JPS58501318A - バンクノート又はその他のセキュリティートークン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、銀行券（ｂａｎｋ−ｎｏｔｅ）　、旅行者小切手、株券正本（ｓｈａ ｒｅ　５ｃｒｉｐｔ）　、身分証明書等のような紙状の「セキュリティートーク ン（ｓｅｃｕｒｉｔｙ　ｔｏｋｅｎ）　Ｊのデザイン、構造及び製造に関する。

本発明は、高安全性の、即ち偽造が非常に困難な、耐久性トークンを供すること を目的とする。

背景技術 我々の先願であるオーストラリア特許第４８８６５２号には、セキュリティート ークン、特に銀行券の製造についての新規なアプローチが開示さており、従来の 銀行券が偽造に関して直面する重大な問題が記載されている。特許第４８８６５ ２号に開示されたセキュリティートークン又は銀行券は、不透明の熱可り性シー ト材料の基材に、織もしくは不織の熱可塑性繊維のウェブに密接に接着せしめて 成り、前記基材に所望通りの印刷をし、その上に−もしくはそれ以上の光学的に 可変な安全装置を接着せしめてなる。繊維ウェブは銀行券に耐久性、耐破砕性及 び引裂強度を与えるのに使用される。その光学的可変性が光の透過に依存する、 セキュリティーデバイス（例えばモワレパターン）を使用した場合には、基材に 孔を開け、デバイスを挿入し、そしてそこへ（透明な）プラスチノクシート材料 の層を更に接着することが必要であった。

このようにして製造された銀行券の試料は耐久性及び安全性の点で最も満足裡に その性能を発揮するが、それらは複雑で比較的高価である。更に、透過性安全デ バイスが基材のポケットに挿入されると、弱くて高応力の場所が生して、耐久性 及び安全性の両方が低下する。

発明の開示 我々の先願特許第４８８６５２号に記載されたようなセキュリティートークンの ように耐久性及び安全性を有する銀行券を、中心繊維ウェブの複雑性及び高価性 を伴うことなく且つ透過性セキュリティートークンを使用した場合に従来必要で あった損傷不連続性を必要とすることなく、製造できることを見出した。

従来の銀行券の偽造に対する弱点は、抄紙、印刷及び光型彫り技術の著しい発展 に起因しているものと思われる。本発明によって採用された前記問題に対するア プローチは、我々のオーストラリア特許第４８８６５２号におけるように、光型 彫り技術による光学的に可変なデバイスの模造の困難性に基づくものである。

従って、本発明の銀行券（又はその他のセキュリティートークン）は、プリント された又はその他の照合用標章を有し且つ安全模様又はデバイスを有し、且つ少 なくとも一つの光学的に可変なセキュリティーデバイスを有する、薄いシート状 基材から成り、前記基材が熱活性化接着剤被覆及び不透明化被覆を有する透明な 二軸配向高分子複合フィルムからなり、そして前記基材、標章及び安全模様又は デバイスが基材に堅く熱接着された高分子材料の透明保護フィルムで覆われてい ることを特徴とする。

光学的に可変なデバイスの使用は必須ではないが、基材は透明な二軸配向高分子 フィルムの二又はそれ以上の層の積層体からなることができ、各々の層は両側を 熱活性化接着層で被覆される。或いは、基材は適当な単一層フィルムとすること ができ、それは市販品質のものを利用することができる。

好ましくは、前記基材は両側を、少ない割合の架橋高分子バインダー中の多い割 合の顔料からなる不透明化顔料被覆で被覆することができ、前記不透明化被覆は 、光学的に可変なデバイスを配置することができる、少なくとも一部の非被覆透 明部分をフィルム中に残すように通用する。複合基材の適当な位置に光学的に可 変なデバイスをホットスタンピングし、基材の両側にプリントし、そして両側を 透明な保護フィルムで覆うことも好ましい。前記のようにして形成された銀行券 又はセキュリティートークンのすべての成分は堅く一体的に接着されている。（ 勿論、プリント前又は後にデバイスを通用することができる。） 表示値の低い銀行券又はトークンには光学的に可変なデバイスを含ませる必要が ないことはいうまでもない。しかしながら、そのような銀行券なども本発明の範 囲内であり、光学的に可変なデバイスの使用は、その銀行券の透明領域への通用 は銀行券のいずれの側からの読み取りをも可能にし且っ−例えばモワレ格子（Ｍ ｏｉｒｅ　ｇｒａｔｉｎｇｓ）−のような光の透過効果の使用を可能にするので 好ましい。モワレパターン及び回折格子からなる光学的に可変なデバイスは我々 の前述のオーストラリア特許に記載した通りである。

本発明は、接着剤被覆二軸配向高分子材料の少なくとも二枚のフィルムを一緒に 熱積層し、複合ノートの少なくとも一方の表面を少ない割合の熱活性化架橋高分 子バインダーと結合した多い割合の一種又はそれ以上の顔料物質を含む不透明化 層で被覆して透明複合体高分子基材を形成し、前記基材をプリント機械を通して 前記不透明化被覆上に標章をプリント４ し、（プリン１−市又は後のいずれかに、好ましくは後に）基材１−に少なくと も−・つの光学的に可変なデバイスをホットスタンピングし、そして次にプリン ト基材の両側を高分子材料の透明保護層で被覆する基本工′程を含んで成る銀行 券又はその他のセキュリティー１−−クンを製造する方法をも含む。

銀行券又はその他のトークン内にセキュリティーデバイスを含ませることに伴っ て生しる不連続性を最少にするために、基材は典型的にはに０ミクロンと８０ミ クロンとの間の厚さとすることができ、−ノｊ光学的に可変なセキュリティーデ バイスは２ミクロンと８ミクロンとの間とすることができる。

このようなデバイスは我々の係属中のオーストラリア特許出願第１１　Ｆ　０３ ８４号及び第ＰＦＯ３８６号に従って形成することができる。

その上・うなデバイスを取り扱うためには、デバイスは転写箔ｌ−に９載させる 、二とが必要であり、ホットスタンピングプロセスにより、これらのデバイスを 箔から基材上に転写することは本発明に従−２だ好ましいものである。また、前 記の係属中の特許出願から明らかなように、セキュリティーデバイスは転写箔− Ｌに分離した個体として形成する必要はなく、転写箔トー１乙こ連続的な光学的 に可変な被覆として好適に形成することができ、そのある部分は基材の所定の位 置に転写することかできる。

従って、本発明は、 （前述のタイプの）高分子基材のプリントシートを一対のロールのニップに供給 する手段、 光学的に可変な材料の薄い被覆を有する転写箔を、前記基材と一緒に前記被覆を 基材に隣接するように前記ニップを通して供給する手段、 浮出しバッドの一つが前記転写′Ｗ３（又は基材）と接触した。

場合に被覆の一部が基材に転写するよう加熱される前記ロール表面の浮出しバッ ド、並びに 前記バッドを前記基材の所定箇所にプレスして前記被覆部分が転写されるよう前 記バッド（及び前記被覆部分）を位置決めするように、基材の位置を検知してｉ ＩＩ記一方のロールの回転を遅延又は加速する割出手段 から成る銀行券及びその他の薄いセキュリティートークンの製造装置をも含む。

本発明の性質を更に記述するために、以下に単なる例示として具体的態様につい て説明する。以下の記載においては、添付図面を参照する。

図面の簡単な説明 第１図は銀行券基材の製造に適した積層被覆及び乾燥プロセス及び装置の図面表 示であり、 第２図は特定の態様の基材上に転写箔から光学的に可変なデバイスを転写する装 置の図面表示であり、第３図は第２図の基材及び転写箔を詳細に示す細部断面図 本発明の選定した具体的態様は、高耐久性及び安全性であって、しかも容易に大 量生産できる銀行券の製造に関する。

この特定の態様の銀行券は、それがモワレ格子又は回折格子のような光学的に可 変なデバイスを組み入れた透明部分又は窓を有する以外は、従来の紙製銀行券の 外観及び感触を有する。しかしながら、前記デバイスの組み込みにも拘わらず、 前記銀行券は１少なくとも表面的には一均一な厚さのように見え、非連続的でな く、硬い挿入物等のように見える。前述の如く、前記銀行券は、基本的には、そ の表面に非常に薄い可撓性の光学的に可変なデバイスをホットスタンプした窓を 残して、顔料被覆を施した透明な基材からなる。次いで、銀行券全体は各側面を 、よごれ、脂及び一般的な溶剤に対して耐性で、且つ窓の露出表面及び光学的に 可変なデバイスの露出表面を保護する、薄（透明な保護被覆で覆う。

特に添付第１図を参照するに、基本的な基材材料が連続ストリップ又はウェブと して図示されている。図示の基材は、基本的には、各側面に熱活性化ポリオレフ ィンの薄い皮膜を被覆した、三枚の２４ミクロン厚の高分子フィルムシート１０ ゜１２及び１４の積層体からなる。この三枚のシーＩ−は、それらが一体に接着 した積層体１８を形成するように、一対の加熱カレ〉・ダーロール１６を一緒に 通す。この積層体は、淡い色のプリントインクの均一な皮膜を積層体１８の両表 面に通用して基材２４を形成するニセノトのプリンティングロール２０を通し、 そして乾燥炉２２に導き、そこで被覆を乾燥し、硬化させる。

好まし７くは、前記被覆工程に先立って、積層体１８は、それ＼の不透明化イン クの付着を改良するために、公知の表面処理を施され乙。適当な処理はコロナ放 電の使用であり、これは第１図に２５で図示した。処理積Ｉ一体は熱活性化され た架橋性高分子材料のバインダー又はキャリヤー内に分散された二酸化チタンの ような顔料からなる顔料含有被覆でコーティングする。位１ｆ２０における基＋ ４の被覆において、透明な窓が、その内に後にセキュリティーデバイスが挿入さ れる、各銀行券に対応する間隔で残される。

第１図について説明したようにして基材が製造された後、銀行券の製造に通常使 用される高品質のプレスによって印刷される。シート供給プレスを使用する場合 には、基材ウェブは供給のために切断されるが、そうでない場合にはそのまま直 接ウェブ供給プレスに供給することができる。

印刷後、ウェブ又はシートは本発明に従って製作された装置に供給され、そこで 光学的に可変なデバイスが部分的に完成した銀行券の窓部にホットスタンプされ る。この特定の態様では、プリントされたシート又はウェブ２４ば一対のロール ２６及び２８のニップ間を通して転写箔３０と一緒に（そして同し速度で）供給 される。シート又はウェブ２４の幅方向に複数の銀行券を印刷するのが通例であ るが、この場合にはソート又はウェブの横方向に正確に一列に並んだ各列に銀行 券の透明な窓を容易に配列させることができる。即ち、個々の転写箔３０はノー トの幅方向の各銀行券に対して転写される。

本発明に従えば、上部ロール２６はその表面に各転写箔３０と調和した一連の浮 出しバッド２９を有し、この浮出しバッド２９はシート２４上の印刷銀行券の窓 部間の長平方向の間隔と正確に対応する直線距離だけ離間している。全一上部ロ ール２６又は個々の浮出しバッド２９のいずれかは、それらが回転した時に、シ ート２４に転写箔を堅くプレスして光学的に可変なデバイスの転写箔表面からシ ートへの転写を行なわせるよう、加熱される。転写箔の詳細については前記した 我々の係属中の特許出願に記載した通りであるが、第３図にそれを例示する。こ の例においては、光学的に可変なデバイス３２ば、その表面中に回折格子を押印 し且つその表面−Ｌにアルミニウムの薄い皮膜（１ミクロン未満）を付着せしめ て反射性回折格子を形成せしめた、アクリル共重合体のような軟らかい熱可塑性 材料の３〜５ミクロンの層からなる。このメタライス表面上に、更Ｑこアクリル 共重合体の層を熱活性化転写媒体として付着せしめる。この熱活性化転写媒体は キャリヤーからの薄い複合箔の基材−トへの転写及び接着を容易にする。この転 写を容易にするためには、ロール２８は冷却するのが好ましい。

シート２４上へ印刷された銀行券の横方向の整列は適当なガイド及びソートの正 確なトリミングによって達成することができるが、窓内−・の転写デバイスの長 手方向の位置合せは、連続Ｓ７エブの伸縮又は別々のシートの取り出しにおける 僅かな変動を補償する調節が必要となる。この目的のために、本発明に従えば、 シート２４の端部に印刷或いは形成された一連の位置決めマークを検知する検知 器３４が設けられており、前記マークは印刷された銀行券の透明な窓と一定の位 置比例関係を有する。検知器３４からの出力はコンパレーター／コントローラー ３６に送られ、その中にロール２６の軸に連結した軸位置エンコーダー３８から 信号が供給される。コンパレーターはバッド２９と銀行券の窓との間の一致又は 不一致の程度を指示する信号を発生するよう適合化されている。このコンパレー ターからの信号は、次に、駆動モータ４０に送られて所望の整列を適当に維持す るようにロール２６の角度位置を調節する。

最後に、光学的に可変なデバイスを有するシート又はロール状の印刷銀行券は、 更に、カレンダー又はコーティングプロセスにかけられ（図示していない）、そ こで透明な高分子材料の薄い保護被覆をシートの両面に施される。この被覆は、 耐よごれ性及び耐溶剤性の外側皮膜の形成と、光学的に可変なデバイスを所定の 位置に堅く接着し且つ前記表面を機械的損傷から保護することの組合せ目的を達 成する。この最終コーティング操作の後、完成銀行券は一般的様式で切断するこ とにより分離される。

産業上の利用性 券発行機関によって経済的コストで大量生産できる、耐久性を有する、安全な銀 行券が特定の態様について述べた装置及びプロセスによって製造できることが当 業者によって了解されるものと思う。しかしながら、本発明の範囲を逸脱するこ となく、前記したシステムに多くの変更や改変を加えることができる。

以下余白 国際調査報告 第１頁の続き ０２発　明　者　ブレッド・ロバート・アランオーストラリア・ザ・ステイト・ オブ・ビクトリア３１４９マウント・ワバーレイ・マクラレン・ストリート３２ ■出　願　人　リザーブ・バンク・オブ・オース１〜ラリア オーストラリア・ザ・ステイト・オブ・ニュー・サウス・ウェーホス２０００シ ドニイ・マルチイン・ブレイス６５

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ■、印刷された又はその他の照合用標章を有し且つ安全模様又はデバイスを有す る、薄いシート状基材がら成る銀行券又はその他のセキ二′リティートークンに おいて、前記基材が熱活性化接着剤被覆及び不透明化被覆を有する透明な二軸配 向高分子複合フィルムからなり、且つ前記基材、標章及び安全模様又はデバイス が基材に堅く熱接着された高分子材料の透明保護フィルムで覆われていることを 特徴とする銀行券等。 ２、基材自体が、それぞれ熱活性化接着剤層でそれぞれの側を被覆された、透明 な二軸配向高分子フィルムの二又はそれ以上の層の積層体からなることを更に特 徴とする請求の範囲第１項に記載の銀行券等。 ３、前記不透明化Ｎ１覆が基材の両側に通用され且つ多い割合の顔料と少ない割 合の架橋高分子バインダーからなることを更に特徴とする請求の範囲第１項又は 第２項に記載の銀行券等。 ４、前記不透明化被覆が非被覆透明部分を残すように通用されていることを更に 特徴とする任意の先行請求の範囲に記載の銀行券等。 ５、セキュリティーデバイスが基材にその透明部分において熱接着された光学的 に可変なデバイスからなることを特徴とする請求の範囲第４項に記載の銀行券等 。 ６、その透明部分において基材に熱接着された光学的に可変な複合透明デバイス を形成する基本工程を含んで成る銀行券又はその他のセキュリティートークンを 製造する方法。 ７、接着剤被覆二軸配向高分子材料の少なくとも二枚のフィルムを一緒に熱積層 し、生成複合シートの少なくとも一方１ の表面を少ない割合の熱活性化架橋高分子バインダーと結合した多い割合の一種 又はそれ以上の顔料物質を含む不透明化層で被覆して透明複合体高分子基材を形 成し、前記不透明化被覆上に標章をプリントし、（プリント前又は後のいずれか に）基材上に少なくとも一つの光学的に可変なデバイスをホットスタンピングし 、そして次にプリント基材の両側を高分子材料の透明保護層で被覆する基本工程 を含んで成る銀行券又はその他のセキュリティートークンを製造する方法。 ８、前記光学的に可変なデバイスが転写箔によって及び転写箔上で基材の上方位 置に運ばれ、そしてホントスタンピングにより転写箔から基材上に転写され、不 透明化被覆が基材上に非被覆透明部分を残すように通用され、そしてこの部分に 光学的に可変なデバイスがホットスタンピングによって適用されることを特徴と する請求の範囲第６項に記載の方法。 ９、　（前述のタイプの）高分子基材のプリントシート（２４）を一対のロール （２８）及び（２８）のニップに供給する手段、光学的に可変な材料の薄い被覆 を有する転写箔（３０）を、前記基材と一緒に前記被覆を基材に隣接するように 前記ニップを通して供給する手段、 浮出しパットの一つが前記転写箔（又は基材）と接触した場合に被覆の一部が基 材に転写するよう加熱される前記ロール表面の浮出しパッド（２９）、並びに前 記パットを前記基材の所定箇所にプレスして前記被覆部分が転写されるよう前記 パッド（及び前記被覆部分）を位置決めするように、基材の位置を検知して前記 一方のロールの回転を遅延又は加速する検出手段（３４）から成る銀行券及びそ の他の薄いセキュリティートークンの製造装置。 １０．添付図面を参照して本明細書に実質的に記載した銀行券、セキュリティー トークン等。 １１、添付図面を参照して本明細書に実質的に記載した銀行券、セキュリティー トークン等の製造方法。 １２、添付図面を参照して本明細書に実質的に記載した銀行券、セキュリティー トークン等の製造装置。