JPS5849573Y2 - 電池ケ−ス - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本案は携帯電灯等の筐体内は収納する電池ケースに関し
、特に電池ケースを筐体に収納した状態で固定する固定
螺子を、電池ケースの筐体からの引き出し用ノブに兼用
するようにしたものである。

以下、本案の電池ケースを該電池ケースを備えた携帯電
灯に基き説明する。

１は後部ケース２とレンズ３からなる携帯電灯の筐体で
内部に電球４、反射板５、電源スィッチ６を収納してい
る。

７はこの筐体１外壁に開口８を有する収納凹所で、電池
押え用突部９と電池ケース位置決め用突部１０と受電用
壁面１１で取り囲まれており、さらにこの壁面１１１こ
は一対の摺動接片１２，１２’が配設されている。

１３は樹脂製の上面開口の電池ケースで、２本の電池１
４．１４を並置して収納する広さを有した収納部１５を
有し、この収納部１５の底面１６には前記一対の摺動接
片１２，１２’に摺接する一対の弾性リード板１７ 、
１７’が取付けられ、このリード板１７．１７’は電池
１４．１４の正極と負極に接触される。

また１８は二本の電池１４゜１４の負極と正極を連絡す
る中間リード板である。

１９はこの電池ケース１３を前記凹所７内に収納した状
態で筐体１に外方から固定する固定螺子で、電池ケース
１３を貫通した遊挿孔２０の径Ａより大径Ｂの頭部２１
と、前記電池ケース１３より後方に突出し、前記遊挿孔
２０の径Ａより小径Ｃの先端螺子部２２と、これらを連
絡すると共に該先端螺子部２２の径Ｃより小径りにて螺
子の切っていない連絡軸部２３と、よりなっており、前
記遊挿孔２０内の一部をさらに小径にして該連絡軸部２
３のみを遊挿するようにした狭口部２４にこの連絡軸部
２３を挿通ずることにより該螺子１９の抜けを防止する
と共に、この先端螺子部２２を前記凹所７の電池ケース
位置決め用突部１０の螺子穴２５に螺子止めして固定す
るものである。

而して該電池ケース１３の収納部１５に二本の電池１４
，１４を収納し、該電池ケース１３を筐体１の開口８か
ら収納凹所７内に収納して固定螺子１９を電池ケース位
置決め用突部１０に螺子止めすることにより該電池ケー
ス１３が筐体１内に固定され、此時正・負の弾性リード
板１７ 、１７’が収納凹所７の一対の摺動接片１２
、１２’に摺接し、筐体１内に給電し、一方電池の取替
時には固定螺子１９を緩めて該螺子１９の頭部２１を引
張れば、先端螺子部２２が狭口部２４に当接するので電
池ケース１３を筐体１の凹所７から引張り出すことがで
きる。

本案の電池ケースは以上の如くなっており、特に筐体に
形設した収納凹所に挿脱自在に収納すると共に該収納凹
所に収納した状態で外側から固定する固定螺子を有し、
この固定螺子は遊挿孔の径より大径の頭部と、先端螺子
部と、これらを連絡すると共に先端螺子部より小径の連
絡軸部と、よりなり、該連絡軸部のみを前記遊挿孔の狭
口部に遊挿しているので、この固定螺子の頭部を引張る
だけで電池ケースが筐体の収納凹所から引張り出すこと
ができ、電池ケースの筐体からの取り出しを極めて容易
に行なうことができるという効果を有する。

さらに本案に依れば電池ケースの筐体への固定用の固定
螺子を電池ケースの収納凹所からの引き出し用のノブに
兼用したのでば新らたな引き出し用ノブを電池ケースに
設ける必要がなく、従って製造費用の低減化に寄与でき
る。

【図面の簡単な説明】

図面は何れも本案の電池ケースを備えた携帯電灯で、第
１図は全体の後方斜視図、第２図は縦断面図、第３図は
第１図に於けるＡ−Ａ’断面図、第４図はイは電池ケー
ス上面図、口はその底面図、第５図は電池ケースの引張
り状態に於ける要部の作動図、第６図は電池ケースを外
した状態の全体の要部断面図である。 ７・・・・・・収納凹所、１３・・・・・・電池ケース
、１５・・・・・・収納部、１９・・・・・・固定螺子
、２０・・・・・・遊挿孔、２１・・・・・・頭部、２
２・・・・・・先端螺子部、２３・・・・・・連絡軸部
、２４・・・・・・狭口部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 筐体に形設した収納凹所に挿脱自在に収納すると共に該
   収納凹所に収納した状態で外側から固定する固定螺子を
   有し、この固定螺子は遊挿孔の径より大径の頭部と、先
   端螺子部と、これらを連絡すると共に先端螺子部より小
   径の連絡軸部とよりなり、該連絡軸部のみを前記遊挿孔
   の狭口部に遊挿してなる電池ケース。