JPS5856524B2 - エチレンの重合法 - Google Patents

エチレンの重合法

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JPS5856524B2
JPS5856524B2 JP54108201A JP10820179A JPS5856524B2 JP S5856524 B2 JPS5856524 B2 JP S5856524B2 JP 54108201 A JP54108201 A JP 54108201A JP 10820179 A JP10820179 A JP 10820179A JP S5856524 B2 JPS5856524 B2 JP S5856524B2
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JP
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polymerization vessel
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久也 桜井
茂 水谷
正 池上
好彦 片山
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
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    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

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  • Polymerisation Methods In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、それぞれが広い分子量分布を有し、かつ物性
のすぐれた分子量の異なる2種類以上の製品を、高い生
産性で2つ以上の重合器から同時に製造するエチレンの
重合方法に関する。
分子量分布の広いポリエチレンポリマーを高い生産性で
製造することは、経済性の点から非常に有用なことであ
るが、通常の重合では十分高い生産性を得ることが難し
く、一つの方法として2段重合方法が試みられてきた。
この方法により製造されたポリマーは、一般に剛性、E
SCR性(環境応力亀裂抵抗力)の物性バランスも良好
なポリマーが得られるが、逆に1スルーの2段連続重合
では、一般的にフィルムに成型したときに表面にゲルが
表われるという難点がある。
この改良方法として重合器をさらに直列に接続した多段
重合、あるいは後段重合器内容物を前段に循環する2段
循環連続重合法が試みられた。
これらの方法に関しては、特公昭46−11349号、
特公昭48−42716号、特開昭51−47079号
、特開昭52−19788号などが公知である。
しかしながら、これらの2段および多段連続重合法にお
いては、各段で重合されるポリマーのそれぞれの分子量
はほとんどが通常使用される領域から外れたものであり
、最終段から得られるポリマーのみが製品として利用で
きるもので、最低2基の重合器から1種類のポリマーが
得られるのみである。
したがって、突発トラブルその他で停止した場合は、最
終段以外の特に第1段の重合器内のポリマーはロスとな
る。
さらに上述したように、従来の2段および多段重合では
、1種類のポリマーを得るのに最低2基以上の重合器が
必要であり、経済性の点からも、またある分子量のグレ
ードから異なる分子量のグレードへのグレード切換の際
に発生するスペックアウトポリマーの量も多くならざる
をえない。
したがって、もし2段および多段重合で得られるポリマ
ーか、単独重合の場合と同じように1基の重合器当り1
種類のポリマー、2基以上の重合器で2種類以上のポリ
マー(製品)が得られるようになれは、突発トラブル等
停止によるロスポリマーの除去、グレード切換の際のス
ペックアウトポリマーの減少、さらに運転の融通値があ
がることによる必要在庫量の減少などの点で極めて有用
である。
本発明者らは、適当な重合条件下で多段循環連続重合を
行なうと、十分生産性が高く、分子量分布が広く、物性
的に良好で、さらにまたゲルの少ない分子量の異なる2
種類以上のポリマーを二つ以上の重合器から同時に生産
できることを見い出し、本発明をなすに到った。
すなわち、本発明は、直列に接続した2基以上の重合器
内で、それぞれ異なった分子量のポリエチレンを遷移金
属化合物と有機金属化合物とからなる触媒を用いて製造
する重合方法において、(1)重合器内容物を後段の重
合器から前段の重合器へ循環させながら同時に各重合器
から分子量の異なった製品を取出し、 (ii) その際に循環させる重合内容物の流量(v
)と製品抜取量(u)の比v / uを1〜50に調節
し、(iii) さらにそれぞれの重合器で製造する
ポリエチレンの分子量の比(r)を5〜100に調節し
、また生成量の比を7:3〜3ニアに調節する。
ことを特徴とするエチレンの重合法に係るものである。
本発明に使用する遷移金属化合物と有機金属化合物から
なる触媒としては、本発明者らの発明になる特公昭52
−36788 、52−36790゜52−36791
.52−36792.52−50070.52−367
94.52−36795゜52−36796.52−3
6915.52−36917.53−6019、特開昭
50−21876.50−31835.50−7204
4゜50−78619.53−40696号のものが有
効であり、これらは(1)一般式 %式% (式中、αは0または0より大きい数、p 、 q。
r、sはOまたは0より大きい数で、p 十q + r
+s=mα」−2βの関係を有し、Mは周期律表第1族
ないし第■族に属する金属元素、R1、R2は同一また
は異なった炭素原子数の炭化水素基、X。
Yは同一または異なった基であり、ハロゲ゛ン、OR3
,08iR’R5R6,NR7R8,SR9なる基を表
わし、R3、R4、R5、R6、R7、R8は水素原子
または炭化水素基、R9は炭化水素基を表わす)で示さ
れる有機マグネシウム化合物と、(11)少なくとも1
個のハロゲン原子を含有するチタンまたはバナジウム化
合物と、(III)AZ t By s is c e
t s n tTe、Sbのハライド化合物の(i)
〜(iii)のうち(1)と(ii)あるいは(1)と
(ii)と011)とを反応させてなる固体触媒成分[
A、l]と、有機金属化合物〔B〕からなる。
有機金属化合物としては、周期律表第1〜■族の化合物
で、特に有機アルミニウム化合物および有機マグネシウ
ムを含む錯体が好ましい。
触媒成分〔AIと有機金属化合物〔B〕酸成分反応は、
重合系内に周成分を添加し、重合条件下に重合の進行と
5もに行なわせることも可能であり、あらかじめ重合に
先立って実施してもよい。
また触媒成分の反応比率は、〔A〕威分1?に対し〔B
〕成分1〜3000 mmo、/−の範囲で行なうこと
が好ましい。
触媒成分〔A〕の代りに、無機のMg化合物にTi化合
物を担持したものでもよい。
重合は炭素原子数4〜10個を有する飽和炭化水素中で
行なう。
■、2段目共に重合温度110℃以下、好ましくは60
〜90℃の範囲で行なう。
1段目重合は圧力1〜30kg/ff1G、好ましくは
5〜20kg/iGの範囲で低分子量を重合する。
2段目重合は圧力1〜3oh/crita、好ましくは
1〜20ky/ff1Gの範囲で高分子量を重合する。
1段目で生成するポリマーの分子量は1ooo〜500
00、好ましくは5000〜30000である。
分子量がこの範囲以上に高くなると分子量分布が十分に
広くならず、また、この範囲以下に低くなると分子量調
節剤としての水素の重合器中での濃度が高くなり、触媒
活性が低下する。
さらに、いわゆるワックスが増加し重合コントロールが
不調になり、エチレンロスも多くなる。
72段目と1段目の分子量の比(r)は5〜100、好
ましくは10〜60の範囲である。
次に本発明の代表的なフローの一つを示す図面を参照し
ながら説明を加える。
1段目の重合器1にライン2よりエチレン、水素、ヘキ
サン、触媒等を供給し、低分子量のポリマーを重合する
重合した低分子量ポリエチレンを含むスラリーはフラッ
シュドラム3に導かれ、未反応のエチレン、水素が除か
れる。
除去されたエチレン、水素はコンプレッサー4により昇
圧され重合器1に戻される。
−力、ポリマースラリーはポンプ5により一部製品とし
てライン6より抜き出され、一部2段目の重合器7に導
入される。
重合器7ではライン8より、エチレン、ヘキサン、触媒
成分等が供給され、高分子量のポリエチレンが重合され
る。
重合器7内のポリマースラリーは、ポンプ9−により一
部製品としてライン10より抜き出され、一部は1段目
の重合器1σこ循環される。
このフローにより連続的に重合が行なわれ、分子量の異
なる製品が同時に得られる。
1段目の生成量(W’+ ky/ Hr )と2段目の
生成量(W2 ky/Hr )の割合は、7:3〜3ニ
アの範囲、好ましくは6:4〜4:6の範囲で重合する
のがよい。
1段目から2段目へのポリマー抜き取り速度(V1kg
/Hr)と2段目から1段目への循環速度(V2kg/
Hr)は異なってもよいが、通常同一速度(vkg/H
r)で実施する。
一方、それぞれの重合器からの製品としての抜き出し速
度も、要求される分子量のポリマーの必要に応じて異な
ってもよい。
仮に今、同一速度(ukg/Hr)で実施するとすれば
、(た\′し、当然のことなから2u=wl十w2であ
る。
)循環速度(v)と製品抜き取り速度Uの比(v/u)
は1〜501好ましくは2〜50である。
(v/u)の値が50を超えて大きくなると、各段で製
造されるポリマーかはゾ同一のものとなり、前述した利
点がなくなる。
さらに循環量が非常に大きくなり、設備的にもエネルギ
ー的(運転コスト)にも得策ではない。
この循環速度(v)と製品抜き取り速度(u)の比(v
/u)、2段目と1段目で重合されるポリマーの分子量
の比(r)、および1段目と2段目の生成量の比によっ
て、1段目と2段目から得られる製品ポリマーの分子量
、その他の物性の大半はコントロールされる。
すなわち、1段目と2段目の分子量の比(r)が小さい
場合は、(v/u)が大きくなると1.2段目共にほと
んど同一の分子量のものとなり、また(r)が非常に小
さい場合(く3)は、分子量分布の広がりが不十分なも
のとなる。
(r)が大きい場合には、(v/u)の値が1以上でな
ければ1段目から得られるポリマーは、通常使用される
分子量以下で使用できないことがあり、逆に(v/u)
の値が50を超えて大きくなると、1段目と2段目から
得られるポリマーの分子量はほぼ同一となる。
したがって、(V/U)の値によって1段目から得られ
るポリマーの分子量の比は自由に変えられる。
さらに1段目と2段目で重合される低分子量ポリマー、
高分子量ポリマーの生成速度の比によっても、各段から
得られるポリマーの分子量が異なり、その他の物性にも
影響を与える。
すなわち、一般に低分子量ポリマーの生成速度が大きい
ほど高分子量ポリマーの生成速度が大きい場合に比較し
、各重合器でのポリマーの分子量を合わせようとすると
、物性の面(たとえばフィルムゲルなと)からも(V/
U)の値を大きくとる必要がある。
これらの要因の適当な範囲が前述の範囲である。
以上のことかられかるように、この点が本発明の最大の
ポイントであり、これらの要因をコントロールすること
により、それぞれの重合器から同時に広い範囲で分子量
の異なったポリマーを得ることができる。
これらはたとえば中空成m (Blow)用途用ポリマ
ーと高分子量フィルム用途用ポリマー、あるいは射出成
型(Injection)用途用ポリマーなどである。
本発明の重合は、エチレン単独重合の他、プロピレン、
ブテン、ヘキセン、オクテン等のオレフィンを0.5〜
20モル係の範囲で共重合させることにより、それぞれ
特徴のある物性のものが得られる。
このように2基以上の重合器から同時に分子量の異なっ
た2種類以上のポリマーが生産できることは、グレード
切換えロスの減少、必要在庫量の減少に大きな効果があ
る。
すなわち、通常ある分子量のグレードから異なるグレー
ドへ運転を切換える場合、切換え中途段階で両方のグレ
ードに属さない(分子量の異なる、その細密度など物性
の異なる)ポリマーがかなり製造されるが、それらはス
ペックアウトポリマーとして通常処理される。
本発明法によれば同時に2種類以上のグレードが生産で
きるので、単純に考えても切換えロスは半分以下になり
、実際には2種類以上のグレードが同時に生産できるの
で融通性がきS、生産計画−運転グレードのサイクルに
余裕ができ、切換えロスの減少はさらに大きくなる。
本発明の特徴は、以上の記載および後述の実施例からも
わかるように、多段循環連続重合法により非常に高い生
産性を有し、十分に広い分子量分布をもち、環境応力亀
裂抵抗力(ESCR)〜剛性のバランスなど物性的に良
好で、かつフィルム物性でもゲルの少ない良好な品質を
もつ分子量の異なる2種類以上のポリマーが二つ以上の
重合器から同時に生産されることにある。
それによりグレード切換えロスの減少、必要在庫量の減
少に大きな効果があるものである。
以下実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説明するが、
本発明は、これらの実施例によって何ら制限されるもの
ではない。
本実施例、比較例において示す記号、測定条件を説明す
る。
MI :メルトインデックスを表わし、ASTM D
−1238により温度190℃、荷重2.16に9の条
件下で測定した値。
MIR:MI測定条件において荷重21.6kgで測定
した値をMIで除した商を意味し、分子量分布の一つの
尺度であり、この値が大きいほど分子量分布が広いこと
を示す。
FR:MI測定条件において荷重5kgで測定した値(
これをMMIという)で、荷重21.6kgで測定した
値を除した商を意味し、MIR同様分子量分布の一つの
尺度であり、この値が大きいほど分子量分布が広いこと
を示す。
密度: ASTM D−1505により測定した真密
度。
ESCR:耐環境応力亀裂抵抗力を表わし、測定法は5
00cc瓶(重量42?、肉厚0.8 in )にノニ
オン系界面活性剤を内容積の10多充填し、60℃のオ
ーブンに10ケ入れ、一定の内圧を加え試験瓶の50%
が破壊するまでの時間。
ボトル成形条件:成形品形状500CC丸瓶(JISZ
−1703)、使用機械50mφ、中空成型機、シリン
ダ一温度160℃、金型温度、表面温度40℃。
フィルムゲル:通常のインフレーションフィルム成膜機
(50mrtwfi )で厚さ40μのフィルムをひき
、目視により判定した。
Izod衝撃強度:ASTM D−256にしたがっ
て測定した。
実施例 1 (a) 触媒合成 ジ−n−ブチルマグネシウム1381とトリエチルアル
ミニウム19Pとをn−へブタン2tとともに容量4t
の攪拌槽に送入し、80℃で2時間反応させることによ
り、組成 AtMg6 (C2H5) 3 (n c4I(9)
l 、、 の有機アルミニウムーマグネシウム錯体
を合成した。
この錯体400mmot(54P)を含むn−ヘプタン
溶液800I711と四塩化チタン400mmo7を含
有するn−へブタン溶液800m1を乾燥窒素置換によ
って水分と酸素を除去した後、−20℃で攪拌下4時間
反応させた。
生成した炭化水素不溶性固体を単離し、n−へブタンで
洗浄し106?の固体を得た。
このようにして得られた固体をn−へキサンで稀釈し、
重合に使用した。
(b)重合 内容積300tの重合器1に上記の固体触媒を1.3m
mot(Ti原子基準)/Hrの速度で、20mmo7
(金属原子基準)/Hrの速度でトリエチルアルミニウ
ムを、40t/Hrの速度で精製ヘキサンを供給し、ま
たエチレンを7NM3/Hr、水素を0.25 NM3
/ Hrの速度で供給し、重合温度85℃、全圧15に
9/cIrLGの条件下で重合を行なう。
この重合で生成したポリマースラリー内容液を圧力2
kg/criLG、温度75℃のフラッシュドラムに導
き、未反応のエチレン、水素を分離した後、重合機7に
導入する。
また、一方でフラッシュドラムから製品としてポリマー
を抜き出す。
フラッシュドラムから重合器7に導入する速度と製品と
して抜き出す速度の比は5:1である。
重合器7は内容積250tで、トリエチルアルミニウム
を7.5 mmo7/ Hr (金属原子基準)の速度
で、精製ヘキサンを30t/Hrの速度で供給し、エチ
レンを7NM3/Hrの速度で導入し、温度80℃、圧
力8kg/crrtGの条件下で連続重合を行なう。
重合器γ内のポリマースラリー内容物を重合器1にポン
プで昇圧し循環すると共に、重合器7より製品としてポ
リマーを抜き出す。
重合器1に循環する速度と製品として抜き出す速度の比
は6:1である。
なお、それぞれの重合器での重合速度の比は1:1であ
る。
このように2基の重合器の内容物を循環させながら重合
させ、重合器1よりMIo、25、重合器7よりMMI
o、35のポリマーが得られた。
分子量分布の尺度と考えられるMIRおよびFRは、重
合器1より得られたポリマーのMIRが85、重合器7
より得られたポリマーのFRが32であった。
重合器1よりのポリマーは、中空成型グレードとして良
好な物性を有し、重合器7よりのポリマーは高分子量フ
ィルムグレードとしてゲルの〆 少ない良好なものであった。
その他の物性では、重合器1より得られた中空成型用途
の密度が0、966 L?/cni1ボトルESCFt
が10Hrであった。
実施例 2 実施例1で使用した固体触媒を1.0 mmo、4/H
rの速度で、水素を0.20 NM3/ Hrの速度で
、実施例1と同条件で重合器1で重合を行ない、重合器
γでは圧力を12kg/crtt Gで水素を0.02
NM3/Hrの速度で供給し、その他は実施例1と同
条件で実施例1と同様の重合を行なった。
ただし、循環速度と製品抜き取り速度の比は8:lであ
る。
それぞれの重合器から得られたポリマーはMIo、55
(重合器1)およびMIo、20(重合器7)であった
MIRはそれぞれ80.95であった。重合器1よりの
ポリマーはフィルムゲルがなく、フィルム、テープグレ
ードとして良好であり、重合器7よりのポリマーは中空
成型グレードとして良好な物性を有した。
重合器7より得られた中空成型用途ポリマーの密度は0
.95 ?/crt1.、ボトルESCRは30Hrで
あった。
比較例 1 実施例1,2で使用した触媒を用いて単独重合を行ない
、実施例1の重合器1より得られたポリマーと同じ分子
量をもつMIo、25のポリマーを得たが、実施例1の
ポリマーのMIR85に対しMIR38で分子量分布が
狭く、中空成型の際に発熱量が大きく、ボトル底型に不
適であった。
成製品はボトル表面にメルトフラクチャーが見られ、商
品価値のないものである。
比較例 2 実施例1,2で使用した触媒を用いて単独重合を行ない
、実施例1の重合器γより得られたポリマーとほぼ同じ
分子量をもつMMIo、28のポリマーを得たが、実施
例1のポリマーのFR32に対しFRI 5と分子量分
布が狭く、フィルム成膜の際に押出量かでず成膜不能で
あった。
比較例 3 実施例1で循環速度と製品抜き出し速度の比(v/u)
を0.5で実施し、それぞれの重合器からポリマーを抜
き出すと、重合器1からはMI44のポリマーが得られ
、重合器7からはMMIo、35のポリマーが得られた
重合器1からのポリマーは、中空成型グレード、フィル
ムグレードとしては分子量が低く、また分子量分布も狭
く不適であり、射出成型グレードとしては若干分子量が
高すぎて、Izod衝撃強度は1.8 kg −cm
7cmと弱い。
一方、重合器7からのポリマーのFRは35と分子量分
布は申し分ないものであったが、フィルムに成膜したと
きにフィルム表面にゲルが生じた。
比較例 4 実施例2で(v/u)をlOOで実施し、それぞれの重
合器からポリマーを抜き出すと、重合器1からはMI=
0.21のポリマーが得られ、重合器7からはMI=0
.20のポリマーが得られた。
それぞれのポリマーのMIRは85,82、密度はとも
に0.953 、 ESCRは31 Hr 、 33H
rと両方とも物性的に良好であるが、1,2段目共にほ
ぼ同一のポリマーである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施態様を示すフローシートである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 直列に接続した2基以上の重合器内で、それぞれ異
    なった分子量のポリエチレンを遷移金属化合物と有機金
    属化合物とからなる触媒を用いて製造する重合方法にお
    いて、 (i) 重合器内容物を後段の重合器から前段の重合
    器へ循環させながら同時に各重合器から分子量の異なっ
    た製品を取出し、 (11)その際に循環させる重合内容物の流量(v)と
    製品抜取1(u)の比v / uを1〜50に調節し、
    (iiD さらにそれぞれの重合器で製造するポリエ
    チレンの分子量の比(r)を5〜100に調節し、また
    生成量の比を7:3〜3ニアに調節することを特徴とす
    るエチレンの重合法。 2 直列に接続した重合器が2基である特許請求の範囲
    第1項記載のエチレンの重合法。 3 v/uの値が2以上である特許請求の範囲第1項
    または第2項記載のエチレンの重合法。
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BE1013235A4 (fr) * 2000-01-18 2001-11-06 Solvay Procede de fabrication d'une composition de polymeres d'olefines.

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