JPS586195Y2 - 除湿機

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【考案の詳細な説明】この考案は蒸発器から滴下する除湿水をタンクに集溜す
る形式の除湿機に関する。

そして、この考案の目的とするところは、除湿水を集溜
するタンクを透明にするとともに、この透明タンクと対
向する本体の前部に透明扉を有した開口窓を設け、透明
タンク内の除湿水量を外部から容易に確認することがで
き、また塵埃等の侵入を防止することができる除湿機を
提供しようとするものである。

以下、この考案を図面に示す一実施例にもとすいて説明
する。

図中１は除湿機本体で、これは底板２、両側面および背
面を形成するキャビネット３、天井パネル４および前面
パネル５とがら構成されている。

この本体１内の底板２上には支持枠６が立設されていて
、この下部には圧縮機７、上部には蒸発器８と凝縮器９
が対向して設置されている。

さらに、蒸発器８の下部にはタンク支持板１０が取着さ
れていて、この上部にタンク収納室１１が形成されてい
る。

そして、このタンク収納室１１内には第２図で示すよう
にポリプロピレンなどの透明な合成樹脂材料によって一
体成形された透明タンク１２が挿脱可能に収納されてい
る。

この透明タンク１２の前部には手掛部１３が一体に設け
られているとともに上部には上記蒸発器８から滴下する
除湿水を受けて透明タンク１２内に導びく受人口１４が
穿設されている。

一方、上記天井パネル４には吹出し口１５が設けられて
いるとともに前面パネル５には上記蒸発器８と対向する
吸込み口１６が設けられている。

さらに、吸込み口１６の下部には上記タンク収納室１１
と対向するほぼ同形の開口窓１７が穿設され、この開口
窓１７には下部にヒンジ１８を有して開閉自在な透明扉
１９が取付けられている。

すなわち、この透明扉１９はポリプロピレンなどの透明
な合成樹脂材料によって成形され、外部から本体１内の
透明タンク１２を透視できるようになっている。

しかして、除湿運転によって蒸発器８に付着した除湿水
は滴下して透明タンク１２の受入口１４から透明タンク
１２内に集溜されることになる。

この透明タンク１２内に集溜された除湿水量は透明扉１
９を透視して外部から確認できる。

したがって、透明タンク１２内の除湿水量が満杯になっ
た場合には、透明扉１９を開放し、透明タンク１２を取
り出して除湿水を排水することができ、前面パネル５を
その都度取り外すような面倒な作業が不用となる。

この考案は以上説明したように、除湿水を透明タンクに
集溜させるとともに、本体の前部に透明扉を有した開口
窓を設け、透明タンク内の除湿水量を外部から透視して
確認できるようにしたがら、除湿運転時に常に除湿水量
を一目で確認でき、非常に便利である。

しがも、開口窓を透明扉によって閉塞したから塵埃等の
侵入もなく、また開口窓から熱交換器を介さずに吹出さ
れるような除湿特性損失を防止することができるという
効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

図面はこの考案の一実施例を示すもので、第１図は除湿
機の分解斜視図、第２図は透明タンクの斜視図である。１・・・・・・本体、８・・・・・・蒸発器、１２・・
・・・・透明タンク、１７・・・・・・開口窓、１９・
・・・・・透明扉。

【実用新案登録請求の範囲】

除湿機本体と、この本体内に着脱自在に設けられ蒸発器
から滴下する除湿水を集溜する透明タンクと、この透明
タンクと対向する上記本体の前部に設けた開口窓と、こ
の開口窓に開閉自在に設けられ上記透明タンクを透視可
能な透明扉とを具備したことを特徴とする除湿機。