JPS585876Y2 - 遮蔽パネルの据付装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本案は開閉窓を半開きにしてパイプ等を室外に導く除土
じる残り空間を遮蔽する為のパネル据付装置に係り、共
通部品の選択組付使用により水切レール部の有無による
二種のアルミサツシ窓から木製窓更にはスチールサツシ
窓に至る種々異なる窓枠へ全て取付可能とした据付装置
を提供したものである。

以下本案実施例を図面に基づいて説明すると、第１図は
一例として水切レール部１を有するアルミサツシ窓２に
本案装置にて遮蔽パネル３を取付けた状態を示す要部斜
視図で、遮蔽パネル３は空気調和機の室内外画ユニット
間を結ぶ冷媒配管貫通用の透孔４を備えた合成樹脂材質
で形成されており、この端縁５を開閉窓（図示せず）と
当接シールさせて室内外空間を遮蔽するものである。

６は水平部７と垂直部８とを有する台脚、９，１０は夫
々断面路り字状の固定具及び取付具で、これら部品は第
２図に示す分解斜視図、第３図に示す裏面側からの斜視
図の如く台脚６の水平部７に固定具９螺着用の螺子１１
螺合孔１２と、取付具１０螺着用の螺子１３挿入長孔１
４を設けると共に垂直部８に螺子１５単体のみを、も゛
しくは固定具９の孔１６を介して螺子１５を螺着する螺
合孔１７を設けており、１８は取付具１０の螺子１３と
螺合される補助取付板、１９は長い立ち上がり片２０を
有するスチール専用取付具である。

而してこのスチール専用取付具１９を除く他部品は夫々
１対備えてあり、これら部品を用いて先づ水切レール部
１を有するアルミサツシ窓２に据付ける作業につき説明
すると、固定具９と台脚６の水平部７の孔１６．１２同
志を第３図の状態から螺子１１で第２図に示す抱き組み
合わせ状態に螺着すると共に補助取付板１８を用い孔２
０と長孔１４を通して螺子１３で取付具１０を台脚６の
水平部７に螺着して一対の組立部品を構成した後、垂直
部８と固定具９との間に形成された一方の組立部品の逆
Ｕ字状溝２１を下枠の水切レール部１に、且つ反転した
他方の組立部品のＵ字状溝２１を上梓の水切レール部１
に夫々挿入して螺子１５で締め付は挟持固着し、然る後
螺子２２で上下取付板１０に遮蔽パネル３を螺着すると
第４図イの如く据付けることができる。

尚、長孔１４に沿って上下取付板１０を前後方向へ摺動
することにより遮蔽パネル３を開閉室と面一状態に調節
することができる。

次に水切レール部の無いアルミサツシ窓２３に据付ける
には固定具９の片２４を垂直部８の外方に突き出し組み
合わせて孔１６．１７同志を螺子１５で螺着すると共に
固定具９の孔２５より上下木枠２６へ対称にタッピン螺
子２７で螺着し、且つ取付具１０を前述と同様に台脚６
の水平部７に螺着して遮蔽パネル３をこの上ｆ取付具１
０に螺着すると第４図口の如く据付けることができる。

又、木製窓２８に対しては上下取付具１０のみを直接木
枠窓２９にタッピン螺子２７で螺着しこの取付具１０に
遮蔽パネル３を螺着すると第４図ハの如く据付けること
ができる。

次にスチールサツシ窓３０に据付けるには下方の組立部
品中、取付具９の代わりに長い立ち上がり片２０を有す
るスチール専用取付具１９を用い、この立ち上がり片２
０を第５図に示すように垂直部８と対向させてこの螺子
孔３１に長孔１４を通して螺子１３で仮止めすると共に
孔１２．１６同志を螺子１１で螺着して固定具９を台脚
６の水平部７に固定し、垂直部８と立ち上がり片２０と
の間に形成されたＵ字状溝３２を外方下レール部３３に
挿入して螺子３４で立ち上がり片２０を圧着することに
よりこのＵ字状溝３２内で外方下レール部３３を挟持で
き、且つ上方の組立部品は固定具９を逆向きにして孔１
２．１６同志を螺子１１で螺着することにより垂直部８
と固定部９との間隔を広げ、この幅広なＵ字状溝３４を
内方上レール部３５に挿入して螺子１５で締め付けて取
付具１０とスチール専用取付具２０間に遮蔽パネル３を
螺螺すると第４図二の如く据付けることができる。

以上の如く本案据付装置は水切レール部の有無による二
種のアルミサツシ窓から木製窓更にはスチールサツシ窓
に至る種々異なる窓枠に対し全て取付けることができる
と共に二種のアルミサツシ窓及び木製窓に対しては共通
部品である１対の台脚、固定具、取付具を取捨選択して
組み付は使用するようにしたので異なる窓構造に対し個
々に専用部品を備える必要もなく、シかもこれら部品を
窓枠に対し上Ｆ対称に固定するようにしたので据付作業
を容易に行なえ、更にはスチールサツシ窓に対しては専
用取付具を１個入れ替えるだけで上述の共通部品と共に
組付使用できる等、実用上極めて有用なものである。

【図面の簡単な説明】

図面は何れも本案実施例を示すもので第１図は水切レー
ル部を有するアルミサツシ窓への据付状態を示す要部斜
視図、第２図、第３図は表及び裏面側から眺めた構成部
品の異なる組付状態を示す分解斜視図、第４図イ乃至二
は夫々異なる窓構造への据付状態を示す側面図、第５図
は構成部品の異なる組付状態を示す斜視図である。 １・・・・・・水切レール部、２・・・・・・水切レー
ル部を有するアルミサツシ窓、３・・・・・・遮蔽パネ
ル、６・・・・・・台脚、７・・・・・・水平部、８・
・・・・・垂直部、９・・・・・・固定具、１０・・・
・・・取付具、１９・・・・・・スチール専用取付具、
２３・・・・・・水切レール部の無いアルミサツシ窓、
２６・・・・・・木枠、２８・・・・・・木製窓、２９
・・・・・・木枠窓、３０・・・・・・スチールサツシ
窓。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 水平部と垂直部を有する台脚と、この垂直部に抱き組み
   合わせて水切レール部を挟持固定又は突き出し組み合わ
   せて木枠に螺着固定される断面路り字状の固定具と、前
   記水平部、又は木枠窓と螺着固定され遮蔽パネルを立設
   支持する断面路り字状の取付具とを、夫々上下対称に備
   えてアルミサツシ窓及び木製窓の上下窓枠に選択的に使
   用すると共に下窓枠に使用する前記取付具の代わりにス
   チール専用取付具を用いてスチールサツシ窓に取付可能
   としたことを特徴とする遮蔽パネルの据付装置。