JPS5861723A

JPS5861723A - 内視鏡

Info

Publication number: JPS5861723A
Application number: JP56161423A
Authority: JP
Inventors: 康弘植田
Original assignee: Olympus Corp; Olympus Optical Co Ltd
Current assignee: Olympus Corp
Priority date: 1981-10-09
Filing date: 1981-10-09
Publication date: 1983-04-12
Also published as: JPH0134048B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は観察窓に洗浄用のワイパを設けた内視鏡に関す
る。

一般に、内視鏡はその挿入部先端にノズルを設け、この
ノズルを通じて体腔内に送気および送水を行左うが、こ
のノズルは観察窓の洗浄を行なうためにも用いられる。

すなわち、このノズルは観察窓の外表面に向けて設置さ
れておυ、このノズルからその外表面に向けて洗浄水と
空気を順次吹き伺けることにより観察窓に付着している
汚れを取シ除くようにしている。

しかしガから、単に洗浄水や空気を吹き付けるだけでは
充分に汚れを除去できない場合がある。ｆた、洗浄後、
その観察窓の外表面に洗浄水の一部が水滴として残るこ
とも多く、良好な観察を妨げるという問題があった。

そこで、実開昭５５−１０６１７号公報では可動ワイパ
部材を設け、これを軸などからなる伝達手段を介して操
作部側で操作する方式を採用し。

落ちにくい汚れを拭き落すようにしている。しかし、こ
の方式によると、可動ワイパ部材を動かすための模造が
非常に複雑になる他、操作部側で動きの大きな操作を実
際に行なわなければなら方いので、その操作が面倒とな
っていた。

さらに、伝達手段としての軸などを長尺な挿入部内に挿
入配置させるため、摩擦抵抗などによシ駆動力が円滑に
伝達されにくく、特に、挿入部を強く湾曲させたときに
は、摩擦抵抗々どが太きくｆｒυ、可動ワイパ部材が円
滑に作動しにくくなるという欠点があった。

一方、未公開の先行例として実願昭５５−１４９３０１
号の出願に係るものがある。これは観察窓の近傍に、弾
性的に湾曲可能なワイ／’Ｐをノズルからの噴出圧力で
動かし、観察窓の表面を拭く方式である。しかし、ワイ
パを動かすためには強力な流体圧力を供給する必要がち
シ、また体腔内に不必要な流体を大量に供給してしまい
、内視鏡による観察に支障をきたすという問題がある。

本発明は上記事情に着目して々されたもので、その目的
とするところは簡単な構成で電気的な指令によシ確実に
作動し得るワイ・七を備えた内視鏡を提供することにあ
る。

以下、本発明の一実施例を第１図ないし第４図にもとづ
いて説明する。

第１図中１は内視鏡を示し、この内視鏡１は操作部２に
挿入部３を連結してなＶ、上記操作部２に６ライトガイ
ドケーブル４が連結されている。上記挿入部３は可撓管
５の先端に湾曲管６を介して先端構成部７を連結してな
シ、上記湾曲管６は操作部２におりる湾曲操作ノブ８を
操作することによシ、遠隔的に湾曲操作されるようにな
っている。また、操作部２には接眼部９、鉗子挿入口部
１１、吸引切換弁１２、送気送水切換え弁１３が設けら
れている。ライトガイドケーブル４の延出側先端には図
示しない光源装置のソケットに対し接続できるコネクタ
１４が取シ付けられている。このコネクタ１４にはガイ
ド管１５が突設されている。

一方、第２図で示すように先端構成部７は先端部本体１
６に筒状のフード１７を被嵌してなシ、上記先端部本体
１６の先端面には観察窓１８、照明窓１９、鉗子口２１
およびノズル２２が設けられている。上記ノズル２２は
観察窓１８の外表面に向けて設置されている。上記照明
窓１９には内視鏡１の内部に挿通したライトガイド２３
が接続されておシ、このライトガイド２３は挿入部３、
操作部２およびライトガイドケーブル４にわたって挿通
され、上記コネクタ１４のガイド管１５に達している。

また、鉗子口２１は挿入部３内にわたって形成したチャ
ンネル（図示しない。）を通じて操作部２の鉗子挿入口
部１１に連通している。また、上記ノズル２２には内視
鏡１内に形成した図示しない送気送水管路を介して空気
と水が供給され、この供給操作は操作部２での送気送水
切換え弁１３によって制御されるようになっている。

また、上記チャンネルを通じて鉗子口２１から吸引する
ことも行なわれるが、この制御は操作部２での吸引切換
え弁１２によって行々われる５− ようになっている。また、観察窓１８には対物レンズ２
４を介してイメージガイド２５が光学的に接続されてい
る。上記イメージガイド２５は挿入部３および操作部２
の各内部を通じて接眼部９に対し光学的に接続されてい
て、接眼部９から体腔内を観察できるようになっている
。

さらに、先端部本体１６の外周には環状に周方向に沿っ
て小径に形成した溝部２６が設けられ、一方、７−ド１
７の内周面にはその溝部２６に対応して突条２７が設け
られている。そして、溝部２６に突条２７を嵌め込むよ
うにして先端部本体１６の外周にはフード１７が密に嵌
め込まれている。なお、このフード１７は合成樹脂によ
って一体に成形されている。なお、一定板上の強力な外
力を加えは、そのフード１７を先端部本体１６から取９
外せるようになっている。

さらに、上記フード１７には観察窓１８の近傍に位置し
て突出するワイノｅ部材２８が一体に形成されている。

そして、このワイパ部材２８は屈曲自在であシ、第３図
で示す待機位置から６− 第４図で示す動作位置まで自由に屈曲する過程で観察窓
１８の外表面に摺接しながら移動できるようになってい
る０また、ワイパ部材２８および上記フード１７にわた
りてその内部には形状記憶合金からなる棒状の駆動用部
材２９が埋設されている。上記形状記憶合金としては可
逆性の形状記憶効果を有する銅・亜鉛・アルミニウム系
の合金、あるいはチタン・ニッケル系の合金などを用い
る。そして、駆動用部材２９を形成する形状記憶合金の
最初の加工形状はワイパ部材２８とともに、第４図で示
すように観察窓１８を横切って通シ抜け、ノズル２２の
直前に位置させる「＜」の字状に作られている。つまシ
、この状態での結晶構造は母相（高温相）にある。また
、室温においてこの形状記憶合金を塑性変形し第３図で
示すようにワイパ部材２８をノズル２２とは反対側の待
機位置とする形状にする。この状態で形状記憶合金はマ
ルテンサイト変態を起し、マルテンサイト相を形成して
いる。さらに、上記形状記憶合金のマルテンサイト相か
ら母相へと逆変態の開始する温度Ａ８を体温以上に設定
するように作っである。

また、駆動用部材２９の各端にはそれぞれリード線３１
．３２が接続されており、このリド線３１．３２はワイ
パ部材２８およびフード１７の内部を通じてフード１７
の内周面に達し、その内周面に設けた接点３３．３４に
それぞれ接続さねている。また、上記接点３３．３４に
対応して先端部本体１６の外周面にも接点３５゜３６が
設けられ、上記接点３３．３４と電気的に接続するよう
になっている。また、挿入部３内には上記接点３５．３
６に接続されるリード線３７．３８が挿通されていて、
このリード線３７．３８の他端側には第２図で示すよう
にスイッチ３９、電源４１および可変抵抗４２が直列に
接続されている。そして、上記スイッチ３９を閉成操作
することによシミ流を上記駆動用部材２９に供給し、そ
の駆動用部材２９を発熱させるようになっている。上記
スイッチ３９の設置場所としてはたとえば第１図で示す
ように操作部２に設ける。

しかして、上記構成の内視鏡１において、通常の観察状
態では第２図で示すようにスイッチ３９を開放しておき
、そして、第３図で示すようにワイノク部材２８を観察
窓１８の側方へ待機させておく。

次に、上記観察窓１８の外表面を洗浄するときには操作
部２の送気送水切換え弁１３を操作することによシ、ノ
ズル２２から送水する。この送水後、観察窓１８の外表
面に水が残って視野を妨げる場合には通電手段のスイッ
チ３９を閉成操作する。これによシ形状記憶合金からな
る駆動用部材２９に通電し、その駆動用部材２９を抵抗
熱によシ加熱する。このため、逆変態の終了温度Ａ、に
達し、形状記憶合金はマルテンサイト相から母相へと戻
シ、最初の加工形状へと変形しようとする。これによシ
ワイノ母部材２８ｆ’ｉ観察窓１８の外表面に摺接しな
がらその観察窓１８を横切って通シ抜け、第４図で示す
ようにノズル２２の直前に位置する。そして、９− この動作過程において観察窓１８の外表面に残っている
水を拭き落す。そこで、上記スイッチ３９を開放操作す
ると、自然放熱にょシ上記駆動用部材２９の温度が低下
し、このためその形状記憶合金は母相からマルテンサイ
ト相へと戻シ待機形状である第３図の状態に戻る。この
戻るときにも観察窓Ｉ８の外表面に水が残っていれば、
これを拭き落す。この一連の動作にょシ観察窓１８の外
表面にあった水は除去されるのである。

上記実施例ではワイパ部材２８と駆動用部材２９をフー
ド１７側に設けたが、第５図ないし第７図で示すように
先端部本体１６側に設けてもよい。すなわち、先端部本
体１６の先端面に突起状の取付は部４３を設け、この取
付は部４３に上記同様のワイ・平部材２８と駆動用部材
２９を取ｐ付けたものであってもよい。この場合、通電
用のリード線４４．４５は直接に先端部本体１６内を通
じて導ひくことができる。

なお、上記各実施例ではワイパ部材２８それ１０− 自体が形状記憶合金からなる駆動用部材２９を被覆する
電、気的絶縁部材としての働きも兼ねている。

以上説明したように本発明によれば、機械的に複雑な駆
動機構を組み込むことなく、簡単な構成とすることがで
きる。また、容易に操作し得て観察窓に残った水を確実
に排除できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の内視鏡を示す斜視図、第２
図は同じくその内視鏡の先端構成部の側断面図、第３図
は同じく第２図中Ｘ−Ｘ線に沿う断面図、第４図は同じ
く第２図中Ｘ−Ｘ線に沿う異なる状態の断面図、第５図
は本発明の他の実施例の先端構成部の側断面図、第６図
は第２図中Ｘ−Ｘ線に沿う断面図、第７図は同じく第２
図中Ｘ−Ｘ線に沿う異なる状態の断面図である。１・・・内視鏡、３・・・挿入部、７・・・先端構成部
、１６・・・先端部本体、１７・・フード、１８・・・
観察窓、２８・・・ワイパ部材、２９・・・駆動用部材
、３１．３２．３７．３Ｂ、４４．４５・・・リード線
、３３．３４，３５．３６・・・接点、３９・・・スイ
ッチ、４１・・・電源。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）観察窓を設けた先端構成部と、上記観察窓の近傍
において上記先端構成部に支持されるとともにその観察
窓の外表面に沿って摺接して移動可能なワイパ部材と、
このワイパ部材に取シ付けられ通電されたとき発熱して
変形しそのワイパ部材を移動させる形状記憶合金製の駆
動用部材と、この駆動用部材に通電するための通電手段
とを具備したことを特徴とする内視鏡。
（２）　　上記ワイパ部材と駆動用部材は先端構成部の
フードに設けられたことを特徴とする特許請求の範囲第
１頂に記載の内視鏡。
（３）上記ワイ・母部材と駆動用部材は形状記憶合金に
よって一体に形成されて兼用するとともに、その外周を
電気的絶縁１１＋材で被覆したことを特徴とする特許請
求の範囲第１項または第２項に記載の内視鏡。