JPS58587Y2 - 中央に固定屋根を有する着脱式屋根を具えた自動車のエヤ−フラツプ装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、中央に中央固定屋根を有し、その左右に着
脱式屋根を装着する自動車において、上記着脱式屋根を
外して走行する際に、該屋根の開口部から車室内に入る
風量を少なくし、風による不快感を減少するために用い
る着脱式のエヤ・−フラップ装置に関するものである。

中央固定屋根を有し、屋根開口部が中央固定屋根によっ
て左右に２分され、該屋根開口部に着脱式屋根を装着す
るようになした自動車においては、上記開口部に流入す
る風を妨ぎ、或は少くするためのエヤーフラップ装置を
屋根に設けているが、その構造や支持手段が複雑となり
、効果的なものが提供されていなかった。

又屋根中央が開口され、左右に固定屋根（スライデング
ルーフに多い）を有する自動車ではエヤーフラップの両
端を容易に保持することができるか、中央のみに固定屋
根を有する場合には、エヤーフラップの支持が容易では
なかった。

この考案は構造及び支持手段が簡単な着脱式のエヤーフ
ラップ装置を提供することを目的とするものである。

図面に示す実施例について、この考案を説明すれば次の
通りである。

中央固定屋根、前部固定屋根、後部固定屋根を形成する
ことにより、左右に着脱式屋根（図示せず）を装着する
屋根開口部を形成し、この開口部に取付けるエヤーフラ
ップ装置のエヤーフラップ本体１１は、硬質ゴム或は合
成樹脂等からなり、略り字形をなしスプリング力を保有
したスプリングワイヤー１２を内在させである。

上記スプリングワイヤー１２は、屋根開口部３縁の前部
固定屋根１と中央固定屋根２にわたり略り字形をしてお
り、そのスプリングワイヤー１２は中央固定屋根２縁側
及び前部固定屋根１縁側にエヤーフラップ本体１１を押
すようにスプリング力をもたせ、且該スプリングワイヤ
ー１２の適宜の位置に芯材１３を固着しである。

該芯材１３の中央固定屋根２縁側に設けたフック４に差
込まれる部分は略コ字形に形成され、その上端が上記フ
ック４に差込まれ、下端は固定屋根のドリップ５に当接
し、前記スプリングワイヤー１２と相俟ってエヤーフラ
ップ本体１１を支持する。

エヤーフラップ本体１１の中央固定屋根２側にはフック
４に差込まれるストッパ一部１４が突出し、反対側端に
はエヤーフラップ本体１１を、着脱式屋根を固定するた
めのフィメールロック部６に係にするブラケット１５の
取付部（例えは多数の突起が互いに係合して固定するこ
とができるヘッダーロック）１７が設けられている。

ブラケット１５にはフィメールロック６部に差込む突起
１８とエヤーフラップ本体１１と固定されるヘッダーロ
ック１６が設けられている。

第６図はブラケットの他の実施例を示すものであってエ
ヤーフラップ本体１１の側面に突出するスプリングワイ
ヤー１２端にブラケット１５′を固定し、ブラケット先
端のネジ孔１９にリングボルト２０を螺挿してブラケッ
トと前部固定屋根即ちエヤーフラップ本体と前部固定屋
根とを固定する例を示したものである。

２１はフロントウィンドガラス、２２はピラーモール、
２３はインナーパネル、２４はウェザ−ストリップであ
る。

この考案に於てはエヤーフラップ本体１１をドリップ５
内に入れ、且ストッパ一部１４をフック部４に挿入する
。

次にブラケット１５又は１５′でフィメールロック６又
はリングボルト２０でフロントピラーのモール２２へ彪
める。

この考案に於ては、エヤーフラップ本体がＬ字形をして
いるので、中央固定屋根部分から風が流入することが少
ない。

着脱式屋根を載置するときのフックラ利用してエヤーフ
ラップのストッパーを挿入し、押えているので係土用の
特別な部品を必要としない。

又エヤーフラップ本体がドリップ部に当接して支持して
いるので前部固定屋根とフック部に押えつける方向のス
プリング力をスプリングワイヤーが果せは艮く、該ワイ
ヤーをコ字形にして開口部の三方にまわす必要がなく、
装置全体がコンパクトにでき収納スペースをとらない。

更に又エヤーフラップ本体はヘッダーロックを介してブ
ラケットにより着脱式屋根を係ＩＥするフィメールロッ
クに挿入して匿められるので特別なロック装置を必要と
しない等の効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は前部固定屋根及び中央固定屋根の斜視図、第２
図はエヤーフラップ本体の斜視図、第３図はスプリング
ワイヤーの斜視図、第４図は第２図Ａ−Ａ線の拡大断面
図、第５図は第２図！３−Ｂ線の拡大縦断面図、第６図
はブラケットの他の実施例を示す斜視図である。 １・・・前部固定屋根、２・・・中央固定屋根、３・・
・屋根開口部、１１・・・エヤーフラップ本体、１２・
・・スプリングワイヤー、１３・・・芯材、１４・・・
ストッパ一部、１５．１５’・・・ブラケット。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 中央に中央固定屋根２を有し、その左右に着脱式屋根を
   装着する自動車の屋根開口部３に着脱自在に取付けるエ
   ヤーフラップ装置において、エヤーフラップ本体１１は
   略り字形をなし、エヤーフラップ本体１１の中央固定屋
   根２側には、中央固定屋根２に設けたフック４に差込ま
   れるストッパ一部１４を突出させ、エヤーフラップ本体
   １１の前部固定屋根１側の端部には前部固定屋根１に係
   屯するためのブラケット１５の取付部１Ｔが設けられ、
   且エヤーフラップ本体１１に略り字形をしたスプリング
   ワイヤー１２及び芯材１３を貫挿してなり、ロック部に
   固定するためのブラケット１５によりエヤーフラップ本
   体１１を固定屋根に固定したことを特徴とする中央に固
   定屋根を有する着脱式屋根を具えた自動車のエヤーフラ
   ップ装置。