JPS5852312B2 - シ−ズヒ−タ端子部のガラス付け方法 - Google Patents
シ−ズヒ−タ端子部のガラス付け方法Info
- Publication number
- JPS5852312B2 JPS5852312B2 JP5198476A JP5198476A JPS5852312B2 JP S5852312 B2 JPS5852312 B2 JP S5852312B2 JP 5198476 A JP5198476 A JP 5198476A JP 5198476 A JP5198476 A JP 5198476A JP S5852312 B2 JPS5852312 B2 JP S5852312B2
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- Japan
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- glass
- terminal
- layer
- solder
- compound layer
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- Expired
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明はシーズヒータ端子部のガラス付は方法の改良に
関する。
関する。
本発明者は先にシーズヒータ端子部に電気端子をガラス
コンパウンド層を介してガラス付けする方法を提案した
。
コンパウンド層を介してガラス付けする方法を提案した
。
この方法は、まず第1図示のように、石英などからなる
シーズ管1の端子部2にマグネシア粉末などからなる骨
材層3を貫通して端子4を位置させ、上記骨材層3上に
粒状、粉状または液状のガラスろう5を供給する。
シーズ管1の端子部2にマグネシア粉末などからなる骨
材層3を貫通して端子4を位置させ、上記骨材層3上に
粒状、粉状または液状のガラスろう5を供給する。
ついで、第2図示のように、端子部2を加熱してガラス
ろう5を溶融し、骨材層3の上面から浸透させてガラス
コンパウンド層6を形成させるとともに端子4外面およ
び端子部2内面に溶着させる。
ろう5を溶融し、骨材層3の上面から浸透させてガラス
コンパウンド層6を形成させるとともに端子4外面およ
び端子部2内面に溶着させる。
そして冷却するとガラスろう5は固化し、第3図示のよ
うに、シーズ管1の端子部2にガラスコンパウンド層6
を介して端子4がガラス付けされる。
うに、シーズ管1の端子部2にガラスコンパウンド層6
を介して端子4がガラス付けされる。
このような閉塞構造は、ガラスコンパウンド層6が熱的
および機械的衝撃に強い利点がある。
および機械的衝撃に強い利点がある。
しかしながらその後、溶融ガラスろう5を骨材層3の表
面から浸透させる方法では、ガラスろう5の浸透に時間
がかかり、加熱時間が短いと上方部に余分のガラスろう
5が残り、歪みによるき裂が生じ易いなどの欠点がある
ことが判明した。
面から浸透させる方法では、ガラスろう5の浸透に時間
がかかり、加熱時間が短いと上方部に余分のガラスろう
5が残り、歪みによるき裂が生じ易いなどの欠点がある
ことが判明した。
また、このガラス付けの加熱はシーズ管4の外側から行
われるのが普通で、電気端子4の下部の昇温かおくれ、
このためガラスろう5の浸透や濡れが不足がちとなり、
リークしたり、端子4の固定が不確実となるなどの欠点
が多発した。
われるのが普通で、電気端子4の下部の昇温かおくれ、
このためガラスろう5の浸透や濡れが不足がちとなり、
リークしたり、端子4の固定が不確実となるなどの欠点
が多発した。
さらに、シーズ管1に熱膨張率の小さな石英(a=5X
107/℃)や結晶化ガラス(a=11〜12X107
/’C)を用いた場合、このガラスコンパウンド層5と
シーズ管1端子部2との間に糸状組織をなすガラス層7
を設けて熱膨張差による破損を防止する必要があるが、
前述のような浸透方法では上層のガラスろうの密度がな
かなか下らないので、糸状組織の形成に時間がかかるほ
か、ややもすると糸状組織の形成が不充分となり、この
ためシーズ管4が破れることがあった。
107/℃)や結晶化ガラス(a=11〜12X107
/’C)を用いた場合、このガラスコンパウンド層5と
シーズ管1端子部2との間に糸状組織をなすガラス層7
を設けて熱膨張差による破損を防止する必要があるが、
前述のような浸透方法では上層のガラスろうの密度がな
かなか下らないので、糸状組織の形成に時間がかかるほ
か、ややもすると糸状組織の形成が不充分となり、この
ためシーズ管4が破れることがあった。
本発明はこのような先行技術の欠点を除くためになされ
たもので、端子のガラス付けが確実で、糸状組織の形成
も容易なガラス付は方法を提供することを目的とする。
たもので、端子のガラス付けが確実で、糸状組織の形成
も容易なガラス付は方法を提供することを目的とする。
本発明の要旨は始めガラスろうを端子表面におき、加熱
して溶融したガラスろうを周辺に向って浸透させてガラ
スコンパウンド層を形成させるとともにシーズ管端子部
内面に溶着させたことによって、従来よりも短時間でか
つ確実にガラス付けできるようにしたことである。
して溶融したガラスろうを周辺に向って浸透させてガラ
スコンパウンド層を形成させるとともにシーズ管端子部
内面に溶着させたことによって、従来よりも短時間でか
つ確実にガラス付けできるようにしたことである。
以下、本発明の詳細を第4図ないし第5図の実施例を参
照して説明する。
照して説明する。
まず、第4図示のように、シーズ管1の端子部2にその
中心線に沿って少くともガラス付は予定部にガラスろう
5を被着した端子4を位置させ、この端子4の周囲に骨
材層3を密充填する。
中心線に沿って少くともガラス付は予定部にガラスろう
5を被着した端子4を位置させ、この端子4の周囲に骨
材層3を密充填する。
そして、第5図示のように、端子部2外面から加熱する
。
。
すると、端子部2の熱は骨材層3を伝って端子4に達し
、この表面にあるガラスろう5を溶融し、周辺の骨材層
3中に浸透させ、かつ骨材層3外の端子4部分に被着し
たガラスろう6も端子4の昇温によって溶融させ、骨材
層3中に浸透させる。
、この表面にあるガラスろう5を溶融し、周辺の骨材層
3中に浸透させ、かつ骨材層3外の端子4部分に被着し
たガラスろう6も端子4の昇温によって溶融させ、骨材
層3中に浸透させる。
そして、ガラスろう5が端子部2内面まで浸透したら加
熱を止めて冷却する。
熱を止めて冷却する。
すると、第6図示のように、端子部2内面にガラスコン
パウンド層6を介して端子4がガラス付けされる。
パウンド層6を介して端子4がガラス付けされる。
そして、シーズ管1が石英のように熱膨張率の小さなも
のであれば、端子部2内面とガラスコンパウンド層6と
の間に糸状組織をなすガラス層7が形成される。
のであれば、端子部2内面とガラスコンパウンド層6と
の間に糸状組織をなすガラス層7が形成される。
本ガラス付は方法によれば、溶融ガラスろう5が中心部
にある端子4近傍から、より高温なシーズ管1端子部2
内面に向って浸透するので、従来よりも短時間でガラス
コンパウンド層が形成され、さらに、端子4の下側は予
めガラスろうを被着しであるので、濡れ不足によるリー
クや端子の固定不良などのおそれがない。
にある端子4近傍から、より高温なシーズ管1端子部2
内面に向って浸透するので、従来よりも短時間でガラス
コンパウンド層が形成され、さらに、端子4の下側は予
めガラスろうを被着しであるので、濡れ不足によるリー
クや端子の固定不良などのおそれがない。
また、ガラスろう5の量は容易にコントロールでき、し
かも骨材層3上に層を作らないので、従来のようなガラ
スろう5のたまりが形成されることによるガラスコンパ
ウンド層6のき裂発生が防止される。
かも骨材層3上に層を作らないので、従来のようなガラ
スろう5のたまりが形成されることによるガラスコンパ
ウンド層6のき裂発生が防止される。
さらに、加熱時間の調整によって端子部近傍におけるガ
ラスろう5の量力相在に制御できるので、シーズ管が石
英のような熱膨張率の小さいものである場合、容易に糸
状組織をなすガラス層7が形成できる。
ラスろう5の量力相在に制御できるので、シーズ管が石
英のような熱膨張率の小さいものである場合、容易に糸
状組織をなすガラス層7が形成できる。
つぎに具体例をあげて詳述する。
シーズ管1・・・外径6wrl、内径4.5mmの石英
管骨材層3・・・40ないし200メツシユのマグネシ
ャ粉末。
管骨材層3・・・40ないし200メツシユのマグネシ
ャ粉末。
端 子4・・・直径2wrLの鉄・ニッケル合金製丸
棒ガラスろう5・・・端子4のガラス付は予定部および
これより上方の部分台せて15mm の範囲Pbo B2O3S io 2系ガラス(軟化
温度354℃)を厚さ 0.5m+++被覆した。
棒ガラスろう5・・・端子4のガラス付は予定部および
これより上方の部分台せて15mm の範囲Pbo B2O3S io 2系ガラス(軟化
温度354℃)を厚さ 0.5m+++被覆した。
このような部材を前述のようにしてガラス付けしたとこ
ろ、従来、加熱に1.5分ないし2分を必要としたのが
、1分以下で充分になり、厚さ約10wrLのガラスコ
ンパウンド層6と糸状組織をなすガラス層7とが形成さ
れた。
ろ、従来、加熱に1.5分ないし2分を必要としたのが
、1分以下で充分になり、厚さ約10wrLのガラスコ
ンパウンド層6と糸状組織をなすガラス層7とが形成さ
れた。
このものは0℃と300℃との冷熱サイクルに充分耐え
られた。
られた。
端子にガラスろうを被着する方法は溶融ガラス液に端子
を浸漬して引上げる方法、ガラス粉末を端子に塗布して
焼き付ける方法など、従来既知の方法でよく、かつその
被着量はガラスろうを浸透させたい範囲やガラス層に糸
状組織を形成させるか否かなどにより選定する。
を浸漬して引上げる方法、ガラス粉末を端子に塗布して
焼き付ける方法など、従来既知の方法でよく、かつその
被着量はガラスろうを浸透させたい範囲やガラス層に糸
状組織を形成させるか否かなどにより選定する。
一般に、石英シーズ管など、糸状組織のガラス層を必要
とし、密封を要しない場合はガラスろうの被着量を少<
シ、金属シーズ管など完全密封を必要とする場合は多め
にする。
とし、密封を要しない場合はガラスろうの被着量を少<
シ、金属シーズ管など完全密封を必要とする場合は多め
にする。
そして、ガラスろうの被着厚さは1m以下にすることが
好ましく、これより厚いと形成されたガラスコンパウン
ド層と端子との間に間隙が形成されて好ましくない。
好ましく、これより厚いと形成されたガラスコンパウン
ド層と端子との間に間隙が形成されて好ましくない。
このように、本発明のシーズヒータ端子部のガラス付は
方法は少くともガラス付は予定部にガラスろうを被着し
た電気端子を、シーズ管の端子部内に充填された骨材層
を貫通して位置させ、加熱して上記ガラスろうを溶融さ
せ周辺の骨材層中に浸透させてガラスコンパウンド層に
形成するとともに、上記端子部内面に溶着させるので、
ガラスろうの骨材層への浸透が従来よりも迅速かつ均一
になり、シーズ管と骨材との材質の組合せによってはシ
ーズ管とガラスコンパウンド層との間のガラス層を容易
にかつ確実に糸状組織にできる利点がある。
方法は少くともガラス付は予定部にガラスろうを被着し
た電気端子を、シーズ管の端子部内に充填された骨材層
を貫通して位置させ、加熱して上記ガラスろうを溶融さ
せ周辺の骨材層中に浸透させてガラスコンパウンド層に
形成するとともに、上記端子部内面に溶着させるので、
ガラスろうの骨材層への浸透が従来よりも迅速かつ均一
になり、シーズ管と骨材との材質の組合せによってはシ
ーズ管とガラスコンパウンド層との間のガラス層を容易
にかつ確実に糸状組織にできる利点がある。
第1図ないし第3図は従来のシーズヒータ端子部のガラ
ス付は方法の一例を工程順に説明する説明図、第4図な
いし第6図は本発明のシーズヒータ端子部のガラス付は
方法の一実施例を工程順に説明する説明図である。 1・・・・・・シーズ管、2・・・・・・端子部、3・
・・・・・骨材層、4・・・・・・端子、5・・・・・
・ガラスろう、6・・・・・・ガラスコンパウンド層、
7・・・・・・糸状組織をなすガラス層。
ス付は方法の一例を工程順に説明する説明図、第4図な
いし第6図は本発明のシーズヒータ端子部のガラス付は
方法の一実施例を工程順に説明する説明図である。 1・・・・・・シーズ管、2・・・・・・端子部、3・
・・・・・骨材層、4・・・・・・端子、5・・・・・
・ガラスろう、6・・・・・・ガラスコンパウンド層、
7・・・・・・糸状組織をなすガラス層。
Claims (1)
- 1 少くともガラス付は予定部にガラスろうを被着した
電気端子を、シーズ管の端子部内に充填された骨材層を
貫通して位置させ、加熱して上記ガラスろうを溶融させ
周辺の骨材層中に浸透させてガラスコンパウンド層を形
成するとともに、上記端子部内面に溶着させることを特
徴とするシーズヒータ端子部のガラス付は方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5198476A JPS5852312B2 (ja) | 1976-05-07 | 1976-05-07 | シ−ズヒ−タ端子部のガラス付け方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5198476A JPS5852312B2 (ja) | 1976-05-07 | 1976-05-07 | シ−ズヒ−タ端子部のガラス付け方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS52135434A JPS52135434A (en) | 1977-11-12 |
JPS5852312B2 true JPS5852312B2 (ja) | 1983-11-21 |
Family
ID=12902111
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5198476A Expired JPS5852312B2 (ja) | 1976-05-07 | 1976-05-07 | シ−ズヒ−タ端子部のガラス付け方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5852312B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4493773A (en) * | 1982-05-10 | 1985-01-15 | The Procter & Gamble Company | Low phosphate, softening laundry detergent containing ethoxylated nonionic, alkylpolysaccharide and cationic surfactants |
IT1280472B1 (it) * | 1995-09-21 | 1998-01-20 | Rotfil Srl | Elemento riscaldante tubolare e suo procedimento di produzione |
-
1976
- 1976-05-07 JP JP5198476A patent/JPS5852312B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS52135434A (en) | 1977-11-12 |
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