JPS585218Y2 - 液体定量供給装置 - Google Patents

液体定量供給装置

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JPS585218Y2
JPS585218Y2 JP1979047906U JP4790679U JPS585218Y2 JP S585218 Y2 JPS585218 Y2 JP S585218Y2 JP 1979047906 U JP1979047906 U JP 1979047906U JP 4790679 U JP4790679 U JP 4790679U JP S585218 Y2 JPS585218 Y2 JP S585218Y2
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JP
Japan
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liquid
metering
cylinder
pump
lubricating oil
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JP1979047906U
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JPS55147619U (ja
Inventor
宣孝 伊勢
正 小原
哲彦 野村
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トヨタ自動車株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、貯液槽から一定量の液体を安定して受液器に
供給し得る液体定量供給装置に関する。
一般に、ある受液器に液体を供給する場合において、そ
の供給量を一定、すなわち適量レベルに対して過大とも
ならず、また過少ともならないように供給することを要
請されることが多い。
例えばユニタイズドデフ(デファレンシャル装置の一種
以後単にデフという)のならし運転機においては、供給
された潤滑油の量が所定量よりも多過ぎる場合には負荷
軸のまわりから該潤滑油が溢出し、更に過剰の潤滑油が
強制的に供給された場合には、潤滑油をシールするため
のオイルシールが破損するといった故障が生じ、またこ
れとは反対に供給量が少ない場合には洗滌効果が下がり
、更に少なくなった場合には歯車の歯面に焼付が発生す
る等の問題を引き起すことになるのである。
従って従来から何種類かの潤滑油定量供給装置が使用さ
れていたが、その一つに、貯油層とデフとを連絡する油
流路に送油ポンプを接続し、このポンプとデフとの間に
電磁弁及び可変絞り弁を接続して、この絞り弁にて油流
路を流れる潤滑油の量を調節すると共に、前記の電磁弁
ないしはポンプにタイマーを接続して、このタイマーに
よりポンプの運転時間ないしは電磁弁のソレノイドの励
磁時間を制御して、一定量の潤滑油をデフに供給する形
式のものがあった。
しかしながらかかる供給装置においては、周囲の温度変
化によって潤滑油の粘度が変化してその流動抵抗を変化
せしめ、結果的にデフへ供給される潤滑油量は一定しな
いという欠点があった。
またこれに加えて、異物吸入防止のためにポンプ吸入側
に設けたフィルタの目づまり、あるいは配管途中の目づ
まり、更にはタイマーの誤差等も潤滑油の定量供給を困
難ならしめる原因となっていた。
また、別の潤滑油定量供給装置として、貯油槽に連通す
る流路と、テ゛フに連通する流路のそれぞれを計量シリ
ンダの計量室に接続すると共に、この二つの流路のそれ
ぞれに逆止弁を設け、かつ計量シリンダの計量ピストン
を他の駆動シリンダによって往復動させ、計量ピストン
の後退ストロークによって貯油槽から一定量の潤滑油を
計量室内に収容した後、計量ピストンの前進ストローク
にてその一定量の潤滑油をデフに供給する装置も知られ
ていた。
しかしながらこの装置は、潤滑油供給過多の問題は回避
し得るものの、貯油槽内の液面が低下して計量シリンダ
に空気を吸い込むに到った場合にも作動を続行し得るも
のであるため、デフへの潤滑油供給量が不足し、または
全く供給されていないにもかかわらずそれが看過され、
前記洗滌効果の不足または歯面の焼付の問題を発生する
恐れは依然として回避し得ないものであった。
なおこの問題は前述の潤滑油供給時間を規定することに
よって供給量を規定する形式の装置においても勿論存在
したものである。
□本考案は上記従来技術の欠点を除去することを
目的として為されたものであって、その要旨とするとこ
ろは、液供給通路と液排出通路とに弁によって選択的に
連通させられる計量シリンダを備え、その計量シリンダ
内における計量ピストンの後退ストロークによって貯液
槽から前記液供給通路を経て前記後退ストロークに対応
した量の液体を計量シリンダ内に収容し、計量ピストン
の後退ストロークに等しい大きさの前進ストロークによ
って、その収容された一定量の液体を、前記液排出通路
を経て目的とする受液器に供給すス形式の液体定量供給
装置において、貯液槽と計量シリンダとを接続する管路
中に、液体は圧送可能であるが気体は圧送不能な送液ポ
ンプを接続すると共に、その送液ポンプから計量シリン
ダに送られる液体の圧力による計量ピストンの後退を許
容する一方、前進方向へは計量ピストンを強制的に移動
させる計量ピストン駆動装置を設け、送液ポンプが気体
を吸い込んで送液不能となった場合は必然的に計量ピス
トンが後退を停止するようにした点にある。
以下本考案をデフに所定量の潤滑油を供給するための装
置に適用した場合の一実施例を示す図面に基いて、更に
詳細に説明する。
第1図において、1aは潤滑油1bを収容する貯油槽で
ある。
この貯油槽1aには潤滑油供給通路としての管路2aが
挿入され、その先端にはフィルタ2Cが取付けられてお
り、またこの管路2aの他端は計量シリンダ7aの計量
室7Cに接続されている。
そしてこの管路2aの途中には、ギヤポンプ、遠心ポン
プ等液体は圧送可能であるが気体は圧送不能なポンプ4
が接続されており、このポンプ4にて貯油層1a内の潤
滑油1bを吸いあげて計量シリンダ7aに圧送し得るよ
うにされている。
そしてこの管路2aのポンプ4と計量シリンダ7aとの
間には電磁開閉弁5が挿入されており、ソレノイド5a
に送られる電気信号に基づいて作動させられ、ポンプ4
から圧送される潤滑油1bを流通・遮断し得るようにさ
れている。
また12はリリーフバルブである。
一方デフ3には、管路2bが接続され、この管路2bの
他端は計量シ、リンダ7aの計量室7Cに接続され、計
量シリンダ7aによって計量された潤滑油1bをデフ3
に導く排出通路を形成している。
そしてこの管路2bの途中には、ソレノイド6aに送ら
れる電気信号に基いて作動する電磁開閉弁6が挿入され
ている。
・ 。計量シリンダ7aに内蔵された計量ピスト
ン7bは、連結棒11によって計量ピストン駆動装置と
してのエアシリンダ9aのピストン9bに連結されてい
る。
このエアシリンダ9aは、エア供給源13から電磁切換
・弁14を経て、ピストン側室9Cにのみ圧力エアを供
給される単動シリンダである。
前記連結棒11にはドグ8b、8bが位置調節可能に取
り付けられると共に、ドグ8a、8bの接触により作動
させられるリミットスイッチ8C,3dが、前記連結棒
11に沿って適度の間隔をおいて配設されており、この
リミットスイッチ8 C,8dからの信号に基いて、前
記電磁開閉弁5,6及び電磁切換弁14が以下に詳記す
るように作動させられるようになっている。
電磁開閉弁5が開かれ・ば、ポンプ4にて貯油槽1bか
ら吸いあげられた潤滑油1bは電磁開閉弁5を経て計量
シリンダ7aに圧送される。
このとき、計量ピストン7bはこの圧送された潤滑油の
圧力によって後退せしめられ、計量室7Cに潤滑油が収
容される。
所要量の潤滑油が計量室7C内に収容された時、計量ピ
ストン7bと共に後退する連結棒11に取付けられたド
グ8bがリミットスイッチ8dと接触する。
その結果ソレノイド5aが消磁され、管路2aが遮断さ
れてポンプ4による計量シリンダ7aへの潤滑油の供給
が断たれて定量供給装置がその状態で待期する。
管路2bにデフ3が接続され、その接続完了信号に基い
てソレノイド6aが励磁されて管路2bが開かれ、更に
電磁切換弁14が第1図において左側の状態に切換えら
れてエアシリンダ9aが作動を開始する。
このエアシリンダ9aの作動によって計量ピストン7b
が前進せしめられ、計量室7C内に収容された一定量の
潤滑油1bは管路2bを経てデフ3に供給される。
そして計量ピストン7bが前進端に達して停止すると同
時にドグ8aがリミットスイッチ8Cに接触し、その結
果電磁開閉弁6が閉じられるとともに、電磁切換弁14
が第1図において右側の状態に復帰させられ、−サイク
ルの作動が終了する。
この様な潤滑油定量供給装置を用いてデフ3に潤滑油1
bを供給する場合、貯油槽1aからポンプ4で吸いあげ
られた潤滑油は、いったん計量シリンダ7aに導入され
て所定量の潤滑油が計量室7Cに溜ったのちに、はじめ
てデフ3に供給されることになるから、絞り弁にて流量
を調節すると共に潤滑油を圧送するためのポンプの運転
時間、ないしは流路に設けた電磁弁をタイマーで制御す
る従来の方法にみられるように、温度変化に伴って生ず
る液体の粘度変化によって潤滑油供給量に変化が生じる
ことがなくなるのである。
また計量シリンダ7aに送られる潤滑油1bはポンプ4
にて圧送されるため、貯油槽1a内の潤滑油1bが減少
して油面が低下し、管路2の先端に取付けられたフィル
タ2Cから空気が吸い込まれるに到った場合には、ポン
プ4は気体を計量シノンダ7aに圧送しないから計量ピ
ストン7bが後退せず、装置の作動が停止して、潤滑油
の供給が停止されたことを知らせるから、デフ3に十分
な潤滑油が供給されないままデ゛フ3のならし運転が開
始されて、前記洗滌効果の不足、歯面の焼付等の不具合
が発生することが確実に回避され得るのである。
向上記実施例に使用されるエアシリンダ9aは、計量ピ
ストン7bを後退せしめることを要求されないから、第
2図に示すように計量シリンダ7aのロッド側室7dに
電磁切換弁14を介してエア供給源13を接続すること
によって、エアシリンダ9aを省略することが可能であ
り、装置を簡略化し得る利点が生ずる。
また、ポンプ4は必ずしも定量供給装置の各々に備える
必要はなく、複数の定量供給装置にて共有して使用する
ことが可能である。
更に以上詳記した実施例装置は潤滑油以外の液体を定量
ずつ供給するために使用することも勿論可能であり、本
考案はそのような場合を除外するものではない。
以上詳記したように、本考案は送液ポンプにて計量シリ
ンダに圧送された液体が一定量に達すると、エアシリン
ダ等の駆動装置によって計量ピストンが前進させられ、
計量シリンダ内の液体を受液器に供給する液体定量供給
装置を提供することにより、受液器に一定量の液体を安
定して供給し、以て供給液量の過大、過少によって生ず
る種々の弊害を未然に防止する効果を奏するものである
しかも本考案に係る液体定量供給装置においては、計量
ピストンが前進方向へは駆動装置によって強制的に移動
させられるが、後退方向へは送液ポンプによって圧送さ
れた液体の圧力によって移動させられるようになつ・て
おり、かつ、送液ポンプは気体の圧送は不能なものとさ
れているため、貯液槽内の液面が低下して送液ポンプが
空気を吸い込むに至れば計量ピストンには後退方向の圧
力が作用しないこととなり、計量ピストンの後退が必然
的に停止させられる。
従って、液体定量供給装置の作動そのものがそこで停止
することとなり、計量ピストンが前進方向にも後退方向
にも駆動装置によって移動させられる場合のように、実
際には計量シリンダ内に空気が吸入されて所定量の液体
が供給され得ない状態となっているにも拘らず液体定量
供給装置の作動がそのまま続行され、種々の不具合が発
生することを確実に防止し得る効果が得られるのである
なお、計量ピストンが前進・後退両方向に強制的に移動
させられる形式の液体定量供給装置において計量シリン
ダに気体が吸い込まれたことを検知して前述のような不
具合が発生することを防止しようとすれば、気体の吸い
込みを検知するための特別な装置が必要となり、それに
よって装置コストが上昇することを避は得ないのである
が、本考案に係る液体定量供給装置においてはそのよう
な検知装置が全く不要であって装置コストの上昇が回避
できる。
その上、計量ピストン駆動装置は計量ピストンを一方向
に駆動し得るもので足りるため構造が簡単となり、装置
コストを低減し得る効果が生ずるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案のそれぞれ別の実施例装置を
示す説明図である。 1a:貯油槽、11b:潤滑油、2a、2b:管路、3
:デフ、4:ポンプ、5,6:電磁開閉弁、5a、6a
:ソレノイド、7a:計量シリンダ、7b:計量ピスト
ン、7C:計量室、7d:0’/ド側室、8a、8b:
ドグ、8C,8d:リミットスイッチ、9a:エアシリ
ンダ、12:リリーフバルブ、13:エア供給源、14
:電磁切換弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 液供給通路と液排出通路とに弁によって選択的に連通さ
    せられる計量シリンダを備え、該計量シリンダ内におけ
    る計量ピストンの後退ストロークによって貯液槽から前
    記液供給通路を経て該後退ストロークに対応した量の液
    体を該計量シリンダ内に収容し、前記計量ピストンの前
    記後退ストロークに等しい大きさの前進ストロークによ
    って、その収容された一定量の液体を、前記液排出通路
    を経て目的とする受液器に供給する形式の液体定量供給
    装置において、前記貯液槽と前記計量シリンダとを接続
    する管路中に、液体は圧送可能であるが気体は圧送不能
    な送液ポンプを接続すると共に、該送液ポンプから該計
    量シリンダに送られる液体の圧力による前記計量ピ文ト
    ンの後退を許容する一方、前進方向へは該計量ピストン
    を強制的に移動させる計量ピストン駆動装置を設け、前
    記送液ポンプが気体を吸い込んで送液不能となった場合
    は必然的に前記計量ピストンが後退を停止するようにし
    たことを特徴とする液体定量供給装置。
JP1979047906U 1979-04-11 1979-04-11 液体定量供給装置 Expired JPS585218Y2 (ja)

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JP1979047906U JPS585218Y2 (ja) 1979-04-11 1979-04-11 液体定量供給装置

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JPS55147619U JPS55147619U (ja) 1980-10-23
JPS585218Y2 true JPS585218Y2 (ja) 1983-01-28

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ID=28930628

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JP1979047906U Expired JPS585218Y2 (ja) 1979-04-11 1979-04-11 液体定量供給装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5215821Y2 (ja) * 1972-08-16 1977-04-09

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JPS55147619U (ja) 1980-10-23

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