JPS5857895B2 - 巻鉄心製作方法 - Google Patents
巻鉄心製作方法Info
- Publication number
- JPS5857895B2 JPS5857895B2 JP11466080A JP11466080A JPS5857895B2 JP S5857895 B2 JPS5857895 B2 JP S5857895B2 JP 11466080 A JP11466080 A JP 11466080A JP 11466080 A JP11466080 A JP 11466080A JP S5857895 B2 JPS5857895 B2 JP S5857895B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- silicon steel
- amorphous
- wound
- tips
- amorphous sheet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000004804 winding Methods 0.000 title claims description 15
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims description 8
- 229910000976 Electrical steel Inorganic materials 0.000 claims description 30
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical group [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 4
- 239000011162 core material Substances 0.000 description 14
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 3
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 229910045601 alloy Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000000956 alloy Substances 0.000 description 2
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 2
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 2
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000005260 corrosion Methods 0.000 description 1
- 230000007797 corrosion Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 239000000696 magnetic material Substances 0.000 description 1
- 239000005300 metallic glass Substances 0.000 description 1
- 150000002739 metals Chemical class 0.000 description 1
- 230000035699 permeability Effects 0.000 description 1
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 1
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F41/00—Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties
- H01F41/02—Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties for manufacturing cores, coils, or magnets
- H01F41/0206—Manufacturing of magnetic cores by mechanical means
- H01F41/0213—Manufacturing of magnetic circuits made from strip(s) or ribbon(s)
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は巻鉄心製作方法に関し、アモルファス・シート
を用いた巻鉄心の製作方法を提供するものである。
を用いた巻鉄心の製作方法を提供するものである。
周知のように、柱状変圧器のような小型変圧器には巻鉄
心が用いられている。
心が用いられている。
ところで、鉄心材料の低損失技術の進歩は著しく、なか
でもアモルファスと称する非晶質金属が新しい低損失磁
性材料として脚光を浴びはじめ、既に米国ではこれを用
いた小型変圧器が試作されている。
でもアモルファスと称する非晶質金属が新しい低損失磁
性材料として脚光を浴びはじめ、既に米国ではこれを用
いた小型変圧器が試作されている。
アモルファスは、メルト、即ち溶融合金をノズルから糸
状に落し、回転する冷えたローラ上で急冷させてシート
状に形成される。
状に落し、回転する冷えたローラ上で急冷させてシート
状に形成される。
なお、この際の冷却速度は十分の一秒間に十数百度であ
る。
る。
ところで、通常溶融合金が固体金属に凝固する場合には
、必ず規則的な原子配列、即ち結晶性をもっている。
、必ず規則的な原子配列、即ち結晶性をもっている。
しかしながら、アモルファスでは固体金属に凝固する際
、ガラス温度と呼ばれるある臨界温度以下に極めて素早
い時間で急冷されるため、原子の配列がアモルファス状
態、即ち、ガラスのような状態へ遷移することができる
。
、ガラス温度と呼ばれるある臨界温度以下に極めて素早
い時間で急冷されるため、原子の配列がアモルファス状
態、即ち、ガラスのような状態へ遷移することができる
。
但し、外観は光沢を帯ひた金属色を呈しており、普通の
ガラスのように透明ではない。
ガラスのように透明ではない。
このアモルファスは通常の珪素鋼に比較して下記のよう
な特徴を有している。
な特徴を有している。
Ａ ヒステリシス損が１／３〜１／４と小さい。
Ｂ 最大透磁率が３倍以上大きい。
Ｃ耐食性にすぐれている。
Ｄ 機械的強度（引張り強度）が大きい。
このように優れた特徴を持っているため、アモルファス
を用いれば高性能な鉄心が得られる。
を用いれば高性能な鉄心が得られる。
ところで、アモルファスは前述した如く特殊な製法で作
られるので、従来鉄心に用いていた珪素鋼帯のように厚
さの厚いものは作ることはできない。
られるので、従来鉄心に用いていた珪素鋼帯のように厚
さの厚いものは作ることはできない。
この結果、アモルファスは引張り強度は大きいけれども
厚さが薄いため全体としての強度は小さい。
厚さが薄いため全体としての強度は小さい。
したがってアモルファスで鉄心を製作する際には、この
点を考慮しなければならない。
点を考慮しなければならない。
ここで、アモルファスをシート状にしたアモルファス・
シートと珪素鋼帯との強度を具体的に比較しておく。
シートと珪素鋼帯との強度を具体的に比較しておく。
普通のアモルファス・シートの引張り強度は約７０ｋｇ
／ｍｒｉ以上あり、珪素鋼帯は４０ｋｇ／ｍａ以上あり
、アモルファス・シートは約二倍の引張り強度を有する
。
／ｍｒｉ以上あり、珪素鋼帯は４０ｋｇ／ｍａ以上あり
、アモルファス・シートは約二倍の引張り強度を有する
。
また、アモルファス・シートの厚さは０．０３ｉｉであ
り、珪素鋼帯は０．３ ｍｍである。
り、珪素鋼帯は０．３ ｍｍである。
そこで、両者の強度を幅を単位長さく關）とし、厚さを
考慮して比較してみると、アモルファス・シートは ７０ （ｋｇＡｆＬ４） Ｘｏ、０３ （ｍｍ） −２
，１（ｋｇ）珪素鋼帯は ４０ （ｋｙ／Ｊ） Ｘ Ｏ，３（ｍｍ） −１２，０
（ｋｇ）となる。
考慮して比較してみると、アモルファス・シートは ７０ （ｋｇＡｆＬ４） Ｘｏ、０３ （ｍｍ） −２
，１（ｋｇ）珪素鋼帯は ４０ （ｋｙ／Ｊ） Ｘ Ｏ，３（ｍｍ） −１２，０
（ｋｇ）となる。
即ち、同じ幅の比較では厚みが１桁異なるため、アモル
ファス・シートは、珪素鋼帯の約１／６の強度しかない
ことがわかる。
ファス・シートは、珪素鋼帯の約１／６の強度しかない
ことがわかる。
また、アモルファス・シートは焼鈍すると脆くなる。
このため、従来技術のように、アモルファス・シートに
張力を加えながら巻型に巻回して巻鉄心を操作しようと
しても、アモルファス・シートが巻回途中ですぐ破断し
てしまう。
張力を加えながら巻型に巻回して巻鉄心を操作しようと
しても、アモルファス・シートが巻回途中ですぐ破断し
てしまう。
本発明は、上記従来技術に鑑み、アモルファス・シート
に張力を加えることなくこのアモルファス・シートを巻
回し得る巻鉄心製作方法を提供することを目的とする。
に張力を加えることなくこのアモルファス・シートを巻
回し得る巻鉄心製作方法を提供することを目的とする。
かかる目的を達成する本発明の横取は、ドラムに巻き付
けられた複数の珪素鋼帯の先端部を巻型に固定し、更に
他のドラムに巻き付けられた複数のアモルファス・シー
トの先端部を前記珪素鋼帯の先端部の間に差し込み、こ
の状態で前記珪素鋼帯に張力を加えながら前記巻型を回
転して前記アモルファス・シートを前記珪素鋼帯に挟み
つつ前記珪素鋼帯と共に前記巻型に巻回することを特徴
とする。
けられた複数の珪素鋼帯の先端部を巻型に固定し、更に
他のドラムに巻き付けられた複数のアモルファス・シー
トの先端部を前記珪素鋼帯の先端部の間に差し込み、こ
の状態で前記珪素鋼帯に張力を加えながら前記巻型を回
転して前記アモルファス・シートを前記珪素鋼帯に挟み
つつ前記珪素鋼帯と共に前記巻型に巻回することを特徴
とする。
以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に説明する。
第１図は本発明の実施例を実現する装置を示、す。
同図に示すように、回転自在な二台のドラム１には珪素
鋼帯２が巻付けられ、またこの二台のドラム１の間に配
設された回転自在な複数台（図では営舎）のドラム３に
はアモルファス・シート４が巻き付けられている。
鋼帯２が巻付けられ、またこの二台のドラム１の間に配
設された回転自在な複数台（図では営舎）のドラム３に
はアモルファス・シート４が巻き付けられている。
バックテンション装置５は珪素鋼帯２の途中を挟んで、
この珪素鋼帯２の巻回時にバックテンションを付与する
ようになっている。
この珪素鋼帯２の巻回時にバックテンションを付与する
ようになっている。
前記装置を用いて巻鉄心を製作する本発明の実施例は、
まず、二本の珪素鋼帯２の先端部を巻型６に固定する。
まず、二本の珪素鋼帯２の先端部を巻型６に固定する。
次に、複数のアモルファス・シート４の先端部を珪素鋼
帯２の先端部の間に差し込み巻型６を少し回転させてア
モルファス・シート４の先端部を珪素鋼帯２の間に挟み
込む。
帯２の先端部の間に差し込み巻型６を少し回転させてア
モルファス・シート４の先端部を珪素鋼帯２の間に挟み
込む。
ここで、バックテンション装置らを作動させ珪素鋼帯２
に張力を付与しながら巻型６を回転させると、アモルフ
ァス・シート４は珪素鋼帯２に挟まれつつ巻型６に巻回
されて所定の厚さの巻鉄心７が得られる。
に張力を付与しながら巻型６を回転させると、アモルフ
ァス・シート４は珪素鋼帯２に挟まれつつ巻型６に巻回
されて所定の厚さの巻鉄心７が得られる。
かかる本実施例により得られた巻鉄心７を第２図に示す
。
。
なお、この巻鉄心１の構造は、第２図における矢視■部
を拡大した第３図に示すように、アモルファス・シート
４と珪素鋼帯２とが交互に巻回され、しかもその最外周
は珪素鋼帯２が巻回されている。
を拡大した第３図に示すように、アモルファス・シート
４と珪素鋼帯２とが交互に巻回され、しかもその最外周
は珪素鋼帯２が巻回されている。
以上、実施例と共に具体的に説明したように、本発明に
よれば、アモルファス・シートを、張力を加えた珪素鋼
帯で挟みながら巻型に巻回するため、アモルファス・シ
ート自体に過大な張力が加わらず、巻回途中での破断を
防げる。
よれば、アモルファス・シートを、張力を加えた珪素鋼
帯で挟みながら巻型に巻回するため、アモルファス・シ
ート自体に過大な張力が加わらず、巻回途中での破断を
防げる。
さらに、アモルファス・シートは珪素鋼帯によりきつく
巻回されると共に、巻鉄心の最外周と最内周が珪素鋼帯
であるため、万一巻鉄心に歪みが作用しても、アモルフ
ァス・シートの脆さを保護し得る。
巻回されると共に、巻鉄心の最外周と最内周が珪素鋼帯
であるため、万一巻鉄心に歪みが作用しても、アモルフ
ァス・シートの脆さを保護し得る。
第１図は本発明の実施例を実現する装置を示す概略図、
第２図は本実施例により製作された巻鉄心を示す正面図
、第３図は第２図における矢視■部を示す拡大図である
。 図面中、１，３はドラム、２は珪素鋼帯、４はアモルフ
ァス・シート、６は巻型である。
第２図は本実施例により製作された巻鉄心を示す正面図
、第３図は第２図における矢視■部を示す拡大図である
。 図面中、１，３はドラム、２は珪素鋼帯、４はアモルフ
ァス・シート、６は巻型である。
Claims (1)
- １ ドラムに巻き付けられた複数の珪素鋼帯の先端部を
巻型に固定し、更に他のドラムに巻き付けられた複数の
アモルファス・シートの先端部を前記珪素鋼帯の先端部
の間に差し込み、この状態で前記珪素鋼帯に張力を加え
ながら前記巻型を回転して前記アモルファス・シートを
前記珪素鋼帯に挟みつつ前記珪素鋼帯と共に前記巻型に
巻回することを特徴とする巻鉄心製作方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11466080A JPS5857895B2 (ja) | 1980-08-22 | 1980-08-22 | 巻鉄心製作方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11466080A JPS5857895B2 (ja) | 1980-08-22 | 1980-08-22 | 巻鉄心製作方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5739518A JPS5739518A (en) | 1982-03-04 |
| JPS5857895B2 true JPS5857895B2 (ja) | 1983-12-22 |
Family
ID=14643368
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11466080A Expired JPS5857895B2 (ja) | 1980-08-22 | 1980-08-22 | 巻鉄心製作方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5857895B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57126113A (en) * | 1981-01-27 | 1982-08-05 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Magnetic core |
| GB2363899A (en) | 2000-06-19 | 2002-01-09 | Ever Ready Ltd | Alkaline electrochemical cells |
| EP2698796A1 (de) * | 2012-08-16 | 2014-02-19 | Siemens Aktiengesellschaft | Kern für einen Transformator oder eine Spule sowie Transformator mit einem solchen Kern |
-
1980
- 1980-08-22 JP JP11466080A patent/JPS5857895B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5739518A (en) | 1982-03-04 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4368447A (en) | Rolled core | |
| JPS5857895B2 (ja) | 巻鉄心製作方法 | |
| JP3247702B2 (ja) | 複合磁心およびその製造方法 | |
| US4744838A (en) | Method of continuously processing amorphous metal punchings | |
| JP2021075752A (ja) | 合金薄帯の製造方法 | |
| US5604045A (en) | Magnetic head | |
| JP2718948B2 (ja) | 鉄基非晶質合金薄帯の製造方法 | |
| JP2017517899A (ja) | 反応及び統合用超伝導体の製造方法及びシステム | |
| JP2986107B2 (ja) | 酸化物超電導線の製造方法および酸化物超電導線を用いた製品の製造方法 | |
| JP2745780B2 (ja) | 超電導磁石 | |
| JPS6243114A (ja) | 巻鉄心の製造方法 | |
| JP3532390B2 (ja) | 積層磁心 | |
| JPH06151202A (ja) | アモルファス鉄心 | |
| JPS6214408A (ja) | 非晶質磁性合金巻鉄心 | |
| JPS61124116A (ja) | 巻鉄心の製造方法 | |
| JPH04307906A (ja) | 磁心とその製造方法 | |
| JPS61226909A (ja) | 非晶質合金薄帯の鉄心加工方法 | |
| JP2541766Y2 (ja) | 巻鉄心 | |
| JPS59115508A (ja) | 変圧器鉄心の製作方法 | |
| JPS6053006A (ja) | 巻鉄心 | |
| JPS63205904A (ja) | 静止誘導電器の製造方法 | |
| JP2004160513A (ja) | シールド材の製造方法 | |
| JPH09237719A (ja) | アモルファス巻鉄心 | |
| JPS6293918A (ja) | アモルフアス巻鉄心 | |
| JP4244097B2 (ja) | ナノ結晶軟磁性合金用アモルファス合金薄帯および積層磁心 |