平均155nfI%、厚み(1)は平均75声惰で
めった。
次いで、前記容器内にコーラ、ビール及び合成炭酸飲料
を冷間充填し、注ぎ口を封印した。これら容器詰を第1
表に示す条件で加温殺菌した。、処理1表 環中に周状接着部の剥離、漏洩を生ずることがなかった
。これら等の容器詰をカートンケースに詰め(各1ケー
ス、24個/ケース)、37℃で6ケ月間貯蔵後、鉄溶
出量、フレーバー、変色、容器の内面状態及び変形強度
を調べた。各々の結果を第2表に示す。
第2表の結果から、本発明の容器は容器継目の内側端部
の保護が完全に行なわれているため、内容物への金属溶
出が少なく耐内容物性に優れており、又、腐食も生じて
いない九め、容器の接合、強度にも優れる容器であるこ
とが明らかになった。
更に、本発明の方法によれば、このよう々優れた金属容
器が簡単な操作で、しかも確実に製造できること龜判っ
た。
比較例1゜ 接着剤としてRη=0.9のポリアミド系ホットメルト
(融点190℃)を用いてノズルライニングした以外は
、実施例1と同様にして接合金属容器を作製した。この
接合容器の重ね合せ部に存在する接着剤層の形状特性を
実施例1と同様にして調べ九ところ、食込み寸法の巾(
1)は0β惧、厚み(1)屯0声講でめった。
この容器にコーラ、ビール及び合成炭酸飲料をパックし
、67℃で6ケ月間貯蔵後、鉄溶出量、フレーバー、変
色、容器の内面状態及び変形強度を調べ友。結果を第2
表に示す、第2表の結果から、本発明以外の容器では耐
内容物性及び容器強度の点で不充分なことが判った。
実施例2 予めエポキシ系塗料を両面に施し曳索板厚(lL23n
のアルミニウム合金(φ3004材、H26)を250
m径の円板に打抜き、常法のプレス加工により成形を行
ない、胴部外径110mで土壁に注ぎ口を設は九カップ
状の上部体を作製した。この上部体の内側開放端部にR
IF=0.6のスラリー状ポリエステル系接着剤(融点
178℃)をノズル2イニングし、ガスオーブンにて2
05℃6分乾燥を行ない、平均膜厚80xw、巾5wI
の接着剤層を形成した。
一方、前記上部体に使用した塗装板から、25゜馴径の
円板を打抜き、プレス加工により成形を行なって胴部外
径110Mの下部体を作製した。この外側開放端部に前
記接着剤を厚さ50j1m、中5Kmで施した。
次いで、重ね合せた時上部体端部が外側になる:Sr ように両部体を嵌合し、高周波誘導加熱により嵌合部を
215℃に加熱して、接着剤が溶融している条件下にお
いて、下部体を重ね合せ巾が増加するよう、軸方向に押
込んだ後、冷却固化して容量的21の接合金属容器を作
製した。前記接合容器の重ね合せ部に存在する接着剤層
の形状特性を実施例1と同様にして調べたところ、A!
=130μ鴨、1w24ptnでめった。
次いで、前記容器内にコーラ及び合成炭酸飲料(グレー
プ系)をパックした。パック処理中周状接着剤の剥離や
漏洩を生ずることがなかった。これらの容器詰をカート
ンケースに詰め(各1ケース、12個/ケース)37℃
で6ケ月間貯蔵後、アルミ溶出量、フレーバー、変色及
び容器の内面状態を調べた。各々の結果を第3表に示す
第3表の結果から、本発明の容器は耐内容物性の点で優
れていることが明らかになった。又、本発明の方法によ
れば、このような優れた金属容器が簡単な操作で、しか
も確実に製造できることも判つ九。
比較例2 実施例2と同じ方法で作製された上部体及び下部体を嵌
合し、高周波誘導加熱により嵌合部を215℃に加熱し
て接着剤を溶融し、両部体を軸方向へ押込むことなくそ
のtま冷却固化して接合金属容器を作製した。この接合
容器の重ね合せ部に存在する接着剤層の形状特性を調べ
たところ、1=ostm、t=oμ漢で食込み寸法を有
さなかった。
次いで、前記容器内にコーラ及び合成炭酸飲料(グレー
プ系)をパックし、37℃で6ケ月間貯蔵後、アルミ溶
出量、フレーバー、変色及び容器の内面状態を調べた。
結果を第3tlに示す。第表の結果から、本発明以外の
容器では耐内容物性が不充分であることが判った。
比較ガム 実施例2と同様にして作製された外側開放端部に接着剤
を施した下部体と、内側開放端部に接着剤を施さない上
部体とを実施例2と同じ方法で嵌合及び接合を行なって
接合金属容器を作製した。
この容器の重ね合せ部に存在する接着剤層の形状特性を
調べたところ、j=0.5μ集、t=0.5μ慣であっ
た。
次いで、前記容器内にコーラ及び合成炭酸飲料(グレー
プ系)をパックし、37.’Cで6ケ月間貯厳後、アル
し溶出量、フレーバー、変色及び内面状態を調べた。結
果を第3表に示す。
実施ガム 実施例1と同じ方法で作製され圧下部体の外側開放端部
を、高周波酵導加熱により220℃に加熱し、厚さ50
 a’vs、巾5龍のナイロン系接着剤テープ(融点1
75℃)をゴムロールによシ押圧、転移させて接着させ
た。
一方、実施例1と同じ方法で成形加工された上部体の内
側開放端部に、ダイマー酸とポリアルキレンポリアミン
及びヘキサエチレンシアインから成るRη−0,75の
ポリアミド系ホットメルト接着剤(融点180℃)をノ
ズルライニングし、平均膜厚150μ溝、巾3flの接
着剤層を形成させた。
次いで、実施例1と同様にして両部体を嵌合及び接合し
、接合金属容器を作製した。
この接合容器の重ね合せ部に存在する接着剤層の形状特
性を調べたところ、食込み寸法の中(J)拡平均250
声惧、厚みC1)は平均55μ湛であった。
前記接合容器にコーラ及び合成炭酸飲料をパックした。
パック中に周状接着部の剥離、漏洩を生ずることがなか
つ次。これ等の容器詰を37℃で6ケ月間貯蔵後、鉄溶
出量、フレーバー、変色、容器の内面状態及び変形強度
を調べた。各々の結果を第4表に示す。
第4表の結果から、本発明の容器は容器継目の内11端
部が完全に保護されているので、耐内科物性に優れてお
り、又、接合強度にも優れていることが明らかになった
比較例4 上部体の内側開放端部に、グイ!−酸とポリアルキレン
ポリアミンから成るRη=0.95のポリアミド系ホッ
トメルト接着剤(融点160℃)を、平均膜厚150声
溝、巾3Mで施し九以外は、実施例3と同様にして接合
金属容器を作製した。
この容器の重ね合せ部に存在する接着剤層の形状特性を
調べたところ、l=Osm、t=0μ惧と食込み寸法1
に有さなかった。前記接合容器にコー2及び合成炭酸飲
料をパックし、実施例3と1司様な評価を行なった・結
果を第4表に示す。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の金属製容器の上部体と下部体をそれ
ぞれ別個に示した断面図、 第2図は、本発明の金属製容器の一部断面図、第3図及
び第4図は、上部体と下部体との重ね合わせ接合部分の
拡大断面図、 第5図は、本発明における被覆保護における原理を説明
するための説明図、 第6図は、本発明の金属容器の製造工′s′fr示す図
、 第7図は、本発明の他の態様における上部体と下部体と
の重ね合わせ接合部分の拡大断面図、第8図は、第7図
に示した態様における金属容器の製造工程を示す図であ
って、 側照数字はそれぞれ、1は下部体、2は上部体、3及び
4は開放端部、5Fi情面継目、6は側壁部、7は底部
、9は土壁、10は注ぎ口、11a及び116は内面側
の保護樹脂被覆層、12a及び12hは外面側の保護樹
脂被覆層、1Sは接着剤を夫々示す。 第1図 第3図 第4図 第5 3 Cイ) aヒエ3ノ÷イ1Aす4 (八)食j入みイ”iJt (ロ)中ア〜\ノ子イ)1本1 (ニ)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)−各々が内面保膜皮gを有する金属ai!!、無
    継目カップ状成形体から成る下部体と上部体とが開放端
    部同志で重ね合わせ接合されて周状側面継目を形成して
    いる金属容器において、前記周状側面継目には、対向す
    る開放端部同志間に介在すると共にこれと一体となって
    該周状側面継目の内側に***している熱可塑性樹脂接着
    剤の充填層を有し、継目の内側に位置する開放端部の端
    縁は接着剤の***部分に食込んで完全に被覆されると共
    に、継目の内側となる開放端部の内面側エツジ【基準に
    して咳開放端部と接着剤充填層とは厚みが5μ愼以上及
    び巾が30μ偽以上となる食込み寸法tWすること【特
    徴とする周状の側面継目を保護した金属容器。 ■ 前記熱可塑性樹脂接着剤は、下記式8式% 式中、ダ・は軟化点よりも30℃高い温度に゛おける定
    常流粘度Cdy%g/ca”・a−6)を表わし、り鳳
    は上記温度ですり速度10”aao−’における粘度(
    dy%−/傷8・J#6)を表わすで定義される非ニユ
    ートン指数(Rq )が0.8以下の樹脂である特許請
    求の範囲第1項記載の金属容器。 (6)  各々が内面保護皮膜を有する金属製無継目カ
    ップ状成形体から成る下部体と上部体とをそれらの一放
    端部同志で接着剤を介して周状に側面で重ね合せ接合す
    ることから成る金属容器の製造方法において、 周状側面継目の外側となるべきカップ状成形体の開放端
    部の内面IIK熱可塑性樹脂接着剤を施こし、接着剤が
    施されたカップ状成形体に他方のカップ状成形体を嵌合
    させ、 前記接着剤が溶融している条件下において、両カップ状
    成形体の重ね合せ巾が増加する方向にカップ成形体を押
    込んで、接着剤充填層へ周状@面継目の内側と々る開放
    端部【食込ますことを特徴とする周状側面継目の保−さ
    れ九金属容器の製造方法。
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