JPS5850855B2 - 穿孔機 - Google Patents

穿孔機

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JPS5850855B2
JPS5850855B2 JP6928978A JP6928978A JPS5850855B2 JP S5850855 B2 JPS5850855 B2 JP S5850855B2 JP 6928978 A JP6928978 A JP 6928978A JP 6928978 A JP6928978 A JP 6928978A JP S5850855 B2 JPS5850855 B2 JP S5850855B2
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ハインリツトヒ・ベエ・シエエフエルス
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、一端を駆動装置に連結し、この駆動装置に
より回転可能でかつ軸方向に駆動可能な作動軸と、該作
動軸の他端にこの作動軸と同軸に結合されたケース筒と
、該ケース筒内においてバネ力に抗して変位可能に配置
され、円筒形状の断面の孔を穿孔するための穿孔ヘッド
を支持した穿孔軸と、ケース筒と穿孔軸との相対変位を
可能か不能か選択的に行わせる相対変位作用手段と、ケ
ース筒に固着した細歯支持体であって、該穿孔軸の外側
面に軸線方向に形成した導路内でそのストロークの全長
に亘って案内される細歯支持体と、との細歯支持体に支
持され、軸方向及び側方外方に移動可能な細歯とを備え
、穿孔方向に拡がった孔を穿孔する穿孔機に関するもの
である。
この種の穿孔機は、鉱石材や建築材に、穿孔方向に拡が
った孔を穿孔するために用いられる。
この種の円錐状の穿孔には、例えば高い引張力が作用し
、かつ安定した係接機能を必要とする引張アンカが嵌合
される。
従来公知の穿孔機は、例えば、米国特許(US−ps)
第2013257号公報に示されている。
この種の公知の穿孔機は、多くの欠点を持っており、実
用には供しえないことが認識されている。
したがって、打撃式の穿孔機のみが実用に供しうるよう
な特に硬い石材又はセメントの円錐穿孔に用いることが
できるような穿孔機は事実上存在しないといっても過言
ではない。
捷た、公知の穿孔機では、穿孔粒や穿孔粉は、穿孔を中
断して穿孔機を引抜くことによってのみ排出することが
できる。
そのうえ、公知の穿孔機では、円筒穿孔から円錐穿孔へ
の明確な切換えが行えなかった。
この発明の課題は、上記従来の穿孔機の問題を解消し、
硬軟両方の、したがって全ての工作物に適用可能で、孔
深さが予定の深さに達した際に、所望により確実に、第
1の円筒穿孔から第2の円錐穿孔へと切替えることので
きる作動が確実でかつ長寿命の穿孔機を提供することに
ある。
この課題は、この発明によれば、穿孔軸内に収容されて
いる細歯を、外側に開いた導路内の案内路に沿って案内
する゛ようにすることによって基本的に解決することが
できる。
このことにより、細歯は、著しく硬い鉱石を打撃式穿孔
機で穿孔する場合に作用するような荷重にも耐えること
ができ、必要に応じて進み方向にも後退方向にも変位可
能に保持することができるバネ弾性を有する細歯支持体
の端部に、硬質金属よりなる細歯を支持することが好ま
しい。
この場合、細歯支持体を細歯とともに、細歯導路内にお
いて移動させるようにすれば、打撃穿孔時には細歯とそ
の支持体の間には、何んらの強い荷重が作用することは
ない。
前進駆動力の投入のためには、細歯支持体の細歯とは対
向した端部を、ケース筒に支持されたアンビルで支持す
ることが好ましい。
好ましい駆動力の伝達のためには、少なくとも部分的に
双曲線形状に湾曲させた、比較的薄手の弾性的な細歯支
持体を用いることが有利である。
双曲線形状の力伝達体の下面支持のためには、上記導路
の底部を細歯の案内のために、少なくとも拡大する方向
の双曲線形状とすることが好筐しい。
ゝゝ円錐穿孔”位置に、ケース筒に相対して穿孔軸の軸
方向にかつ外向きに細歯を案内するためには、ケース筒
と穿孔軸との相対変位を可能か不能か選択的に行わせる
相対変位1作用手段を設け、この作用手段により上記相
対変位を可能にする。
こQ相対変位作用手段としては、例えば、ケース筒に相
対して回転可能なカムリングを用いることができる。
このカムリングは、円筒孔の穿孔位置においては、穿孔
軸にのみ軸力を作用させ、第2の円錐孔の穿孔位置では
、その軸力によって細歯を作動させる機能を有する。
特に比較的軟質の工作物用の穿孔機では、解除手段を、
予定の深さに達した際に工作物の上面によって支持され
るような拡がり面をケース筒に形成することによっても
構成することができる。
この種の構造では、例えば、多孔性セメント、石膏材等
の弱い工作物に対して、好ましい円筒孔や円錐孔を穿孔
するのに有利である。
穿孔粉等を確実に除去するためには、穿孔ヘッドと同じ
く軸方向に貫通した穴を有する穿孔軸を用い、該穴を吸
引源に連結することが好ましい。
この場合には、作動軸に回転可能に装着−した吸引口を
設けることが好ましい。
以下、この発明を、実施例を示した図面を参考により詳
細に説明する。
円錐状に拡がった如き円筒状の穴の穿孔のための、第1
図に示す穿孔機の実施例は、特に硬い岩盤もしくはコン
クリートの穿孔用のものであって、中空に形成された作
動軸100つかみ11を、圧搾エア式又は電磁′力学的
な打撃装置のケース内に挿入したものである。
つかみ11はケースに軸方向に摺動自在に収容保持する
とともに、ケースをモータの回転駆動軸に歯車装置を介
して駆動連結する。
しかしこの部分は既知の打撃式穿孔機と同様であるため
図示しない。
作動軸10の周囲にはロータ14を相対回転可能に滑り
嵌めし、ロータの上端のフランジを作動軸10の肩部と
ばねリング13の間に保持し、軸線方向には移動不能に
する。
ただし用語「ロータ」は作動軸10に対して相対回転可
能である点で便宜上ロータと称し、穿孔機の作動時にと
のロータ14自体が回転するものでないと理解されたい
穿孔機の作動時にはこのロータ14内で作動軸10が回
転する。
作動軸の外周に図示のように環状溝を形成し、この環状
孔において連通開口20を設け、作動軸10の中空の内
部室19を環状溝に連通させる。
昔たロータ14には導管15を設は環状溝に対応する位
置で開口させる。
この導管15を介して図示しない吸引源のホースに接続
する。
また環状溝の両側に環状シール17を設ける。このロー
タ14の導管15は、穿孔期間中の穿孔粉塵の吸引に役
立つ。
作動軸10の下端部に固定されたケース筒25の内部に
は、貫通孔31を備えた穿孔軸30が、コイルバネ27
の力に抗して軸方向に変位可能に案内されている。
コイルバネ27の上部は、少なくとも一本のピン64に
よってケース筒25に結合された中間リング65に当接
する一方、その下部は、穿孔軸30の中間フランジ上の
シール29に配置したリング28に当接している。
このコイルバネ27によって、穿孔軸30は常時は、第
1図に示す伸長位置に付勢されている。
下部側に肩32を備えた穿孔軸30は、その下端におい
て貫通孔31内にねじ部を有し、該孔内には、硬い金属
からなる穿孔歯36を備え、穿孔軸30の貫通孔31と
連通ずる円錐状の出口開口を有する穿孔ヘッド35が螺
合固定されている。
第1図に示した穿孔様は、穿孔軸30の下端部に督いて
、直径方向に対向した2つの細歯40を有し、該細歯4
0は穿孔軸30の軸方的に削設された案内溝38内にむ
いて長手方向に移動可能に案内されている。
なお、第1図は、そのI−I線上の横断面の一部のカム
リング68を示す第1a図に■−■線で示した互いに9
0°の角度をなす垂直平面上の穿孔機の縦断面図である
ため、一方の細歯40および案内溝38が図示される。
各細歯40は、バネ鋼等よりなり、少なくとも部分的に
双曲線状に湾曲された可撓性を有する細歯支持体44と
、該細歯支持体44の下端に固定した硬い金属製の硬質
歯47および細歯支持体44の上部を固定するアンビル
42とからなる。
穿孔機から軸力を受けるアンビル42は、ケース筒25
の下端と該下端に螺合固定されたねじリング50との間
に挟持された状態で固定されるとともに、ケース筒25
内において移動可能な穿孔軸30の肩部に向けて弾性的
な拡大部として突出している。
上記硬質歯47は弾性的な細歯支持体44の下端部の斜
面45に溶接固定されている。
このように斜面とすることにより、溶接個所における軸
力の受合い構造をよシ良好なものとすることができる。
第1図から明らかなように、案内溝38の底部は、硬質
歯47を支持した細歯支持体44の端部の下方において
双曲線状に形成され、穿孔ヘッド35方向に外向きに傾
斜している。
この曲線断面は、とくに番号39で指示されている。
円錐状の穴を穿孔する場合には、1ず、ケース筒25内
において穿孔軸30が入り込み、そしてこれにより、細
歯支持体44の端部に支持された細歯4γが、案内溝3
8の底部内において曲線断面部39上に導びかれ、案内
溝38の外向きに拡がった部分に案内され、その結果、
細歯47は穿孔軸30の周囲から徐々に外側に突出し、
その細歯47の突出によう、円錐状の穴が穿孔される。
上記細歯47の案内溝38からの突出位置は、少なくと
も細歯47の部分(図では傾斜面45として示されてい
る部分)が案内溝38の上縁以上には突出しないように
設定されていることに注意すべきである。
この方法により、打撃穿孔時の過酷な荷重を避けことが
でき、したがって、細歯47を保護することができる。
上記ねじリング50は、ボール52゜付勢バネ53及び
切欠きによってねじリング50の内部室内に形成された
一種の保持装置によって、ねじリング50が不用意にゆ
るlないように安定に保持されている。
すでに言及したように、第1図に示した穿孔機は、二通
りの駆動方式によって駆動される。
即ち、穿孔ヘッド35による円筒穿孔と、外側に拡るよ
うに案内された細歯機構40による円錐穿孔である。
駆動方式は、その周囲に外筒74が取付けられ、手動回
転で、円筒穿孔位置と円錐穿孔位置の間で切替えうるよ
うになったケース筒と穿孔軸との相対変位を可能か不能
か選択的に行わせる相対変位作用手段としての位置リン
グ73の位置に依存して決められる。
この両駆動位置間の回転角は、位置リング73の内側で
ケース筒25の周囲に削設されたーもしくはそれ以上の
周囲スリット71と、該各スリット71に嵌合するピン
69とによって決定される。
第1図には、単に一つしか示していないが、各ピン69
は、ケース筒25の内側に位置した位置リング73のカ
ップリング及び、第1a図、第1b図に分けて示したカ
ムリング68に係合している。
このカムリング68は、それによって穿孔軸30の上部
小径端部を貫通させた中心孔及び直径方向に対向し、9
00以下の扇形状を有する2つの選択孔部70からなる
第1図に示すように、カムリング68の下部には穿孔軸
30のフランジが設けられ、該フランジは、二つの扇形
状のフランジ部62を形成するように部分的に切欠かれ
ている。
各フランジ部62の下部には下部切欠61が設けられ、
該切欠61によって穿孔軸30がケース筒25に相対し
て送られたときに、ピン64を軸方向に送り可能にガイ
ドするとともに、切欠61とピン64とによりケース筒
と穿孔軸との相対回転を阻止する穿孔軸30の端部には
、バネリングによって支持され、作動軸10の内部室1
9に対してシールするりツブシール59を備えている。
穿孔に際しては、1ず、位置リング73がそのゝゝ円筒
穿孔位置“に合わされ、カムリング68は穿孔軸30に
対して第1a図に示す相対位置、即ち、カムリング68
の残存孔部70がフランジ部62とは離れた位置に保持
される。
この作用位置では、穿孔軸30のケ・−ス筒25に対す
る軸線方向上方(図面で見て)への相対移動はフランジ
部62がカムリング68の残存部に衝合することによっ
て阻止され、従って、ケース筒に固着された細歯支持体
44と穿孔軸30との相対移動を生ぜず、細歯40は穿
孔軸の案内溝38内に引込んだ状態に保持され、穿孔ヘ
ッド35の穿孔歯36による円筒穿孔が行われる。
これと同時に穿孔ヘッド35の前方の穿孔粉は、穿孔ヘ
ッド35に設けた円錐状の開口3γ、穿孔軸30の貫通
孔31、作動軸10の内部室19、ロータ14の導管1
5を経て、図示しない吸引源に吸引される。
好ましい深さ1で円筒孔を穿孔した段階で、穿孔機は一
旦停止され、位置リング73は、第1b図に示した穿孔
軸30に相対する位置1で約900だけ回転される。
カムリング68は、両切替位置のいずれかに定位する。
このため、カムリング68の下側に突起66を備えてお
り、該突起66はピン64によりケース筒25に固定さ
れる中間リング65の対応する切欠きに掴持される。
このカムリング68のゝゝ円錐穿孔位置“に耘いては、
カムリングの選択孔部70が穿孔軸のフランジ部62に
整合し、従って穿孔軸30はカムリング68により阻止
されずにケース筒25に対して軸線方向上方に相対移動
し、ケース筒25は穿孔軸30に対して軸線方向下方に
相対移動することができるようになる。
即ち穿孔軸30は工作物の底面により軸線方向の移動を
阻止されてこの相対移動を生ずる。
”円錐穿孔位置“に保持して穿孔機10を再び回転駆動
し、打撃作動し、穿孔軸30が円筒孔内において再び駆
動されると、ケース筒と穿孔軸との相対移動により打撃
作動の軸力は穿孔軸30を通過して、ケース筒25を介
して細歯40に伝達される。
細歯支持体44の下端は細歯47とともに、案内溝38
の双曲線状の曲線断面39上を、円錐孔の穿孔が可能な
ように予じめ設定した傾斜面に沿って穿孔ヘッドの方向
に向って摺動し、これによって細歯47は半径方向外方
に変位し、案内溝から突出して穿孔ヘッドの穿孔歯36
よりも半径方向外方に歯先が徐々に突出することによっ
て円錐穿孔を行う。
このとき穿孔軸30は円錐孔内で回転駆動され、穿孔ヘ
ッド35の外周部に生成される孔内に円錐穿孔による穿
孔粉が落下し、この落下した穿孔粉を上述したように開
口37および貫通孔31を経て吸引排出する。
第1C図に、位置リング73およびピン69を第1図に
示す状態から900回転したときのカムリング68の位
置(円錐穿孔位置)を示す第1b図で■−■線で示した
互いに90°の角度をなす垂直平面上の穿孔機の縦断面
図を示し、ケース筒25と穿孔軸30とが軸線方向に相
対変位した状態を示す。
第2図及び第3図に夫々示した実施例は、第1図に示し
た実施例とはX゛同じで対応する部分を有するが、僅か
に異なる寸法諸元を有し、夫々W′及び’B ’−c示
す部分で特徴づけられる変更部分を有している。
したがって、第2図及び第3図の実施例に関する記載は
、第1図に示した実施例の構造及び作用と同様の部分に
関して、簡単のため省略する。
第2図に示す実施例は、ボーランドセメント。
石膏等の比較的弱い工作物に、円筒状もしくは円錐状の
孔を形成するための穿孔機を示すものである。
軸つかみ11aを備えた中空の作動軸10aには、作動
軸10aの中空室19に連通開口20を介して連通ずる
導管15を取付けたロータ14が装着されている。
作動軸10aに螺合固定されたケース筒25aと、該ケ
ース筒り5a内において軸方向に変位可能に保持され、
その下端に、歯36a及び中心ドリル89を有する穿孔
ヘッド35aを支持した穿孔軸30aとの間には、コイ
ルバネ27aが巻装されている。
作動軸10aの横穴には、ピン64aが嵌合され、保持
リング79によって外側から支持されている。
このピン64aは穿孔軸30aの長手方向の切欠に嵌合
するとともに、第2図に示し、また以下に説明する円錐
穿孔に関係する第2の端部姿勢をとりうるように決めら
れている。
第1図に示した実施例とは異なり、第2図及び第3図に
示す実施例では、1円筒穿孔“からゝゝ円錐穿孔“への
切替えは、手動でなく、位置リングによって、予じめ定
めた円筒孔深さに達した後自動的に行なわれる。
これら第2または第3図の実施例にち・いては、ケース
筒と穿孔軸との相対変位を選択的に可能にする相対変位
作用手段を、穿孔軸30に対してボールベアリング84
を介して回転自在に取付けたカバーリング86により構
成する。
2円筒穿孔“から2円錐穿孔“に自動的に切換るのはこ
のカバーリング86の位置に基づく。
工作物が脆い材料の場合、カバーリング即ち位置リング
86が工作物の上面に衝合する深さ捷では、ケース筒と
穿孔軸とはほぼ一体に駆動され、相対変位せずに穿孔ヘ
ッドの穿孔歯により円筒穿孔が行われる。
カバーリング86が工作物の上面に衝合した後は、穿孔
軸30は工作物に対してもはや軸線方向に移動せず、不
動の穿孔軸30に対してケース筒25aが、カバーリン
グ86に接触する1で相対移動を生ずる。
この相対移動により、ケース筒25aに固着した細歯支
持体44aが穿孔軸の案内溝38aの傾斜面39aに案
内され、細歯47は穿孔ヘッド35aの穿孔歯36aを
越えて徐々に半径方向外方に変位し、円錐穿孔を行う。
この方法によれば、円筒穿孔から円錐穿孔への自動切替
えが可能となり、穿孔を中断する必要はなくなる。
第2図に示す実施例では、細歯支持体44aの上部は斜
めに折曲されるとともに、ケース筒25aとその外周に
螺合されたねじリング50aとの間に挟持されている。
第2a図から明らかなように、穿孔ヘッド35aはその
前面に、穿孔軸30aの貫通孔31に連通し、穿孔粉を
該孔に導入する側部の2つの吸込開口37aを有してい
る。
この場合、円錐穿孔では、穿孔ヘッド35aは回転する
がそれ以上は下降されないので、穿孔に際[−7で生成
され落下する穿孔粉は、上記吸込開口37aから吸込渣
れる。
穿孔が終了したときには、穿孔軸30aは、バネ27a
によって、第2図に示す正常位置に再び復帰される。
対応した曲線によって、弾性的な細歯支持体44aは、
細歯47に関して円錐穴形状に見合った力学的変位を与
える。
第2図に明らかな如く、カバーリング86はベアリング
84とともに、穿孔軸30aの先端部の拡大脚部82の
周囲に固着される。
この一部82には直径方向に互いに対向する位置で軸線
方向に延びる案内溝38aを設け、これら案内溝38a
に細歯支持体44aを摺動自在に収容する。
細歯支持体44aが案内溝38aから逸脱するのを防止
するため脚部82の上部の外周をカバーリング86によ
り包囲する。
このため、側歯穿孔機構40aは、ベアリング84の内
側において貫挿することができる。
第3図に示す実施例は、第2図に関連して前述した実施
例とほぼ同じであり、また、一層脆弱な多孔性の工作物
の加工に好適な穿孔機である。
第3図の断面図で示すように、穿孔軸30bの軸方向胴
部に長い部分にわたり対向するよう比較的長尺の細歯支
持体44bを作動軸10bに設け、該支持体44bはそ
の上部が固定されて督らず、軸方向に貫通して案内され
、保持リング92と作動軸との間にセットねじ93によ
って固定されている。
この実施例では、上述の実施例とは相異して、細歯47
bをその支持体44bの斜面には支持せずに、その側面
に剛に固定されている。
その代りに、細歯47bが固定された細歯支持体44b
の端部の内面は、案内溝38bに形成された傾斜面39
bと平行になるように傾斜している。
穿孔軸30bの内方側の軸胴部の長い部分にわたり周囲
にばね27bを配置し、また穿孔軸30bの先端部には
脚部82bを取付け、この一部82bは上方に延びる筒
状の壁部を有し、この筒状壁部によりばね27b$−よ
び穿孔軸30bの軸胴部を包囲する。
この筒状壁部の直径方向に互いに対向する外側面に軸方
向の案内溝38bを設け、更にこれら案内溝の底面に先
端に向って末広の断面となるような傾斜面39bを設け
る。
これら案内溝38bに長尺の細歯支持体44bを収容し
、案内溝から逸脱するのを阻止するため第2図の実施例
と同様にカバーリング86bにより脚部82bの上端部
を包囲する。
カバーリング86bのためのベアリング84bは第2図
の実施例と同様にフランジ81bに圧着させる。
オた作動軸10bには管状の中間ケース95を取付け、
ばね27bおよび穿孔軸30の軸胴部を包囲するととも
に、管状中間ケース95の先端を脚部82bの筒状壁部
の内面に摺動自在に嵌合させる。
また管状中間ケース95の内面にばばね27bが圧着す
る支持リング100を取付ける。
この支持リング100は作動軸10bの薄い筒状壁部9
9の前端面に当接する位置に設ける。
平素はね27bにより支持リング100、従って中間ケ
ース95および作動軸10bを穿孔軸30に対して相対
的に上方に押上げた位置に偏倚する。
この上方偏倚は穿孔軸30bの軸胴部に設けた肩部によ
って制限される。
石灰質の軽建築材、例えば、多泡性セメント。
多孔板等のためには、穿孔粉に硬い粒子がないので、穿
孔ヘッド35,35a及び35bにはクロムメッキを施
すことが好ましい。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の第1の実施例に係る穿孔機の軸方
向断面図、第1a図及び第1b図は夫々第1図のL−I
線断面に対応したカムリングの作動位置を夫々示す断面
説明図、第1c図は、カムリングが第1b図の状態にあ
るときの■−■線で示す互いに90°の角度をなす垂直
平面上の穿孔機の縦断面図、第2図はこの発明の第2の
実施例を示す穿孔機の軸方向断面図、第2a図は第2図
のA方向矢視図、第3図はこの発明の第3の実施例を示
す穿孔機の軸方向断面図、第3a図は第3図のA方向矢
視図である。 10.10a、10b・・−作動軸、25,25a。 25b・・・ケース筒、30,30a、30b・・−穿
孔軸、35,35a、35b−・−穿孔ヘッド、44゜
44a、44b−側歯支持体、47 、47a、47b
・・・細歯、15・・・連結管、31・・・貫通孔、6
8・・・カムリング、86,86b・・・支持リング。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 一端を駆動装置に連結し、この駆動装置により回転
    可能でかつ軸方向に駆動可能な作動軸と、該作動軸の他
    端にこの作動軸と同軸に結合されたケース筒と、該ケー
    ス筒内においてバネ力に抗して変位可能に配置され、円
    筒形状の断面の孔を穿孔するための穿孔ヘッドを支持し
    た穿孔軸と、ケース筒と穿孔軸との相対変位を可能か不
    能か選択的に行わせる相対変位作用手段と、ケース筒に
    固着した細歯支持体であって、該穿孔軸の外側面に軸線
    方向に形成した導路内でそのストロークの全長に亘って
    案内される細歯支持体と、との細歯支持体の先端に支持
    した細歯とを備え、上記導路の底面を、穿孔軸の縦断面
    で見て穿孔ヘッドに向うにつれ穿孔軸の軸線から徐々に
    離れるよう傾斜させ、上記細歯支持体をバネ弾性体によ
    り構成し、上記相対変位作用手段によりケース筒と穿孔
    軸との相対変位が可能になるときの相対変位によって、
    細歯支持体を導路内で軸方向に摺動案内して細歯を半径
    方向外方に変位サヒ、との細歯を穿孔ヘッドの歯より絆
    径方向外方に徐々に突出させて穿孔方向に徐々に拡張す
    る孔を穿孔するよう構成したことを特徴とする穿孔機。
JP6928978A 1978-06-07 1978-06-07 穿孔機 Expired JPS5850855B2 (ja)

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