JPS58546B2 - メラミン化粧板パネルの旋工方法 - Google Patents
メラミン化粧板パネルの旋工方法Info
- Publication number
- JPS58546B2 JPS58546B2 JP52076956A JP7695677A JPS58546B2 JP S58546 B2 JPS58546 B2 JP S58546B2 JP 52076956 A JP52076956 A JP 52076956A JP 7695677 A JP7695677 A JP 7695677A JP S58546 B2 JPS58546 B2 JP S58546B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- panel
- melamine
- melamine decorative
- hairline
- base material
- Prior art date
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- Expired
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- Finishing Walls (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はメラミン化粧板パネルの施工方法に関する。
高圧又は低圧メラミン化粧板は表面層にメラミン樹脂を
印刷紙等に含浸したものと裏面層にフェノール樹脂等を
クラフト紙等に含浸したものを同時プレス成型した構成
により造られているが、メラミン樹脂は経時による収縮
が大きく、パネルとして施工するに際して釘打ち又はビ
ス止め等で施工した場合、釘打ち又はビス止め時に発生
した内部歪が原因して該部分よりクラックが成長し、釘
又はビスの頭部面積以上に成長するため施工経時後の外
観が著しく悪くなるため施工が困難であった。
印刷紙等に含浸したものと裏面層にフェノール樹脂等を
クラフト紙等に含浸したものを同時プレス成型した構成
により造られているが、メラミン樹脂は経時による収縮
が大きく、パネルとして施工するに際して釘打ち又はビ
ス止め等で施工した場合、釘打ち又はビス止め時に発生
した内部歪が原因して該部分よりクラックが成長し、釘
又はビスの頭部面積以上に成長するため施工経時後の外
観が著しく悪くなるため施工が困難であった。
そこで接着工法による場合が多いが、圧縮又は目地合わ
せなど施工し難く長時間装する。
せなど施工し難く長時間装する。
またパネルとして施工する場所が浴室などの様に高温、
多湿の場所では伸縮が大きいため接着欠陥部より剥れ又
は反りが発生するのでメラミン化粧板を表面材とするパ
ネルは、浴室又は建材としての垂直面への使用が困難な
状態にあった。
多湿の場所では伸縮が大きいため接着欠陥部より剥れ又
は反りが発生するのでメラミン化粧板を表面材とするパ
ネルは、浴室又は建材としての垂直面への使用が困難な
状態にあった。
本発明の目的は接着工法に比較して現場施工が容易で短
時間で仕上る釘打ち又はビス止め施工法で、従来法の前
記欠点を改善した信頼性の高いメラミン化粧板パネルの
施工方法を確立することにある。
時間で仕上る釘打ち又はビス止め施工法で、従来法の前
記欠点を改善した信頼性の高いメラミン化粧板パネルの
施工方法を確立することにある。
本発明の特徴は、第１にメラミン化粧板の表面メラミン
樹脂積層部、或いはメラミン樹脂積層部とフェノール樹
脂積層部に刃物などで毛引き線を施こしてメラミン化粧
板の釘又はビス止め部から生ずるクラックの成長を阻止
することにある。
樹脂積層部、或いはメラミン樹脂積層部とフェノール樹
脂積層部に刃物などで毛引き線を施こしてメラミン化粧
板の釘又はビス止め部から生ずるクラックの成長を阻止
することにある。
第２の特徴はパネルとパネルの接合目地部及び建築物基
材（胴縁）を常温常態で容易に発泡しながら体積膨張成
型していく発泡エポキシ樹脂系組成物にて完全に充填接
着することである。
材（胴縁）を常温常態で容易に発泡しながら体積膨張成
型していく発泡エポキシ樹脂系組成物にて完全に充填接
着することである。
第３はジョイナ−にて毛引き線部と釘又はビス及びパネ
ル接合目地部を覆い隠し施工後の外観を良くすることで
ある。
ル接合目地部を覆い隠し施工後の外観を良くすることで
ある。
第４は基材面に反り止め用バックアツプ材を接着してパ
ネル自体の反りを防止したことである。
ネル自体の反りを防止したことである。
次に本発明を図によって説明する。
表面にメラミン化粧板及び裏面に反り止め用積層板６を
接着剤４にてパネル基材５に貼り合わせメラミン化粧板
パネルとする。
接着剤４にてパネル基材５に貼り合わせメラミン化粧板
パネルとする。
次にメラミン樹脂積層部１又はメラミン樹脂積層部とフ
ェノール樹脂積層部２に刃物で毛引き線３を施こし、毛
引き線入りメラミン化粧板パネルとする。
ェノール樹脂積層部２に刃物で毛引き線３を施こし、毛
引き線入りメラミン化粧板パネルとする。
次に該パネルの施工に際しては毛引き線より目地部寄り
に釘又はビス８にて建築物基材（胴縁）１０に固定せし
める。
に釘又はビス８にて建築物基材（胴縁）１０に固定せし
める。
次に目地部に発泡エポキシ樹脂系組成物９をヘラ又はグ
リースガンの如きもので塗布又は注入する。
リースガンの如きもので塗布又は注入する。
次に目地部、釘又はビス、毛引き線部を覆い隠すと共に
目地部の補強を兼ねてジョイナ−７を差し込み発泡エポ
キシ樹脂系組成物が硬化するまで仮止めしておき硬化後
取り除き本発明による施工方法は終了する。
目地部の補強を兼ねてジョイナ−７を差し込み発泡エポ
キシ樹脂系組成物が硬化するまで仮止めしておき硬化後
取り除き本発明による施工方法は終了する。
ここでメラミン化粧板とは表面がメラミン樹脂から成り
、高圧又は低圧にてプレス成型された表面化粧材を云う
。
、高圧又は低圧にてプレス成型された表面化粧材を云う
。
またパネル裏面に貼りつける反り止め用積層板とは通常
表面化粧板と同質のフェノール樹脂積層板が使用される
がＦＲＰ、金属板の如きものでも良い。
表面化粧板と同質のフェノール樹脂積層板が使用される
がＦＲＰ、金属板の如きものでも良い。
またパネル基材とは木材、合成木材（合成樹脂発泡体）
、窯業製品、金製製品など通常の建材のことを云う。
、窯業製品、金製製品など通常の建材のことを云う。
また釘又はビスとは金属製、木製等でパネルの保持能力
のあるものを云う。
のあるものを云う。
また建築物基材とは通常胴縁と称せられ木製、金属製の
角型棒状又は木レンガの如きものを云う。
角型棒状又は木レンガの如きものを云う。
またジョイナ−とはアルミサツシ、ステンレスの如き金
属類、木材、合成木材、各種ゴム類（ガスケット）など
があり、更にこれら基材の表面に塗料、合成樹脂シート
、ポストフオーム化粧板など表面に美観又は保護する役
目を施こしたもので種々の形状のものが市販されている
ものを云う。
属類、木材、合成木材、各種ゴム類（ガスケット）など
があり、更にこれら基材の表面に塗料、合成樹脂シート
、ポストフオーム化粧板など表面に美観又は保護する役
目を施こしたもので種々の形状のものが市販されている
ものを云う。
そして該施工方法の必須成分として使用する発泡エポキ
シ樹脂系組成物とは発泡エポキシ−アミン類樹脂の外に
発泡エポキシ−クロロプレン重合体組成物、発泡ポリサ
ルファイド−エポキシ樹脂組成物など発泡剤としてメチ
ルハイドロジエンポリシロキサンを使用するものを云う
。
シ樹脂系組成物とは発泡エポキシ−アミン類樹脂の外に
発泡エポキシ−クロロプレン重合体組成物、発泡ポリサ
ルファイド−エポキシ樹脂組成物など発泡剤としてメチ
ルハイドロジエンポリシロキサンを使用するものを云う
。
本発明の効果としては第１に毛引き線を施こすことによ
りメラミン化粧板の釘又はビス止め部から生ずるクラッ
クの成長を該毛引き線にて阻止することが出来る。
りメラミン化粧板の釘又はビス止め部から生ずるクラッ
クの成長を該毛引き線にて阻止することが出来る。
第２に接着工法に比較して現場施工が容易で短時間で仕
上る釘打ち又はビス止め施工法を採用出来る。
上る釘打ち又はビス止め施工法を採用出来る。
第３に常温常態で容易に発泡しながら体積膨張して硬化
後は接着信頼度の高いエポキシ樹脂系発泡組成物により
パネルとパネル及びパネルと建築物基材（胴縁なと）の
接着充填が充分になされる。
後は接着信頼度の高いエポキシ樹脂系発泡組成物により
パネルとパネル及びパネルと建築物基材（胴縁なと）の
接着充填が充分になされる。
第４にエポキシ樹脂系発泡体は独立発泡体のためパネル
目地部の化粧板と基材及びパネル基材と建築物基材（胴
縁）からの水、湿気等の進入を阻止し得るため施工時の
接着充填効果がそのまま保たれる。
目地部の化粧板と基材及びパネル基材と建築物基材（胴
縁）からの水、湿気等の進入を阻止し得るため施工時の
接着充填効果がそのまま保たれる。
第５にエポキシ樹脂系発泡体は軽量で柔軟性を有してい
るのでパネルとパネルの伸縮に充分に耐え得る。
るのでパネルとパネルの伸縮に充分に耐え得る。
第６に毛引き線部及びパネル接合目地部をジョイナ−で
覆い隠すため施工後の外観を美観に保つことが出来る。
覆い隠すため施工後の外観を美観に保つことが出来る。
第７にポストフオーム加工されたジョイナ−を使用すれ
ばパネル化粧板の柄と同一化することが出来るので更に
優れた仕上りを保つことが出来る。
ばパネル化粧板の柄と同一化することが出来るので更に
優れた仕上りを保つことが出来る。
従って本施工方法の確立により従来不可能とされていた
浴室、船舶など使用条件の厳しい個所及び一般住宅の垂
直面へのメラミン化粧板の施工を可能にし、メラミン化
粧板の用途を拡大せしめる。
浴室、船舶など使用条件の厳しい個所及び一般住宅の垂
直面へのメラミン化粧板の施工を可能にし、メラミン化
粧板の用途を拡大せしめる。
次に本発明を実施例により説明する。
実施例１
４ｍ／ｍ厚のタイプ１合板の表面に１．０ｍ／ｍ厚の高
圧メラミン化粧板及び裏面に１．０斐厚のフェノール樹
脂積層板をゴム系接着剤にてそれぞれ貼りつけパネルと
した。
圧メラミン化粧板及び裏面に１．０斐厚のフェノール樹
脂積層板をゴム系接着剤にてそれぞれ貼りつけパネルと
した。
次にメラミン化粧板面の両端部より１５ｍ／ｍの所に深
さ約０．５ｍ／ｍの毛引き線を施こし、第１図の如き毛
引き線入りパネルとした。
さ約０．５ｍ／ｍの毛引き線を施こし、第１図の如き毛
引き線入りパネルとした。
次に第２図の如く建築物基材である木製胴縁に毛引き線
より目地部りにネジ釘にて該パネルを施工した。
より目地部りにネジ釘にて該パネルを施工した。
次に表−１の如き発泡エポキシ樹脂系組成物（実施例１
用）をパネル両端部の目地部分及び胴縁にグリースガン
にて塗布注入した。
用）をパネル両端部の目地部分及び胴縁にグリースガン
にて塗布注入した。
次にラワン材の表面に予めメラミン化粧板ポストフオー
ム加工されたジョイナ−をはめ込み仮止め用粘着テープ
にてジョイナ−を発泡エポキシ樹脂系組成物が硬化する
まで仮止めした。
ム加工されたジョイナ−をはめ込み仮止め用粘着テープ
にてジョイナ−を発泡エポキシ樹脂系組成物が硬化する
まで仮止めした。
施工後２日後に仮止め用テープを剥がし本発明による施
工方法を終了した。
工方法を終了した。
実施例２
実施例１でパネル基材を４ｍ／ｍ厚石綿セメント板を使
用し、実施例１と同様に第１図の如き毛引き線入りパネ
ルとした。
用し、実施例１と同様に第１図の如き毛引き線入りパネ
ルとした。
次に第３図の如く金属製胴縁の端部を粘着テープでシー
ルしたのち、該パネルを実施例１と同様に施工した。
ルしたのち、該パネルを実施例１と同様に施工した。
次に表−１の如き発泡エポキシ樹脂系組成物（実施例２
用）をパネルの両端部の目地部分、胴縁部分、テープ部
分にグリースガンにて塗布注入した。
用）をパネルの両端部の目地部分、胴縁部分、テープ部
分にグリースガンにて塗布注入した。
次にアルミニューム製ジョイナ−をはめ込み、粘着テー
プにてジョイナ−を発泡エポキシ樹脂系組成物が硬化す
るまで仮止めした。
プにてジョイナ−を発泡エポキシ樹脂系組成物が硬化す
るまで仮止めした。
施工後２日後に仮止め用テープを剥がし本発明による施
工方法を終了した。
工方法を終了した。
第１図は毛引き線入りパネルの切断面図を示す。
第２図は平面目地部の仕上り断面図を示す。
第３図は入り隅目地部の仕上り切断面図を示す。
図中の各番号は次のものを示す。
１……メラミン樹脂樹脂部、２……フ工ノール樹脂積層
部、３……毛引き線、４……接着剤、５……パネル基材
、６……反り止めバックアツプ材、７……ジョイナ−１
８……釘又はビス、９……工ポキシ樹脂系発泡体、１０
……胴縁、１１……シール用テープ。
部、３……毛引き線、４……接着剤、５……パネル基材
、６……反り止めバックアツプ材、７……ジョイナ−１
８……釘又はビス、９……工ポキシ樹脂系発泡体、１０
……胴縁、１１……シール用テープ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １基材の表面に高圧又は低圧メラミン化粧積層板を、裏
面に反り止めバックアツプ材をそれぞれ接着加工したメ
ラミン化粧仮貼パネルの、表面メラミン樹脂積層部或い
はメラミン樹脂積層部とフェノール樹脂積層部に刃物な
どで毛引き線を施こし、毛引き線より外側のパネル端部
に釘又はビスにてパネルを建築物基材（胴縁なと）に固
定せしめ、パネルとパネルの目地部に常温発泡硬化型エ
ポキシ樹脂系組成物（以下、発泡エポキシ樹脂系組成物
という。 ）を充填接着し、更にジョイナ−にて毛引き線部と釘又
はビス及び充填接着目地部を覆い隠すことを特徴とする
メラミン化粧板パネルの施工方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP52076956A JPS58546B2 (ja) | 1977-06-28 | 1977-06-28 | メラミン化粧板パネルの旋工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP52076956A JPS58546B2 (ja) | 1977-06-28 | 1977-06-28 | メラミン化粧板パネルの旋工方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5412118A JPS5412118A (en) | 1979-01-29 |
| JPS58546B2 true JPS58546B2 (ja) | 1983-01-07 |
Family
ID=13620224
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP52076956A Expired JPS58546B2 (ja) | 1977-06-28 | 1977-06-28 | メラミン化粧板パネルの旋工方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58546B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0410782B2 (ja) * | 1982-08-05 | 1992-02-26 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5975417A (ja) * | 1982-10-23 | 1984-04-28 | Pioneer Electronic Corp | デイジタル情報信号の記録再生方式 |
| US5810956A (en) * | 1996-07-01 | 1998-09-22 | Itw Foamseal, Inc. | Method of filling a seam of a panel assembly using a thixotropic polyurethane elastomeric filler adhesive |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5220102Y2 (ja) * | 1972-09-14 | 1977-05-10 | ||
| JPS5136325Y2 (ja) * | 1973-06-04 | 1976-09-07 |
-
1977
- 1977-06-28 JP JP52076956A patent/JPS58546B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0410782B2 (ja) * | 1982-08-05 | 1992-02-26 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5412118A (en) | 1979-01-29 |
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