JPS585833B2 - トレ−ラフレ−ム - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 この発明はリーダーやブーム及び無限軌道フレームが着
脱可能で、かつこれらを外したときに牽引フレーム、台
車を接続して自走式牽引車で輸送できるようにしたトレ
ーラフレームに関するものである。

周知の様にリーダーやブームなど高いタワーか有って無
限軌道で自走する作業用機械としては坑打機、クローラ
クレーンなどが有る。

従来の上記作業用機械はリーダー、ブーム及び無限軌道
を外さないでそのまゝトレーラ車のフレームに積載し、
リーダーやブームを低くシナがら輸送していた。

しかし最近の交通事情、交通制限などに鑑みて上記輸送
装態では載荷重量、荷嵩、巾広等に問題か有り、しかも
総重量が数１０トン、高さが数ｍにもなるので輸送時に
著しく危険である。

そこで本発明は上記作業用機械からタワーや無限軌道を
外し、該機械のウインチフレームをそのまゝトレーラフ
レームとして自走式牽引車に連結し、牽引車により輸送
するとともにタワーや無限軌道を別途にトラックで輸送
するようにしたものである、したがって輸送時において
は総重量が著しく軽減し、しかも高さや全長か短かくな
るので危険性が解消するばかりでなく、交通事情や交通
規制に反することなく輸送できるのである。

以下に本発明を図示の実悔例により説明する。

本発明のトレーラフレーム１は作業用機械のウインチフ
レームであって上面にハウジング２を有し、下面には旋
回フレーム３を介して走行フレーム４を設けてある。

そしてトレーラフレーム１の前端にはブレスト５を有し
、該ブレスト５に牽引フレーム６をピン７で着脱自在に
取付けることができる。

上記トレーラフレーム１の後方には後端開放の筒状受部
８，８を左右に有し、該受部８に台車９を装着する。

この台車９は各受部８に挿着するロッド１０，１０を設
けるとともに、車軸１１に遊転する車輪１２．１２を設
ける。

またトレーラフレーム１の後方に有る後軸１３には着脱
自在に後輪１４，１４を設け、トレーラフレーム１に台
車９を装着した状態では車輪１２，１２と後輪１４，１
４とにより４輪とする。

前記した走行フレーム４の左右側面には前後にガイド軸
１５，１５を横向きに突設するとともに、駆動源に連結
されたクラッチ片１６を設ける。

またトレーラフレーム１には適宜位置に伸縮できるジャ
ッキ１７を複数基着脱自在に設ける。

上記のようにしてなるトレーラフレーム１を輸送する場
合、次の様な作業を行う。

トレーラフレーム１のジャッキ１７を上昇させ、ブレス
ト５に牽引フレーム６をピン７で接続するとともに後軸
１３の両端に後輪１４を装着し、またロツド１０を受部
８に挿通して台車９をトレーラフレーム１の尾端に接続
する。

更にトレーラフレーム１の先端から延出する牽引フレー
ム６を牽引車１８の載置台１９に載せ、フレーム６と載
置台１９とをピン２０で回転自在に接続する。

この様に牽引車１８とトレーラフレーム１と台車９とを
連結したら各ジャッキ１７を収縮し、各車輪１２．１４
を接地して牽引車１８により輸送するのである。

この輸送状態では作業用機械のウインチフレームがその
まゝトレーラフレームとなり、重量の有る無限軌道フレ
ームや、重くて高いリーダーやブームがないので、安全
且つ交通規制を妨げることなく目的地まで輸送すること
ができる。

目的地まで輸送したら各ジャッキ１７によりトレーラフ
レーム１を上昇させ、台車９及び後輪１４を外すととも
に牽引フレーム６をブレスト５から除去する。

モしてガイド軸１５に無限軌道フレームａを装着してク
ラッチ片１６により駆動源を無限軌道に連結する。

また各ジャッキ１７を収縮して無限軌道を接地させ、ブ
レスト５にリーダー又はブームを支持する。

したがってこの状態ではトレーラフレームがそのま５ウ
インチフレームとなって杭打機又はクローラクレーンと
しての機能が有り、しかもこの作業用機械は無限軌道に
よって自走することができる。

なお上記した作業用機械を輸送する場合にはブレスト５
からリーダーやブームを外し、各ジャッキ１７をフレー
ム１に取付けて伸長し、該フレーム１をジャッキ１７で
支えたら無限軌道フレームをガイド軸１５から外し、ブ
レスト５に牽引フレーム６をピン７で接続するとともに
後軸１３に後輪１４を装着し、また台車９を接続して牽
引フレーム６と牽引車１８の載置台１９とを接続したら
ジャッキ１１を収縮すればよい。

これによりフレーム１は後輪１４と台車９で支えられ、
牽引車１８の走行により輸送することかできる。

この様に本発明のトレーラフレームは無限軌道フレーム
及びリーダーやブームが着脱可能なので、輸送時に外す
と嵩張ったり重量が嵩むことがなく、安全に、しかも迅
速に作業用機械の主要部分を目的地にまで輸送すること
ができ、無限軌道フレームやリーダー、ブームなどは別
途トラックなどで目的地にまで輸送すればよい。

そして目的地では必要部材をトレーラフレームに設置す
るとともに不必要部材を外すだけで杭打機やクローラク
レーンなどの作業用機械として使用に供することができ
、特に最近の交通事情や制限に適応して効果の高いもの
となる。

更に本発明によればブレストに牽引フレームをピンによ
り着脱自在に取付けるとともに走行フレームの左右側面
に無限軌道フレームを装脱できるガイド軸を突設してあ
るので、輸送時と作業時との変換が著しく簡単となる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示すもので第１図は概略側面図
、第２図は同上の平面図である。 １……トレーラフレーム、５……ブレスト、６……牽引
フレーム、９……台車、１１……車輪、１７……ジャッ
キ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 前端に設けたブレストに牽引フレームをピンにより
   着脱自在に取付け、後方には車輪を着脱自在にできる後
   軸と台車を装脱できる受部を設け、下面に旋回フレーム
   を介して取付けた走行フレームの左右側面には無限軌道
   フレームを装脱できるガイド軸を突設し、かつ適宜位置
   に伸縮可能なジャッキを複数基着脱自在に設けてなるト
   レーラフレーム。